
「生理がいつ来るのか分からず、旅行などの予定が全く立てられない…」
「周期が40日、50日とどんどん延びて、このまま来なくなるのではと不安…」
「一度始まると2週間近く続いて、体も気持ちもぐったりしてしまう…」
「婦人科では『様子を見ましょう』と言われたけれど、このままでいいのか迷っている…」
生理の周期や日数が安定しない状態を、まとめて「生理不順(月経不順)」と呼びます。
3ヶ月以上生理が止まった状態は「無月経」と呼ばれ、早めの受診がすすめられています。
忙しい毎日の中で後回しにされがちですが、生理は体調を映す大切なサインです。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、周期の乱れを「体と心の余裕が足りていないサイン」と受け止めます。
婦人科での検査や治療と併用しながら、血の巡りや自律神経を体質から整えるお手伝いをいたします。
【この記事の結論:「生理不順・無月経」に対する漢方の考え方】
- 不調の正体(原因):西洋医学では「脳・卵巣・子宮をつなぐホルモンの連携の乱れ」とされます。漢方では、その背景に「ストレスによる巡りの滞り」や「血(栄養)の不足」「冷え」があるととらえます。
- 漢方の考え方:ホルモンを外から足すのではなく、巡りと栄養を整えて、体が自分のリズムを刻みやすい土台を養います。
- 対象となる主なお悩み:周期がバラバラ、周期が長すぎる・短すぎる、生理が長く続く、生理が何ヶ月も来ない不安。
生理不順・無月経とは?西洋医学の原因と病院での治療
正常な生理は、25〜38日の周期で訪れ、3〜7日で終わるとされています。
周期のずれが毎回6日以内におさまっていれば、多少の前後は心配いらないと言われています。
この範囲から外れた状態が続くと、生理不順と呼ばれます。
※出血が多くてふらつきや動悸がある場合、または激しい下腹部痛を伴う場合は、すぐに医療機関(婦人科・救急)を受診してください。
生理不順の主なタイプ
- 頻発月経: 周期が短い(24日以内)
- 稀発(きはつ)月経: 周期が長い(39日以上)
- 過長月経: 生理が8日以上続く
- 過短月経: 生理が2日以内で終わる
- 続発性無月経: これまであった生理が3ヶ月以上止まる
主な原因
生理は、脳(視床下部・下垂体)と卵巣がホルモンでやり取りをして起こります。
この連携は繊細で、次のようなことで乱れやすいとされています。
- 強いストレス、睡眠不足、環境の変化
- 急な体重の増減、食事制限(過度なダイエットなど)、激しい運動
- 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や高プロラクチン血症、甲状腺の病気
- 思春期や更年期の前後など、ホルモンが揺らぎやすい時期
原因となる病気が分かっている方は、それぞれのページもご覧ください。
病院での検査とお薬の分類
婦人科では、血液検査でホルモンの値を調べ、超音波検査で子宮や卵巣の状態を確認します。
基礎体温の記録から、排卵があるかどうかを見ることもあります。
治療では、ホルモン剤で周期を整える方法(ホルモン療法)や、低用量ピル、排卵誘発剤などが使われます。
原因となる病気がある場合は、その治療が優先されます。
これらは周期を整え、子宮内膜をリセットするための大切な治療です。
一方で、「ピルをやめるとまた生理が来なくなってしまう」「体質から見直したい」というお声も少なくありません。
▼ ピルをやめた後に生理が来なくなった方は、こちらの記事で詳しくお話ししています。
漢方での考え方|リズムが乱れる体質を見直す
漢方では、生理を「血(けつ)が満ちて、巡って、あふれる」営みととらえます。
血が足りなければ遅れ、巡りが滞れば乱れ、冷えれば勢いを失うと考えます。
そのため、同じ生理不順でも、体質によって整え方が変わります。
| 漢方のとらえ方 | あなたの主な症状・体質 | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| ストレスで巡りが滞る 「肝気鬱結(かんきうっけつ)」 | 周期が早まったり遅れたりとバラバラ。生理前にイライラや胸の張りが出やすい。仕事や人間関係の波で周期が変わる。 | 【気の巡りを整える漢方薬】 張りつめた緊張をゆるめ、自律神経とホルモンの連携がスムーズに働く状態を目指します。 |
