
「健康診断で肝臓の数値(AST・ALT・γ-GTP)が毎回引っかかるが、原因がわからない…」
「お酒も飲まないし、エコー検査でも脂肪肝ではないと言われ、どうしていいか悩んでいる…」
「ウイルス検査(B型・C型肝炎)も陰性で、『とりあえず様子を見ましょう』と放置されている…」
「ウルソ(肝庇護薬)を処方されて飲んでいるが、数値がスッキリと落ち着かない…」
「数値だけでなく、いくら寝ても取れない重だるい疲労感があり、毎日が辛い…」
健康診断や血液検査で指摘されることの多い、AST、ALT、γ-GTPといった肝臓の数値の異常。
アルコールや肥満(脂肪肝)、ウイルス、自己免疫疾患といった明確な原因があれば、西洋医学でもそれぞれに対する治療が開始されます。しかし、各種検査を行っても異常が見当たらず、「これといった原因がない肝機能異常」と診断されるケースが近年非常に増えています。
病院では特効薬がないため、「生活習慣に気をつけて経過観察しましょう」あるいは「念のためウルソ(肝庇護薬)を出しておきます」という対応にとどまりがちです。しかし、患者様ご本人にとっては「数値が高い=肝臓が壊れ続けているのでは」という強烈な不安と、原因不明の重だるい疲労感が重なり、孤独に悩まれることが多い状態です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、数値だけを見て一喜一憂するのではなく、「なぜ検査には映らない『肝臓の負担』が続いているのか」という根本的な『ストレスによる気の滞り(肝気鬱結)』や『見えない老廃物と熱(湿熱)』に着目し、体の内側から肝臓を優しく労わり、数値が落ち着きやすい健やかな体内環境を取り戻すための体づくりを漢方でサポートいたします。
原因不明の肝機能異常とは?西洋医学の限界と他疾患との違い
【太陽堂における原因不明の肝機能異常の漢方サポートまとめ】
- 原因: 西洋医学では「特発性(原因不明)や軽度の代謝異常・ストレス」とされるが、漢方では根本原因を、自律神経の過緊張による「肝気鬱結(かんきうっけつ)」や、血液の質の低下「瘀血(おけつ)」、隠れ老廃物「湿熱(しつねつ)」と捉える。
- アプローチ: 張り詰めた自律神経を解きほぐし、肝臓にこもった微細な熱や老廃物を穏やかに流し出す生薬を用いた煎じ薬で、肝臓の負担を減らす根本的な体質改善を目指す。
- 目安期間: 疲労の深さや体質によるが、早い方で数週間〜1ヶ月程度で「朝スッキリ起きられる」「重だるさが抜けた」と感じ、数ヶ月〜年単位でじっくりと数値が安定しやすい穏やかな状態を育てていくケースが多い。
血液検査で測定される「AST(GOT)」や「ALT(GPT)」は肝臓の細胞が壊れた時に血液中に漏れ出す酵素であり、「γ-GTP」は胆管の細胞がダメージを受けた時に上昇する酵素です。これらが慢性的に高い状態は、肝臓に何らかの負担がかかり続けているサインです。
「自己免疫性肝炎(AIH)」や「脂肪肝」との違い
肝臓の数値が上がる疾患はいくつかありますが、原因やアプローチが明確に異なります。
| 疾患名 | 主な症状と特徴 | 原因不明の肝機能異常との違い |
| 原因不明の 肝機能異常 | ウイルス陰性、エコーで脂肪肝なし、自己抗体も陰性。疲労感を伴うことが多い。 | 検査で「異常がない」のに数値だけが高い状態です。西洋医学では特効薬がありません。(※このページで解説しています) |
| 脂肪肝・NASH (非アルコール性) | エコー検査で肝臓に脂肪が蓄積していることがはっきりと分かる。 | 肥満や糖質過多など、明らかな代謝異常が原因です。 ▶︎ [脂肪肝・NASHの漢方サポート詳細へ](※内部リンク) |
| 自己免疫性肝炎 (AIH) | 血液検査でIgGや抗核抗体などが陽性になる。指定難病。 | 自分自身の免疫が肝臓を攻撃する病気です。ステロイド治療が必須となります。 ▶︎ [自己免疫性肝炎(AIH)の漢方サポート詳細へ](※内部リンク) |
| ウイルス性肝炎 | B型・C型肝炎ウイルスのマーカーが陽性。 | ウイルス感染が原因であり、抗ウイルス薬での治療が行われます。 |
【西洋医学(病院)での一般的な対応】
精密検査で上記のような明確な病気が除外された場合、西洋医学では「様子を見ましょう(経過観察)」となるか、肝臓の細胞を保護し胆汁の流れを良くする「ウルソデオキシコール酸(ウルソ)」や、アレルギー・炎症を抑える「強力ネオミノファーゲンC(強ミノ・注射薬)」などが対症療法として使われます。
しかし、これらは「なぜ肝臓に負担がかかっているのか」という根本原因(ストレス、睡眠不足、隠れた血行不良など)を解決するものではないため、「薬を飲んでも数値が下がらない」「だるさが取れない」と限界を感じ、漢方での体質改善を求めてご来局される方が後を絶ちません。
【薬剤師コラム①】「様子を見ましょう」が招く、見えないストレス
