
「シーンとした会議中、お腹が『グゥ〜』と鳴り響いたらどうしよう…」
「後ろの席の人に、ガスの臭いが漏れているんじゃないか?」
「通勤電車に乗ると、急にお腹が痛くなって脂汗が出る」
お腹の調子が気になって、仕事や学校に集中できない。 検査をしても「異常なし」と言われるけれど、あなたの腸は確実に悲鳴を上げています。
それは、腸がストレスで過敏になりすぎている「過敏性腸症候群(IBS)」のガス型や下痢型の症状かもしれません。 人に相談しづらいこの悩み、実は漢方薬局で最も改善例が多い得意分野の一つです。
なぜ、大事な時にお腹が鳴るの?その正体
静かな場所ほどお腹が鳴ったり、ガスが溜まって苦しくなったりするのは、単なる食べすぎや胃腸炎ではありません。 漢方では、以下の2つが大きな原因と考えます。
1. 緊張で空気を飲み込む「呑気(どんき)」
緊張すると、無意識のうちに奥歯を噛み締め、唾液と一緒に大量の空気を飲み込んでしまいます(呑気症)。 飲み込んだ空気は、胃や腸で「大量のガス」に変わり、出口を求めてお腹をパンパンに膨らませます。
2. ストレスで腸が痙攣(けいれん)する「気滞(きたい)」
漢方には「気(エネルギー)が詰まると、痛みや張りが出る」という「気滞」という状態があります。
会議やテストなどのプレッシャー(ストレス)がかかると、腸の動きをコントロールする自律神経が乱れ、腸がギュッと痙攣して動きが止まってしまいます。 すると、行き場を失ったガスや水分が腸の中で暴れ、大きな音(腹鳴り)を立ててしまうのです。
過敏性腸症候群(IBS)の基本的なメカニズムや西洋医学的な分類については、[こちらの過敏性腸症候群の解説ページ]で詳しく紹介しています。

あなたはどのパターン?漢方で見る「お腹のタイプ」
病院では整腸剤やガス駆除薬(ガスコンなど)が出されますが、漢方では「なぜガスが発生するのか?」「なぜ腸が過敏なのか?」という根本原因(体質)にアプローチします。
あなたの悩みは、どのタイプに近いですか?
1. 「ガス充満」タイプ(気滞・お腹の張り)
- 悩み: おならを我慢してお腹がパンパンに張る、ガスがポコポコ動く、脇腹が痛い。
- 原因: ストレスで腸の蠕動(ぜんどう)運動がストップし、ガスが停滞している状態です。
- 漢方のアプローチ: 腸の緊張をほどいて、溜まったガスをスムーズに排出(または吸収)させます。「おならが出る回数」を減らすのではなく、「ガスが発生しにくい腸内環境」を作ります。

2. 「腹鳴り・水ちゃぷ」タイプ(水毒・脾虚)
- 悩み: シーンとした場所で「キュルキュル」「グゥ〜」と大きな音が鳴るのが怖い。水っぽい下痢をしやすい。
- 原因: 胃腸の中に余分な「水」が溜まっており、それが空気と一緒に動くことで大きな音が発生します。
- 漢方のアプローチ: 腸内の余分な水分をさばき(水はけを良くし)、胃腸を温めて動きを正常化させます。音が鳴りにくくなることで、予期不安も減っていきます。
3. 「通勤電車・緊張」タイプ(ストレス)
- 悩み: 家では平気なのに、電車に乗ったり会議が始まったりすると急激に腹痛・便意が襲ってくる。
- 原因: 脳(ストレス)と腸の連携がうまくいっていない状態です。脳が緊張を感じると、過剰な指令が腸に飛んでしまいます。
- 漢方のアプローチ: 腸そのものよりも、「自律神経の過緊張」を緩めることを最優先にします。脳の興奮を鎮め、腸への過剰な指令をカットします。
漢方薬局で「お腹の悩み」が解決しやすい理由
「お腹の音やガスのことなんて、恥ずかしくてお医者さんにも言えない…」 そう思っていませんか?
太陽堂には、同じ悩みを持つ方がたくさん相談に来られます。漢方では、この悩みと相性が良い3つの理由があります。
① 「恥ずかしい」も立派な診断基準だから
「お腹が鳴るのが怖い」「人が後ろに立つと緊張する」。
西洋医学では「気にしすぎ」で済まされがちなこの心理状態も、漢方では「自律神経の乱れによる症状」などの重要な判断材料になります。
あなたの不安な気持ちも、全てお話しください。
② オーダーメイドだから「体質」を変えられる
整腸剤は誰が飲んでも同じですが、漢方は「緊張しやすい性格」「冷え性」「胃腸の弱さ」に合わせて生薬を選びます。 腸だけでなく、メンタル面(不安感)も同時にケアできるのが最大の強みです。
③ 丁寧なヒアリングにより原因を特定
太陽堂ではヒアリング時間を長くとり、あなたの腸の不調が「ストレス(気)」から来ているのか、「冷え」から来ているのか、「炎症」があるのかを正確に見極めることができます。
実際に太陽堂の漢方治療で改善された事例は、[こちらのIBS改善症例ページ]をご覧ください。
明日からできる!お腹の不安を減らすケア
- 「早食い」をやめる(空気嚥下の防止) 食事を急いで食べると、大量の空気も一緒に飲み込んでしまいます。よく噛んで食べるだけで、お腹の張りはかなり軽減されます。
- お腹(おへその下)を温める 腸は冷えると動きが悪くなり、ガスが溜まりやすくなります。腹巻やカイロで「丹田(たんでん)」を温めると、腸の痙攣が和らぎます。
- 「鳴ってもいい」と開き直る練習 「絶対に鳴らしてはいけない」と力むほど、交感神経が高ぶり、余計に腸が動きます。「人間なんだから鳴ることもあるさ」と心の力を抜くことが、一番の薬になります。

お腹の悩みに関するよくある質問(FAQ)
心療内科の薬と漢方、どちらが良いですか?
心療内科では抗不安薬などが処方されることが多いですが、「薬に依存したくない」「眠くなるのは困る」という方には漢方がおすすめです。
漢方は、無理やり神経を抑えつけるのではなく、体のバランスを整えることで自然と心を落ち着かせます。
もちろん併用も可能です。
おならや便の臭いが気になります。これも治りますか?
はい。臭いが強い場合、腸内で「熱」がこもっているか、消化不良を起こしている可能性があります。
漢方で腸内環境(熱や湿気)を掃除することで、臭いも改善されていきます。
ガス型IBSですが、FODMAP(フォドマップ)食事法はした方がいいですか?
発酵食品などを避ける低FODMAP食は有効な場合もありますが、日本人には合わないこともあり、長く続けるのは大変です。
漢方で腸が元気になれば、そこまで厳密な食事制限をしなくても、普通の食事が楽しめるようになります。
まとめ|「トイレの場所」を探さない毎日へ
会議中にお腹が鳴る恐怖、各停の電車しか乗れない不便さ。 「お腹さえ強ければ、もっと自信を持って生活できるのに」と思っていませんか?
その悩みは、性格のせいではありません。「腸と自律神経の誤作動」という、体の不調です。
太陽堂では、あなたの心と腸の絡まった糸をほどき、安心して日常を過ごせるようサポートします。
一人で悩まず、まずはLINEなどでこっそりとご相談ください。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 石川 満理奈

得意な疾患:胃腸疾患・耳鼻咽喉疾患・不妊症・婦人科
開業医だった父の影響で小さい頃から医療は身近に。
薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。
自分自身の胃腸の不調も漢方薬により改善。
よりご来局頂いた方の体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ。












