
太陽堂には、目の病気でお悩みの方に数多くお越しいただいています。
このページでは、太陽堂が目の病気をどう考え、どこを見て漢方薬を組み立てているかをお話しします。緑内障・網膜色素変性症・加齢黄斑変性・中心性網膜症・飛蚊症・ドライアイなど、目の病気には多くの病名がありますが、太陽堂では「血・水・筋」の3つから体の側を見ていきます。
【このページの結論:太陽堂が考える眼科疾患】
- いちばん大事にしていること: 病名よりも、「血(血流)・水(水流)・筋(筋肉)」のどこが乱れているかを見ます。
- あわせて見るもの: 眼科での診断結果と検査数値(眼圧・視野・眼底・OCTなど)を、お持ちの方には見せていただきます。
- 漢方の考え方: 原因(眼の酷使・ストレス・老化)と「血・水・筋」に合わせて漢方薬を組み立て、自律神経や自己回復力を整える漢方薬を重ねます。眼科の治療との併用が基本です。
- 病名ごとの詳しいお話: 緑内障・網膜色素変性症・加齢黄斑変性・中心性網膜症・飛蚊症・ドライアイなどは、それぞれの専門ページにまとめています(このページの下にご案内があります)。
太陽堂が眼科疾患で重視するのは「血・水・筋」の3つ
眼(眼球)は外界からの光刺激を電気信号に変えて「見える」という感覚に繋がります。
眼の構造は複雑であり、様々な疾患名がありますが、太陽堂では大きく「血(血流)・水(水流)・筋(筋肉)」の3つに分けて考えていきます。
- 血(血流): 眼には細かいのも含めて多数の血管が集中しています。血流を整えたり、血管に対する負担を下げるために「血(血流)」を整えることはとても大切です。
- 水(水流): そして眼には血管を持たない角膜や水晶体に酸素・栄養を運ぶ房水(ぼうすい)が流れています。房水が乱れると様々な症状や疾患を招くため、「水(水流)」の働きは重要です。
- 筋(筋肉): 目の周りは眼球運動を行うための筋肉組織が集中しています。眼を酷使したり、自律神経の乱れやストレスなどの影響で固さやコリが出てしまう場合があるため、「筋(筋肉)」の働きも重視しています。
| 見ているところ | 乱れると起きやすいこと(考え方) | 重ねる漢方の働き |
| 血(血流) | 眼の細かい血管に負担がかかる/血流が滞る | 【血の流れを整える漢方薬】 |
| 水(水流) | 房水の流れが乱れる/眼圧やむくみに影響する | 【水の流れを整える漢方薬】 |
| 筋(筋肉) | 眼の周りの筋肉に固さやコリが出る/ピントが合いにくい | 【筋の緊張やコリをほぐす漢方薬】 |
| 自律神経・回復力 | ストレスや疲れで、目の回復が追いつかない | 【自律神経を整える漢方薬】【気力・活力を補う漢方薬】 |
診断結果や検査数値も漢方選定の上で大切
眼は自覚症状がないまま病気が進行する事も多いので、眼の痛みや重さなどの症状だけでは原因を特定するのが難しいです。
太陽堂では病院での診断結果や検査数値なども見ながら、漢方選定を行っていきます。
眼圧・視野検査・眼底写真・OCT(網膜の断層写真)・視力の推移などをお持ちの方は、ぜひお持ちください。どこを重点に組み立てるかの手がかりになります。
なぜ眼には漢方が良いのか
眼疾患の発症となるキッカケは使いすぎや外傷、その他にストレスや老化、遺伝などが関与していると言われています。
西洋薬(主に点眼薬)では、症状の進行抑制に留まることが一般的です。
中には自律神経や体力の低下から眼の悪化につながる可能性もあるので、漢方の服用中は生活環境による体質の乱れにも注意が必要になります。
手術で改善する疾患もありますが、ご年齢や体調、症状の度合いによっては受けられない場合もあります。
太陽堂では眼の状態を大きく「血(血流)・水(水流)・筋(筋肉)」の3つに分けて考えていくとお伝えしました。
- 手術ができない
- 自律神経や体質を整える西洋薬がない
そのような理由から思うような効果が得られなかった方も、年齢や体調、症状の進行度合いに関係なく「血・水・筋」に対してのアプローチを行う漢方薬を組むことが可能です。
さらに自律神経や自己回復力を整えていく漢方薬を合わせることで、さらなる効果が期待できます。これらが、漢方薬が良いと言われる理由でもあります。
眼に対する太陽堂の漢方薬
太陽堂では眼疾患が起こる原因として考えているのは、
- 眼の酷使(消耗)
- ストレス
- 老化
の3つです。その他に太陽堂ではその方のお身体を読み解いて「血(血流)・水(水流)・筋(筋肉)」から見ていきます。
| 原因 | 重ねる漢方の働き |
| 眼の酷使(消耗)・老化 | 【気力・活力を補いエネルギーを高める漢方薬】 |
| ストレス | 【自律神経を整える漢方薬】 |
| 血や水が関係する場合 | 【血や水の流れを整える漢方薬】 |
