
そのくしゃみ、まだ間に合います!
「今年もまた、あの憂鬱な季節が来るのか…」
ニュースで「今年の花粉飛散量は昨年の○倍」と聞いて、今からゲンナリしていませんか?
多くの人は、目がかゆくなり、鼻水が止まらなくなってから慌てて病院へ行ったり薬を買ったりします。
しかし、漢方のプロから言わせれば、それでは「泥棒が入ってから鍵をかける」ようなもの。
実は、本格的に花粉が飛び始める前の「今(1月〜2月上旬)」こそが、運命の分かれ道。
今回は、薬で症状を無理やり抑え込むのではなく、そもそも「花粉を寄せ付けない体(バリア)」を作る、漢方流の先回り戦略をお伝えします。
なぜ「1月」なの? 漢方が考える「衛気(えき)」の正体
漢方には、花粉やウイルスなどの外敵から体を守る「衛気(えき)」という概念があります。
これは、体の表面を覆っている「目に見えないマスク」や「バリア」のようなもの。
- 衛気が充実している人:バリアが頑丈なので、花粉が飛んでいても体内に侵入できず、症状が出ません(または軽く済みます)。
- 衛気が不足している人:バリアに穴が開いている状態。花粉が簡単に侵入し、体が「敵が来た!」と過剰反応して、くしゃみや鼻水で追い出そうとします。
この「衛気」を修復して頑丈にするには、体の内側から作り変える必要があるため、少し時間がかかります。だからこそ、症状が出る前の今の時期にメンテナンスを始めるのがベストなのです。
あなたのバリアは大丈夫? 「衛気不足」チェック
もし以下の項目に当てはまるなら、あなたの体のバリアは薄くなっているかもしれません。
- 風邪をひきやすい、長引きやすい
- 普段から疲れやすく、声に力がない
- 寒暖差アレルギー(温度差)で鼻水が出る
- じわっと漏れ出るような汗をかきやすい
- 胃腸が弱く、食欲があまりない
- 肌が乾燥してカサカサしている
判定:
これらは「気(エネルギー)」が不足し、体を守る力が落ちているサインです。このまま花粉シーズンに突入するのは、裸で戦場に行くようなもの! 今すぐ「バリア強化」が必要です。
一般的な薬と何が違う? アプローチ比較表
「病院の薬」と「今の時期から始める漢方」では、そもそもの目的が異なります。
| 特徴 | 一般的な薬(抗ヒスタミン剤など) | 予防のための漢方(衛気ケア) |
| 目的 | 出ている症状(鼻水・かゆみ)を止める | バリアを高めて、症状を出にくくする |
| タイミング | 症状が出てから | 症状が出る1ヶ月前から |
| メリット | 即効性がある | 眠くなりにくい、体質自体が丈夫になる |
| デメリット | 眠気や口の渇きが出ることがある | 効果の実感まで少し時間がかかる |
| イメージ | 火事の消火活動 | 燃えにくい家づくり |
もちろん、症状がひどい時は「止めるケア」も必要ですが、今の時期から「家づくり(体づくり)」をしておけば、ボヤ騒ぎ程度で済ませることが可能です。

今日からできる!「バリア(衛気)」を強化する3つの習慣
漢方薬に頼る前に、まずは生活習慣でバリアの穴を塞ぎましょう。
1. 「冷たいもの」を断ち、胃腸を温める
漢方では、衛気は「食べたもの」から作られると考えます。
胃腸が冷えて動きが悪いと、十分なバリアを作れません。
- NG: 氷入りの水、生野菜のサラダ、冷たいヨーグルト。
- OK: 温かいスープ、根菜類、お米。
冷え性対策の食事は、そのまま花粉症対策にもなります。詳しくはこちらのリストを参考にしてください。
▼ 胃腸を温める食材リストはこちら

2. 肌の乾燥を防ぐ(物理バリア)
皮膚や粘膜が乾燥していると、そこから花粉が入り込みやすくなります。
「衛気」は皮膚表面を巡っています。お風呂上がりにはしっかり保湿クリームを塗り、加湿器を使って粘膜の潤いを保ちましょう。
3. 「早寝」でバリアを充電する
昼間に使った「気」は、寝ている間に作られます。
睡眠不足はバリア機能を直撃します。花粉シーズンが終わるまでは、いつもより30分早く布団に入ることを目標にしてください。
花粉症予防に関するよくある質問(FAQ)
- 「ヨーグルト」は花粉症に良いと聞きますが?
-
悪くはないですが、食べ過ぎには注意です。
ヨーグルトは「発酵食品になる為」、身体を温める効果が高いです。
ただ冷蔵庫から出したばかりの冷たいヨーグルトを食べると逆効果の事も…食べるなら温めるか、味噌汁などの「発酵食品」で代用するのもおすすめです。
- 病院の薬と漢方薬は一緒に飲めますか?
-
基本的には大丈夫です。
病院の薬(抗アレルギー薬)と、漢方薬(体質改善)は働きかける場所が違うため、併用できるケースがほとんどです。
- 1月から始めて、春に間に合いますか?
-
十分間に合います!
人間の細胞は日々入れ替わっています。
今からケアを始めれば、ピーク時の3月には「先月より強いバリア」が出来上がっているはずです。「今年はいつもより楽だった!」と笑顔で春を過ごせるよう、今から準備を始めましょう。
まとめ:今年の春は「攻め」ではなく「守り」で勝つ
花粉症対策というと、「出てしまった症状をどう抑えるか」と考えがちですが、一番楽なのは「症状を出さないこと」です。
今から「衛気」のケアを始めておけば、春のピーク時に飲む薬の量を減らせたり、眠気やダルさに悩まされずに済んだりと、確実に違いが出ます。
「毎年、春はティッシュが手放せない」
そんな方こそ、まだ症状が出ていない今、太陽堂にいらしてください。あなたのバリアを最強にするお手伝いをさせていただきます。
次に読んでほしい記事
ご相談の多い疾患・お問い合わせ
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 石川 満理奈

得意な疾患:胃腸疾患・耳鼻咽喉疾患・不妊症・婦人科
開業医だった父の影響で小さい頃から医療は身近に。
薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。
自分自身の胃腸の不調も漢方薬により改善。
よりご来局頂いた方の体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ。
記事作成者 薬剤師 林 泰太郎

実績:伝統漢方研究会 2015~2017年・2019年・2020年・2022年・2025年 学術発表
調剤薬局で3年間勤め、西洋の薬だけでは治療が難しい病気の壁に直面。
・「治療の難しい病気をなんとか治したい。」
・「ひとりでも多くの患者さんを笑顔にしたい。」
という想いから漢方の道へ。
漢方薬局で3年間修業をして、2015年 『漢方薬局 太陽堂』を立ち上げ。
開局10年を迎えた今も1ヶ月の平均来局数は900名を超え、お客様にご愛顧いただいている太陽堂の漢方薬剤師です。