担当薬剤師:石川(調剤薬局での勤務経験あり)
「お酒もやめて食事にも気をつけているのに、数値が下がらないんです。先生には『気にしなくていい』と言われますが、自分の肝臓が壊れている気がして不安でたまりません」というご相談を非常によくお受けします。
西洋医学は、ウイルスや明確な炎症を見つけ出して叩くことには優れていますが、検査画像に映らない「日々の過労によるダメージ」や「自律神経の乱れによる血行不良」を数値化するのは苦手です。
東洋医学では、数値が高いということは、間違いなく肝臓が「悲鳴を上げている(負担がかかっている)」と捉えます。「原因がない」のではなく、「検査には映らない『気・血・水』の滞りが原因である」と考えるのです。漢方でこの見えない滞りを流してあげることは、行き場のない不安を解消し、肝臓を休ませるための非常に理にかなったアプローチです。
太陽堂の漢方アプローチ|肝臓の「緊張」を解き、「巡り」を整える
東洋医学(漢方)において、肝臓(肝)は単なる解毒器官ではなく、全身の「気(エネルギー)」と「血(血液)」をスムーズに巡らせる司令塔(将軍の官)です。
原因不明の肝機能異常は、この司令塔が過労やストレスで悲鳴を上げている状態です。根本原因を、ストレスによる自律神経の過緊張「肝気鬱結(かんきうっけつ)」、微細な血行不良と細胞の修復遅延「瘀血(おけつ)」、そして胃腸の弱りや隠れ老廃物の蓄積「湿熱(しつねつ)」と捉え、お一人おひとりの体質に合わせてアプローチします。
| お悩みのタイプ | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| ストレスが多く、イライラしやすい ため息が多い、睡眠が浅い | 自律神経の過緊張と熱(肝気鬱結・肝火) 精神的なプレッシャーや睡眠不足により、「肝」がオーバーヒートを起こして熱を持ち、自分自身の細胞に負担をかけている状態。 | 【緊張を解き、熱を冷ます漢方】 張り詰めた気の緊張を優しく解きほぐし(疏肝理気)、肝臓にこもった微細な熱をマイルドに冷ましてオーバーヒートを防ぎます。 |
| いくら寝てもだるさが抜けない 肩こり、頭痛、顔色がくすむ | 微細な血流の滞りと栄養不足(瘀血) 疲労の蓄積によって肝臓内部の細かい血管の血流が滞り、組織の修復に必要な栄養(血)が十分に届いていない状態。 | 【血流を促し、修復を助ける漢方】 全身の「血(けつ)」の巡りを促し(活血化瘀)、滞った老廃物を流し出すことで、肝臓が本来持つ自然な修復力を後押しします。 |
| γ-GTPが高め(お酒は飲まない) 胃もたれ、体が重い、むくみやすい | 隠れた老廃物と濁りの蓄積(肝胆湿熱) お酒を飲まなくても、甘いものや過労、胃腸の弱りによって、体内にドロドロとした不要な老廃物(湿熱)が滞っている状態。 | 【胃腸を助け、濁りを流す漢方】 胃腸の働きを整えて水分代謝を上げ、肝臓・胆のう周辺に滞った湿熱を尿や便としてスッキリと排泄させます。 |
【薬剤師コラム②】「沈黙の臓器」が発する、重だるいSOS
担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、少々ダメージを受けても痛みを発することはありません。しかし、痛みがない代わりに、肝臓が発する最大のSOSサインがあります。それが「いくら寝ても取れない、鉛のような重だるい疲労感」です。
患者様の中には、「数値が高いだけで痛くはないから」と、だるさに鞭を打って働き続けてしまう方が大勢いらっしゃいます。東洋医学では、疲労感は「これ以上動くと体が壊れますよ」という肝臓からの切実な警告と受け取ります。
漢方サポートでは、単に数値を下げることを目指すのではなく、「朝スッキリと起きられるか」「夕方に倒れ込むようなだるさがないか」という『自覚症状の改善』を第一の目標にします。漢方で全身の巡りが良くなり、だるさが抜けて活力が戻ってきた時、後から自然と血液検査の数値も落ち着いてくることが多いのです。
肝機能異常のお悩みを和らげる漢方サポートの症例
「お薬も出ず、どうしていいか分からない」と不安を抱えていた方が、漢方を取り入れることで「疲労感が抜け、数値が安定する日常」を取り戻された事例をご紹介します。
事例① 40代男性|断酒しても下がらない「γ-GTPとAST/ALT」
以前はお酒をよく飲んでいましたが、健康診断で指摘されてから完全に断酒しました。しかし半年経ってもγ-GTPが100を超え、AST・ALTも高値のまま下がらず、エコーでも脂肪肝は否定されました。「これ以上どうすればいいのか」と途方に暮れ、仕事中の強い倦怠感もあってご相談に来られました。
- お悩み: 断酒後も下がらない肝機能数値、仕事中の疲労感、原因不明の不安。