| 筋(筋肉)の緊張やコリ | 【筋の緊張やコリをほぐす漢方薬】 |
眼の酷使(消耗)、老化が原因の場合は「気力・活力を補いエネルギーを高める漢方薬」を。ストレスが原因の場合は「自律神経を整える漢方薬」を。血や水が関係する場合は「血や水の流れを整える漢方薬」を。その他にも「筋(筋肉)の緊張やコリをほぐす漢方薬」や、その方の症状に合わせた漢方薬を選定して自己回復力を高めていきます。
ストレスと眼の関係
東洋医学では「肝は筋を司る」という言葉があります。ストレスや疲れなどが、東洋医学でいう所の「肝」に溜まると、筋(筋肉)の動きが悪くなり、様々な症状をきたす、という意味です。
眼には多くの筋肉組織が集中しています。パソコンによる仕事や読書などの目を使う以外にも、ストレスがたまる事によって疲労が「肝」に溜まって目に影響を及ぼす、という考え方があるのです。
常に物事を考えたり、ストレスのかかる場面が多い方は眼のケアも大切になってきます。
※急に見えなくなった・視野の一部が欠けた、強い目の痛みと頭痛・吐き気、光が走る・黒い影が急に増えた、物が二重に見える、といった時は、すぐに眼科を受診してください。
目の病気で気を付けていただきたいこと
目の病気は、使いすぎ・ストレス・老化が重なって進みやすくなります。漢方薬と合わせて、次の点を大切にしてください。
- 目を休める: パソコンやスマホは1時間に数分、遠くを見る時間をつくる。蒸しタオルなどで目の周りを温めるのもおすすめです。
- 睡眠と自律神経: 寝る前のスマホを控え、眠りの時間を確保する。目は寝ている間に回復します。
- 血流を保つ: 冷え・運動不足・喫煙は目の血管の負担になります。軽い運動と体を温める食事を。
- 血糖・血圧の管理: 糖尿病や高血圧がある方は、その管理が目を守ることにつながります(糖尿病網膜症・網膜静脈閉塞症など)。
眼科の定期検査は続けながら、体の側を整えていきましょう。
病名ごとの詳しいお話は、こちらのページへ
このページは「目の病気全体の考え方」のご案内です。病院で言われたこと・今の見え方に近いものから、詳しいページへお進みください。病名ごとの原因・病院での治療・漢方の組み立て・症例をまとめています。
眼圧・緑内障
| こんな方は | 詳しいページ |
| 点眼が増えていく/視野の欠けが心配/眼圧が下がりきらない | 緑内障(眼圧上昇型) |
| 眼圧は正常なのに「緑内障」と言われた | 正常眼圧緑内障 |
| 眼圧が高いと言われた/緑内障になる前に整えたい | 高眼圧症 |
網膜・黄斑(眼底)の病気
| こんな方は | 詳しいページ |
| 物がゆがんで見える・中心が見えにくい/目の注射の治療を続けている | 加齢黄斑変性症 |
| 黄斑前膜で「経過観察」と言われた/手術を迷っている | 黄斑前膜 |
| 黄斑のむくみで視力が落ちてきた | 黄斑浮腫 |
| 夜や暗い所が見えにくい/視野が狭くなってきた | 網膜色素変性症 |
| 急に片目が見えにくくなり、網膜の静脈が詰まったと言われた | 網膜静脈閉塞症 |
| 糖尿病があり、眼底の異常を指摘された | 糖尿病性網膜症 |
| ストレスで中心がゆがむ・暗く見える、をくり返す | 中心性網膜症(中心性漿液性脈絡網膜症) |
| 網膜剥離の手術のあと/光が走る・影が増えた | 網膜剥離 |
見え方・神経・甲状腺
| こんな方は | 詳しいページ |
| 黒い虫や糸くずが飛んで見える/「治療法はない」と言われた | 飛蚊症 |
| 急な視力低下・目の奥の痛み/再発が不安 | 視神経炎 |
| 物が二重に見える・焦点が合わない | 複視・眼筋麻痺 |
| バセドウ病があり、目の突出・腫れ・奥の痛みがある | 甲状腺眼症(バセドウ病眼症) |
乾き・疲れ・充血・涙
| こんな方は | 詳しいページ |
| 目薬をさしてもすぐ乾く | ドライアイ |
| 寝ても取れない目の奥の痛み・頭痛 | 眼精疲労 |
| くり返す充血・かすみ・まぶしさ/ステロイド点眼を続けている | ブドウ膜炎 |
| 目の痛み・ゴロゴロ・まぶしさをくり返す | 角膜炎・くり返す角膜びらん |
| 白目の膜が黒目にかかってきた/手術後の再発が心配 | 翼状片 |
| 涙があふれる・目やに・涙嚢炎をくり返す | 涙道閉塞症(鼻涙管閉塞) |
まぶた・目のまわり
太陽堂の目のご相談から(症例)
実際にご相談をお受けした方の記録です。眼科の治療と検査は続けたうえでの経過です。
※効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 眼科疾患) どうぞ参考にされて下さい。
目の病気と漢方についてのよくあるご質問(FAQ)
眼科の点眼薬や注射・手術と、漢方薬は併用できますか?
