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食道裂孔ヘルニアを漢方でサポート|繰り返す胸やけ・胃酸の逆流に

2026 6/16
胃腸病
2026年3月1日2026年6月16日
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  3. 食道裂孔ヘルニアを漢方でサポート|繰り返す胸やけ・胃酸の逆流に

「毎日、胃酸を抑えるお薬を飲んでいるが、やめるとすぐに酸っぱいものがこみ上げてくる…」

「食後や横になった時に、胸の奥が焼けるようにチリチリ・ズキズキと痛む…」

「病院の胃カメラで『食道裂孔ヘルニア』と診断され、逆流性食道炎を繰り返している…」

「頭痛や肩こりでロキソニンを飲むと、さらに胃の調子が悪くなってしまう…」

「お薬を一生飲み続けるのか、それとも手術になるのか不安でたまらない…」

胃酸が食道に逆流して辛い症状を引き起こす原因として、非常に多く見られる「食道裂孔ヘルニア(しょくどうれっこうへるにあ)」。

病院のお薬で一時的に胃酸を抑えても、根本的な原因が変わっていないため再発しやすく、「お薬が手放せない」「食事を心から楽しめない」と長年悩まれている方が多いお悩みです。

新宿の漢方薬局「太陽堂」では、強いお薬で胃酸を無理やり止めるだけでなく、「なぜ胃酸が逆流しやすい環境になっているのか」という根本的な『胃の動き(下におろす力)』や『腹圧・自律神経の乱れ』に着目し、お薬に頼りきりにならない健やかな胃腸を取り戻すための体づくりを漢方で優しくサポートいたします。

目次

食道裂孔ヘルニアとは?西洋医学的な原因と逆流性食道炎との違い

私たちの胸(肺や心臓)とお腹(胃や腸)の間には、「横隔膜(おうかくまく)」という筋肉の膜があります。この横隔膜には食道が通るための穴(食道裂孔)が開いているのですが、加齢や腹圧の上昇によってこの穴が緩み、「胃の一部が、胸の方へポコンと飛び出してしまう状態」を食道裂孔ヘルニアと呼びます。

胃が飛び出してしまうと、胃と食道のつなぎ目を締める筋肉(下部食道括約筋)の働きが弱くなり、胃酸が食道へ逆流しやすくなってしまいます。

「逆流性食道炎」との違い・関係性

この2つは非常に混同されやすいですが、「構造」と「症状」という違いがあります。

疾患・状態意味合いと特徴相互の関係
食道裂孔ヘルニア胃の一部が横隔膜から**「飛び出している構造(状態)」**のこと。これがあることで、胃酸の逆流を防ぐフタが緩み、逆流性食道炎を引き起こす「最大の原因」となります。
逆流性食道炎
(GERD)
逆流した胃酸によって、食道の粘膜に**「炎症や傷ができている状態・症状」**のこと。ヘルニアがなくても、暴飲暴食やストレスで発症することがあります。
▶︎ [逆流性食道炎の漢方サポート詳細へ](※内部リンク)

【西洋医学(病院)での一般的な治療】

病院(消化器内科)では、飛び出た胃を薬で元の位置に戻すことはできないため、「逆流する胃酸を減らすこと」が治療のメインとなります。

タケキャブ、ネキシウム、ガスターといった強力な「胃酸分泌抑制薬(PPIなど)」が処方され、粘膜の炎症を抑えます。しかし、お薬をやめると再発しやすいため長期服用になりがちです。症状が極めて重く、日常生活が困難な場合には、飛び出た胃を元に戻して横隔膜の穴を縫い縮める「腹腔鏡下手術」などの外科的治療が検討されます。

【薬剤師コラム①】胃薬の長期服用と「ロキソニン」に注意

担当薬剤師:石川 満理奈(調剤薬局での勤務経験あり)

「タケキャブなどの胃薬をもう何年も飲み続けていますが、やめるのが怖いです」というご相談をよくお受けします。これらの西洋薬は、今ある辛い胸やけや炎症を素早く鎮めるためには非常に優れた素晴らしいお薬です。

しかし、胃酸は本来、食べ物を消化し、口から入ってきた細菌を殺菌するために必要なものです。長期間胃酸を抑え続けると、逆に消化不良を起こしたり、腸内環境が乱れたりすることがあります。

