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新生活の週末に襲う「ドッと疲れ」。五月病を防ぐための正しい休日の過ごし方と漢方

2026 4/09
ブログ
2026年4月10日
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  3. 新生活の週末に襲う「ドッと疲れ」。五月病を防ぐための正しい休日の過ごし方と漢方
「週末に襲う『ドッと疲れ』五月病を防ぐ!正しい気のチャージ法」というタイトル文字。4月の週末、満開の桜が咲く窓の外とは対照的に、薄暗い寝室でパジャマ姿のままベッドにうつ伏せに倒れ込み、ぐったりと力尽きている女性の水彩イラスト。ベッドの横には栄養ドリンクやスマホ、脱ぎ捨てた服が散乱している。

「4月の第1週をなんとか乗り切ったけれど、土日は疲れ果ててベッドから起き上がれなかった」
「休日に寝だめをしたのに、月曜日の朝から体が鉛のように重い」
「まだ4月前半なのに、この調子で5月までもつのか不安になる…」

新生活がスタートして最初の週末を終えた今、このような「ドッと疲れ」や「過緊張からの糸切れ」を感じていませんか?

「自分の体力が落ちたのかな」「メンタルが弱いのかな」と焦る必要はありません。

実は、新しい環境で気を張っている時、体の中ではエネルギーが猛スピードで消費されています。この週末の「ドッと疲れ」を放置すると、ゴールデンウィーク明けの「五月病」に繋がるサインとなります。

今回は、週末にベッドから動けなくなる理由と、五月病を未然に防ぐための「正しいエネルギー(気)のチャージ法」を漢方の視点から解説します。


目次

【薬剤師 前原の視点】「過緊張」によるエネルギーの枯渇と、肝気鬱結(かんきうっけつ)

こんにちは、薬剤師の前原です。

なぜ、4月はこれほどまでに週末の疲労感が激しいのでしょうか?

西洋医学の視点:交感神経のフル稼働(過緊張)

新しい職場や学校など、慣れない環境に身を置くと、人間は無意識のうちにストレスに対抗しようと「交感神経(戦闘モードの神経)」を優位にし、アドレナリンを分泌します。

平日はこのアドレナリンのおかげで無理がきくのですが、週末になってホッと気が緩み、副交感神経(お休みモード)に切り替わった途端、隠れていた疲労が一気に表面化します。これが「ドッと疲れ」の正体です。

漢方の視点:「肝」のオーバーヒートと「気」の枯渇

漢方では、この緊張状態をコントロールしているのが自律神経を司る「肝(かん)」だと考えます。 緊張状態が続くと、気がスムーズに巡らずに滞る「肝気鬱結(かんきうっけつ)」という状態になります。

車に例えるなら、アクセルとブレーキを同時にベタ踏みしているような状態で、ものすごい勢いでガソリン(生命エネルギーである「気」)を消耗してしまうのです。

週末に動けないのは、怠けではなく、「文字通り、体の中のエネルギー(気)が空っぽになっている状態」なのです。

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【薬剤師 椙田の視点】「寝だめ」や「栄養ドリンク」の限界と正しい休息

薬剤師の椙田です。

週末に疲れ果ててしまった時、多くの方がやってしまいがちなのが「1日中パジャマで寝続けること」や、月曜の朝に「栄養ドリンクで無理やり気合を入れること」です。

病院のお薬やカフェイン入りの栄養ドリンクは、一時的に脳を覚醒させたり、疲労感を感じにくくさせたりするのには役立ちますが、減ってしまった「気(エネルギー)」そのものを増やしてくれるわけではありません。いわば「未来の体力の借金」です。

また、漢方では「気は動かさないとさらに滞る」と考えます。休日に寝すぎると、かえって体が重だるくなるのはこのためです。

五月病を防ぐための、週末の正しい「気のチャージ法」をご紹介します。

【比較表】五月病を防ぐ!週末の「気」のチャージ法 OK・NGリスト

カテゴリ〇 おすすめ(気を補い、巡らせる)× 要注意(気を消耗・停滞させる)
睡眠・起床平日+1〜2時間程度の睡眠に留める
(生活リズムを崩さず、朝日を浴びる)
お昼過ぎや夕方まで寝続ける(寝だめ)
(自律神経が乱れ、気が滞って体が重くなります)
過ごし方15分程度の散歩、窓を開けて深呼吸
(軽く体を動かすことで、全身に新鮮な気が巡ります)
パジャマのまま、1日中スマホや動画を見る
(目と脳の酷使は「肝」のエネルギーを激しく消耗します)
食事お米、芋類、豆類、きのこ類
(胃腸を労わり、エネルギー「気」の材料になります)
ドカ食い、激辛料理、過度な飲酒
(ストレス発散のつもりが、胃腸を疲れさせ回復を遅らせます)
思考「今日は何もしない」と声に出して決める
(意識的に脳をオフにする)
「あれもやらなきゃ」と仕事のことを考える
(交感神経が休まらず、過緊張が続きます)

