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十二指腸潰瘍を漢方でサポート|空腹時・夜中のみぞおちの痛みに

2026 6/16
胃腸病
2026年3月1日2026年6月16日
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  3. 十二指腸潰瘍を漢方でサポート|空腹時・夜中のみぞおちの痛みに

「お腹が空くと、みぞおちの辺りがシクシク・ズキズキと痛む…」

「夜中に胃の痛みで目が覚めてしまい、ぐっすり眠れない…」

「食事をとると一時的に痛みが和らぐが、数時間経つとまた痛みがぶり返す…」

「病院でピロリ菌を除菌し、タケキャブなどの胃薬を飲んでいるが再発してしまう…」

「頭痛持ちでロキソニンをよく飲むため、いつも胃腸の調子が悪い…」

胃から繋がる消化管である「十二指腸」の粘膜が、強酸である胃酸によって深くえぐられて傷ついてしまう「十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)」。

20代〜40代の比較的若い世代に多く見られ、仕事のストレスや生活習慣の乱れが引き金となって「治ってはまた繰り返す」という再発の多さに悩まれている方が非常に多い疾患です。

新宿の漢方薬局「太陽堂」では、強いお薬で胃酸を無理やり抑え込むだけでなく、「なぜ過剰な胃酸が出て、自分の粘膜を傷つけてしまうのか」という根本的な『ストレスによる自律神経の乱れ』や『粘膜のバリア機能の低下』に着目し、お薬に頼らなくても穏やかな日常を取り戻すための体づくりを漢方で優しくサポートいたします。

目次

十二指腸潰瘍とは?西洋医学的な原因と「胃潰瘍」との違い

食べ物を消化する「胃酸(攻撃因子)」が過剰に分泌されたり、十二指腸の粘膜を守る「粘液(防御因子)」が減ったりすることで、粘膜が自らの胃酸で消化されてえぐれてしまった状態が十二指腸潰瘍です。主な原因は「ピロリ菌の感染」「過度なストレス」「ロキソニン等の痛み止め(NSAIDs)の長期服用」です。

「胃潰瘍」や他の胃疾患との決定的な違い

みぞおちが痛む疾患はいくつかありますが、十二指腸潰瘍は「痛むタイミング」と「好発年齢」に大きな特徴があります。

疾患名痛みのタイミングと特徴違い・関係性
十二指腸潰瘍**「空腹時」や「夜間」**に痛む。食事をとると痛みが和らぐ。20代〜40代の若い世代や、胃酸の分泌が活発な人に多く見られます。(※このページで解説しています)
胃潰瘍**「食後」**にみぞおちが痛む。40代〜60代以降に多く、胃のバリア機能が低下している方に多い傾向があります。
▶︎ [胃潰瘍の漢方サポート詳細へ](※内部リンク)
機能性ディスペプシア胃もたれ、少しの量ですぐ満腹になる。症状は辛いのに、胃カメラで検査しても**「粘膜に異常(傷)がない」**のが最大の違いです。
▶︎ [機能性ディスペプシアの漢方サポート詳細へ](※内部リンク)
逆流性食道炎胸やけ、酸っぱいものがこみ上げる。胃酸が食道へ逆流する病気です。
▶︎ [逆流性食道炎の漢方サポート詳細へ](※内部リンク)

【西洋医学(病院)での一般的な治療】

病院(消化器内科)では、過剰な胃酸の分泌を抑えるお薬(タケキャブなどのPPIや、ガスターなどのH2ブロッカー)が処方され、粘膜の炎症が鎮まるのを待ちます。ピロリ菌が陽性の場合は、抗生物質を用いた除菌治療が行われます。

【薬剤師コラム①】「ロキソニン」の服用と繰り返す再発の罠

担当薬剤師:石川 満理奈(調剤薬局での勤務経験あり)

「頭痛や生理痛でロキソニンをよく飲むのですが、そのたびにみぞおちが痛くなります」というご相談を非常によくお受けします。

ロキソニンやイブプロフェンなどの痛み止め(NSAIDs)は痛みを抑える優れたお薬ですが、同時に「胃や十二指腸の粘膜を守るバリア(粘液)の分泌を抑えてしまう」という側面を持っています。これを「NSAIDs潰瘍」と呼びます。

