
「胸の奥がギューッと締め付けられるように痛み、背中まで痛むことがある…」
「心電図やカテーテル検査を受けたが、『太い血管は綺麗で異常なし』と言われた…」
「一般的な狭心症の薬(ニトログリセリン)を処方されたが、使ってもあまり効かない…」
「痛みが数分で終わらず、数十分から半日ほどダラダラと続くことがあり辛い…」
「更年期に入ってから胸の痛みや動悸が始まり、精神的なものだと言われてショックだ…」
40代〜50代の更年期の女性に急増する、原因不明の胸の痛み。その正体は、心臓の筋肉内を走る髪の毛より細い血管が痙攣して起こる「微小血管狭心症(びしょうけっかんきょうしんしょう)」かもしれません。
太い血管が詰まる一般的な狭心症とは異なり、カテーテル検査などでは異常が見つかりにくいため、「心臓神経症」「ストレス」と片付けられてしまうことが少なくありません。
命に直結する危険性は低いとされていますが、「いつ痛みが来るか分からない」「病院でも原因が分からない」という強烈な不安感から、日常生活に大きな支障をきたしてしまう非常に辛い疾患です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、ただ痛み止めや安定剤でしのぐのではなく、「なぜ更年期に入って心臓の細い血管が痙攣しやすくなったのか」という根本的な『女性ホルモン低下に伴う血流の滞り(瘀血)』や『自律神経の過緊張(気滞)』に着目し、体の内側から血管のしなやかさを取り戻すための体づくりを漢方で優しくサポートいたします。
微小血管狭心症とは?西洋医学の限界と他疾患との違い
【太陽堂における微小血管狭心症の漢方サポートまとめ】
- 原因: 西洋医学では「女性ホルモン(エストロゲン)の低下による微小血管の機能異常」とされるが、漢方では根本原因を、血行不良である「瘀血(おけつ)」や、自律神経の乱れによる「気滞(きたい)」、加齢による潤い不足「陰虚(いんきょ)」と捉える。
- アプローチ: 滞った微細な血流をスムーズに流し、過緊張状態の自律神経をリラックスさせる生薬を用いた煎じ薬で、痛みが起きにくい根本的な体質改善を目指す。
- 目安期間: 症状の頻度や更年期の状態によるが、早い方で1~3ヶ月程度で「痛みの頻度や持続時間が減った」と感じ、数ヶ月〜年単位でじっくりと不安のない穏やかな状態を育てていくケースが多い。
微小血管狭心症の最大の特徴は、「太い冠動脈には異常がない」ということです。そのため、一般的な狭心症の検査(安静時の心電図など)では見逃されがちです。
「一般的な狭心症」や「心臓神経症」との違い
胸の痛みを引き起こす疾患はいくつかありますが、痛みの特徴や効くお薬が異なります。
| 疾患名 | 主な症状と特徴 | 微小血管狭心症との違い・関係性 |
| 微小血管狭心症 | 安静時や夜間に胸が痛む。痛みが数十分〜半日続くこともある。更年期の女性に多い。 | 心臓の「極細い血管」の痙攣です。ニトログリセリンが効きにくいのが特徴です。 |
| 労作性狭心症 (一般的な狭心症) | 階段を登るなど、運動した時に数分間胸が痛む。休むと治まる。 | 心臓の「太い血管」が動脈硬化で狭くなる病気です。ニトロが劇的に効きます。 |
| 心臓神経症 | 心臓の検査は正常だが、突然激しい動悸や胸の痛み、息苦しさが出る。 | 血管の異常ではなく、極度の不安やストレスが原因です。微小血管狭心症と併発・誤診されることも多いです。 |
| 更年期障害 | ホットフラッシュ、発汗、イライラ、動悸。 | 微小血管狭心症の引き金となる「エストロゲンの減少」が共通しています。 |
微小血管狭心症は、心臓だけの問題ではなく、全身の血流や更年期のホルモンバランス、自律神経と深く関わっています。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。
【西洋医学(病院)での一般的な治療】
循環器内科で微小血管狭心症と診断された場合、西洋医学では血管の痙攣を抑える「カルシウム拮抗薬(ヘルベッサーなど)」が主に処方されます。また、一般的な狭心症で使われる「ニトログリセリン(舌下錠)」が出されることもありますが、微小な血管には届きにくいため「効かない・効果が薄い」と感じる方が多いです。
更年期症状が強い場合は婦人科で「ホルモン補充療法(HRT)」が検討されることもありますが、お薬が体に合わなかったり、対症療法ではなく根本的に体質を変えたいと願ったりして、漢方に救いを求めて来られる方が後を絶ちません。