【実例】4月の週末はいつも寝込んでいた(20代 女性)

「漢方でオン・オフの切り替えができ、休日に外出できるように」

●ご相談内容

新社会人になってから、毎年4月になると平日は気を張って仕事をこなすものの、金曜の夜から頭痛と激しいだるさに襲われ、土日はベッドから起き上がれないという女性。

「このままだとゴールデンウィーク明けに会社に行けなくなる(五月病になる)のでは…」と不安になり、太陽堂にご相談に来られました。

●漢方でのアプローチ

この方は、過度な緊張により「気」が滞り(肝気鬱結)、さらに胃腸も弱って新しいエネルギーを作り出せない状態でした。

  • 経過:滞った気を伸びやかに巡らせる漢方と、胃腸の働きを助けエネルギー(気)を補う漢方を組み合わせてお出ししました。
  • その後:漢方を飲み始めると、平日の「過剰な力み」がスッと抜け、自然体で過ごせるように。その結果、気の無駄遣いが減り、土曜日の朝もスッキリと目覚められるようになりました。現在は「週末に趣味のカフェ巡りができる余裕が生まれました」と喜ばれています。

新生活の疲労・五月病予防 FAQ

どうしても休日に起きていられません。昼寝はダメですか?

昼寝自体は良いのですが、「時間」と「姿勢」がポイントです。

疲れている時の昼寝は効果的ですが、ベッドで何時間も熟睡してしまうと夜の睡眠の質が下がり、月曜日のだるさに直結します。

休日の昼寝は「15時までに」「ソファなどに座った姿勢で」「15〜20分程度」に留めるのが、脳をスッキリさせつつ夜の睡眠リズムを崩さないコツです。

五月病になりやすい人の特徴はありますか?

「真面目で責任感が強い人」「完璧主義な人」ほど要注意です。

「早く仕事を覚えなきゃ」「期待に応えなきゃ」と、100%の力で走り続けてしまう人ほど、エネルギーの消耗が激しく、ある日突然プツンと糸が切れたように無気力になってしまいます。

4月のうちは「60%の力で及第点」と自分に許可を出すことも、大切な予防策です。

「気」を補うために、市販のビタミン剤を飲んでも良いですか?

サポートとして役立ちますが、胃腸の働きが前提になります。

ビタミン剤やサプリメントで栄養素を補給することは良いことですが、漢方では「胃腸(脾)が元気でなければ、どんなに良いものを入れても吸収・活用できない」と考えます。

まずは温かく消化の良い食事で胃腸を整えることが、もっとも効率的な疲労回復に繋がります。


まとめ:週末の「ドッと疲れ」は、体からのSOSです

「周りの同期は休日に遊びに行っているのに、自分だけ寝込んでいる…」

そんな風に他人と比べて落ち込む必要はありません。あなたが週末に動けなくなるのは、平日それだけ一生懸命に新しい環境に適応しようと頑張っている証拠です。

無理に気合で乗り切ろうとせず、一度立ち止まって、減ってしまったエネルギー(気)を根本から立て直すことが、五月病を防ぐ一番の近道です。

「休んでも疲れが取れない」「常に気が張っている」と感じたら、ぜひ太陽堂にご相談ください。

漢方の力で、心と体の緊張を優しくほどき、健やかな毎日をサポートいたします。


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お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表

沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。

調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。

漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。

調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。

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記事作成者 薬剤師 椙田 彩純 

担当疾患;循環器、身体の痛み

臨床検査技師の両親の影響で、幼い頃から医療に関心を持つ。

大学卒業後、病院薬剤師として勤務。

対症療法が中心の現場で、繰り返す入退院や長期投薬を目の当たりにし、「もっと力になれる方法はないか」と模索する中で漢方と出会う。

現在は漢方の持つ幅広さと可能性に魅了され、一人ひとりの体質に寄り添った根本改善を追求している。

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