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「お風呂に入ると痛みが消える」のはなぜ? 温めると楽になる痛みの正体と漢方の温活

2026 5/27
ブログ-痛み
2026年5月26日2026年5月27日
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  4. 「お風呂に入ると痛みが消える」のはなぜ? 温めると楽になる痛みの正体と漢方の温活
「『お風呂に入ると痛みが消える』のはなぜ?温めると和らぐ痛みの正体と、内側から巡る漢方の温活」と書かれた太陽堂の解説用サムネイル画像。左側には青い背景で、体が冷えて腰の痛みに顔をしかめる女性のイラストと「冷えるとまた痛む…」「ズキズキ・ジンジン」の文字。右側には温かいオレンジの背景で、湯船に浸かって笑顔でリラックスする女性のイラストと「お風呂は嘘みたいに楽!」の文字が対比して描かれています。下部には、血流改善や漢方をイメージする生薬やストーブのアイコンとともに「脱・冷え痛み!芯から温める体づくり」と記載されています。

「湯船に浸かって体が温まっている時だけは、腰や足の痛みが嘘のように軽くなる…」
「でも、お風呂から上がってしばらくして体が冷えると、またすぐにズキズキ・ジンジン痛み出す…」
「痛みが辛くてロキソニンを飲んでいるけれど、やっぱりお風呂に入っている時が一番楽…」

坐骨神経痛や慢性腰痛、関節痛などにお悩みの方から、「お風呂に入っている時だけは痛みを忘れられる」というお声を非常によく伺います。

実は、この「温めると痛みが和らぐ」という現象こそ、あなたの痛みの原因を紐解く最大のヒントなのです。

今回は、なぜお風呂に入ると痛みが楽になるのかというメカニズムと、「お風呂から出ても痛みにくい、体の内側から温かく巡る体づくり」を漢方でサポートする方法について詳しくお話しします。

目次

【西洋医学の視点】なぜ「温める」と痛みが和らぐの?

病院の整形外科などでは、痛みを抑えるために「ロキソニン」や「イブプロフェン」といった消炎鎮痛剤(NSAIDs)がよく処方されます。これらのお薬は、体内で作られる「プロスタグランジン」という発痛物質・炎症物質が作られるのをブロックすることで、痛みを速やかに和らげます。

一方、お風呂に入って痛みが和らぐのは、温熱効果による「血流の改善」が大きな理由です。

体が温まると血管が広がり、血液の流れがスムーズになります。すると、筋肉や関節に停滞していたプロスタグランジンなどの発痛物質や、筋肉の疲労物質が血液に乗って洗い流されるため、痛みがスッと楽になるのです。また、温まることで筋肉の緊張(こわばり)が解けることも、痛みの緩和に繋がります。

しかし、お風呂から上がって体温が元に戻り、血管が再び収縮すると、血流が低下してまた発痛物質が停滞し始めるため、「冷えるとまた痛くなる」という状態に戻ってしまいます。

【東洋医学の視点】温めて楽になる痛みは「冷え(寒邪)」と「滞り(瘀血)」のサイン

東洋医学(漢方)では、痛みの性質によってその原因を細かく分類します。

「温めると楽になり、冷えると悪化する痛み」は、体内に「冷え(寒邪:かんじゃ)」が入り込み、それに伴って「血の巡りが滞っている(瘀血:おけつ)」決定的な証拠であると考えます。

痛みの反応漢方的な原因特徴
温めると楽になる
(お風呂で痛みが和らぐ)
寒邪(かんじゃ)・瘀血(おけつ)慢性的な痛み。重だるい、ジンジン・ズキズキする。天候(寒さや雨)で悪化しやすい。
冷やすと楽になる
(お風呂で痛みが悪化する)
熱邪(ねつじゃ)急性的な痛み。赤く腫れている、触ると熱い、激しい痛みがある(ぎっくり腰の直後など)。

「お風呂に入れば楽になるのだから、ずっと温めていればいいのでは?」と思うかもしれません。しかし、お風呂やカイロなどの「外からの熱」は一時的なものです。

お風呂から出るとまた痛くなってしまうのは、体の芯で「熱を生み出す力(陽気)」が落ちており、自力で血流を保つことができなくなっているからです。

【薬剤師 椙田の視点】

痛い時は冷湿布? 温湿布? 迷った時の選び方

「痛いところに冷湿布を貼っているけれど、なかなか良くならない」というご相談をよく受けます。ぎっくり腰の直後や、患部が赤く腫れて熱を持っている「急性期」であれば、炎症を鎮めるために冷やす(冷湿布)のが正解です。

