
「貧血を治したいのに、病院の鉄剤を飲むと吐き気がして続けられない…」
「鉄剤を飲むと、ひどい便秘や下痢になってしまって毎日が辛い」
「薬を減らしてもらったけれど、結局めまいやだるさは全然抜けない」
「薬が飲めない私は、一生このフラフラな状態と付き合っていくしかないの?」
健康診断や婦人科で「貧血」と診断され、クラクラするめまいや重い疲労感をなんとかしようと処方された鉄剤(フェロミアなど)。
しかし、いざ飲み始めると、
「胃がムカムカしてご飯が食べられない」
「吐き気がして起き上がれない」
「お腹が張って苦しい」
といった強い副作用に悩まされ、治療を断念してしまう方は多くいらっしゃいます。
「私の胃腸が弱いせいで、薬すらまともに飲めない…」とご自身を責める必要は全くありません。
今回は、鉄剤が胃腸に負担をかける理由と、「重い鉄を外から詰め込むのではなく、胃腸を元気にして『食べたものから自力で血を造れる体』へと変える漢方のアプローチ」について詳しくお話しします。
【西洋医学の視点】なぜ鉄剤を飲むと「胃もたれ・吐き気」が起きるの?
病院で処方される鉄剤は、不足しているヘモグロビンの材料(鉄分)をダイレクトに血液に送り込むための、非常に即効性のある素晴らしいお薬です。
しかし、お薬として凝縮された鉄分は、胃や腸の粘膜にとって非常に刺激が強く、「消化に重い(負担がかかる)」という特徴があります。
そのため、服用すると胃の粘膜が荒れて「吐き気」や「胃痛」を引き起こしたり、腸の動きが鈍くなって「ひどい便秘」や「黒い便」が出たりといった、消化器系の副作用(胃腸障害)が頻繁に起こります。
病院(西洋医学)では、副作用が出た場合、「食直後に飲むようにする」「胃薬や便秘薬を一緒に処方する」「シロップ剤に変える」「注射で鉄分を入れる」といった対策がとられます。
しかし、「胃薬と一緒に飲んでもやっぱりムカムカする」「注射は痛いし通院が負担」と、どれも根本的な解決にはならず、結局「貧血のだるさ」と「薬の副作用」の板挟みになってしまう方が多いのです。
【東洋医学の視点】鉄剤を受け付けないのは「血液工場(胃腸)」が壊れているサイン
東洋医学(漢方)では、鉄剤で胃がムカムカしてしまう状態を、「気虚(ききょ:胃腸の働きとエネルギーの低下)」という体質だと考えます。
例えるなら、あなたの胃腸は「血液を造り出す工場」です。
気虚の人の胃腸工場は、従業員が疲れ果て、機械もストップしているボロボロの状態です。そこに、鉄剤という「重くて巨大な鉄骨(材料)」がいきなり大量に運び込まれてきたらどうなるでしょうか?
工場は処理しきれずにパニックを起こし、鉄骨はそのまま不法投棄されてしまいます。これが、「胃もたれ」や「吐き気」、「便秘」といった拒絶反応の正体なのです。
| 西洋薬(鉄剤)によるアプローチ | 太陽堂(漢方)のアプローチ | |
| 治療の目的 | 「足りない鉄を外から強制補給」 数値を素早く回復させるための応急処置。 | 「胃腸を直し、自力で血を造る」 食べたものから栄養を吸収できる工場を再建する。 |
| 体(胃腸)への負担 | 胃腸の粘膜に刺激を与え、吐き気や便秘などの副作用が出やすい。 | 胃腸に優しい生薬を使うため、負担がないどころか、飲むほどに胃腸が元気になる。 |
| 根本的な考え方 | 工場の状態に関わらず、とにかく大量の材料(鉄)を運び込む。 | まず工場(胃腸)を修理してから、質の良い材料を少しずつ処理できるようにする。 |
| 治療後の状態 | 薬をやめると鉄分がなくなり、またすぐに貧血に逆戻りする。 | 胃腸が元気になるため、毎日の食事から自然と血を造れる「自給自足の体」になる。 |
漢方薬の役割は、処理しきれない重い鉄を運び込むことではありません。
まずは「健脾薬(けんぴやく:胃腸の働きを立て直す漢方)」を使って、ボロボロになった血液工場を修理し、元気な従業員(エネルギー=気)を配置することから始めます。
胃腸が元気になれば、無理に強い薬を飲まなくても、毎日の食事(お肉やほうれん草など)から自然と鉄分や栄養を吸収し、自分の力でたっぷりと血を造り出せるようになります。
【薬剤師 前原先生の視点】
「薬が飲めない自分」を責めないでください。体が悲鳴を上げているだけです
「貧血を治したいのに、薬を飲むのが辛くて…」とご相談に来られる女性のお話を伺う事も多いです。
鉄剤を受け付けないのは、あなたが弱いからではありません。あなたの体が「今の私には、こんな重いものを消化する体力(胃腸の力)が残っていないよ!」と必死にSOSを出しているだけなのです。
