
「突然、呼吸が早くなり、息が吸えなくなる…。」
「手足がしびれて、このまま死ぬんじゃないかと怖い…。」
「ストレスがかかると、すぐに息苦しくなる…。」
過換気症候群(過呼吸)は、呼吸のリズムが崩れ、体内のバランスが一気に乱れることで起こる症状です。
「精神的なもの」「気にしすぎ」と言われることもありますが、漢方では「気(エネルギー)の逆流」や「自律神経の誤作動」という明確な原因があると考えます。
漢方薬局「太陽堂」では、発作を一時的に抑え込むだけでなく、「なぜ呼吸が乱れてしまうのか?」という根本原因(体質)を優しく整え、二度と発作に怯えない穏やかな体質づくりをサポートします。
過換気症候群とは
脳(延髄)によってコントロールされている「呼吸」が、ストレスや不安などの原因により乱れてしまい、必要以上に息を吸いすぎてしまう状態です。
几帳面な方や、心配性の方、若い女性に多く見られます。
なぜ「息苦しい」と感じるのか?
息を「吸いすぎる」ことで、体内の二酸化炭素が減りすぎ、血液がアルカリ性に傾きます。
すると血管が収縮し、酸欠のような状態になるため、脳が勘違いして「もっと吸わなきゃ!」と指令を出してしまい、悪循環に陥ります。
- 呼吸器症状: 息苦しい、息が吸えない、胸が痛い
- 神経症状: 手足のしびれ、筋肉の硬直(テタニー)、めまい、ふらつき
「紙袋(ペーパーバッグ法)」は注意が必要です
昔は「紙袋を口に当てて呼吸する」という方法が推奨されていましたが、現在は推奨されていません。
酸素不足になりすぎて窒息したり、もし心臓や肺の疾患だった場合に状態を悪化させたりするリスクがあるためです。
発作が起きた時は、紙袋は使わず、「吸うこと」よりも「ゆっくり息を吐くこと」に意識を集中させましょう。
西洋医学と漢方のアプローチの違い
■西洋医学(心療内科・精神科)での一般的な対処法
病院では、発作の不安を和らげるために、デパスやソラナックスなどの抗不安薬(安定剤)が頓服として処方されたり、日常的な不安を抑えるためにSSRI(レクサプロやパキシルなど)などの抗うつ薬が処方されることが一般的です。
また、過呼吸に伴う胸の痛みや頭痛に対して、ロキソニンやカロナールなどの消炎鎮痛剤が処方されることもあります。
西洋薬は「今すぐ辛い不安を鎮める」という点に優れていますが、根本的な自律神経の乱れが整っていないと、「お薬を手放せなくなるのでは」とご不安を抱える方もいらっしゃいます。
■漢方でのアプローチ
漢方では、「なぜ呼吸が過剰になってしまうのか?」という体質的な原因(気の巡りの悪さや、水分の滞りなど)を見極め、そこを整えることを得意とします。
【薬剤師コラム①】西洋薬との「賢い併用」
担当薬剤師:石川 満理奈(調剤薬局での勤務経験あり)
お客様から「病院の安定剤を早くやめたい」というお声をよくいただきます。
しかし、自己判断で急にお薬を減らすと、反動で不安や息苦しさが強くなることがあります。
まずは今の西洋薬を「お守り」として使いながら、同時に漢方薬を併用して「自律神経がブレにくい体の土台」を作っていくのが一番の近道です。
漢方で体調のベースが上がり、「最近、薬を飲まなくても落ち着いているな」と自信がついてから、主治医の先生と相談して少しずつ減らしていく。私達はそのステップを全力でサポートします。
過換気症候群の漢方薬
過呼吸になってしまう原因は、単なる「ストレス」だけではありません。
太陽堂では、体質を以下の3つのタイプ(毒)に分けて、最適な漢方薬を選定します。
| タイプ | 主な症状・特徴 | 原因と漢方のアプローチ |
| ① 気毒(きどく) (パニック併発型) | 動悸や不安が強い。ストレスや緊張が引き金になる。 | 【原因】 お腹にあるべき「気」が胸や喉へ一気に突き上げている状態(気逆)。 【漢方】 気を発散・上衝を抑える漢方薬で、突き上げる気を静めます。 |
| ② 血毒(けつどく) (イライラ・ホルモン型) | 生理前や更年期、怒った時などに発作が出やすい。のぼせや頭痛を伴う。 | 【原因】 血の巡りが悪く、体に熱がこもっている状態。 【漢方】 こもった熱を冷まし、血流を整える漢方薬(駆瘀血剤など)を使います。 |
| ③ 水毒(すいどく) (めまい・気象病型) | 眠れない・疲れやすい。雨の日や乗り物に乗った時に息苦しくなる。 | 【原因】 体内の余分な水が、呼吸器や三半規管に悪影響を及ぼしている状態。 【漢方】 水の巡りを整える漢方薬で、余分な水分をさばきます。 |
特に多い「気毒(パニック併発)」タイプ
過換気症候群のご相談で最も多いのは、①の「気毒」が関わっているケースです。
動悸や不安が強い場合は、「気の詰まりを改善する漢方薬」を中心に、症状に合わせて「水の巡りを良くする漢方薬」などを併用し、お身体を整えていきます。
【薬剤師コラム②】日常の「浅い呼吸」が引き起こす「気」の詰まり
担当薬剤師:前原 信太郎(調剤薬局での勤務経験あり)
過換気症候群(過呼吸)でお悩みの方にお話を伺うと、発作が起きていない普段の生活でも「呼吸が浅くなっている」「無意識のうちに肩に力が入っている」という方が非常に多くいらっしゃいます。
東洋医学では、ストレスや緊張を我慢し続けると、胸のあたりにエネルギーである「気」がギュッと詰まってしまうと考えます(これを「気滞」と呼びます)。
