
「耳からネバネバした液(耳だれ)が出て、嫌な悪臭がして恥ずかしい…」
「耳が詰まったように聞こえにくく、耳鳴りやズキズキとした痛みもある…」
「痛い時にロキソニンや抗生物質を飲んでいるが、根本的に良くならない…」
「病院で『真珠腫性中耳炎』と診断され手術(鼓室形成術)を勧められたが、できれば避けたい…」
「一度手術をしたのに、また再発してしまってどうすればいいか分からない…」
耳の奥に古い角質(耳垢)が溜まり、周囲の骨を溶かしながら大きくなっていく「真珠腫性中耳炎(しんじゅしゅせいちゅうじえん)」。腫瘍(ガン)ではありませんが、放置すると難聴や顔面神経麻痺など重大な症状を引き起こす恐れがあり、手術をしても再発を繰り返す方が非常に多い厄介な疾患です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、抗生物質で一時的に菌を抑えるだけでなく、「なぜ耳の奥に汚れが溜まりやすく、炎症が長引くのか」という根本的な『鼻や喉のトラブル』と『免疫力の低下』に着目し、炎症を繰り返しにくい健やかな耳を取り戻すための体づくりを漢方で優しくサポートいたします。
真珠腫性中耳炎とは?西洋医学的な原因とめまいの違い
人間の耳の鼓膜の奥には「中耳腔(ちゅうじくう)」という空間があります。何らかの原因で鼓膜の一部が中耳腔に凹み、そこに耳垢(古い上皮細胞)が溜まって真珠のような丸い塊(真珠腫)ができる病気です。この塊に細菌が感染すると、強い悪臭を伴う「耳漏(耳だれ)」が発生します。
さらに真珠腫が大きくなると、周囲の骨を破壊しながら進行していきます。
【進行によって現れる主な症状】
- 初期: 悪臭を伴う耳だれ、耳の痛み、耳の詰まり感、難聴。
- 進行時: 真珠腫が骨を壊して奥(内耳)まで進むと、激しい「めまい」や「耳鳴り」が発生します。
- 重症化: 顔の筋肉を動かす神経を壊すと「顔面神経麻痺」、脳に達すると「髄膜炎」など命に関わる状態になることもあります。
他の「めまい疾患」との違い
めまいは真珠腫性中耳炎が進行した際にも現れますが、一般的なめまい疾患(メニエール病など)とは原因が全く異なります。
| 疾患名 | めまいの原因と特徴 | 難聴・耳だれの有無 |
| 真珠腫性中耳炎 | 真珠腫が内耳の**「骨を物理的に破壊した」**ことで起こるめまい。 | 【あり】 悪臭のある耳だれや、強い難聴を伴います。 |
| メニエール病 | 内耳のリンパ液が水ぶくれを起こす(水毒)ことで起こるめまい。 ▶︎ [メニエール病の漢方サポート詳細へ] | 耳だれは【なし】。低音の難聴や耳鳴りを伴います。 |
| 良性発作性頭位めまい症(BPPV) | 耳石が剥がれ落ちて三半規管に入ることで起こるめまい。 ▶︎ [BPPVの漢方サポート詳細へ] | 耳だれ・難聴はともに【なし】。 |
【西洋医学(病院)での一般的な治療】
病院(耳鼻咽喉科)では、耳だれや痛みに対して抗生物質や点耳薬、消炎鎮痛剤(ロキソニンなど)が処方されます。しかし、これらは細菌を抑える対症療法にすぎません。真珠腫そのものを無くすためには、全身麻酔で塊を取り除き、破壊された鼓膜や骨を再建する「鼓室形成術(こしつけいせいじゅつ)」という手術が第一選択となります。
【薬剤師コラム①】手術をしても「再発」してしまう理由
担当薬剤師:石川 満理奈(調剤薬局での勤務経験あり)
「手術で真珠腫を綺麗に取ってもらったのに、数年後にまた再発してしまいました」というご相談をよくお受けします。なぜ再発するのでしょうか?
