
「最近、朝起きると体がフワフワする…食べ物で気を付けることはある?」
「めまいにコーヒーは良くないって本当?」
「病院でお薬をもらっているけれど、普段の生活でできるケアを知りたい」
ある日突然襲ってくる、目の前がