「子供が中耳炎を何度も繰り返し、その度に抗生物質を長期間飲ませるのが不安だ…」
「急性中耳炎で耳が痛くなり、何度も鼓膜を切開して水を抜く治療が辛い…」
「抗生物質を飲んで一時的に良くなっても、風邪を引くとまたすぐに再発してしまう…」
「風邪を引くたびに耳にきて、そのたびに保育園や仕事を何日も休むことになる…」
「大人になってから急性中耳炎を繰り返すようになり、あの強い痛みが来るのが怖い…」
耳の奥(中耳)に細菌やウイルスが感染して炎症を起こしたり、水(浸出液)が溜まったりして、痛みや聞こえにくさを引き起こす「中耳炎」。
子供に多い病気というイメージがありますが、大人になってから発症して慢性化し、長引く耳の不快感に悩まされる方も非常に多くいらっしゃいます。
病院では、細菌を殺すための抗生物質(ペニシリン系など)が処方されたり、鼓膜を切開して水を抜く処置が行われます。
しかし、「薬を飲んで痛みが引いても、また風邪を引くと同じことの繰り返し」「何度も切開することへの身体への負担が心配」という終わりの見えないループに直面し、お薬に頼りすぎる前にご自身の「バリア機能(免疫力)」や「水をさばく力」を根本から整えたいと漢方薬局へとご相談に来られる方が後を絶たない領域です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、単に今ある炎症を抑えるだけでなく、「なぜ耳に炎症が起きやすく、水が溜まってしまうのか」という根本的な『バリア機能の低下(気虚)』や『水分の停滞(水毒)』に着目し、体の内側から風邪を引きにくい丈夫な体を作り、耳の環境を健やかに保つための体づくりを漢方で優しくサポートいたします。
中耳炎とは?原因と西洋医学の対応・種類による違い
【太陽堂における中耳炎の漢方サポートまとめ】
- 原因: 西洋医学では「細菌・ウイルス感染や耳管(耳と鼻を繋ぐ管)の機能不全」とされるが、漢方では根本原因を、外からの邪気を跳ね返せない「バリア機能の低下(気虚)」や、炎症の熱「湿熱(しつねつ)」、水分の停滞「水毒(すいどく)」と捉える。
- アプローチ: 体の表面から邪気を発散させる「発表(はっぴょう)」の生薬や、耳の奥に溜まった浸出液をさばいて流し出す生薬を用いた煎じ薬で、根本的な体質改善を目指す。
- 目安期間: 症状の深さや繰り返す頻度によるが、早い方で1〜3ヶ月程度で「中耳炎になっても切開せずに済んだ」と感じ、半年〜年単位でじっくりと「風邪を引いても中耳炎になりにくい」丈夫な状態を育てていくケースが多い。
中耳炎には、症状や経過によっていくつかの種類があります。それぞれアプローチが異なるため、自分がどのタイプなのかを把握することが大切です。
中耳炎の主な種類と特徴
| 疾患名 | 主な症状と特徴 | 漢方的な見立ての違い |
| 急性中耳炎 | 激しい耳の痛み、発熱、耳だれ(耳漏)。風邪に引き続いて起こることが多い。 | 急激な細菌感染による強い炎症であり、漢方では「外からの邪気(風熱)」と「激しい熱(湿熱)」と捉えます。(※このページで主に解説しています) |
| 滲出性中耳炎 (しんしゅつせい) | 耳の詰まり感、聞こえにくさ(難聴)。痛みや発熱はないことが多い。 | 鼓膜の奥に水が溜まっている状態で、漢方では「水分の停滞(水毒)」と捉えます。 ▶︎ 滲出性中耳炎の漢方サポート詳細へ |
| 真珠腫性中耳炎 | 悪臭を伴う耳だれ、繰り返す再発。周囲の骨を破壊しながら進行する。 | 炎症が慢性化・重症化し、組織の変性を伴う状態と捉えます。 ▶︎ 真珠腫性中耳炎の漢方サポート詳細へ |
| 好酸球性中耳炎 | 粘り気の強いニカワ状の耳だれ。喘息や好酸球性副鼻腔炎を合併しやすい。 | 自己免疫の異常や強いアレルギー反応が絡んでいると捉えます。 ▶︎ 好酸球性中耳炎の漢方サポート詳細へ |
【西洋医学(病院)での一般的な治療】
急性中耳炎の場合は、「抗生物質」と痛み止めで細菌を叩くことが基本です。膿が溜まって痛みが強い場合や、熱が下がらない場合は「鼓膜切開術」で膿を外に出します。