【薬剤師コラム①】「異常なし」と言われる辛さとニトロが効かない理由
担当薬剤師:椙田(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
「胸が苦しくて救急車を呼んだのに、病院で心電図やエコーをしても『異常なし。精神的なものでしょう』と帰されてしまい、誰にも分かってもらえないのが辛いです」というご相談を非常によくお受けします。
微小血管狭心症は、通常のカテーテル検査では映らないほど細い血管(直径0.1mm以下)で起こるため、医師でも診断が難しい病気です。また、ニトログリセリンは「太い血管を広げる」のには特効薬ですが、細い血管まで十分に広げる力はないため、痛みが取りきれません。
東洋医学では、検査画像に映らなくても、患者様の「痛む」「苦しい」という自覚症状を何よりも大切にします。細い血管で血が滞っている状態(瘀血)と見立て、漢方の力で微細な血管の隅々まで血流を促す(活血)ことで、西洋薬が届きにくい部分の巡りを内側から改善していきます。
太陽堂の漢方アプローチ|微細な「血」を巡らせ、「気」を落ち着かせる
東洋医学(漢方)では、微小血管狭心症の根本原因を、
女性ホルモンの急激な変化(血の道症)によって生じた細い血管の血行不良「瘀血(おけつ)」
強い不安やストレスによって自律神経が過緊張を起こした「気滞(きたい)」
加齢によって血管の潤いやしなやかさが失われた「陰虚(いんきょ)」
と捉え、お一人おひとりの体質に合わせてアプローチします。
| お悩みのタイプ | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 胸がギューッと締め付けられる 肩こりや頭痛、手足の冷えが強い | 細い血管の血流の滞り(瘀血) エストロゲンの低下や冷えによって全身の細かい血管の血流がドロドロに滞り、心臓の筋肉が一時的な酸欠を起こして痛んでいる状態。 | 【血流を促し、滞りを流す漢方】 全身の「血(けつ)」をサラサラと流して微小な血管まで巡りを整え(活血化瘀)、心臓にかかる負担を内側から軽くします。 |
| ストレスを感じると胸が痛む 不安感が強く、イライラしやすい | 自律神経の過緊張(気滞) 更年期のホルモンバランスの乱れや精神的なプレッシャーによって自律神経が張り詰め、血管が過剰に痙攣(収縮)しやすい状態。 | 【気の巡りを整え、緊張を解く漢方】 張り詰めた神経の緊張を優しく解きほぐし、胸に詰まった「気」をスムーズに流す(理気)ことで、血管の過度な痙攣を和らげます。 |
| 夜中や安静時に痛みが起きやすい ほてり、寝汗、口の渇きがある | 潤い不足と血管の硬さ(陰虚・虚熱) 加齢により、体を潤し血管のしなやかさを保つ冷却水(陰)が不足し、体にこもった熱(虚熱)が血管を刺激している状態。 | 【たっぷりと潤いを補給する漢方】 体に「陰(潤い)」をしっかりと補給して血管に柔軟性を持たせ、こもった熱を穏やかに冷まして夜間の不調をサポートします。 |
【薬剤師コラム②】更年期の「エストロゲン」と血管のしなやかさ
担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
なぜ、40代後半から50代の女性にこの胸の痛みが急増するのでしょうか。それは、女性ホルモンである「エストロゲン」が深く関わっているからです。
エストロゲンには、血管を広げてしなやかに保ち、動脈硬化を防ぐという「血管の守り神」のような働きがあります。更年期を迎えてこのエストロゲンが急激に減少すると、自律神経のコントロールが乱れ、血管がちょっとしたストレスや寒暖差で過敏に収縮(痙攣)するようになってしまいます。
東洋医学では、この時期特有の不調を「血の道症(ちのみちしょう)」と呼び、古くから漢方で対応してきました。
漢方薬はホルモンそのものを補充するわけではありませんが、乱れた自律神経の波を穏やかにし、「血」と「潤い」を全身に巡らせることで、エストロゲンの減少による影響をマイルドに受け止めるための「クッション(土台)」を作ってくれます。
この内容以外にも「太陽堂が考える心臓疾患」についてお話しを書いています。どうぞ参考にされて下さい。
微小血管狭心症のお悩みを和らげる漢方サポートの症例
「気のせい」「異常なし」と言われ、一人で不安を抱えていた方が、漢方を取り入れることで「痛みと恐怖のない穏やかな日常」を取り戻された事例をご紹介します。
