「腰というより、お尻と腰の境目あたりが痛む…」
「椅子から立ち上がる瞬間に、ズキッと痛くて動けない…」
「病院でレントゲンやMRIを撮っても『ヘルニアでも狭窄症でもない』と言われ、原因がはっきりしない…」
「痛み止め(ロキソニンなど)やリハビリを続けているが、なかなか良くならない…」
「お尻から太ももの裏にかけて痛みが走り、坐骨神経痛だと思って治療しているが治らない…」
その長引くお尻の痛み、もしかすると「仙腸関節炎(せんちょうかんせつえん)」かもしれません。
背骨の一番下にある「仙骨」と、骨盤の「腸骨」のつなぎ目である「仙腸関節」。このわずか数ミリしか動かない関節に負担がかかって炎症が起こり、その周りの筋肉が防御反応としてガチガチに過緊張を起こすことで、激しい痛みやしびれのような不快感が生じます。
レントゲンやMRI画像では異常が見つかりにくいため、「原因不明の腰痛」として片付けられてしまったり、坐骨神経痛と誤認されてしまったりと、長く悩まれている方が少なくない領域です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、単に痛みを麻痺させるのではなく、「なぜ骨盤の要である関節に炎症が起き、筋肉がこわばってしまったのか」という根本的な『血流の滞り(瘀血)』や『関節の炎症・熱(湿熱)』に着目し、「骨の炎症を鎮める」と「痛みを鎮めて筋肉を緩める」の2本柱で、長引く仙腸関節の痛みを根本からサポートいたします。
仙腸関節炎とは?西洋医学の限界と他疾患との違い
【太陽堂における仙腸関節炎の漢方サポートまとめ】
- 原因: 西洋医学では「仙腸関節のわずかなズレや微小な炎症、および周囲の筋緊張」とされるが、漢方では根本原因を、関節にこもった炎症の熱「湿熱(しつねつ)」や、痛みを引き起こすドロドロの血流「瘀血(おけつ)」、筋肉の強張り「気滞(きたい)」と捉える。
- アプローチ: 骨盤周りにこもった炎症(熱)を穏やかに冷まし、ガチガチにこわばった筋肉を緩めて血流を強力に促す生薬を用いた煎じ薬で、根本的な体質改善を目指す。
- 目安期間: 痛みの期間や炎症の強さによるが、早い方で数週間〜3ヶ月程度で「立ち上がりが楽になった」「歩きやすくなった」と感じ、その後も再発を防ぐために半年〜1年ほどじっくりと関節周りの血流を育てていくケースが多い。
背骨の一番下にある「仙骨(せんこつ)」と、その左右にある骨盤の骨「腸骨(ちょうこつ)」のつなぎ目を「仙腸関節(せんちょうかんせつ)」と呼びます。この関節はほとんど動かない代わりに、上半身の重さを支え、脚からの衝撃を受け止める「要(かなめ)」の役割を担っています。その負担が積み重なって炎症が起こった状態が「仙腸関節炎」です。
「脊柱管狭窄症」や「椎間板ヘルニア」などとの違い
お尻から脚にかけての痛みは、原因となる病気がいくつもあります。痛みの出方には、それぞれ特徴的な違いがあります。
| 疾患名 | 痛みの特徴 | 歩いたときの変化(仙腸関節炎との違い) |
| 仙腸関節炎 | お尻と腰の境目が痛む。座って立ち上がる瞬間が一番つらい。片側に出やすい。 | 動き出しが辛く、「少し歩くと、かえって楽になる」ことが多いです。(※このページで解説しています) |
| 腰部脊柱管狭窄症 | 脚のしびれを伴う。前かがみになると楽になる。 | 歩き続けると痛くなり、休むと回復する(間欠性跛行)という逆のパターンをとります。 腰部脊柱管狭窄症のページへ |
| 腰椎椎間板ヘルニア | 前かがみや座った姿勢で悪化しやすい。脚のしびれを伴う。 | 歩行よりも、座位・前屈での悪化が目立ちます。 腰椎椎間板ヘルニアのページへ |
| 梨状筋症候群 | お尻のえくぼ部分を押すと痛む。座っている時に強くなる。 | お尻の奥の筋肉(梨状筋)が坐骨神経を圧迫する病気です。 梨状筋症候群のページへ |