また、ヘルニアで胃の粘膜が弱っている状態の時に、頭痛や生理痛などで「ロキソニン」などの強い鎮痛剤を飲むと、胃のバリア機能がさらに低下して胃痛が悪化しやすくなります。漢方では、むやみに胃酸を止めるのではなく、「胃の粘膜を丈夫にし、胃酸が逆流しないよう下へ流す力」を育てていきます。

太陽堂の漢方アプローチ|「胃を降ろす力」と「腹圧」を整える

東洋医学(漢方)では、食道裂孔ヘルニアによる不快な症状を、本来は下へ降りるべき胃の気が逆流してしまう「胃気上逆(いきじょうぎゃく)」や、ストレス等で消化機能が乱れた状態と捉えます。

※漢方薬で、飛び出た胃そのものを物理的に引っ込めるわけではありませんが、周囲の環境や動きを整えることで、不快な逆流症状を穏やかにサポートします。

お悩みのタイプ漢方的な見立て太陽堂の漢方アプローチ(働き)
酸っぱいものがこみ上げる
胸やけやゲップがひどい
胃の気の逆流(胃気上逆・胃熱)
胃腸の動きが停滞し、食べ物や胃酸がスムーズに腸へ降りず、過剰な熱とともに上へ逆流している状態。
【胃の動きを整え、逆流を鎮める漢方】
胃にこもった過剰な熱を穏やかに冷まし、本来の「下へおろす働き(降逆:こうぎゃく)」を助けて胸やけを和らげます。
ストレスを感じると痛む
お腹にガスが張りやすい
自律神経の乱れと腹圧(肝気鬱結)
ストレスや緊張で自律神経が乱れ、お腹にガスが溜まって「腹圧」が上がり、胃を下から押し上げている状態。
【気を巡らせ、お腹の張りを取る漢方】
張り詰めた神経を優しくリラックスさせ、お腹に溜まったガス(気)の巡りを良くすることで、胃を圧迫する腹圧をマイルドに下げます。
胃がもたれて食べられない
疲れやすく、体力がない
胃腸のバリア機能低下(脾気虚)
長引く炎症や加齢により、胃腸そのものの働きが弱り、粘膜を守る力や消化力が落ちている状態。
【胃腸を丈夫にし、粘膜を守る漢方】
胃腸の働きを助けて栄養(気)を補い、胃の粘膜をみずみずしく潤して、胃酸の刺激に負けない健康的な土台を作ります。

【薬剤師コラム②】「腹圧」を上げる生活習慣を見直す

担当薬剤師:前原 信太郎(調剤薬局での勤務経験あり)

食道裂孔ヘルニアの症状を悪化させる最大の要因は「お腹への圧力(腹圧)」です。

例えば、以下のような生活習慣はありませんか?

  • 猫背などの悪い姿勢、前かがみでの農作業や草むしり
  • 慢性的な「便秘」で、トイレで強くイキむこと
  • 食べすぎ、早食いによる胃の膨張
  • ベルトやコルセットでお腹を強く締め付けること

これらはすべて、胃を下からギュッと押し上げ、横隔膜の穴から胃を飛び出させやすくしてしまいます。

漢方相談では、お薬による体質サポートだけでなく、便秘の解消やお腹の張りのケア、そして日常の姿勢や食事のとり方といった「養生(生活習慣の改善)」も一緒にアドバイスさせていただき、再発しにくい体づくりをトータルで目指します。

食道裂孔ヘルニアの症状を和らげる漢方サポートの症例

病院のお薬を手放せず、食事を楽しめなかった方が、漢方を取り入れることで穏やかな日常を取り戻された事例をご紹介します。

事例① 50代女性|長年の「胸やけ」と「お薬への不安」

数年前に病院で食道裂孔ヘルニアと診断され、タケキャブをずっと飲み続けていました。薬を飲めば落ち着きますが、飲み忘れたり脂っこいものを食べたりするとすぐに酸っぱいものがこみ上げ、胸の奥がチリチリと痛むため、「一生薬を飲むのか」と不安になりご相談に来られました。

