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自己免疫性肝炎(AIH)を漢方で|ステロイドの不安・抜けないだるさに

2026 7/17
肝臓・胆のう疾患
2026年3月1日2026年7月17日
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  3. 自己免疫性肝炎(AIH)を漢方で|ステロイドの不安・抜けないだるさに

「健康診断で肝臓の数値(AST・ALT)の異常を指摘され、自己免疫性肝炎と診断された…」

「治療でステロイド(プレドニン)を飲んでいるが、顔が丸くなる副作用や骨粗鬆症が不安だ…」

「お薬を減らしていくと数値が再燃してしまい、一生飲み続けるしかないと言われて辛い…」

「免疫抑制剤(イムランなど)を追加されたが、感染症のリスクが怖くて外出を控えている…」

「数値は落ち着いているのに、いくら寝ても取れない極度の疲労感(だるさ)が続いている…」

本来は外敵から体を守るはずの免疫システムが、何らかの理由で自分の肝臓の細胞を攻撃してしまい、慢性的な炎症を引き起こす指定難病「自己免疫性肝炎(AIH:Autoimmune Hepatitis)」。

中高年の女性に多く発症し、放置すると肝硬変へと進行してしまうため、西洋医学では免疫の暴走を強力に抑え込む「ステロイド」による治療が必須となります。

しかし、ステロイドは命と肝臓を守る大切な薬である一方で、「減薬すると再発する(ステロイド依存)」「副作用による精神的・身体的な負担が大きい」という深いジレンマを抱え、孤独に悩まれている方が非常に多い疾患です。

新宿の漢方薬局「太陽堂」では、ステロイドをただ忌み嫌うのではなく、「なぜ免疫が暴走し、肝臓に過剰な熱(炎症)がこもってしまったのか」という根本的な『潤いの枯渇(陰虚)』や『血流の滞り(瘀血)』に着目し、体の内側から免疫バランスを整え、ステロイドをスムーズに減らしていくための強固な土台づくりを漢方でサポートいたします。

目次

自己免疫性肝炎(AIH)とは?西洋医学の限界と他疾患との違い

【太陽堂における自己免疫性肝炎(AIH)の漢方サポートまとめ】

  • 原因: 西洋医学では「原因不明の自己免疫異常による肝細胞の破壊」とされるが、漢方では根本原因を、体を潤し熱を冷ます冷却水が干上がった「肝腎陰虚(かんじんいんきょ)」や、肝臓にこもった激しい熱「肝火(かんか)」と捉える。
  • アプローチ: 肝臓にたっぷりと潤い(陰)を補給して免疫の暴走(虚熱)を穏やかに鎮め、滞った老廃物を流し出す生薬を用いた煎じ薬で、根本的な体質改善を目指す。
  • 目安期間: 炎症の強さやステロイドの服用量によるが、早い方で数週間〜1ヶ月程度で「異常なだるさが抜けた」「よく眠れるようになった」と感じ、数ヶ月〜年単位でじっくりとステロイド減薬時の再燃不安が少ない穏やかな状態を育てていくケースが多い。

自己免疫性肝炎(AIH)は、血液検査で肝臓の数値(AST、ALT)の上昇に加え、「IgG」という抗体数値が高くなるのが特徴です。ウイルスやアルコールが原因ではないため、生活習慣の改善だけでは炎症を止めることができません。

「原発性胆汁性肝硬変(PBC)」や「その他の肝炎」との違い

同じ肝臓の病気でも、攻撃されるターゲットや使うお薬が全く異なります。

疾患名主な症状と特徴AIHとの違い・関係性
自己免疫性肝炎
(AIH)
倦怠感、黄疸。AST・ALTとIgGが高値になる。免疫が「肝細胞」を攻撃します。治療の主役はステロイドです。(※このページで解説しています)
原発性胆汁性肝硬変
(PBC)
強い皮膚のかゆみ、倦怠感。ALPやγ-GTPが高値になる。免疫が「肝臓内の細い胆管」を攻撃します。治療の主役は**ウルソ(UDCA)**です。AIHと合併することもあります。
ウイルス性肝炎
(B型・C型)
倦怠感、食欲不振、黄疸など。肝炎ウイルスへの感染が原因です。抗ウイルス薬での治療が基本となります。
脂肪肝・NASH無症状であることが多い。エコー検査で脂肪の蓄積が見られる。肥満や糖質・脂質の摂りすぎ、代謝低下が原因です。自己免疫疾患ではありません。
▶︎ [脂肪肝・NASHの漢方サポート詳細へ](※内部リンク)

