
「急に胸がドキドキする」「脈が飛んで不安」…そのサイン、我慢していませんか?
「急に胸がドキドキして息苦しくなることがある」
「夜、寝る前に脈が飛ぶような感覚があり、不安で眠れない」
「病院で検査しても『異常なし』と言われたけれど、違和感が続く」
太陽堂には、このような“胸のドキドキ”や“脈の乱れ”に関するご相談が非常に多く寄せられます。中には「このまま倒れてしまうのでは…」と強い不安を感じておられる方も少なくありません。
心臓のサインには様々な背景がありますが、検査で異常が見つからない場合、実は「自律神経の乱れ」や「血流の滞り」が深く関わっているケースが多々あります。漢方では、心臓を無理にコントロールするのではなく、体が本来持つ「巡り」を整えることで、穏やかな日常を取り戻すための土台づくりをサポートします。
【太陽堂が解説する「胸のドキドキ・脈の乱れを和らげる漢方」の特徴とサポート】
- 漢方薬の主な働き: 過度に高ぶった「気(自律神経の緊張)」を優しく落ち着かせ、滞った「血」の巡りをスムーズに整えることで、心臓が無理なく働きやすい環境づくりをサポートします。
- 適した体質・サイン: 緊張やストレスで急に胸がドキドキする、夜間に脈が飛ぶように感じて不安になる、手足が冷えやすく疲れやすいといったサインを感じる体質の方に向いています。
- 太陽堂での活かし方: 特定の漢方薬をそのまま飲むのではなく、太陽堂ではこれらを基本としつつ、お一人おひとりの現在の体質や生活習慣に合わせて生薬を細かく調整し、体が本来持つ力を引き出すオーダーメイドのサポートを行っています。
【コラム】薬剤師 椙田の視点「西洋薬(安定剤やロキソニン)と漢方のアプローチ」
動悸や脈の乱れで病院を受診し、検査で異常がない場合は、心の緊張を和らげる『抗不安薬』などが処方されることが一般的です。これは今ある辛い不安をスピーディに落ち着かせるためにとても役立ちます。
一方で、ストレスから頭痛や肩こりを伴う方が日常的に『ロキソニン』などの消炎鎮痛剤をよく飲まれているケースがあります。鎮痛剤で痛みを抑え込んでも、根本にある『自律神経の緊張』や『血行不良』はそのままです。むしろ胃腸に負担がかかり、体全体の巡りが悪くなることで動悸を感じやすくなることもあります。
西洋のお薬で急な不安をしのぎつつ、漢方で『なぜ交感神経が過剰に働いてしまうのか?』という根本的な体質を整えていく併用スタイルは、体への優しさを考えると大変おすすめです。
なぜ動悸が起こる?漢方が考える2つの原因
東洋医学(漢方)の視点では、動悸や脈の乱れは主に以下の2つのアンバランスから生じると考えます。
1. 気の高ぶり(自律神経の過緊張)
緊張やストレス、不安などで交感神経が過剰に働くと、心臓は「危険に備えよう」として“ドクン、ドクン”と速く打ち始めます。一時的なものであっても、これを繰り返すうちに心臓に負担がかかりやすくなります。
2. 血流の滞り(瘀血:おけつ)
血の巡りが悪くなり、心臓からスムーズに血液を押し出せない状態になると、心臓はより強い力で働こうとします。その結果、拍動が不規則になり、「脈が飛ぶ」「胸のあたりが詰まる」といった違和感として現れやすくなります。
ドキドキを和らげる代表的な「3つの漢方薬」
ここでは、状態に合わせてよく用いられる代表的な漢方薬をご紹介します。
(※太陽堂では完全オーダーメイドを推奨しているため、あくまで一般的な体質の目安としてご覧ください)
心と体の巡りを整える漢方薬3選
| 漢方薬名 | 適している体質・サイン | 特徴とアプローチ |
| ① 桂枝加竜骨牡蛎湯 (けいしかりゅうこつぼれいとう) | 些細なことで驚きやすい、不安感が強い、夜眠れない方 | デリケートになった神経を優しく休ませ、高ぶった「気」を落ち着かせることで心の緊張をほぐします。 |
| ② 苓桂朮甘湯 (りょうけいじゅつかんとう) | めまいや立ちくらみがあり、フワフワとした動悸を感じる方 | 体に滞った余分な「水」を動かしながら、突き上げる気を下ろし、神経の高ぶりを優しく鎮めます。 |