※正確な診断は医療機関で受けてください。ここでの内容はあくまで目安です。
この内容以外にも「太陽堂が考える神経痛と関節痛」についてお話しを書いています。どうぞ参考にされて下さい。
【西洋医学(病院)での一般的な治療】
整形外科では、主に次のような治療が行われます。
- 痛み止め(消炎鎮痛薬): ロキソニンなどで炎症と痛みを抑えます。つらい時期を乗り切るための大切なお薬です。
- リハビリ: 骨盤まわりの筋肉のバランスを整え、関節への負担を減らします。
- 骨盤ベルト・注射: 関節を安定させたり、痛みが強い場合に炎症を抑える処置が行われることもあります。
これらの治療はつらい痛みを和らげるために欠かせないものですが、「痛み止めが手放せない」と感じ、自分自身の自然治癒力(血流や筋肉の柔軟性)を高める漢方アプローチを求めてご来局される方が多くいらっしゃいます。
【薬剤師コラム①】ここにたどり着くまでに、時間がかかる方が多い
担当薬剤師:椙田(循環器・身体の痛み担当)
仙腸関節炎でご相談に来られる方の多くは、最初は「椎間板ヘルニア」「脊柱管狭窄症」「坐骨神経痛」と言われて治療を受けてきたという経過をたどっています。
お尻から脚にかけて痛みが広がるため、腰の神経の問題と見分けがつきにくいのです。そのため、「治療をしているのに良くならない」という時間が長くなりがちです。
ようやく「仙腸関節炎」という診断名にたどり着いたなら、そこからが本当のスタートです。関節のわずかな炎症を鎮め、それをかばってガチガチにこわばった筋肉をゆるめる——実は、これは漢方が非常に力を発揮しやすい状態でもあるのです。
太陽堂の漢方アプローチ|「骨の炎症」と「筋肉の過緊張」を同時に鎮める
太陽堂では、仙腸関節炎の痛みを「骨(関節)の炎症が、周りの筋肉の過緊張を引き起こしている状態」と捉えています。そのため、炎症と筋肉の両方に同時に働きかけることを大切にしています。
東洋医学(漢方)では、この状態を、関節にこもった不自然な熱である「湿熱(しつねつ)」、痛みを引き起こすドロドロの古い血液「瘀血(おけつ)」、そして筋肉が強張る「気滞(きたい)」と捉え、お一人おひとりの痛みの出方に合わせてアプローチします。
- 骨・関節の炎症を鎮める(清熱利湿)痛みの大元にあるのは、仙腸関節に起きている微小な炎症(湿熱)です。この炎症が残っている限り、周りの筋肉は「関節を守らなきゃ」と緊張し続けます。まずは炎症を鎮める漢方薬で、痛みの火元そのものを静めていきます。
- 痛みを鎮め、こわばった筋肉をゆるめる(理気止痛)炎症をかばうように、お尻や腰の筋肉はガチガチに縮こまっています(気滞)。この過緊張が、さらに痛みを強める悪循環を生みます。痛みを鎮め、筋肉の緊張をふんわりと解きほぐす漢方薬で、「痛い→力が入る→もっと痛い」という悪循環を断ち切ります。
- 血流を促し、治る力を届ける(活血化瘀)硬くなった筋肉の奥は血流が滞り(瘀血)、組織の修復に必要な酸素や栄養が届きにくくなっています。全身の血の巡りを強力に整えることで、関節と筋肉が自分の力で回復しやすい環境を作ります。
【薬剤師コラム②】痛み止め・リハビリと漢方の違い
担当薬剤師:前原(調剤薬局経験あり)
病院では、痛み止め(ロキソニンなど)とリハビリで様子を見ることがほとんどです。どちらもつらい時期を支える大切な治療です。一方で、「痛み止めが手放せない」「リハビリを続けているのに、家に帰るとまた戻ってしまう」というお声も多く伺います。
西洋医学の痛み止めは「今ある痛みの信号を強制的に遮断する」ことに優れていますが、血流を良くしたり、筋肉の柔軟性を取り戻したりする薬ではありません。
漢方の役割は、関節の炎症そのものを内側から穏やかに鎮めながら、痛みでこわばった筋肉をゆるめ、そこに「治癒力(血流)」を届けることです。西洋薬と併用しながら、少しずつ「痛み止めに頼らない状態」を目指すご提案が可能です。