| 血(栄養)の不足 「血虚(けっきょ)」 | 周期が延びる、量が少ない、生理が来ない。疲れやすい、立ちくらみ、髪や肌の乾燥。食事制限や過労のあとに乱れた。 | 【血を補う漢方薬】 生理の材料となる血を養い、卵巣や子宮に栄養が届く土台を作ります。 |
| 血の巡りの滞り 「瘀血(おけつ)」 | 生理が長引く、レバー状の塊が出る、生理痛が強い。肩こりや冷えのぼせがある。 | 【血の巡りを整える漢方薬】 滞った巡りを促し、古い血がすっきり出て、次の周期に移りやすい状態を目指します。 |
| 冷えとエネルギー不足 「腎陽虚(じんようきょ)」 | 基礎体温が全体に低い、高温期が短い。足腰が冷える、朝がつらい、疲れが抜けない。 | 【体を温め、土台の力を補う漢方薬】 体を内側から温め、年齢や疲れで落ちた土台の力を養います。 |
※実際には複数のタイプが重なっている方がほとんどです。ご相談のうえで、お一人おひとりに合わせてお作りします。
【薬剤師コラム①】ストレスと生理は、思っている以上につながっています
担当薬剤師:前原(調剤薬局での勤務経験あり)
生理不順のご相談を受けていると、お仕事やプライベートの出来事によって、周期や日数がはっきり変わる方が多いことに気づきます。
調子が良くなってきた矢先に、眠れないほどのストレスがかかり、また生理が長引いてしまう。そうした波は珍しくありません。
だからこそ、1回のご相談で終わりにせず、毎回お話をうかがって、その時々の小さな変化を拾うことを大切にしています。
東洋医学には「医は三分、食(養生)は七分」という言葉があります。漢方薬だけに頼るのではなく、睡眠や食事、体を動かす習慣を一緒に整えていくことが、ご自身のリズムを取り戻す近道だと感じています。
この内容以外にも「太陽堂が考える婦人科疾患」についてお話しを書いています。どうぞ参考にされて下さい。
【改善実例】太陽堂での体質改善エピソード
ここでは、生理のリズムの乱れに悩まれていた方が、漢方で体質から見直された実例をご紹介します。
20代・女性|49日周期の生理と冷え、生理痛からの変化
【ご相談内容】
4〜5年前から体の不調が続き、体質から見直したいとご相談に来られました。
生理の周期は49日ほどに延びており、生理の前日から初日にかけての痛みと、全身の冷えにもお悩みでした。
【漢方服用の経過】
血を補う漢方薬と、気の巡りを整える漢方薬、血の滞り(瘀血)を整える漢方薬を組み合わせてご提案しました。
服用開始から2ヶ月:睡眠や体のだるさが楽になり、生理痛もやわらいできたとのことでした。
服用開始から5ヶ月:冷えが取れて体が温かく感じられるようになりました。
服用開始から7ヶ月:生理が35日ほどの周期に整い、体調も良い状態が続いているため、漢方を服用終了としました。
30代・女性|2〜3週間続く生理と、生理前の不調からの変化
【ご相談内容】
一度始まると2〜3週間続いてしまう生理と、生理前のイライラ・不安・耳鳴りにお悩みでした。
【漢方服用の経過】
ホルモンのバランスを整える漢方薬と、気の巡りを整える漢方薬を組み合わせてご提案しました。
服用開始から1ヶ月:生理の期間が以前より短くなり、生理前の不調はほとんど出ずに過ごせたとのことでした。
服用開始から3ヶ月:生理が1週間で終わるようになりました。
服用開始から6ヶ月:ストレスのかかる時期に少し調子を崩すことはあったものの、その後は落ち着いて過ごせているとのことでした。
服用開始から9ヶ月:症状が出ることなく元気に過ごせているため、ご本人のご希望で漢方を服用終了としました。
40代・女性|3ヶ月止まっていた生理が再開
【ご相談内容】
3ヶ月前から生理が止まり、手足のほてりと眠りの浅さも気になるとご相談に来られました。
1年前にも同じように止まったことがあり、その時は3ヶ月で再開したとのことでした。
【漢方服用の経過】
病院での血液検査の結果も踏まえ、血流を整える漢方薬、ホルモンのバランスを整える漢方薬、体のエネルギーを補う漢方薬を組み合わせてご提案しました。
服用開始から2ヶ月:手足のほてりが大きくやわらぎ、ぐっすり眠れるようになったとのことでした。
服用開始から4ヶ月:生理が再開しました。
服用開始から5ヶ月:その後も順調に生理が来ており、生理に伴う痛みやだるさもないとのことでした。
