
「五苓散を飲み始めたけれど、このまま続けて大丈夫だろうか」
「副作用が心配で、なんとなく飲むのをためらっている」
すでに五苓散(ごれいさん)を飲んでいる方から、太陽堂にはこうしたご相談が多く寄せられます。このページでは、飲み続けることについての考え方、副作用、合いにくい方のサイン、病院のお薬との付き合い方をご説明します。
※「そもそも五苓散はどんな漢方薬なの?」という方は、五苓散の効果と効能|どんな体質の人に向く漢方薬?をご覧ください。
【太陽堂が解説する「五苓散を飲み続けること」】
■ 飲み続けても大丈夫?
体質に合っていれば、続けてお飲みいただくこと自体に大きな問題はないと考えられています。ただし「合っているかどうか」は、飲み始めたときのままとは限りません。季節や生活の変化で体の状態は動くため、1か月ごとの見直しをおすすめしています。
■ 合いにくい方のサイン
口も乾かず、尿の量もしっかり出ている
汗を大量にかいた直後
立ちくらみや、強い疲労感がある
飲み始めてから、体が冷える感じがする
■ 太陽堂での考え方
合わないと感じたときは、自己判断で量を増やしたり減らしたりせず、いったん中止してご相談ください。太陽堂では、量を調整するより、そもそも選ぶ処方から見直したほうが早いと考えています。お一人おひとりの体質に合わせて生薬を調整したオーダーメイドの煎じ薬をご提案しています。
五苓散は飲み続けても大丈夫?
体質に合っていれば、一定期間続けてお飲みいただくこと自体に大きな問題はないと考えられています。ただし気をつけたいのは、「合っているかどうか」は飲み始めたときのままとは限らない、という点です。季節や生活の変化で体の状態は動きます。だからこそ、定期的に見直すことが大切です。
飲み続ける前に確認したい3つのポイント
| 確認すること | 見るポイント | 見直しの目安 |
|---|---|---|
| ① 体からのサインが変わっていないか | むくみ・のどの渇き・尿の量 | 1か月ごと |
| ② 季節が変わっていないか | 梅雨・夏・冬で「水」の巡り方は変わります | 季節の変わり目 |
| ③ 病院のお薬が変わっていないか | 新しく処方された薬、中止した薬 | 変わったその都度 |
とくに、病院で水分バランスに関わるお薬(利尿薬など)や、血圧のお薬を処方されている方は、漢方薬を飲んでいることを薬剤師にお伝えください。
「なんとなく飲み続けている」状態が一番もったいない、と太陽堂では考えています。合っているかどうかを確かめながら続けることが、遠回りのようで近道です。
五苓散に副作用はある?
漢方薬も医薬品ですので、副作用がまったくないわけではありません。ただし五苓散は比較的おだやかな生薬で構成されており、体質に合っていれば大きな負担になりにくいと考えられています。むしろ気をつけたいのは、体質と合っていないまま飲み続けてしまうことです。
気づいたらご相談いただきたいサイン
| サイン | 考えられること |
|---|---|
| 胃がムカムカする、食欲が落ちた | 胃腸が生薬を受けつけにくい状態かもしれません |
| 口やのどの渇きが強くなった | 動かすべき余分な水が、もう残っていない可能性 |
| 肌の乾燥感が増した | 同じく、水分が足りていない可能性 |
| 体が冷える感じがする | 体質と方向性が合っていない可能性 |
いずれも、我慢して飲み続ける必要はありません。いったん中止して、ご相談ください。
生薬の質によっても変わります
同じ「五苓散」という名前でも、使われている生薬の質は同じではありません。品質管理が十分でない生薬は、本来の働きが出ないだけでなく、体に余計な負担をかけることがあります。
太陽堂では、有効成分の含有量が高く、安全性の確認できた生薬を厳選しています。体に余計な反応を起こさせないためにも、ここは譲れない部分だと考えています。
妊娠中・授乳中の方、持病のある方へ
自己判断は避けてください。必ず医師・薬剤師にご相談ください。ご相談の際は、お薬手帳をお持ちいただくとスムーズです。
五苓散が合わない人の特徴は?
五苓散は「余っている水を動かす」という発想の漢方薬です。そのため、もともと体の水分が足りていない方や、汗を大量にかいた直後の方には向きにくいと考えられています。
合いにくいサインの例
| こんなサインがあるとき | 体の状態の見立て |
|---|---|
| 口も乾かず、尿の量もしっかり出ている | 動かすべき「余分な水」が少ない |
| 運動やサウナで汗を大量にかいた直後 | 水分が不足しやすい状態 |
| 立ちくらみや、強い疲労感がある | 体力そのものが落ちている |
| 飲み始めてから、体が冷える感じがする | 体質と方向性が合っていない可能性 |
「合わないかもしれない」と感じたときは、自己判断で量を増やしたり減らしたりせず、いったん中止してご相談ください。
漢方薬は「効かないから量を増やす」ものではありません。合わないのであれば、そもそも選ぶ漢方薬を変えたほうが早いというのが、太陽堂の考え方です。
五苓散は毎日飲む?それとも頓服(必要なときだけ)?