- サポート内容: 長年の生活習慣で蓄積した隠れ老廃物(湿熱)と、仕事のストレスによる気の滞り(肝気鬱結)と見立て、肝臓にこもった熱を冷ましながら、気の巡りをスムーズにして老廃物を排泄する漢方薬をご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 漢方を飲み始めてからお通じが良くなり、朝起きた時の「体がズーンと重い感覚」が少しマシになってきました。
- 3ヶ月後: 夕方になっても集中力が途切れなくなり、疲労感が劇的に改善しました。
- 半年後: 会社の健康診断で、数年間下がらなかったγ-GTP、AST、ALTがすべて基準値内に。「お酒をやめるだけでなく、体質から変える必要があったのですね」と大変喜ばれ、無事に服用終了(卒業)となりました。
事例② 50代女性|更年期と重なる「原因不明のAST/ALT高値」
更年期に差し掛かった頃から、血液検査でASTとALTが50〜70台を行き来するようになりました。AIH(自己免疫性肝炎)の検査は陰性で、ウルソを処方されましたが数値は横ばい。常に肩がガチガチに凝り、イライラや不眠といった更年期症状も重なって辛い日々を送られていました。
- お悩み: 更年期の不調、下がらないAST/ALT、肩こり、ウルソが効かない。
- サポート内容: 女性ホルモンの低下に伴う自律神経の過緊張(肝気鬱結)と、微細な血行不良(瘀血)と見立て、張り詰めた神経を優しくリラックスさせ、全身の血流を促して肝臓を労わる漢方薬をご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 漢方を飲むと体がじんわり温まり、夜ぐっすりと眠れる日が増えてきました。ガチガチだった肩こりも和らいでいます。
- 3ヶ月後: 睡眠の質が上がったことで日中のイライラがなくなり、血液検査でAST・ALTが30台まで落ち着いてきました。
- 半年後: 数値が完全に基準値内で安定し、ウルソを卒業することができました。「肝臓の数値は、私の体が『休んで』と言っていたサインだったのですね」と笑顔を取り戻され、現在も体調管理のために服用を継続されています。
関連するお悩み(肝臓・自律神経・疲労の不調)
原因不明の肝機能異常は、肝臓だけの問題ではなく、全身の自律神経のバランスや血流、慢性的な疲労と深く関わっています。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。
- [脂肪肝・NASH(代謝の低下)の漢方サポート](※作成されていれば内部リンクを設定)
- [更年期障害・PMS(ホルモンバランスの乱れ)の漢方サポート](※作成されていれば内部リンクを設定)
- [慢性疲労症候群・副腎疲労(抜けない疲れ)の漢方サポート](※内部リンクを設定)
- [自律神経失調症(心身の不調・ストレス)を漢方でサポート](※内部リンクを設定)
肝機能異常・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)
特にお問い合わせの多い内容を、担当薬剤師の石川がお答えいたします。
Q. 病院で処方されているウルソ(肝庇護薬)と一緒に漢方薬を飲んでも大丈夫ですか?
A. はい、もちろん併用可能です。病院のお薬(ウルソなど)で胆汁の流れを助け肝細胞を保護しながら、並行して漢方薬で「ストレスや血行不良など、肝臓に負担をかけている根本原因を取り除く体づくり」を行うのは非常に理にかなったアプローチです。漢方で体質が整ってくれば、医師と相談しながらお薬を卒業できる可能性も高まります。お薬手帳をお持ちいただければ、詳しく飲み合わせを確認いたします。
Q. 漢方薬を飲めば、すぐにASTやALTの数値は下がりますか?
A. 漢方薬は、数値を強制的に下げるためのお薬ではありません。肝臓の負担となっている「気・血・水」の乱れを整え、結果として「数値が自然と落ち着きやすい体内環境」を育てていくものです。そのため、数日で数値が激変することはありませんが、まずは疲労感の改善など自覚症状の変化が現れ、その後数ヶ月かけて徐々に数値が安定していくケースが一般的です。
Q. 「脂肪肝ではない」と言われましたが、食事制限は必要ですか?
A. エコーで脂肪肝が見られなくても、甘いものや脂っこいもの、冷たいものの摂りすぎは胃腸(脾)を弱らせ、間接的に肝臓の負担(湿熱)となります。極端な食事制限は必要ありませんが、腹八分目を心掛け、胃腸を温める食事を意識していただくことが、漢方薬の働きを最大限に引き出す助けとなります。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関連するお悩み(胃腸・自律神経の不調)
胆嚢摘出後症候群の不調は、胃腸の弱りや自律神経の緊張、ストレスと深く関わっています。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。