※効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。症状の改善を保証するものではありません。
【薬剤師コラム②】「予定日どおりに来ない自分」を責めないでください
担当薬剤師:石川(調剤薬局での勤務経験あり)
生理の周期が乱れると、アプリの予定日や基礎体温のグラフを見るたびに、気持ちが沈んでしまう方がとても多いです。
ですが、強い不安や自分を責めるプレッシャーは自律神経を乱し、さらに体のリズムを遠ざけてしまう原因にもなります。
周期の数字は、あくまで「体のサインのひとつ」です。体が温かくなった、眠りが深くなった、生理痛が軽くなった。そうした変化も、体が整ってきた大切な手がかりです。
数字だけに一喜一憂せず、肩の力を抜いて、私たちと一緒に焦らず体づくりをしていきましょう。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 不妊症・婦人科疾患) どうぞ参考にされて下さい。
自宅でできるセルフケア・食養生
漢方薬の服用と併せて、日常生活でも以下の点に気をつけることで、体のリズムが整いやすくなります。
- 寝る時間と起きる時間をそろえる: ホルモンの司令塔である脳は、生活リズムの乱れに敏感です。
- 極端な食事制限をしない: 生理の材料は毎日の食事から作られます。過度なダイエットは避け、たんぱく質と鉄分を意識しましょう。
- 下腹部と足首を冷やさない: 冷たい飲み物を控え、湯船につかる習慣をつけましょう。
- 週に1〜2回、軽く汗ばむ程度の運動を: 巡りを促し、気分の切り替えにも役立ちます。
- ツボ「三陰交(さんいんこう)」をやさしく押す: 内くるぶしの少し上にある、婦人科のお悩みでよく使われるツボです。
よくあるご質問(FAQ)
病院のホルモン剤やピルを使っていますが、漢方薬は併用できますか?
はい、併用していただけます。
病院の治療で周期を整えながら、漢方で血の巡りや自律神経といった体質の側を整えていく方は多くいらっしゃいます。お薬手帳など、今の治療内容が分かるものをお持ちください。お薬の調整については、必ず主治医の先生とご相談ください。
どのくらいの期間で変化を感じられますか?
体調の変化は、早い方で1〜3ヶ月程度で感じられることがあります。
眠りや冷え、生理痛などが先にやわらぎ、周期そのものはそのあとから整ってくる方が多い印象です。生理は月に1回のため、周期については3〜6ヶ月をひとつの単位として見ていきます。止まっていた期間が長い方ほど、時間がかかる傾向があります。
どのような時に病院を受診すべきですか?
次のような場合は、まず婦人科を受診してください。
生理が3ヶ月以上来ない、妊娠の可能性がある、出血が8日以上続く・量が多い、生理以外の時期に出血がある、急に体重が減った、乳汁が出る、といった場合です。出血が多くふらつきや動悸がある時は、すぐに医療機関を受診してください。検査で大きな病気がないことを確認したうえで、漢方での体質ケアをご検討いただくと安心です。
費用はどのくらいかかりますか?
目安として、1週間あたり5,000円前後〜(1ヶ月で2万円前後から)とお考えください。相談料は無料です。
体質や組み合わせる漢方の内容によって変わるため、お作りする前に必ず金額をはっきりお伝えし、ご納得いただいてからスタートします。ご予算のご希望も遠慮なくお聞かせください。
まとめ|生理のリズムは、体と心の余裕を映すサインです
生理不順や無月経は、痛みがないぶん後回しにされやすいお悩みです。
ですが、周期の乱れは「体と心の余裕が足りていない」という体からの大切なお知らせです。
婦人科の検査で大きな病気がないことを確認したうえで、巡りと栄養、冷えを体質から整えていく。それが漢方の役割だと考えています。
一人で悩まず、どうぞお気軽にご相談ください。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

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太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。