どちらの飲み方もあります。「何を目指すか」で考え方が変わります。
| 飲み方 | 考え方 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 毎日続ける | 水が巡りやすい体の土台をつくる | 一年を通してむくみやすい/天気の影響を受けやすい体質そのものを整えたいとき |
| 必要なときだけ(頓服) | その場で起きている水の偏りをならす | 天気が崩れる前、乗り物に乗る前、お酒を飲んだ翌日など |
一般的に、市販の五苓散は「必要なときに飲む」使い方をされる方が多いようです。一方で、毎年きまって梅雨や台風の時期につらくなる方の場合、その時期だけ体質が変わっているわけではありません。土台のほうを整えていく発想が必要になることがあります。
太陽堂では、まずお体の状態を伺ったうえで、「続ける形」がよいのか「必要なときの形」がよいのかをご提案しています。
病院のお薬と一緒に飲むときの考え方(ロキソニンなどの痛み止め)
病院で処方されたお薬や、市販の痛み止め(ロキソニンなど)と漢方薬を併用してよいかどうかは、必ず医師・薬剤師にご相談ください。ご自身の判断で組み合わせを決めることは避けてください。
漢方薬も、れっきとした医薬品です。「自然のものだから大丈夫」ではありません。
相談するときに伝えるとよい情報
| 伝えること | 例 |
|---|---|
| 飲んでいるお薬の名前 | お薬手帳を見せるのが確実です |
| 飲み始めた時期 | 「2か月前から」など |
| 1日に飲む回数とタイミング | 食前/食後/必要なときだけ |
| 気になっている体のサイン | 「雨の日に頭が重い」など |
太陽堂にご相談いただく際も、お薬手帳をお持ちいただけると、確認がスムーズです。病院のお薬をやめていただく必要はありません。「今の治療を続けながら、体質の土台を整えていく」という組み立て方をご提案しています。
【薬剤師コラム】「水を出す」のではなく「水を配りなおす」
むくみと聞くと、多くの方が「余分な水分を外に出せばいい」と考えます。西洋医学の利尿薬は、まさにその発想でつくられています。
ところが漢方の「水」の考え方は、少し違います。
面白いのは、むくんでいる方ほど「のどが渇く」とおっしゃることが多いという点です。体には水があふれているのに、必要な場所には届いていない。漢方ではこれを「水滞(すいたい)」「水毒(すいどく)」と呼び、量の問題ではなく、配置の問題としてとらえます。
五苓散が得意とするのは、この「配りなおし」です。ですから、そもそも水が足りていない方に使っても、目指す方向がかみ合いません。先ほど「合いにくいサイン」を挙げたのは、そのためです。
なお、五苓散については、体内の水の通り道に関わるタンパク質(アクアポリン)に着目した研究報告があります。昔から使われてきた処方が、現代の言葉で読み解かれつつあるのは興味深いところです。
天気が崩れる前になると頭が重くなる。この感覚は、周りの人になかなか分かってもらえません。「気のせい」で片づけられてしまうことも多い。けれど、体の中で何が起きているのかを言葉にできると、対処の道すじが見えてきます。太陽堂がご相談の時間を長めにいただいているのは、そのためです。
五苓散についてよくある質問
- 五苓散はどのくらいで体感がありますか?
-
感じ方には個人差があります。天気による頭の重だるさなど、その場の水の偏りに対しては比較的早く感じる方もいらっしゃいます。
一方、体質そのものを整えていく場合は、数か月単位でお考えいただくことが多いです。
- 五苓散に副作用はありますか?
-
漢方薬も医薬品ですので、体質に合わない場合に胃の不快感などが出ることがあります。
気になる変化があれば、いったん中止してご相談ください。
- 妊娠中・授乳中でも飲めますか?
-
自己判断は避けてください。必ず産婦人科の医師、または薬剤師にご相談ください。
- 市販の五苓散と、太陽堂の煎じ薬は何が違いますか?
-
市販品は、多くの方に当てはまるよう標準的な配合になっています。
太陽堂では、お一人おひとりの体質に合わせて生薬の種類や量を調整します。
- ロキソニンなどの痛み止めと一緒に飲めますか?
-
自己判断は避け、医師・薬剤師にご相談ください。お薬手帳をお持ちいただくと確認がスムーズです。
- 効いているかどうか、どう判断すればいいですか?
-
のどの渇き、尿の量、むくみ、天気の悪い日の体調など、飲む前の状態をメモしておくと比べやすくなります。
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太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 林 泰太郎

実績:伝統漢方研究会 2015~2017年・2019年・2020年・2022年・2025年 学術発表
調剤薬局で3年間勤め、西洋の薬だけでは治療が難しい病気の壁に直面。
・「治療の難しい病気をなんとか治したい。」
・「ひとりでも多くの患者さんを笑顔にしたい。」
という想いから漢方の道へ。
漢方薬局で3年間修業をして、2015年 『漢方薬局 太陽堂』を立ち上げ。
開局10年を迎えた今も1ヶ月の平均来局数は900名を超え、お客様にご愛顧いただいている太陽堂の漢方薬剤師です。
記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表
沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。
調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。