この詰まった気が限界を迎え、一気に爆発した状態が過呼吸の発作に繋がるのです。
「発作を起こさないように」と意識しすぎると、かえって体に力が入ってしまいます。
太陽堂の漢方薬は、この胸のつかえ(気の詰まり)をフワッとほどき、自然と深い呼吸ができるように心身の緊張を優しく解きほぐしていきます。
まずは肩の力を抜き、ご自身のペースでゆっくり息を吐くことから始めていきましょう。
私の息苦しさはどれ?(パニック障害・不安神経症との違い)
「過呼吸」は単独で起きることもあれば、他の自律神経の乱れの一部として現れることもあります。
ご自身の症状がどこに当てはまるか、確認してみましょう。
- 過換気症候群(過呼吸): 「息を吸いすぎる」身体の状態そのものを指します。ストレスや緊張が引き金になります。
- パニック障害: 突然の激しい動悸や「死ぬかもしれない」という恐怖感に加え、「また起きたらどうしよう」という予期不安が強く、電車などに乗れなくなることがあります。
(※過呼吸はパニック障害の発作中に併発することが非常に多いです) - 不安神経症(全般性不安障害): 発作的な症状よりも、漠然とした不安、イライラ、不眠といった理由のはっきりしない不安がダラダラと長く続くのが特徴です。
【関連ページへのご案内】
予期不安が強く、電車や閉鎖空間が怖い方や、漠然とした不安が続く方は、以下の専門記事もご参考にされてください。
過換気症候群の症例
太陽堂にご相談いただき、息苦しさや不安から解放され、穏やかな日常を取り戻された方の例をご紹介します。
症例① 突然息が詰まるような苦しさや、強い不安でお悩みの方(昭和55年生、女性)
- ご相談時の状況: 急に息が詰まる・息が吸えないという症状が気になるようになり、病院で「過換気症候群」と診断。症状が酷くなってきたためご相談に来られました。
特にストレスを感じる時に突然不安になり、息苦しくてどうしていいかわからなくなるとのことでした。 - 漢方服用の経過:
- 【服用開始】 「気の詰まりを改善する漢方薬」と、「気の発散をする漢方薬」をご提案。
- 【2ヶ月後】 不安に感じることが少なくなり、息苦しさも減ってきました。
- 【5ヶ月後】 一度だけ呼吸の仕方がわからなくなったことがありましたが、それ以外は不安もなく元気に過ごせているとのこと。
- 【10ヶ月後】 不安や息苦しさ、めまいなどの症状も落ち着いているため、漢方薬を半分の量に減らしました。
- 【1年6ヶ月後】 調子が良い期間が長く続いたため、無事に服用終了(ご卒業)となりました。
症例② 息苦しさ、繰り返す動悸・不安でお悩みの方 (昭和50年生 女性)
- ご相談時の状況: 1年前にストレスから症状が出始め、病院で「過換気症候群」と診断。
最近になって動悸、不安、息苦しさが酷くなり、日に何度か倒れそうになるとのことでご相談に来られました。 - 漢方服用の経過:
- 【服用開始】 「気の上衝を抑える漢方薬」と、「水の滞りを改善する漢方薬」を組み合わせてご提案。
- 【3ヶ月後】 息苦しくなることが減り、体調が良くなっているとのお声をいただきました。
- 【6ヶ月後】 動悸や不安感も減り、調子が良い日が増えてきました。
- 【8ヶ月後】 状態が安定しているため、漢方薬を半分の量に減らしました。
- 【1年3ヶ月後】 症状も全くなく、体調良く過ごせているとのことで服用終了となりました。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 過換気症候群 動悸・息切れ)
どうぞ参考にされて下さい。
過換気症候群に関するQ&A
Q. 漢方薬がストレスに効くイメージがわかないのですが…
実は、精神的なお悩みこそ漢方の得意分野です。
「心身一如(しんしんいちにょ)」という言葉がある通り、東洋医学では「心」と「体」は繋がっていると考えます。
漢方薬で体の緊張を解き、気の巡りを良くすることで、自然と心もリラックスできるようになります。
病院のお薬(抗不安薬など)を飲んでいます。漢方は大丈夫ですか?
はい、併用して問題ありません。
病院のお薬と漢方薬は作用の仕方が違うため、飲む時間を1時間ほどずらしていただければ併用可能です。
漢方薬は自然の生薬由来ですので、依存性や強い副作用の心配もほとんどありません。
薬剤師が飲み合わせをしっかり確認しますのでご安心ください。
病院の漢方薬・市販薬とは何が違いますか?
大きな違いは「生薬の質」と「選定力」です。
太陽堂では、効果の高い「煎じ薬(せんじぐすり)」を中心にお出ししています。
また、同じ過呼吸でも、お客様の体質が「気毒」なのか「水毒」なのかによって必要な漢方薬は全く異なります。
独自のヒアリングから、あなたにピッタリ合うものを選別できるのが専門薬局の強みです。
太陽堂では、効果の高い「煎じ薬(せんじぐすり)」を中心にお出ししています。
また、同じ過呼吸でも、お客様の体質が「気毒」なのか「水毒」なのかによって必要な漢方薬は全く異なります。
独自のヒアリングから、あなたにピッタリ合うものを選別できるのが専門薬局の強みです。

関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。