一方、水が溜まる滲出性中耳炎の場合は、粘膜の働きを正常にする「カルボシステイン(去痰薬)」などが処方され、それでも水が抜けない場合は「鼓膜換気チューブ留置術」が行われます。
これらは聴力を守り、強い痛みを抑えるための非常に重要な治療です。しかし、「抗生物質を長く飲み続けることで胃腸が弱ってしまった」「何度も切開を繰り返していて、根本的に治っている気がしない」という不安から、ご自身の「免疫力」を高める漢方を併用される方が多くいらっしゃいます。
【薬剤師コラム①】抗生物質や切開を繰り返す不安について
担当薬剤師:石川
「急性中耳炎になるたびに切開をして、抗生物質を長期間飲んでいます。子供の身体に悪影響がないか心配です」という親御様からのご相談は非常に多いです。
抗生物質は「今いる細菌を殺す」ためには絶対に必要なお薬であり、急性期の痛みを抑えるためには欠かせません。しかし、東洋医学(漢方)の視点で見ると、抗生物質は「体を冷やす」性質を持つと考えられ、長期間服用することで胃腸の働き(バリア機能を作るための土台)が弱ってしまうことがあります。
漢方の役割は、抗生物質を否定することではなく、「そもそも細菌やウイルス(邪気)が侵入しにくい、丈夫な粘膜と免疫力を作ること」です。漢方でバリア機能が高まれば、風邪を引きにくくなり、結果として中耳炎を繰り返す頻度が減り、抗生物質や切開に頼る回数を減らしていくことを目指せます。
太陽堂の漢方アプローチ|「邪気」を払い、「水」をさばく
東洋医学(漢方)では、中耳炎の根本原因を、外から侵入するウイルスや細菌「外邪(風熱など)」、それを跳ね返せない免疫力の低下「気虚(ききょ)」、そして耳の奥に溜まった水や膿「湿熱・水毒(しつねつ・すいどく)」と捉え、お一人おひとりの症状に合わせてアプローチします。
| お悩みのタイプ | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 急性中耳炎を繰り返す 風邪を引くと必ず耳が痛くなる | 外からの邪気とバリア低下(風熱・気虚) 体を守るバリア機能(衛気)が弱く、風邪のウイルスや細菌がすぐに耳管を通って中耳に入り込んでいる状態。 | 【邪気を発散し、免疫を高める漢方】 体の表面から邪気を追い出す「発表(はっぴょう)」の作用を持つ生薬や、胃腸を元気にしてバリア機能を高める漢方を用います。 |
| 耳の詰まり感が治らない 浸出液(水)が溜まっている | 水分の停滞と耳管の閉塞(水毒) 炎症によって耳管が腫れ、耳の奥に水(浸出液)が溜まって抜けなくなっている状態。 | 【水の巡りを良くし、浸出液を止める漢方】 「浸出液を止める漢方薬」や「利水(りすい)」の生薬を用いて、耳の奥に停滞している余分な水をさばいて排泄させます。 |
| 耳だれが続く、熱がある 黄色い鼻水を伴う | 奥にこもった激しい炎症と膿(湿熱) 細菌感染が長引き、激しい炎症(熱)と化膿(膿)が起きている状態。副鼻腔炎の併発も多いです。 | 【熱を冷まし、炎症(膿)を取る漢方】 耳や鼻の奥にこもった不自然な熱を冷まし(清熱解毒)、膿の排出を促します。 |
【薬剤師コラム②】耳の病気は「鼻」から繋がっている
担当薬剤師:林
中耳炎のご相談をお受けする際、私たちは必ず「鼻の調子はどうですか?鼻水は出ていませんか?」とお聞きします。
耳の奥(中耳)と鼻の奥は、「耳管(じかん)」という細いトンネルで繋がっています。中耳炎を繰り返す方のほとんどが、「風邪による鼻水」や「アレルギー性鼻炎」、「副鼻腔炎(蓄膿症)」を抱えています。鼻水にいる細菌やウイルスが、この耳管を通って耳へと入り込むことで中耳炎が起きるのです。
つまり、「中耳炎だけを見ていても、上流である『鼻の炎症や鼻水』が変わらない限り、繰り返しやすい」ということです。太陽堂では、耳の症状を和らげる漢方と同時に、大元である「鼻水や風邪を引きやすい体質」を整えるアプローチを大切にしています。
中耳炎・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)
病院の抗生物質やカルボシステインを飲んでいますが、漢方薬を併用しても良いですか?