【西洋医学(病院)での一般的な治療】

自己免疫性肝炎の第一選択薬は「ステロイド(プレドニゾロン等)」です。初期に多めの量からスタートして炎症を鎮め、その後、年単位で少しずつ量を減らしていきます(維持療法)。ステロイドを減らす過程で再燃してしまう場合は、「免疫抑制剤(アザチオプリン/イムラン等)」が併用されます。

ステロイドは肝臓を守るために絶対に必要な治療ですが、患者様を苦しめるのは「ムーンフェイス(顔の丸み)」「不眠」「骨粗鬆症」「糖尿病の誘発」「感染症への恐怖」といった副作用です。「薬を減らしたいけれど、減らすと肝臓が壊れてしまう」という袋小路に迷い込み、漢方に光明を求めてご相談に来られる方が後を絶ちません。

【薬剤師コラム①】ステロイドの減薬を「漢方」で下支えする意義

担当薬剤師:石川(調剤薬局での勤務経験あり)

「ステロイドの副作用が辛くて、勝手に薬を減らしたら数値が跳ね上がってしまい、医師にひどく叱られました」というご相談を非常によくお受けします。

ステロイドは、燃え盛る火事(肝臓の炎症)を一気に鎮火させる強力な放水車です。自己判断で急に放水を止めれば、くすぶっていた火種が再び大炎上するのは当然です。

しかし、西洋医学では「火種そのものができにくい体質」に変えることはできません。東洋医学(漢方)の役割は、まさにこの「火種を消し、燃えにくい森を作る」ことです。漢方で肝臓の熱を冷まし、潤いを補うことで、医師の指導のもとでステロイドを減量した際に「再燃しにくい体内環境(土台)」をあらかじめ作っておくことができます。西洋薬と漢方薬、それぞれの得意分野を掛け合わせることが、AIH治療において最も賢明なアプローチなのです。

太陽堂の漢方アプローチ|肝臓の「熱」を冷まし、「潤い」を補う

東洋医学(漢方)では、自己免疫性肝炎の根本原因を、自律神経やストレスの乱れから肝臓に過剰な熱がこもった「肝火上炎(かんかじょうえん)」、長期の炎症とステロイドの負担によって体を潤す冷却水が干上がった「肝腎陰虚(かんじんいんきょ)」、そして炎症による老廃物と血液の滞り「瘀血・湿熱(おけつ・しつねつ)」と捉え、病気のステージ(活動期か寛解期か)に合わせてアプローチします。

お悩みのタイプ漢方的な見立て太陽堂の漢方アプローチ(働き)
数値(AST/ALT)が高く再燃気味
イライラや顔ののぼせが強い
肝臓にこもった激しい熱と炎症(肝火上炎)
免疫の過剰な攻撃によって肝臓内で火事(激しい炎症)が起き、その熱が上半身に昇ってのぼせや強い倦怠感を引き起こしている状態。
【こもった熱を強力に冷ます漢方】
肝臓に鬱滞した熱をマイルドに鎮火(清肝瀉火)させ、ステロイドの抗炎症作用を内側からサポートして熱の暴走を防ぎます。
ステロイド治療が長期に及んでいる
口が渇く、手足がほてる、不眠
潤いの枯渇と免疫の乱れ(肝腎陰虚)
長引く病気と強いお薬によって、体を潤し熱を冷ます冷却水(陰)が枯渇し、免疫のコントロールが効かなくなっている状態。
【たっぷりと潤いを補給する漢方】
体に「陰(潤い)」をしっかりと補給して過剰な熱(虚熱)を抑え込み、暴走しがちな免疫バランスを穏やかに整える土台を作ります。
数値は落ち着いているがだるい
右脇腹が重苦しい、シミが増えた
老廃物の蓄積と血流の滞り(瘀血・湿熱)
炎症によって生じた濁りや古い血液が肝臓周辺に滞り、組織の修復を邪魔したり、新たな火種になりかけている状態。
【滞りを流し、血の巡りを整える漢方】
微細な血管の「血(けつ)」の巡りを促し、滞った老廃物をスムーズに流し出して、肝臓本来の解毒・代謝機能を助けます。

