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福岡での論文発表「心臓弁膜症について」 【林 泰太郎】

2026 8/31
ブログ
2025年11月14日2026年8月31日
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目次

■ 今回の論文テーマ「心臓弁膜症の漢方薬」

11月9日に福岡で行われた伝統漢方研究会・全国大会「伝統革新〜受け継ぐ力、広がる可能性〜」に参加し論文発表を行ってきました。

会場は博多駅直結の「JR博多シティ 9階会議室」。全国から先生方が集まり、朝から会場は独特の緊張感と活気に包まれていました。

大会は12時の開会式からスタートし、論文発表・メーカー紹介・休憩を挟みながら夕方まで続く長丁場。

私の登壇は2番目になり、早めの登場です。

心臓の構造や心臓弁膜症の漢方的アプローチについて説明

心臓弁膜症は、心臓の弁に障害が起こり、血液が逆流したり流れにくくなる病気です。
主な症状は 動悸・息切れ・胸の違和感・眩暈 などで、進行に伴い心不全や不整脈、血栓のリスクも高まります。

今回の発表では、太陽堂で実際にご相談を受けた 4つの症例 をもとに、

  • どのような体質や背景で症状が悪化するのか
  • どのように改善していったか
  • 自覚症状と検査数値(BNPなど)の変化

これらを中心にまとめました。

■ 発表内容のポイント

今回とくに強調したのは、「同じ心臓弁膜症でも、症状の“原因”がまったく違う」という点です。

大きく分けると、次の2タイプが見られました。

① 心臓自体に負担がかかっているタイプ

血液の逆流によって心臓に物理的な負荷がかかり、動悸・胸の圧迫感・息苦しさなどが現れやすいパターンです。

実際の症例でも、服用後数ヶ月で「動悸の回数が減った」「胸の重さが軽くなった」などの変化が見られ、半年〜1年の継続で検査値が安定し、医療機関での経過観察でも問題なしと言われる方もおられました。

② ストレスや自律神経の乱れが主因となっているタイプ

心臓弁膜症はあるものの、症状を強くしているのはストレスや精神的負担 というパターンです。

特に「脈が速くなる」「寝る前に動悸がする」「不安感とセットで息苦しさが出る」といったケースでは、ストレスに反応しやすい体質の影響が大きく、漢方的にもアプローチ方法が全く異なります。

実際、ストレスが原因で脈が100以上あった方が数ヶ月で80台まで落ち着いたり、夜の動悸が消え、安眠できるようになったケースも発表しました。

■ 参加された先生方との意見交換

発表後には、多くの先生方からご質問やご意見をいただきました。

  • 「症状の主原因をどう切り分けているのか」
  • 「精神的な負担と心臓症状の関係が興味深かった」
  • 「検査値の変化と自覚症状の差に着目しているのが参考になった」

など、今回のテーマが多くの先生方の関心に触れたようで、質疑応答も非常に盛り上がりました。

特に、

“心臓の病気だから心臓だけを見るのではなく、その人全体を見る必要がある”

という視点に共感いただけたのが印象的でした。

■ 最後に

今回の全国大会での発表を通して改めて感じたのは、

「症状の背景を深く読み解くことこそ、漢方の本質である」

ということです。

同じ病名でも、原因・体質・生活環境・ストレス状況で全く違う形で現れます。
その“ズレ”を丁寧に読み解くことで、症状が軽快し、検査値も改善していく――
その積み重ねが、漢方の魅力であり奥深さだと実感しました。

これからも太陽堂は、一人ひとりの状態に寄り添いながら、より良い漢方医療を追求していきたいと思います。

大会運営の皆さま、全国の先生方、本当にありがとうございました。

心臓弁膜症

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(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

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当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

記事作成者 薬剤師 林 泰太郎

実績:伝統漢方研究会 2015~2017年・2019年・2020年・2022年・2025年 学術発表

調剤薬局で3年間勤め、西洋の薬だけでは治療が難しい病気の壁に直面。

・「治療の難しい病気をなんとか治したい。」
・「ひとりでも多くの患者さんを笑顔にしたい。」

という想いから漢方の道へ。
漢方薬局で3年間修業をして、2015年 『漢方薬局 太陽堂』を立ち上げ。
開局10年を迎えた今も1ヶ月の平均来局数は900名を超え、お客様にご愛顧いただいている太陽堂の漢方薬剤師です。

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