真珠腫ができる最大の原因は、耳と鼻を繋ぐ管(耳管:じかん)の働きが悪くなり、中耳の空気が抜けて「鼓膜が奥に引っ張り込まれること」にあります。そして、この耳管の働きを悪くしているのが、慢性的な「アレルギー性鼻炎」や「副鼻腔炎(蓄膿症)」、「鼻をすする癖」なのです。
手術で耳の中を綺麗にしても、この「鼻のトラブル」という根本原因が変わっていなければ、再び鼓膜が凹んで真珠腫ができてしまいます。漢方では、この鼻と耳の環境を同時に整えるアプローチを得意としています。
太陽堂の漢方アプローチ|「鼻のトラブル」と「免疫」を整える
東洋医学(漢方)では、真珠腫性中耳炎による耳だれや炎症を「局所の熱と毒(湿熱・熱毒)」と捉え、再発の背景には「鼻の不調」や「免疫(バリア機能)の低下」が潜んでいると考えます。
| お悩みのタイプ | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 悪臭のする耳だれが出る 耳がズキズキ痛む | 熱と毒の停滞(湿熱・熱毒) 耳の奥に汚れ(古い角質)が溜まり、細菌が繁殖して激しい炎症と化膿を引き起こしている状態。 | 【熱を冷まし、炎症を鎮める漢方】 患部にこもった過剰な熱を穏やかに冷まし、ドロドロとした耳だれ(膿)の排出を促して痛みをマイルドに和らげます。 |
| 鼻炎や副鼻腔炎がある 鼻をよくすする | 鼻・喉の通り道の悪化(水毒・気滞) アレルギーや副鼻腔炎により、耳と鼻を繋ぐ「耳管」の換気が悪くなり、耳の奥が陰圧になっている状態。 | 【鼻の通りを良くし、巡りを整える漢方】 鼻の粘膜の腫れや余分な水分(鼻水)をスッキリと流し、耳管の換気を助けて鼓膜が凹みにくい環境を作ります。 |
| 風邪をひきやすい 中耳炎を何度も繰り返す | 免疫と体力の低下(気虚:ききょ) アデノイド肥大や扁桃炎を繰り返しやすく、体を細菌から守るバリア機能(気)が落ちている状態。 | 【バリア機能を補い、体を丈夫にする漢方】 胃腸を整えて「気(エネルギー)」を補い、体が本来持っている抵抗力を内側から底上げして再発しにくい土台を作ります。 |
【薬剤師コラム②】耳・鼻・喉は「一つのトンネル」です
担当薬剤師:前原 信太郎(調剤薬局での勤務経験あり)
耳の病気だからといって「耳だけ」を見ていても、真珠腫性中耳炎はなかなか根本解決に至りません。耳と鼻、そして喉はすべて内側で繋がっている「一つのトンネル」だからです。
お子様の発症も多い疾患ですが、その背景には「扁桃腺が腫れやすい」「いつも鼻が詰まっていて口呼吸になっている」といった症状が隠れていることがほとんどです。
太陽堂の漢方相談では、耳の症状をお伺いするのはもちろんのこと、鼻炎の有無や、風邪のひきやすさ、胃腸の強さなど「体全体の不調」を丁寧に見直しながら、あなたにピッタリの漢方を組み立てていきます。
真珠腫性中耳炎を和らげる漢方の症例
病院での治療と並行し、体質改善に取り組むことで不快な症状が穏やかになった方の事例をご紹介します。
事例① 20代女性|悪臭のある「耳だれ」と「難聴・耳鳴り」が改善
1年ほど前に耳から液(耳だれ)が出るのが気になり、病院で「真珠腫性中耳炎」と診断されました。最近になって耳の痛みや難聴、さらに「耳鳴り」もするようになってきたため不安になり、ご相談に来られました。
- お悩み: 耳漏(耳だれ)、耳の痛み、難聴、耳鳴り。
- サポート内容: 細菌の繁殖による激しい炎症と、免疫の低下が重なっていると見立て、①炎症の熱を穏やかに鎮める漢方薬、②体のバリア機能を助ける漢方薬、③膿の排出を促す漢方薬の3種類を組み合わせてご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 悩んでいた耳だれが少なくなり、耳のズキズキとした痛みも減ってきました。
- 3ヶ月後: 耳だれはほとんどなくなり、耳の聞こえも少しずつクリアになってきました。
- 6ヶ月後: 耳だれ・耳鳴りともに起きなくなり、難聴も大分改善。体調全体がとても良いとのことです。
- 9ヶ月後: 非常に調子が良い状態が安定したため、今回で服用終了(卒業)とさせていただきました。順調に改善が見られ、本当に良かったです。
▶︎ [めまい・耳鳴りのその他の改善事例(患者さんの声)はこちら]
真珠腫性中耳炎・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)
手術後も何度も再発を繰り返しています。漢方薬で良くなりますか?
はい、漢方でのサポートで良い方向へ向かわれる方は多くいらっしゃいます。
手術で塊を取り除いても、鼻炎や免疫力の低下といった「真珠腫ができやすい体質」が変わっていなければ再発してしまいます。漢方でこの体質を見直すことで、再発を防ぐお手伝いをいたします。
耳だれの他に副鼻腔炎(蓄膿症)もあります。合わせて見てもらえるのでしょうか?
もちろんです。
むしろ、副鼻腔炎は真珠腫性中耳炎を悪化させる大きな原因の一つです。
太陽堂では「耳と鼻は繋がっている」という考えのもと、両方の症状をトータルでケアできる漢方薬をご提案いたします。
病院のお薬(抗生物質やロキソニンなど)との併用は可能ですか?
基本的には併用可能です。
急性期の激しい痛みや化膿には病院のお薬を使いつつ、漢方薬で炎症が起きにくい土台づくりを並行して行うのは非常に効率的です。飲む時間を1時間ほどずらしていただくなど、適切な飲み方をご案内いたします。
漢方薬のお値段はどのくらいですか?
その方の症状の重さや使われる生薬によって異なりますが、目安として1週間あたり5,000円前後(1ヶ月で約20,000円程度)からとなっております。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。