しかし、お風呂に入って楽になるような「慢性的な痛み」に対して冷湿布を貼り続けると、血管が収縮してさらに血流が悪くなり、痛みを長引かせてしまう原因になります。

「温めると楽になる」と感じる方は、患部を冷やさないように気をつけ、ロキソニンなどのお薬と上手く付き合いながら、内側から血流を整えるケアを意識してみてください。

太陽堂の漢方アプローチ|体の内側に「ストーブ」を焚く体質づくり

太陽堂では、お風呂から出ても痛みにくい体を目指すために、「外から温める」だけでなく、「体の内側から熱を生み出し、全身を巡らせる」漢方サポートを行います。

① 体の芯から温める(散寒温中)

冷えによって縮こまった血管を広げ、筋肉や関節の緊張を解きほぐします。漢方の生薬(桂皮や附子など)の力を借りて、体の内側にストーブを焚くように芯から温め、冷え(寒邪)を追い出します。

② 滞った血をスムーズに流す(活血化瘀)

冷えによってドロドロに滞ってしまった古い血液(瘀血)を流し、血流の渋滞を解消します。新鮮な血液が末端まで巡ることで、痛みの物質を流し去り、組織に酸素と栄養を届けるサポートをします。

③ 熱を生み出す力を養う(補腎・補気)

加齢や疲労によって、体そのものが熱を作り出す力(エネルギー)が低下している方には、生命力の源(腎)や胃腸(脾)の働きを助ける漢方を用い、「自力で温かさを保てる体」を育てていきます。

【薬剤師 前原の視点】

目指すのは「24時間、お風呂上がりのような巡る体」

漢方薬を飲み始めると、多くの方が「体がポカポカしてきた」「手足の冷えが気にならなくなった」と実感されます。これは、漢方が無理やり痛みを止めているのではなく、体の内側から血流が整い始めている素晴らしいサインです。

体の芯から熱を生み出し、血液がスムーズに巡るようになれば、お風呂から出た後も痛みの物質が停滞しにくくなります。私たちが目指すのは、漢方の力で「24時間、お風呂上がりのような血流の良い状態」を保つことです。冷えと痛みに負けない体を、一緒に育てていきましょう。

「温めると楽になる痛み」に関するよくあるご質問(FAQ)

病院の痛み止め(ロキソニンなど)を飲んでいますが、漢方と併用できますか?

はい、基本的には併用可能です。

痛みが辛い時は病院のお薬で和らげつつ、漢方薬で「体の芯から温め、血流を促す体質づくり」を並行して行うのは非常に理にかなったアプローチです。

お身体の巡りが整えば、自然と「鎮痛剤を飲む回数が減った」という変化に繋がりやすくなります。お薬手帳をお持ちいただければ、担当薬剤師が飲み合わせを確認いたします。

漢方を飲めば、すぐにお風呂上がりのように痛みが和らぎますか?

体質が整うまでには少しお時間がかかります。

お風呂のように「入ってすぐにポカポカする」といった即効性とは異なり、漢方薬は毎日少しずつ体の働き(血流や代謝)を整えていくものです。

個人差はありますが、1〜3ヶ月ほどじっくり続けることで、「そういえば最近、冷えても痛みが気にならなくなってきた」と穏やかな変化を感じられる方が多いです。

夏でもお風呂に入った方が良いですか?

はい、慢性的な痛みがある場合は夏でも湯船に浸かることをお勧めします。

夏場は冷房などで体が芯から冷え、血流が滞りやすくなっています。

「夏になると神経痛がひどくなる」という方もいらっしゃいます。シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくり浸かって血流を促し、漢方で内側からのケアを並行することが大切です。

まとめ:あなたの「温めると楽になる痛み」はどこですか? 疾患別のご案内

「お風呂に入ると痛みが消える」という現象は、決して気のせいではありません。あなたの体が「冷えて血流が滞っているから、温めて流してほしい!」とサインを出している証拠です。

一時的にお風呂で温めるだけでなく、漢方の力で体の内側から「温かく巡る体」を育て、冷えや痛みに怯えない穏やかな毎日を取り戻しましょう。

太陽堂では、痛みの出ている「場所」や「病名」に合わせて、さらに専門的なアプローチを行っております。ご自身の症状に当てはまるページをぜひご覧ください。

関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。

腰部脊柱管狭窄症
腰痛症・慢性腰痛
坐骨神経痛
変形性股関節病

ご相談の多い疾患・お問い合わせ

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太陽堂の特徴

”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”

特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。

特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表

沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。

調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。

漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。

調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。

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記事作成者 薬剤師 椙田 彩純 

担当疾患;循環器、身体の痛み

臨床検査技師の両親の影響で、幼い頃から医療に関心を持つ。

大学卒業後、病院薬剤師として勤務。

対症療法が中心の現場で、繰り返す入退院や長期投薬を目の当たりにし、「もっと力になれる方法はないか」と模索する中で漢方と出会う。

現在は漢方の持つ幅広さと可能性に魅了され、一人ひとりの体質に寄り添った根本改善を追求している。

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