
喉は自律神経が影響を受けやすい臓器
「風邪をひいているわけではないのに、喉に何かがつまっている感じがする」
「緊張すると声が震えて、第一声が出しにくい」
「耳鼻咽喉科でカメラ検査をしても『異常なし』と言われた」
喉は、体の中で最もストレスの影響を受けやすい「心のバロメーター」と言われています。
検査で異常が見つからないその不調、実は自律神経の乱れが引き起こす「気(き)」の滞りが原因かもしれません。
今回は、ストレスからくる喉の違和感の正体と、症状別の見分け方、そして漢方による解決策について解説します。
漢方で考える喉|なぜストレスで「喉」が詰まるのか?
漢方では、喉は「気(き)」の通り道と考えられています。(東洋学では体の中を流れる3つの要素「気・血・水(き・けつ・すい)」で判断します。)
本来、気は全身をスムーズに巡っていますが、過度なストレスや緊張を感じると、巡りが停滞してしまいます(これを「気滞(きたい)」と呼びます)。
その気が最も詰まりやすい場所が、狭いパイプのような構造をしている「喉」なのです。
「息をのむ」「言葉を飲み込む」という表現があるように、言いたいことを我慢したり、プレッシャーを感じたりすると、喉の筋肉がキュッと収縮し、不快感を引き起こします。

【症状別】あなたの喉の悩みはどっち?見分け方チェック
一口に「喉の違和感」と言っても、症状の出方によって原因や対策は異なります。
あなたの症状がどちらに近いか、以下の表でチェックしてみましょう。
| 特徴 | タイプA:ヒステリー球(梅核気) | タイプB:痙攣性発声障害・書痙 |
| 主な感覚 | 「つまる」「異物感」 | 「震える」「詰まって声が出ない」 |
| 症状の表現 | 喉にアメ玉やビー玉がある感じ 締め付けられる圧迫感 | 第一声が出しにくい 特定の相手や場面で声が震える |
| 食事の時 | 意外とスムーズに通る | 普通に飲み込める |
| 悪化する時 | 夕方、疲れている時、リラックス時 | 電話、会議、緊張する場面 |
| 漢方での分類 | 気の停滞(気滞) | 気の過緊張・筋肉の痙攣 |
タイプA:「つまり感」が強い方へ
喉に何かが張り付いているような感覚がある方は、「ヒステリー球(梅核気)」の可能性が高いです。
逆流性食道炎と間違われることもありますが、ストレスケアで劇的に改善するケースが多いのが特徴です。

タイプB:「声の震え・出しにくさ」がある方へ
「あ…」と最初の言葉が出ない、声がうわずる、震えるという方は、「痙攣(けいれん)性発声障害」や、喉の筋肉が過緊張を起こしている可能性があります。
これは喉だけでなく、全身の緊張を解くアプローチが必要です。

漢方薬局「太陽堂」が喉の違和感を得意とする理由
病院の薬(去痰薬や抗アレルギー薬、安定剤など)を飲んでもスッキリしない場合、それは「病名」ではなく「体質」にアプローチできていないからかもしれません。
1. 0.1g単位の調整ができる「煎じ薬」
喉の筋肉は非常に繊細です。市販の漢方薬(エキス剤)では届かない微細な筋肉の緊張をほぐすため、太陽堂では生薬を刻んで煮出す「煎じ薬」を使用します。
生薬の持つ「香り」が直接脳に届き、自律神経の興奮を鎮めます。
2. 「糸練功」による原因の特定
「喉がおかしい」といっても、その原因が「ストレス(気)」なのかまたそれ以外の原因があるのか見極めが難しいものです。
自分でできる喉の養生(セルフケア)
漢方治療と合わせて、日常で「気を巡らせる」工夫を取り入れましょう。
- 「ハミング」をする大声を出す必要はありません。口を閉じて「ん〜♪」と鼻歌(ハミング)を歌うと、喉の筋肉が適度に振動し、緊張がほぐれます。
- 香りの良いお茶を飲むミントティー、ジャスミン茶、シソジュースなど、香りの強い飲み物は「天然の気付け薬」となり、喉のつかえを通します。
- 首の後ろを温めるホットタオルやドライヤーの温風(火傷に注意)で首の後ろを温めると、副交感神経が優位になり、喉の力が抜けやすくなります。
喉の違和感に関するよくある質問(FAQ)
甲状腺の病気ではないかと心配です。
甲状腺の腫れや腫瘍が原因で違和感が出ることもあります。
まずは一度、耳鼻咽喉科や甲状腺専門医でエコー検査や血液検査を受けることをおすすめします。検査で「数値や形状に異常なし」と言われた場合は、漢方の出番である可能性が高いです。
市販の「半夏厚朴湯」を飲みましたが効きません。
半夏厚朴湯は素晴らしい薬ですが、万能ではありません。
太陽堂では、「半夏厚朴湯に他の生薬や漢方薬を組み合わせる」・「他の合う漢方薬を選定する」事で最適な漢方薬を探します。
ストレスがなくなれば治りますか?
ストレスの原因がなくなれば軽くなることもありますが、一度乱れた自律神経の癖(喉が締まる癖)は、自然には戻りにくいものです。漢方で体の内側から「緊張しにくい体」を作っていくことで、再発を防ぎます。
まとめ|「言いたいこと」を我慢していませんか?
喉の違和感は、あなたが無意識のうちに「我慢を重ねている証拠」かもしれません。
言葉にならないストレスを、体がいち早く受け止めてくれているのです。
「検査で異常がないから我慢するしかない」と諦めないでください。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、あなたの喉のつかえや震えの原因を紐解き、スッと通る心地よい呼吸を取り戻すお手伝いをします。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 林 泰太郎

実績:伝統漢方研究会 2015~2017年・2019年・2020年・2022年・2025年 学術発表
調剤薬局で3年間勤め、西洋の薬だけでは治療が難しい病気の壁に直面。
・「治療の難しい病気をなんとか治したい。」
・「ひとりでも多くの患者さんを笑顔にしたい。」
という想いから漢方の道へ。
漢方薬局で3年間修業をして、2015年 『漢方薬局 太陽堂』を立ち上げ。
開局10年を迎えた今も1ヶ月の平均来局数は900名を超え、お客様にご愛顧いただいている太陽堂の漢方薬剤師です。