  • お悩み: 慢性的な胸やけ、ゲップ、胃薬を手放せない不安。
  • サポート内容: 胃の熱と逆流(胃気上逆)と見立て、①胃の熱を冷まし、下におろす働きを助ける漢方薬、②胃の粘膜を潤し守る漢方薬をご提案しました。
  • 経過:
    • 1ヶ月後: ゲップの回数が減り、食後の胸のつかえ感が少しマシになってきました。
    • 3ヶ月後: 病院の先生と相談しながら、少しずつタケキャブを飲む間隔を空けられるようになりました。
    • 6ヶ月後: 胃薬を飲まなくても、胸やけや酸っぱいものがこみ上げる症状が全く出なくなりました。
    • 8ヶ月後: 食事を心から楽しめるようになり、良い状態が定着したため無事に服用終了(卒業)となりました。

事例② 40代男性|ストレスと便秘で悪化する「胃痛とガス張り」

仕事のストレスが強く、夕方になるとお腹がパンパンに張って便秘気味に。それと同時に胃が押し上げられるような苦しさと胃痛があり、病院で軽度の食道裂孔ヘルニアと言われました。

  • お悩み: ストレス時の胃痛、お腹のガス張り、便秘による腹圧。
  • サポート内容: ストレスによる自律神経の乱れが腹圧を上げていると見立て、気を巡らせてお腹の張りを取る漢方薬をご提案しました。
  • 経過:
    • 2週間後: お通じがスムーズになり、お腹のパンパンに張る感じが抜けてきました。
    • 2ヶ月後: 腹圧が下がったことで胃の圧迫感がなくなり、胸やけや胃痛が気にならなくなりました。根本原因にアプローチできたことで、早期にスッキリと改善された事例です。

食道裂孔ヘルニア・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)

特にお問い合わせの多い内容を、担当薬剤師の前原がお答えいたします。

Q. 漢方薬を飲めば、飛び出た胃(ヘルニア)は元の位置に戻りますか?

A. 漢方薬で直接「横隔膜の緩んだ穴を縫い縮める」ことや、「物理的に胃を引っ張り下ろす」ことはできません。そのため、構造的なヘルニア自体が消えて無くなるわけではありません。漢方が得意とするのは、胃腸の働きを良くして胃酸を下に流しやすくしたり、腹圧を下げたりすることで、「ヘルニアがあっても、胸やけなどの不快な症状が出にくい穏やかな環境を作ること」です。

Q. 病院の胃薬(タケキャブやネキシウムなど)と一緒に漢方薬を飲んでも大丈夫ですか?

A. はい、もちろん併用可能です。最初は病院のお薬で辛い胃酸の逆流をしっかりと抑えつつ、漢方薬で「お薬を減らしても逆流しにくい体質づくり」を並行して行うのが、最も安心で確実なステップです。お薬手帳をお持ちいただければ、飲み合わせを詳しく確認いたします。

Q. 漢方薬を飲み始めて、どのくらいで胸やけに変化を感じられますか?

A. 胃の粘膜のダメージ具合やストレス状態によりますが、早い方であれば数週間〜1ヶ月程度で「ゲップが減った」「食後の胸のチリチリ感が和らいだ」といった変化を感じられる方が多いです。胃の粘膜が丈夫になり、お薬に頼らない体質へと変わっていくには、数ヶ月単位でじっくりと取り組むことをお勧めしています。

その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関連するお悩み(胃腸・消化器系の不調)

胃下垂や胃アトニーは、他の胃腸疾患と症状が似ていたり、併発したりすることがあります。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。

機能性ディスペプシア(FD)
逆流性食道炎(胃食道逆流症・GERD)
胃下垂・胃アトニー
自律神経疾患(ストレス性疾患)

太陽堂の特徴

”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”

特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。

特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

薬剤師紹介

「担当薬剤師」 前原 信太郎

「学術発表 実績」 
2017年 2021年 2025年 学術発表

調剤薬局の薬剤師として6年間勤めました。

漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。

調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。

薬剤師紹介

「担当薬剤師」 石川 満理奈

薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。

より患者さんの体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ入りました。

少しでもお力添えできるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

胃腸病
  • 胃潰瘍を漢方でサポート|食後のみぞおちの痛み・繰り返す胃痛に
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許可番号:薬局開設許可番号 7新保衛薬第158号

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