はい、併用していただけます。眼科の治療を続けながら、体の側(血流・水の巡り・筋肉の緊張・自律神経)を整えるのが漢方の役割です。点眼や通院の中止は、自己判断せず主治医の先生にご相談ください。
病院で「経過観察」「治療法はない」と言われました。相談できますか?
はい、ご相談いただけます。眼科で経過観察となる病気(飛蚊症・黄斑前膜・網膜色素変性症など)でも、生活や体質の側で整えられることはあります。眼科の定期検査は続けてください。
検査結果は持っていったほうがいいですか?
はい、お持ちいただけると助かります。眼圧・視野・眼底写真・OCT・視力の推移などを見ながら、どこを重点に組み立てるかを考えます。お薬手帳もご一緒にお願いします。
漢方はどのくらいで変化を感じますか?
目の疲れ・乾き・充血などの自覚症状は、早い方で1〜3ヶ月程度で変化を感じられることがあります。視野や眼底の変化は、眼科の検査で確認しながら半年〜1年の単位で見ていきます。効果の感じ方には個人差があります。
どんな時にすぐ眼科を受診すべきですか?
急に見えなくなった・視野の一部が欠けた、強い目の痛みと頭痛・吐き気、光が走る・黒い影が急に増えた、物が二重に見える、といった時は、漢方で様子を見る場面ではありません。すぐに眼科を受診してください。
費用はどのくらいかかりますか? 遠方でも相談できますか?
目安として、1週間あたり5,000円前後〜(1ヶ月で2万円前後から)とお考えください。相談料は無料です。お作りする前に必ず金額をお伝えし、ご納得いただいてからスタートします。
ご遠方の方には、ヒアリングシートのやり取りによるご相談も全国から承っております。
まとめ|病名ではなく「血・水・筋」から体の側を整える
目の病気は、同じ病名でも進み方や見え方が一人ひとり違います。太陽堂が受け持つのは、眼科の治療と併用しながら、診断結果と検査数値を見て、「血・水・筋」と自律神経の側を整えることです。
「自分の場合はどうなんだろう」と思われた方は、どうぞ一人で抱え込まずに太陽堂へご相談ください。見え方の変化や検査の結果、お薬の内容、体質を丁寧にお伺いし、あなたに合わせた漢方ケアをご提案いたします。
執筆:薬剤師 前原/参考文献:病気がみえる 眼科(株式会社メディックメディア)
ご遠方の方には、ヒアリングシートのやり取りによるご相談も全国から承っておりますので、まずはお気軽にお声がけください。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
太陽堂がはじめての方へ
ご相談を考え始めた方は、まずこちらをどうぞ。
記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表
沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。
調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
記事作成者 薬剤師 林 泰太郎

実績:伝統漢方研究会 2015~2017年・2019年・2020年・2022年・2025年 学術発表
調剤薬局で3年間勤め、西洋の薬だけでは治療が難しい病気の壁に直面。
・「治療の難しい病気をなんとか治したい。」
・「ひとりでも多くの患者さんを笑顔にしたい。」
という想いから漢方の道へ。
漢方薬局で3年間修業をして、2015年 『漢方薬局 太陽堂』を立ち上げ。
開局10年を迎えた今も1ヶ月の平均来局数は900名を超え、お客様にご愛顧いただいている太陽堂の漢方薬剤師です。