【薬剤師コラム②】「いくら寝ても取れないだるさ」の正体

担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)

AIHの患者様が抱えるお悩みで、数値の再燃と同じくらい深刻なのが「鉛のように体が重く、いくら休んでも疲労感が抜けない」という極度のだるさです。外見からは分かりにくいため、ご家族に「怠けている」と誤解され、精神的に追い詰められてしまう方もいらっしゃいます。

東洋医学において、肝臓は「将軍の官」と呼ばれ、全身のエネルギー(気)や血液を配分する司令塔です。その肝臓が自己免疫の攻撃を受け続けているため、莫大なエネルギーを防御と修復に浪費してしまい、体を動かすための「気」が完全にすり減っている状態(気虚)なのです。

漢方では、熱を冷ますだけでなく、この「消耗しきった気(エネルギー)」を補給することを非常に大切にします。「気を補う」生薬を用いることで、「朝スッキリ起きられるようになった」「家事ができるようになった」という日常生活の活力を取り戻すことができます。体力が戻れば、自然と前向きになり、免疫の乱れも落ち着きやすくなるのです。

自己免疫性肝炎のお悩みを和らげる漢方サポートの症例

ステロイドの減薬に苦戦し、副作用とだるさに苦しんでいた方が、漢方を取り入れることで「安心できる穏やかな日常」を取り戻された事例をご紹介します。

事例① 50代女性|ステロイド減薬時の「数値の再燃と不安」

3年前に自己免疫性肝炎(AIH)と診断され、プレドニンを服用しています。5mgまでは順調に減らせたのですが、そこから薬を減らそうとするとAST・ALTが再上昇してしまい、減薬に失敗することを繰り返していました。顔のむくみ(ムーンフェイス)が気になり、一生このままかと深く悩まれてご相談に来られました。

  • お悩み: ステロイド減薬の失敗(再燃)、顔のむくみ、将来への不安。
  • サポート内容: 炎症を抑え込むための冷却水が不足した状態(肝腎陰虚)と、血行不良(瘀血)と見立て、体にたっぷりの潤いを補い、肝臓にこもった微細な熱を穏やかに冷ます漢方薬をご提案しました。
  • 経過:
    • 1ヶ月後: 漢方を飲み始めてから、夕方に感じていた「顔ののぼせ」や不眠が少しマシになり、体がスッキリする感覚が出てきました。
    • 3ヶ月後: 血液検査でAST・ALTの数値が完全に基準値内に安定。主治医の判断で、再びプレドニンの減量にチャレンジすることになりました。
    • 半年後: 以前は再燃してしまった「プレドニン3mg」の壁を、今回は数値の上昇なく無事にクリアできました。「漢方で体を守っているという安心感が違います」とお喜びいただき、現在もさらなる減薬を目指して服用を継続されています。

事例② 40代女性|数値は正常だが「極度の疲労感と関節痛」が辛い

プレドニンと免疫抑制剤(イムラン)の併用で肝臓の数値は基準値に落ち着いていますが、毎日鉛のように体が重く、仕事から帰ると玄関で座り込んでしまうほどの疲労感に襲われていました。また、手指の関節がチクチク痛むこともあり、QOL(生活の質)を上げたいとご来局されました。

  • お悩み: 極度の疲労感、だるさ、関節の痛み、お薬の副作用への不安。
  • サポート内容: 免疫の乱れによる莫大なエネルギーの消耗(気虚)と、末端の血行不良(瘀血)と見立て、胃腸を助けて全身の「気」を力強く補いながら、関節の血流を促す漢方薬をご提案しました。
  • 経過:
    • 1ヶ月後: 漢方を飲むと胃腸の調子が良くなり、食事が美味しく食べられるようになりました。朝の目覚めが少し楽になりました。
    • 3ヶ月後: 夕方の「倒れ込むようなだるさ」が激減し、仕事から帰ってきても夕食の準備ができるまでに体力が戻ってきました。手指の痛みも和らいでいます。
    • 半年後: 疲労感が抜け、週末に外出を楽しめるほどに活力が回復しました。肝臓の数値も安定しており、「病気になる前のような生活が戻ってきて嬉しいです」と笑顔を取り戻され、無事に治療の第一段階を卒業されました。

