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【薬剤師監修】イライラや神経の高ぶりに。心と筋肉の緊張をほぐす漢方「抑肝散」

2026 5/26
ブログ
2026年5月26日
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  3. 【薬剤師監修】イライラや神経の高ぶりに。心と筋肉の緊張をほぐす漢方「抑肝散」
背景: 和紙のようなテクスチャ 上部テキスト(キャッチコピー): 「【薬剤師監修】イライラや神経の高ぶりに。心と筋肉の緊張をほぐす漢方」 中央テキスト(タイトル): 大きく力強い文字で「抑肝散」 中央のイラスト: 湯気が立ち上る、温かい漢方薬が注がれた和風の茶碗 周囲の生薬イラスト(6枠に配置): 左側: 柴胡(さいこ)、釣藤鈎(ちょうとうこう)、当帰(とうき) 右側: 川芎(せんきゅう)、白朮(びゃくじゅつ)、茯苓(ぶくりょう) 下部テキスト(ターゲット層・効能): 「体力中等度をめやすとして、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがある方の神経症や不眠症などに。」
目次

ストレスで「心と体」がガチガチに緊張していませんか?

「些細なことでイライラしてしまい、感情のコントロールが難しい」
「気が張って眠れない、無意識のうちに体に力が入ってしまう」

現代のストレス社会において、このような「心と体の過緊張」でお悩みの方は非常に多くいらっしゃいます。

東洋医学では、感情(特に怒りやストレス)と自律神経、そして筋肉の動きは密接に繋がっていると考えます。ストレスを抱え込みすぎると、神経が高ぶるだけでなく、筋肉がこわばったり、無意識に体がピクッと動いてしまったりするサインとして表れるのです。

今回ご紹介する漢方薬「抑肝散(よくかんさん)」は、高ぶった神経を穏やかに落ち着かせながら、こわばった筋肉を優しくほぐし、心身のリラックスをサポートしてくれる漢方薬です。

【コラム】薬剤師 石川の視点「西洋薬(抗不安薬やロキソニン)と漢方のアプローチ」

ストレスによるイライラや、それに伴う頭痛・肩こりで病院に行くと、西洋医学では心の緊張を和らげる『精神安定剤(抗不安薬)』や、痛みをピンポイントで抑える『ロキソニン』などの鎮痛消炎剤が処方されることが多いです。

これら西洋のお薬は、今ある辛い症状を素早く抑え込む『対症療法』として非常に優れています。

一方で、漢方の抑肝散は『なぜイライラし、筋肉が緊張してしまうのか?』という体質的な根本原因にアプローチします。ロキソニン等で一時的な痛みをしのぎつつ、漢方で『ストレスを受け流せる、しなやかな心と体』を作っていく併用スタイルは、とても理にかなっています。

抑肝散の中身:心と体を緩める「7つの生薬」

抑肝散は、神経を鎮める生薬と、体に栄養を補って筋肉を緩める生薬が、絶妙なバランスで配合されています。

抑肝散を構成する生薬の役割

期待される働き配合されている生薬特徴とアプローチ
神経の高ぶりを鎮める柴胡(サイコ)、釣藤鈎(チョウトウコウ)ストレスによる自律神経の興奮を落ち着かせ、イライラや怒りっぽさを優しく和らげます。
筋肉の緊張をほどく甘草(カンゾウ)筋肉の急なこわばりや緊張を緩め、リラックスした状態へ導きます。
栄養を補い、巡らせる当帰(トウキ)、川芎(センキュウ)ストレスで消耗した体に栄養を届け、血の巡りを良くすることで、神経を安定させる土台を作ります。
胃腸を助け、水を整える白朮(ビャクジュツ)、茯苓(ブクリョウ)胃腸の働きをサポートし、体内の余分な水分バランスを整えて気持ちを落ち着かせます。

【コラム】薬剤師 前原の視点「認知症ケアと、意外な共通点を持つ漢方」

近年、抑肝散は『年齢に伴う落ち着きのなさ(認知症周辺のケア)』で注目されることが増えました。しかし私の経験上、ご高齢の方のケアには、血流をサポートする別の漢方の方が適しているケースも少なくありません。

