
動悸がする・脈が飛ぶときに使いたい漢方薬
突然の動悸、不安を感じたことはありませんか?
・急に胸がドキドキして息苦しくなる
・寝る前に脈が乱れて不安になる
・病院で検査しても異常なしと言われたけれど、症状が続く
こうした“動悸や脈の乱れ”のご相談は、太陽堂にも非常に多く寄せられます。
中には「このまま倒れるのでは」と不安に感じてしまう方も少なくありません。
心臓だけでなく「自律神経」が関係していることも
動悸の中には心臓そのものの異常が原因のケースももちろん多いですが、
実際には「自律神経の乱れ」が関わっているケースも多々見られます。
緊張やストレス、不安などで交感神経が過剰に働くと、心臓は“ドクン、ドクン”と速く打ち始めます。
これは体が「危険に備える」反応をしている状態。
一時的なものでも、繰り返すうちに心臓に負担がかかりやすくなります。
また、血流が滞って心臓から血液をうまく押し出せない状態になると、
拍動が不規則になり、「脈が飛ぶ」「胸のあたりが詰まる」といった症状が出てきます。
動悸・脈の乱れに使われる代表的な漢方薬
ここでは、代表的に使われる処方を3つご紹介します。(ただ太陽堂ではオーダーメイド品を推奨していますので、一般的に知られている中でのおススメという形でご理解ください。)
①桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
②苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
③炙甘草湯(しゃかんぞうとう)
の3つの漢方薬になってきます。
詳しい説明は各漢方薬のページをご覧になってみて下さい。
併用されることの多い漢方薬
動悸を感じるときは、単に心臓だけでなく「血流の悪さ」が関係していることもあります。
血液の流れが滞り、心臓からスムーズに血液を押し出せないと、
心臓はより強く働こうとして負担が増し、動悸が悪化してしまうのです。
そのため、次のような処方を組み合わせることもあります。
①桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
②田七(でんしち)
の2つの漢方薬を併用する事が多いです。桂枝茯苓丸の詳しい説明はページをご覧ください。
実際のご相談例
昭和34年生 女性
20年以上前に肛門付近の違和感で病院に行った所、「内痔核」と診断。
ずっと違和感が取れないので、こちらにご相談に来られました。
症状としては「肛門辺りの痛み」・「肛門付近の膨らみ」などが気になるとの事。
痛みや膨らみからか違和感が続いているとの事でした。
漢方の種類としては
①乙字湯
②甲字湯
の2種類を組み合わせて出させて頂きました。
漢方服用開始から1年6ヶ月、肛門辺りの痛み・肛門付近の膨らみ・違和感ともになくなったとの事。
調子良い日が増えているとの事で服用終了とさせて頂きました。
まとめ
動悸や脈の乱れは、心臓だけでなく、自律神経や血流のバランスが大きく関わっています。
漢方では、心臓を直接“抑える”のではなく、体全体の巡りと神経の安定を整えることで、自然と動悸が起こりにくい体づくりを目指します。
・最近、胸がドキドキする
・脈が乱れて不安
という方は、ぜひお気軽に LINE/DMで『動悸相談希望』 とご連絡ください。
体の内側から整え、安心して過ごせる毎日を取り戻しましょう。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 林 泰太郎

実績:伝統漢方研究会 2015~2017年・2019年・2020年・2022年・2025年 学術発表
調剤薬局で3年間勤め、西洋の薬だけでは治療が難しい病気の壁に直面。
・「治療の難しい病気をなんとか治したい。」
・「ひとりでも多くの患者さんを笑顔にしたい。」
という想いから漢方の道へ。
漢方薬局で3年間修業をして、2015年 『漢方薬局 太陽堂』を立ち上げ。
開局10年を迎えた今も1ヶ月の平均来局数は900名を超え、お客様にご愛顧いただいている太陽堂の漢方薬剤師です。