| ③ 炙甘草湯 (しゃかんぞうとう) | 体力が落ちて疲れやすい、脈が飛んだり結滞したりする方 | 消耗した体に潤いと栄養(気血)をたっぷりと補い、リズムの乱れを穏やかにサポートします。 |
★巡りを助ける「併用」アプローチ
動悸を感じるときは、心臓の負担を減らすために「血流の悪さ」を同時にサポートすることが大切です。そのため、滞った血を流す「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」や、巡りを助ける生薬である「田七(でんしち)」などを組み合わせてご提案することも多くあります。
どんなお悩みに向いているの? 太陽堂でのご相談例
【コラム】薬剤師 林の視点「夜間の脈の乱れと不安でお悩みだった方のケース」
以前、『夜になると急に脈が飛ぶ感覚があり、不安で眠れない』とお悩みの50代女性からご相談を受けました。病院の心電図では異常がなく、自律神経の乱れと言われたものの、不安な日々が続いている状態でした。
この方には、①過敏になった神経を落ち着かせる『桂枝加竜骨牡蛎湯』をベースに、②血流の滞りをスムーズにする漢方薬を組み合わせてお出ししました。
じっくりと体質改善に取り組んでいただいた結果、数ヶ月後には夜間のドキドキが気にならなくなり、ぐっすりと眠れる日が増えてきました。1年半ほど経つ頃には、不安感もすっかりなくなり、大変良い状態で漢方を卒業されました。体全体の巡りを整えることの大切さを実感したケースです。
動悸・脈の乱れに関するよくあるご質問(FAQ)
病院で「異常なし」と言われましたが、漢方薬を飲んでも良いですか?
はい、もちろんです。検査で異常が出ない「自律神経の乱れ」からくるドキドキや違和感は、漢方が非常に得意とする分野です。根本的な体質(気・血・水のバランス)から整えていくアプローチをご提案します。
病院の薬(安定剤や不整脈の薬など)と一緒に使えますか?
基本的には併用可能です。強い症状は西洋薬でコントロールしつつ、漢方で「ドキドキしにくい体の土台」を作っていくスタイルはよく見られます。安全のため、事前にお薬手帳をご用意の上ご相談ください。
漢方薬を飲めば、すぐに動悸は治まりますか?
漢方は一時的に症状を抑え込むものではなく、体質からじっくり整えるため、1~3ヶ月単位でみていただくことが多いです。焦らず「気がつけば楽に過ごせている」という状態を目指してサポートいたします。
まとめ:無理なく、安心して過ごせる身体づくりを
「動悸や脈の乱れを和らげる漢方」について解説しました。
ポイントは以下の3つです。
- 検査で異常がない動悸は「自律神経」や「血流」が関わっている
- 漢方は心臓を直接抑えるのではなく、体全体の巡りを整える
- 西洋薬(ロキソニンや安定剤など)と併用し、体質からケアすることが大切
「このまま倒れるのでは」という不安を抱えながら毎日を過ごすのは、本当に辛いものです。
症状や体質によって、使うべき漢方薬は全く異なります。息苦しさや不安感を一人で抱え込まずに、ぜひ一度、太陽堂へご相談ください。
関連ページ(心臓のお悩み)
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 林 泰太郎

実績:伝統漢方研究会 2015~2017年・2019年・2020年・2022年・2025年 学術発表
調剤薬局で3年間勤め、西洋の薬だけでは治療が難しい病気の壁に直面。
・「治療の難しい病気をなんとか治したい。」
・「ひとりでも多くの患者さんを笑顔にしたい。」
という想いから漢方の道へ。
漢方薬局で3年間修業をして、2015年 『漢方薬局 太陽堂』を立ち上げ。
開局10年を迎えた今も1ヶ月の平均来局数は900名を超え、お客様にご愛顧いただいている太陽堂の漢方薬剤師です。















