
「全身があちこち痛いのに、病院の検査では『異常なし』と言われてしまう…」
「外見からは元気そうに見えるため、家族や職場で痛みの辛さが伝わらない」
「『気にしすぎ』『ストレスのせい』と片付けられ、一人で孤独に耐えている」
「ロキソニンなどの痛み止めを飲んでも、スッキリと痛みが引かない」
目に見えるケガや腫れがないからこそ、誰にも痛みを分かってもらえない。
「私の痛みは気のせいなの?」「怠けていると思われているのでは…」と、ご自身を責めてしまっている方は決して少なくありません。周囲に伝わらないもどかしさは、痛みそのものと同じくらい辛いものです。
どうかご安心ください。あなたの痛みは決して気のせいではありません。
今回は、検査に出ない痛みの正体と、「張り詰めた心身の糸を解きほぐし、脳と体の緊張を和らげる漢方のアプローチ」について詳しく解説いたします。
【この記事の結論】太陽堂における「検査で異常がない痛み」の漢方まとめ
「原因不明の痛み」について、当薬局のアプローチの結論をまとめました。
- 原因: 西洋医学では脳の痛覚システムの過敏(誤作動)とされるが、漢方ではストレスなどによる「気滞(自律神経の乱れ)」と捉える。
- アプローチ: 「気」を巡らせて心身の緊張をフワッと緩める生薬を用いた煎じ薬で、根本的な体質改善と巡りのサポートを目指す。
- 目安期間: お身体の状態によるが、平均して1〜3ヶ月ほどで「痛みの波がマイルドになった」「痛みを忘れる時間が増えた」といった変化を感じ始めるケースが多い。
【西洋医学の視点】なぜ検査で「異常なし」になり、痛み止めが効かないのか?
病院の整形外科などで処方される「ロキソニン」などの消炎鎮痛剤(NSAIDs)は、患部で起きている「物理的な炎症(火事)」を抑えるお薬です。打撲や関節の腫れなどには非常によく効きます。
しかし、検査で異常が見つからない痛みの場合、患部に直接的な炎症が起きているわけではありません。そのため、痛み止めを飲んでも「あまり効かない」「痛みが残る」ということが起こります。
西洋医学の視点では、こうした見えない痛みの背景には「脳の痛覚システムの過敏(中枢性感作)」があると考えられています。
長期間にわたるストレス、睡眠不足、周囲に伝わらない孤独感などが重なると、自律神経のバランスが崩れます。すると、脳が痛みを感じるセンサーが異常に敏感になり、本来なら痛みとして感じないようなわずかな刺激や筋肉の張りを「激しい痛み」として誤って受け取ってしまうのです。
【東洋医学の視点】心と体は繋がっている。「気」の渋滞が痛みを引き起こす
東洋医学(漢方)には、古くから「心身一如(しんしんいちにょ)」という言葉があります。「心と体は切り離せない一つのものであり、心の状態は必ず体に現れる」という考え方です。
漢方では、検査に出ない孤独な痛みの根本原因を「気滞(きたい)」と捉えます。
「気」とは、体内を巡る生命エネルギーのことです。周囲に辛さを分かってもらえないストレスや、痛みに耐え続ける我慢が重なると、この「気」の流れがせき止められ、体の中で渋滞を起こします。
気が渋滞すると、神経が風船のようにパンパンに張り詰め、少しの刺激で破裂するような(痛みを感じる)状態になります。さらに、気が滞るとそこへ続く「血(血液)」の巡りも悪くなり、結果として全身のあちこちでリアルな痛みを引き起こすのです。
【薬剤師 椙田の視点】
検査の数値ではなく、あなたの「体感」を大切にします
「色々な病院を回ったけれど、どこに行っても精神的なものだと言われた」と、涙を流してご相談に来られる患者様がいらっしゃいます。一番辛いのは、痛みそのものに加え「誰にも信じてもらえない」という孤独感です。
漢方では、血液検査やMRIの画像には写らない「気(エネルギー)」の滞りを紐解くことを得意としています。数値に出なくても、あなたが「痛い」「辛い」と感じているなら、体の中で確実に何かの巡りが滞っているサインです。私たちは、あなたのその「体感」を一番の事実として受け止め、寄り添います。
太陽堂の漢方アプローチ|張り詰めた心身をフワッと緩める
太陽堂では、「気のせい」と片付けることは決してありません。見えない痛みに対し、「なぜ気が滞り、脳が過敏になっているのか」を紐解き、心身をリラックスさせるサポートを行います。
| 痛みの原因・状態 | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| ストレスで痛みが悪化する 痛む場所がコロコロ変わる | 気の滞り(気滞:きたい) 精神的な緊張や我慢によってエネルギーが渋滞し、自律神経が過敏になっている状態。 | 【気を巡らせ、緊張を緩める漢方】 パンパンに張り詰めた神経の糸をフワッと解きほぐし、心身をリラックスさせて痛みへの過敏さを和らげます。 |