お腹が痛いからと鎮痛剤を飲むと、バリア機能がさらに低下し、胃酸の攻撃をダイレクトに受けて潰瘍が悪化するという悪循環に陥ってしまうことがあります。漢方では、むやみに痛みを消すのではなく、「十二指腸の粘膜を内側からみずみずしく潤し、胃酸に負けないバリア機能を育てる」アプローチをご提案しています。

太陽堂の漢方アプローチ|「過剰な熱(ストレス)」と「粘膜のバリア」を整える

東洋医学(漢方)では、十二指腸潰瘍による空腹時のシクシクした痛みを、ストレスによって過剰な胃酸(熱)が出ている「肝火犯胃(かんかはんい)」や、胃腸が冷えてバリア機能が落ちた「脾胃虚寒(ひいきょかん)」と捉え、体質に合わせてアプローチします。

お悩みのタイプ漢方的な見立て太陽堂の漢方アプローチ(働き)
ストレスを感じると痛む
イライラしやすく、胸やけもする
ストレスによる熱(肝火犯胃)
仕事などのストレスで自律神経が乱れ、胃酸が過剰に分泌されて十二指腸を攻撃し、局所に熱がこもっている状態。
【気を巡らせ、熱を冷ます漢方】
張り詰めた神経をリラックスさせ、過剰にこもった胃腸の熱をマイルドに冷ますことで、痛みの原因となる「攻撃因子」を穏やかにします。
空腹時や夜間にシクシク痛む
手足が冷えやすく、疲れやすい
冷えとバリア不足(脾胃虚寒)
胃腸が冷えて働きが落ち、粘膜を保護する力や、傷ついた組織を修復するための栄養(血)が不足している状態。
【胃腸を温め、バリアを助ける漢方】
胃腸を芯から温めて働きを助け、粘膜にみずみずしい潤いと栄養を届けることで、「防御因子」を内側からサポートします。
痛む場所が固定している
背中まで痛みが響くことがある
血流の滞り(瘀血:おけつ)
慢性的な炎症やストレスによって局所の血行が悪くなり、古い血液が滞って痛みを引き起こしている状態。
【血流を促し、巡りを整える漢方】
滞った「血」をスムーズに流すことで、傷ついた組織に新鮮な酸素と栄養を届け、本来の修復力を発揮しやすい環境を作ります。

【薬剤師コラム②】なぜ「食事をとると痛みが和らぐ」のか?

担当薬剤師:前原 信太郎(調剤薬局での勤務経験あり)

十二指腸潰瘍の大きな特徴である「空腹時に痛むけれど、何か食べると楽になる」という現象。これは、食べ物が胃に入ってくることで、強酸である胃酸が中和され、十二指腸の傷への刺激が一時的に減るからです。

しかし、「痛いから」と夜中や間食でちょこちょこ食べてばかりいると、胃腸が休まる暇がなくなり、結果的にさらに胃酸が分泌されて症状が長引いてしまいます。

また、若い世代の方は働き盛りでストレスを抱えやすいため、自律神経の乱れから胃酸過多になりやすい傾向があります。太陽堂の漢方相談では、単に胃腸のお薬をお出しするだけでなく、ストレスの緩和(気の巡り)を含めたトータルケアを行い、再発しにくい体質づくりを目指します。

十二指腸潰瘍の不快感を和らげる漢方サポートの症例

病院の胃薬を手放せず、再発を恐れていた方が、漢方を取り入れることで穏やかな日常を取り戻された事例をご紹介します。

事例① 30代男性|夜中に痛みで目が覚める「ストレス性の潰瘍」

仕事のプレッシャーが強く、数ヶ月前から夜中になるとみぞおちがシクシク痛んで目が覚めるようになりました。病院で十二指腸潰瘍と診断され、タケキャブを飲んでいる間は良いものの、薬をやめたり仕事が忙しくなったりするとすぐに再発してご相談に来られました。