注目していただきたいのは、抑肝散のベースが婦人科で有名な『当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)』と非常に似ているという点です。抑肝散は、精神的な高ぶりを鎮める生薬が入っているためイライラに強いですが、根本には『体に栄養を補い、巡りを良くする』という優しい働きが備わっているんですよ。

症状に合わせて選べる「抑肝散」の仲間たち

抑肝散には、ベースの処方に生薬を「ちょい足し」することで、さらに幅広いお悩みに対応できる派生処方があります。

  • 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)胃腸を整える「陳皮」と「半夏」をプラス。胃腸が弱く疲れやすい方や、気分の落ち込み、お子様の夜泣き・神経過敏のケアなどにより使いやすくなっています。
  • 抑肝散加芍薬黄連(よくかんさんかしゃくやくおうれん)熱を冷ます「黄連」と、筋肉を緩める「芍薬」をプラス。心にこもった強い熱を鎮め、筋肉をさらに強力に緩めるため、不眠や、無意識の体の動き(チック傾向など)のサポートに用いられることが多いです。

抑肝散に関するよくあるご質問(FAQ)

病院のお薬(安定剤や睡眠薬など)と一緒に飲んでも大丈夫ですか?

基本的には併用可能です。西洋薬で現在の辛い症状をコントロールしながら、抑肝散で神経が過敏になりにくい体質を作っていくアプローチはよく見られます。ただし、お薬の組み合わせによっては眠気が出やすくなる場合もあるため、事前にお薬手帳をご用意の上、専門家へご相談ください。

子供の「夜泣き」や「落ち着きのなさ」に使ってもいいですか?

はい、お使いいただけます。抑肝散はもともと、お子様の夜泣きやひきつけ(疳の虫)のケアとして作られたお薬です。お子様の体質に合わせて適切な量をご提案いたします。

特にイライラはしていないのですが、無意識の体のこわばりに使えますか?

はい、使えます。ご自身で「怒りっぽい」という自覚がなくても、ストレスによる神経の過剰な働きが「体のこわばり」や「無意識の動き」として表れている場合には、抑肝散が心地よいサポートをしてくれます。

まとめ:高ぶった神経を鎮め、しなやかな心と体へ

「抑肝散」について解説しました。

ポイントは以下の3つです。

  • イライラや神経の高ぶり、無意識の体のこわばりを優しくケア
  • 西洋薬(ロキソニン等)で痛みを抑えつつ、漢方で根本的な体質をサポート
  • 胃腸が弱い方や、より強い緊張には「派生処方」が選べる

「いつも気が張っていて、心からリラックスできない」
「無意識の体の動きやこわばりに悩んでいる」

そんなデリケートなお悩みは、一人で抱え込まずにぜひ太陽堂へご相談ください。お一人おひとりの体質や心の状態に合わせた細やかな漢方の調整で、穏やかな毎日を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

関連ページ(内部リンクのご案内)

チック症・トゥレット症
認知症(アルツハイマー型・レビー小体型・血管性)
自律神経失調症

太陽堂の特徴

”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”

特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。

特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

記事作成者 薬剤師 林 泰太郎

実績:伝統漢方研究会 2015~2017年・2019年・2020年・2022年・2025年 学術発表

調剤薬局で3年間勤め、西洋の薬だけでは治療が難しい病気の壁に直面。

・「治療の難しい病気をなんとか治したい。」
・「ひとりでも多くの患者さんを笑顔にしたい。」

という想いから漢方の道へ。
漢方薬局で3年間修業をして、2015年 『漢方薬局 太陽堂』を立ち上げ。
開局10年を迎えた今も1ヶ月の平均来局数は900名を超え、お客様にご愛顧いただいている太陽堂の漢方薬剤師です。

太陽堂について詳しく見る
林先生 自己紹介

記事作成者 薬剤師 椙田 彩純 

担当疾患;循環器、身体の痛み

臨床検査技師の両親の影響で、幼い頃から医療に関心を持つ。

大学卒業後、病院薬剤師として勤務。

対症療法が中心の現場で、繰り返す入退院や長期投薬を目の当たりにし、「もっと力になれる方法はないか」と模索する中で漢方と出会う。

現在は漢方の持つ幅広さと可能性に魅了され、一人ひとりの体質に寄り添った根本改善を追求している。

太陽堂について詳しく見る

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