無理をして吐き気に耐える必要はありません。まずは漢方で、その悲鳴を上げている胃腸を優しく労わり、温めてあげることから始めましょう。
【薬剤師 石川先生の視点】
「胃腸が元気になる=血が造れる」この優しいサイクルを漢方で
貧血のご相談にお越しいただいたのに、「まずは胃腸を元気にするお薬を出しますね」とお伝えすると、最初は皆様驚かれます。
でも、人間の体は「食べたもの」からしか血(栄養)を造れません。
漢方で胃腸(脾)の働きが良くなると、鉄剤の副作用がなくなるだけでなく、「ご飯が美味しく食べられるようになった!」「お通じがスッキリ出るようになった!」と、貧血以外の不調もみるみる改善していきます。
胃に優しい漢方で、根本から「血の巡る温かい体」を取り戻しましょうね。
鉄剤の副作用・貧血に関するよくあるご質問(FAQ)
鉄剤が全く飲めないほど胃が弱いのですが、漢方薬は飲めますか?
はい、安心してご服用いただけます。
太陽堂では、患者様の胃腸の弱さ(気虚の度合い)をしっかりと見極めた上で処方を行います。鉄剤のように胃を荒らす成分は入っておらず、むしろ「胃の粘膜を守り、消化吸収を助ける」優しい生薬を中心に組み立てますので、胃弱の方でも無理なく続けていただけます。
今、病院で「量を減らした鉄剤」と「胃薬」を飲んでいます。漢方と併用できますか?
はい、併用可能です。
病院のお薬で最低限の鉄分をキープしつつ、漢方薬で「胃腸の働きそのものを元気にする」体質改善を並行して行うのは非常に効果的です。漢方が効いてきて胃腸が丈夫になれば、自然と鉄剤や胃薬を手放せる(卒業できる)日も必ずやってきます。お薬の飲み合わせについては、担当薬剤師がしっかりと確認いたします。
鉄剤を飲まなくても、漢方だけで貧血の数値(ヘモグロビン)は上がりますか?
Q.
A.
Q.
A.
Q.
A. はい、ご自身の力で血を造れるようになれば、数値も自然と安定してきます。
一時的なスピードでは直接鉄を入れる西洋薬に劣るかもしれませんが、漢方で「造血機能(胃腸の力)」を根本から底上げすれば、毎日の普通の食事からしっかりと栄養を吸収できるようになります。「一時しのぎ」ではなく「再発しない体」を作れるのが漢方の最大の強みです。
まとめ:外から詰め込む治療はもうおしまい。「自給自足」できる胃腸へ
「フラフラするめまいを治したいのに、薬を飲むと気持ち悪い…」
「貧血と副作用、どちらの辛さを我慢すればいいの?」
鉄剤が合わずに一人で悩み、治療の出口が見えなくなっていたことと思います。
毎日の家事や仕事だけでも精一杯なのに、薬の副作用でさらに体力を奪われるのは、本当に理不尽で辛いですよね。
でも、もう無理をして「重い鉄骨」を飲み込む必要はありません。
あなたの体に必要なのは、強引な鉄分の補給ではなく、**「疲弊しきった血液工場(胃腸)を優しく修理してあげること」**です。
胃腸が元気を取り戻せば、あなたの体は必ず、毎日の食事からたっぷりと血を造り出し、体の隅々まで温かいエネルギーを届けてくれるようになります。
「鉄剤が飲めない」「胃腸が弱くて貧血が治らない」と悩まれている方は、ぜひ一度、新宿の漢方薬局「太陽堂」にご相談ください。
私たちは、あなたのデリケートな胃腸に優しく寄り添い、副作用に怯えることなく「自力で血が造れる健やかな体」を取り戻すための、完全オーダーメイドの漢方をご提案いたします。
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▼ 貧血の根本原因!子宮筋腫・月経過多の体質改善をご希望の方はこちら
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 石川 満理奈

得意な疾患:胃腸疾患・耳鼻咽喉疾患・不妊症・婦人科・肝臓・腎臓
開業医だった父の影響で小さい頃から医療は身近に。
薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。
自分自身の胃腸の不調も漢方薬により改善。
よりご来局頂いた方の体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ。
記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表
沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。
調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。















