
その乾燥、体の中が「砂漠化」しているサインかも?
「冬になると、すねが粉を吹いてかゆい…」
「ハンドクリームを塗っても、すぐに指先がガサガサ…」
「静電気がひどくて、何かに触るのが怖い…」
1月下旬、空気の乾燥がピークに達するこの時期、肌トラブルの相談が急増します。
一生懸命ケアをしているつもりなのに、なかなか改善しないと悩んでいませんか?
漢方では「肌は内臓の鏡」と言われます。
肌表面のカサつきは、実は体の中の栄養や水分が足りず、砂漠のように乾いていることの現れなのです。
体の中が乾いていたら、いくら表面をケアしても、すぐに干からびてしまいますよね。
今回は、あなたの乾燥の根本原因を漢方で診断し、内側からぷるんと潤す「食べるスキンケア」についてお話しします。
あなたの乾燥はどっち? 「血(けつ)」不足 vs 「水(みず)」不足
漢方では、肌を潤す材料を「血(けつ=栄養)」と「陰(いん=潤い成分)」の2つに分けて考えます。
同じ「乾燥」でも、どちらが足りていないかで対策が異なります。チェックしてみましょう。
| 特徴 | ① 血虚(けっきょ)タイプ(栄養不足のカサカサ) | ② 陰虚(いんきょ)タイプ(潤い不足のカラカラ) |
| 肌の状態 | カサカサして血色が悪い くすみが気になる | 乾燥して赤みがある 皮膚が薄く敏感 |
| その他の症状 | 爪が割れやすい 髪がパサつく 立ちくらみ | 手足がほてる 喉が渇く 寝汗をかく |
| 原因 | 胃腸虚弱、偏食 夜更かし、生理の影響 | 加齢、慢性的な寝不足 ストレス、辛いものの食べ過ぎ |
| 必要なケア | 栄養(血)を補う 赤や黒の食材をとる | 潤い(水)を補う ネバネバ食材や果物をとる |

今日から実践! 内側から潤す「食べるスキンケア」
高いサプリメントを買う前に、スーパーで買える食材で体を潤しましょう。
1. 「赤い食材」で血を補う(血虚タイプ向け)
血(けつ)は、肌に栄養を届ける運び屋です。
- クコの実(ゴジベリー): 「食べる目薬・美容液」とも呼ばれる最強の美容食材。ヨーグルトやスープに数粒入れるだけでOK。
- ニンジン・ナツメ・鮭・赤身肉: 赤い色の食材は、血を作る材料になります。
2. 「黒い食材」で保水力を高める(陰虚タイプ向け)
漢方では「黒いものは腎(じん)に入り、若さを保つ」と考えます。
- 黒ゴマ: 肌の乾燥を防ぐ良質な油分が豊富です。すりごまにして毎日大さじ1杯。
- 黒豆・黒きくらげ: 体の深部から潤いを生み出します。
3. 「ネバネバ食材」で潤いの膜を作る
- 山芋・オクラ・白きくらげ: これらのネバネバ成分は、体の中で潤いの膜となり、乾燥から守ってくれます。

せっかくの栄養を無駄にしないために(生活習慣)
食材を意識しても、以下の習慣があると「穴の空いたバケツ」のように潤いが漏れてしまいます。
「夜12時」までには寝る
漢方では、「血(けつ)は夜寝ている間に作られる」と考えます。
夜更かしは、血を消耗し、肌を乾燥させる最大の原因です。1時間早く寝るだけで、翌朝の肌ツヤは変わります。
胃腸を冷やさない
どんなに良い美容食材を食べても、胃腸が弱っていると吸収されず、肌まで届きません。
冷えを放置しない
血が足りていても、巡りが悪ければ肌は栄養失調になります。
あわせて読みたい:手足の先まで血を巡らせる方法はこちらをご覧ください。
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乾燥肌と漢方に関するFAQ
水をたくさん飲めば、肌は潤いますか?
ただ飲むだけでは潤いません。
これはよくある誤解です。漢方では、飲んだ水がそのまま肌の潤いになるわけではないと考えます。胃腸で吸収され、「津液(しんえき)」という体液に変換されて初めて潤いになります。
胃腸が弱い人が水をガブ飲みすると、かえって「むくみ」や「冷え」を招き、巡りが悪くなって乾燥が悪化することすらあります。常温の水を、喉が渇いた時にこまめに飲むのが正解です。
静電気がひどいのも乾燥のせいですか?
はい、極度の「血虚(けっきょ)」のサインです。
静電気は、体に潤いがなく、電気を逃がせない時に起こります。特にバチッときやすい人は、体の中がカラカラに乾いています。「黒ゴマ」や「ナッツ類」などの良質な油分を含む食材を意識して摂ってみてください。
漢方薬で乾燥肌は治りますか?
体の内側から保水力を高めることができます。
例えば、血を補う「地黄を使う漢方薬」や、潤いを与える「麦門冬を使う漢方薬」などが有名です。ハンドクリームが手放せない方や、乾燥によるかゆみで眠れない方は、漢方薬の併用が非常に効果的です。
まとめ:肌は「内臓の鏡」。食べるケアで春を迎えよう
春はもうすぐそこですが、この時期の乾燥を放置すると、春先の「ゆらぎ肌」や「花粉症皮膚炎」につながりやすくなります。
- カサカサして顔色が悪いなら、赤い食材(クコの実、肉)。
- ほてってカラカラするなら、黒い食材(黒ゴマ、黒豆)。
毎日の食事を少し変えるだけで、体は内側から応えてくれます。
「自分に合うスキンケア漢方が知りたい」「長年の乾燥肌を体質から変えたい」という方は、ぜひ太陽堂にご相談ください。あなたの肌質と体質にぴったりの漢方をご提案します。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
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特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
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「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 林 泰太郎

実績:伝統漢方研究会 2015~2017年・2019年・2020年・2022年・2025年 学術発表
調剤薬局で3年間勤め、西洋の薬だけでは治療が難しい病気の壁に直面。
・「治療の難しい病気をなんとか治したい。」
・「ひとりでも多くの患者さんを笑顔にしたい。」
という想いから漢方の道へ。
漢方薬局で3年間修業をして、2015年 『漢方薬局 太陽堂』を立ち上げ。
開局10年を迎えた今も1ヶ月の平均来局数は900名を超え、お客様にご愛顧いただいている太陽堂の漢方薬剤師です。