| 重だるい痛みがずっと続く 冷えると強ばりがひどくなる | 血の滞り(瘀血:おけつ) 気の渋滞に引っ張られて血流も悪化し、痛みの物質が筋肉に停滞している状態。 | 【血流を促し、滞りを流す漢方】 ドロドロに滞った「血」をスムーズに流して末端まで温め、筋肉の過度な強ばりを穏やかに和らげます。 |
| 不安でぐっすり眠れない 疲労感が強くて起き上がれない | 気血の不足と心神の疲れ 長引く痛みで体力を消耗し、脳(心神)が興奮して休まらない状態。 | 【胃腸を整え、穏やかな眠りを助ける漢方】 消化吸収を助けてエネルギーを補い、脳の過度な興奮を鎮めて、質の良い睡眠を取れる土台を作ります。 |
【薬剤師 前原の視点】
「痛みを忘れる時間」を少しずつ増やしていきましょう
孤独な痛みを抱えている方は、「痛いから不安になる、不安になるから自律神経が乱れてさらに痛む」という悪循環に陥っています。この状態が長く続くと、脳が痛みを強く記憶してしまいます。
太陽堂の漢方相談では、まずは「少しでもリラックスして、深い呼吸ができる状態を作ること」を大切にしています。
漢方で気血の巡りが整い、心身の緊張が解けてくると、「気づいたら、今日は痛みを忘れてテレビを見て笑っていた」というような穏やかな変化が現れやすくなります。焦らず、少しずつ脳の痛みの記憶をリセットしていきましょう。
見えない痛みと漢方に関するよくあるご質問(FAQ)
病院の痛み止めや抗うつ薬(サインバルタなど)と一緒に漢方薬を飲んでも大丈夫ですか?
はい、基本的には併用可能です。
痛みが辛い時は病院のお薬(鎮痛剤や神経の痛みを和らげるお薬)で症状をコントロールしつつ、漢方薬で「自律神経の乱れや血流の滞りを根本から整える体質づくり」を並行して行うのは非常に理にかなったアプローチです。
お身体の状態が整えば、自然とお薬を飲む回数を減らしていくことを目指せます。お薬手帳をお持ちいただければ、飲み合わせをしっかりと確認いたします。
家族に「気のせいだ」と言われます。漢方で本当に楽になるのでしょうか?
はい、こうした「検査で異常がない、ストレスが絡む痛み」こそ、漢方が最も得意とする分野です。
東洋医学では、「気」は目に見えなくても確かに存在するエネルギーだと考えます。痛みを強制的に止めるのではなく、原因となっている「気の渋滞」を流すことで、体質が少しずつ整っていきます。
多くの方が「痛みの波がマイルドになってきた」という変化をご実感されています。
気分転換に外出などをした方が良いですか?
無理のない範囲で、自分が「心地よい」と感じることだけをしてください。
周囲に「出かければ治る」と言われて無理に外出すると、それがかえってストレス(気滞)になります。
好きな音楽を聴く、温かいお茶を飲むなど、まずはご自宅でホッとできる時間を作ることが、気を巡らせる第一歩です。
まとめ:あなたの痛みは、どの疾患に近いですか? 疾患別のご案内
「見た目は元気そうだから」と周囲に伝わらない痛み。
それは、あなたの心が「もうこれ以上、一人で頑張れないよ」とSOSを出しているサインです。
一人で孤独に耐え続ける必要はありません。太陽堂は、あなたの痛みを決して「気のせい」とは言いません。漢方の優しい力でパンパンに張った神経を緩め、痛みに振り回されない穏やかな日常を一緒に取り戻していきましょう。
太陽堂では、痛みの出方や伴う症状に合わせて、さらに専門的なアプローチを行っております。ご自身の状態に近いと感じるページをぜひご参照ください。
関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
▼ 全身のあちこちに激しい痛みがあり、不眠や激しい疲労感を伴う方 [線維筋痛症]
▼ 検査で異常が見つからない慢性的な痛みや、過去の病気の痛みが長引いている方 [慢性疼痛(神経障害性疼痛)]
▼ 虫歯はないのに、歯や歯茎、顎の周辺にジンジンとした痛みが続く方 [非定型歯痛]
▼ 頭全体がギューッと締め付けられ、首や肩こりがひどい方 [「緊張型頭痛」]
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表
沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。
調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
記事作成者 薬剤師 椙田 彩純

担当疾患;循環器、身体の痛み
臨床検査技師の両親の影響で、幼い頃から医療に関心を持つ。
大学卒業後、病院薬剤師として勤務。
対症療法が中心の現場で、繰り返す入退院や長期投薬を目の当たりにし、「もっと力になれる方法はないか」と模索する中で漢方と出会う。
現在は漢方の持つ幅広さと可能性に魅了され、一人ひとりの体質に寄り添った根本改善を追求している。