  • お悩み: 夜間や空腹時のみぞおちの痛み、ストレス、不眠。
  • サポート内容: ストレスによる自律神経の乱れ(胃酸過多)と熱の停滞と見立て、①気を巡らせて神経をリラックスさせる漢方薬、②局所の熱を穏やかに冷ます漢方薬をご提案しました。
  • 経過:
    • 1ヶ月後: イライラすることが減り、夜中に胃の痛みで目が覚める回数が半分以下になりました。
    • 3ヶ月後: 空腹になってもみぞおちがシクシク痛まなくなり、朝までぐっすり眠れるようになりました。
    • 半年後: 病院のお薬を手放しても再発しなくなり、ストレスに強い体質へと変化したため無事に服用終了(卒業)となりました。

事例② 40代女性|痛み止めで荒れた胃腸と「慢性的なシクシク痛」

生理痛などでイブプロフェンをよく飲んでおり、そのたびにみぞおちの痛みに悩まされていました。ピロリ菌の検査は陰性でしたが、空腹時になると必ず胃腸が痛み、冷え性も強いためご来局されました。

  • お悩み: 空腹時の痛み、痛み止め(NSAIDs)による胃腸の荒れ、冷え性。
  • サポート内容: 胃腸の冷えと、お薬によるバリア機能(粘液)の低下と見立て、胃腸を芯から温めながら、粘膜にたっぷりと潤いを与える漢方薬をご提案しました。
  • 経過:
    • 1ヶ月後: お腹の冷たい感じが和らぎ、食前のシクシクした痛みが鈍くなってきました。
    • 3ヶ月後: どうしても痛み止めを飲んだ日でも、以前のように激しく胃腸が荒れることがなくなりました。
    • 5ヶ月後: 空腹時の痛みは全くなくなり、冷え性も改善されたため治療終了となりました。

十二指腸潰瘍・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)

特にお問い合わせの多い内容を、担当薬剤師の前原がお答えいたします。

Q. 病院の胃薬(タケキャブやガスターなど)と一緒に漢方薬を飲んでも大丈夫ですか?

A. はい、もちろん併用可能です。まずは病院のお薬で過剰な胃酸をしっかりと抑えつつ、漢方薬で「粘膜のバリア機能を高め、ストレスに強い胃腸をつくる」アプローチを並行して行うのが、再発を防ぐために最も理想的です。お薬手帳をお持ちいただければ、詳しく飲み合わせを確認いたします。

Q. ピロリ菌が見つかりました。漢方薬で除菌できますか?

A. 漢方薬でピロリ菌そのものを直接殺菌・除菌することはできません。除菌は病院で処方される抗生物質で行うのが確実です。漢方薬が力を発揮するのは、「除菌治療によって荒れた胃腸の負担を和らげること」や、「除菌後に残った不快感をケアし、丈夫な粘膜を育て直すこと」です。

Q. 漢方薬を飲み始めて、どのくらいで空腹時の痛みに変化を感じられますか?

A. 粘膜のダメージ具合やストレス状態によりますが、早い方であれば数週間〜1ヶ月程度で「夜中に痛みで起きなくなった」「空腹時のシクシクする感じが和らいだ」といった変化を感じられる方が多いです。薄くなった粘膜がしっかりと入れ替わり、お薬に頼らない体質へと変わっていくには、数ヶ月単位でじっくりと取り組むことをお勧めしています。

その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関連するお悩み(胃腸・消化器系の不調)

十二指腸潰瘍は、他の胃腸疾患と症状が似ていたり、ストレスが深く関わったりします。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。

胃潰瘍
ピロリ菌
機能性ディスペプシア(FD)
自律神経の乱れ(心身の不調)

太陽堂の特徴

”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”

特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。

特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

薬剤師紹介

「担当薬剤師」 前原 信太郎

「学術発表 実績」 
2017年 2021年 2025年 学術発表

調剤薬局の薬剤師として6年間勤めました。

漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。

調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。

薬剤師紹介

「担当薬剤師」 石川 満理奈

薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。

より患者さんの体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ入りました。

少しでもお力添えできるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

胃腸病
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許可番号:薬局開設許可番号 7新保衛薬第158号

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