事例① 50代女性|夜中に起こる「ダラダラと続く胸の痛み」
閉経を迎えた頃から、夜中や朝方に胸の奥がギューッと痛むようになりました。痛みが30分以上続くこともあり、循環器内科で微小血管狭心症と診断されました。カルシウム拮抗薬を飲んでも痛みがスッキリと取れず、ニトロも効かないため、「このまま心筋梗塞になるのでは」と不眠に陥りご来局されました。
- お悩み: 夜間〜早朝の胸の痛み、長引く痛み、薬が効きにくい、不眠。
- サポート内容: 更年期による潤い不足(陰虚)と、微小血管の強い血行不良(瘀血)と見立て、心臓の細かい血管まで血流を促しながら、体を潤して血管のしなやかさを保つ漢方薬をご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 漢方を飲み始めてから体が温まるようになり、胸が痛んだ時の「痛みの強さ」が少しマイルドになってきました。
- 3ヶ月後: 夜中に痛みで目を覚ます回数が減り、ダラダラと長く続いていた痛みが数分でスッと治まるようになりました。
- 半年後: 胸の痛みがほとんど起きなくなり、朝までぐっすりと眠れるようになりました。「やっと安心できる日々を取り戻せました」と表情も明るくなり、現在も健康維持のために服用を継続されています。
事例② 40代女性|ストレスで誘発される「胸の締め付けと動悸」
仕事や家庭のストレスが重なると、決まって胸が締め付けられるように痛み、息苦しくなります。病院では「更年期の自律神経の乱れか、微小血管の痙攣でしょう」と言われました。抗不安薬を勧められましたが、日中のだるさが気になり、根本的な体質改善を求めてご相談に来られました。
- お悩み: ストレス時の胸の痛み・息苦しさ、動悸、更年期の不調。
- サポート内容: 強いストレスによる気の滞り(気滞)と自律神経の過緊張と見立て、張り詰めた神経を解きほぐし、胸に詰まった気を流す(理気)漢方薬をご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 漢方を飲むと胸のつかえがスッと取れる感覚があり、深い深呼吸ができるようになってきました。
- 3ヶ月後: ストレスを感じても、心臓が過剰に反応してギュッと痛むことが明らかに減りました。肩こりや頭痛も楽になりました。
- 半年後: 胸の痛みが起きなくなり、仕事中も穏やかな気持ちで過ごせるようになりました。抗不安薬に頼ることもなくなり、無事に服用終了(卒業)となりました。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 心臓疾患)
どうぞ参考にされて下さい。
微小血管狭心症・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)
病院で処方された血管を広げる薬(ヘルベッサー等)と一緒に漢方薬を飲んでも大丈夫ですか?
はい、もちろん併用可能です。
西洋薬で血管の痙攣を直接的に抑えながら、並行して漢方薬で「自律神経の過緊張をほぐし、微小な血管の血流(瘀血)を整える体質づくり」を行うのは、非常に理にかなった理想的なアプローチです。
お薬手帳をお持ちいただければ、詳しく飲み合わせを確認いたします。
検査で「異常なし」と言われたのですが、それでも漢方相談はできますか?
はい、もちろんです。
むしろ「検査で異常がないのに辛い症状がある」状態こそ、東洋医学(漢方)が最も得意とする分野です。
検査画像には映らない「血の滞り」や「自律神経の過緊張」を見極め、患者様の辛い自覚症状を取り除くためのアプローチをご提案いたします。
漢方薬を飲み始めて、どのくらいで胸の痛みが和らぎますか?
症状の頻度や更年期の状態によりますが、早い方であれば1~3ヶ月程度で「痛みの持続時間が短くなった」「体がポカポカしてリラックスできる」といった血流や自律神経の変化を先に感じられる方が多いです。
血管がしなやかさを取り戻し、痛みの起きにくい状態が定着するには、数ヶ月〜年単位でじっくりと腰を据えて取り組むことをお勧めしています。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関連するお悩み(心臓・更年期・自律神経の不調)
微小血管狭心症は、心臓だけの問題ではなく、全身の血流や更年期のホルモンバランス、自律神経と深く関わっています。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。