関連するお悩み(免疫・肝臓・疲労の不調)

自己免疫性肝炎は、肝臓だけの問題ではなく、全身の免疫バランスや自律神経、慢性的な疲労と深く関わっています。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。

  • [原発性胆汁性肝硬変(PBC)の漢方サポート](※作成されていれば内部リンクを設定)
  • [関節リウマチ・膠原病の漢方サポート](※作成されていれば内部リンクを設定)
  • [慢性疲労症候群・副腎疲労(抜けない疲れ)の漢方サポート](※内部リンクを設定)
  • [更年期障害・PMS(女性ホルモンの乱れ)の漢方サポート](※作成されていれば内部リンクを設定)

自己免疫性肝炎・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)

特にお問い合わせの多い内容を、担当薬剤師の石川がお答えいたします。

Q. 病院のステロイド(プレドニン)や免疫抑制剤と一緒に漢方薬を飲んでも大丈夫ですか?

A. はい、もちろん併用可能です。西洋薬で過剰な免疫の暴走を強力に抑え込みながら、並行して漢方薬で「免疫が暴走しにくい穏やかな体質(土台)づくり」を行うのは、AIH治療において非常に理にかなった理想的なアプローチです。漢方で体内環境が整ってくれば、医師と相談しながらお薬をスムーズに減薬していくことが期待できます。お薬手帳をお持ちいただければ、詳しく飲み合わせを確認いたします。

Q. 漢方薬を飲めば、ステロイドを完全にやめる(ゼロにする)ことができますか?

A. AIHは指定難病であり、完全にステロイドをゼロにできる方もいれば、ごく少量(2〜5mg程度)を維持量として飲み続ける方が安全なケースもあります。私たちの目標は「無理にゼロにすること」ではなく、「副作用に悩まされることなく、肝臓の数値を安定させ、以前のような活力ある日常を送れること」です。漢方はそのための強力なサポートとなります。

Q. 漢方薬を飲み始めて、どのくらいで変化を感じられますか?

A. 肝臓の炎症度合いによりますが、早い方であれば数週間〜1ヶ月程度で「異常なだるさが抜けた」「よく眠れる」「胃腸の調子が良い」といった全身のサイン(体質改善の兆し)を先に感じられる方が多いです。ステロイドを減らしても数値が再燃しない強固な土台が定着するには、数ヶ月〜年単位でじっくりと腰を据えて取り組むことをお勧めしています。

その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関連するお悩み(胃腸・自律神経の不調)

胆嚢摘出後症候群の不調は、胃腸の弱りや自律神経の緊張、ストレスと深く関わっています。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。

過敏性腸症候群(IBS)
胆道ジスキネジア
機能性ディスペプシア(FD)
自律神経失調症

太陽堂の特徴

”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”

特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。

特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

薬剤師紹介

「担当薬剤師」 石川 満理奈

薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。

より患者さんの体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ入りました。

少しでもお力添えできるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

薬剤師紹介

「担当薬剤師」 林 泰太郎

「学術発表 実績」 
2015年 2016年 2017年 2019年 2020年 2022年 2025年 学術発表

調剤薬局で三年、漢方薬局で三年働き
「漢方薬局 太陽堂」を開局しました。

太陽堂も10周年を迎え多くの方に活用してもらえるようになりました。

日々「一人一人の笑顔を見る為に」頑張ります。

調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も
勉強を積み今に至ります。

病気のお話し、漢方のお話しなど、どんな事でもご相談下さい。

肝臓・胆のう疾患
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所在地:〒160-0005  東京都新宿区愛住町19-16富士ビル4F

許可番号:薬局開設許可番号 7新保衛薬第158号

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