仙腸関節炎のお悩みを和らげる漢方サポートの症例
「痛み止めが効かない」「歩くのが辛い」と不安を抱えていた方が、漢方を取り入れることで「立ち上がりが楽になり、歩ける日常」を取り戻された事例をご紹介します。
症例:立ち上がりのつらさと、脚に広がる痛み(昭和15年生 女性)
2年ほど前から痛みが出るようになり、病院で「仙腸関節炎による痛み」と診断されました。漢方薬で改善できればと、ご相談に来られました。
- 症状: 右のお尻から腿(もも)・脛(すね)にかけての痛み。特に「座ってから立ち上がった時」がつらく、うまく歩けないとのこと。あちこち掴まりながら歩き、少し歩き進むと楽になるという、仙腸関節炎の典型的な状態でした。
- 漢方服用の経過:
- 漢方薬: 痛みを鎮めて筋肉を緩める漢方薬と、関節の炎症(熱)を鎮める漢方薬の2種類を組み合わせてお渡ししました。
- 3ヶ月後: ほとんど痛みもなくなり、歩くのも問題なく、立っていても調子が良いとのこと。早い段階で改善が見られ、ご本人のご希望により服用終了となりました。
この方は3ヶ月と早い段階で改善が見られましたが、関節と筋肉の状態が「本当に」落ち着くまでには、本来1年ほどかけてじっくり見ていきたいというのが私たちの考えです。痛みが取れた後こそ、繰り返さない体づくりの時間だとお考えください。
※効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。どうぞ参考にされて下さい。
Q&A(良くある質問)
特にお問い合わせの多い内容を「担当薬剤師の前原」がお答えいたします。
ヘルニアや狭窄症との違いは、どう見分ければいいですか?
目安になるのは「立ち上がる瞬間が一番つらいか」「少し歩くと楽になるか」という点です。
正確な診断は医療機関で受けていただく必要がありますが、脊柱管狭窄症は歩き続けると痛みやしびれが強くなるのに対し、仙腸関節炎は「動き出しがつらく、歩いているうちに楽になる」という逆の経過をとることが多くあります。
病院の痛み止め(ロキソニン等)を飲んでいますが、漢方薬と併用できますか?
はい、基本的には併用いただけます。
痛み止めは「今ある痛みの信号を抑える」お薬、漢方薬は「炎症と筋肉の緊張という背景を整える」役割で、働き方が異なります。自己判断で病院のお薬をやめず、お薬手帳をお持ちのうえでご相談ください。
どのくらいの期間、漢方薬を続ければ良いですか?
痛みの変化は数週間〜数ヶ月で感じられる方が多いですが、1年ほどかけてじっくり見ていくことをおすすめしています。
症例のように3ヶ月ほどで痛みが軽くなる方もいらっしゃいますが、痛みが取れた時点では、関節の炎症と筋肉のこわばる癖がまだ残っていることが多いのです。再発を防ぐためにも、痛みが落ち着いてからもしばらく続けていただくのが理想です。
ストレッチや体操(リハビリ)はした方が良いですか?
痛みが強い時期の無理な運動は避けてください。
炎症が起きている関節を無理に動かすと、かえって痛みが強くなることがあります。リハビリの内容は主治医や理学療法士の指示に従い、まずは漢方で炎症と筋肉の緊張を落ち着かせてから、少しずつ動かしていくのが安全です。
まとめ|「原因が分からない」と言われた痛みにも、道はあります
お尻から脚が痛い=腰の神経の病気とは限りません。
骨盤の要である仙腸関節に炎症が起こり、その周りの筋肉が過緊張を起こしているケースが、実際にあります。
病院の痛み止めやリハビリを続けながら、「炎症を鎮める」「筋肉を緩めて痛みを鎮める」の2本柱で体の側から支えていく——長引くその痛み、一度太陽堂にご相談ください。

関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。