はい、併用可能です。急性期の強い痛みや発熱がある場合は、抗生物質で細菌を抑えることが非常に重要です。
そこに漢方薬で「体の表面から邪気を発散させる力」や「溜まった浸出液をさばく力」をプラスすることで、回復へ向かいやすい身体を支えます。お薬手帳をお持ちいただければ、飲み合わせを確認いたします。
子供(幼児・小学生)でも漢方薬(煎じ薬など)を飲むことはできますか?
はい、お子様でもお飲みいただけます。
漢方薬特有の苦味や匂いがあるため、最初は嫌がるお子様もいらっしゃいますが、お茶や少しのお水で割ったり、シロップを混ぜたりと、無理なく続けられる飲み方のアドバイスをさせていただきます。慣れてくると自分から飲んでくれるようになることも多いです。
すでに鼓膜にチューブを入れています(留置中)が、漢方薬を飲んでも意味はありますか?
はい、意味があると考えています。
チューブを入れている間は水が外に抜けますが、チューブを外した後に「水が溜まりやすい体質(水毒)」や「風邪を引きやすい体質」が変わっていなければ、また繰り返しやすくなります。チューブが入っている間に漢方で体質改善を進めておくことをお勧めします。
漢方薬のお値段はどのくらいですか?
目安として、大人の方で1週間あたり5,000円前後〜。お子様の場合は分量が少なくなるため、それより安価になります。相談料は無料です。
状態や組み合わせる生薬によって変わるため、お作りする前に必ず金額をはっきりお伝えします。その他にも疑問に思ったことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
中耳炎の症例
症例(10代男性)
1年ほど前から中耳炎を繰り返すようになり、こちらにご相談に来られました。
「急性中耳炎」を繰り返し、中耳炎になるとその都度切開して治療しているとのこと。
抗生剤を長く飲んでいるので、悪影響にならないかと心配とおっしゃっていました。
漢方の種類としては、
①発表(はっぴょう:体の表面から邪気を発散させる)作用のある漢方薬
②浸出液を止める漢方薬
の2種類を組み合わせて出させて頂きました。
服用開始から3ヶ月:中耳炎になることはあるが、中耳炎になっても切開せずにすんでいるとのこと。
服用開始から5ヶ月:最近は中耳炎になることがなく、順調に過ごしているとおっしゃって頂けました。
服用開始から2年:1度か2度切開することがあったが、ここ何ヶ月かは中耳炎をおこしていないとのこと。大分良くなっているとおっしゃって頂けました。
中耳炎になることもなくなり安心しました。
切開を繰り返す、抗生剤を繰り返すのはお辛いことだと思います…
養生をお伝えして治療終了とさせて頂きました。
※効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。その他の症例は太陽堂の症例・漢方治療歴もご覧ください。

中耳炎の種類;タイプ別のページもご覧ください
このページでは、切開や抗生剤を繰り返す「急性中耳炎」のご相談をご紹介しています。中耳炎にはいくつかのタイプがあり、太陽堂ではそれぞれ専用のページをご用意しています。
- 滲出性中耳炎…耳に水が溜まる・耳の詰まり・聞こえにくさ。お子様に多いタイプ
- 好酸球性中耳炎…繰り返すドロドロの耳だれ・難聴
- 真珠腫性中耳炎…悪臭を伴う耳だれ・繰り返す再発
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

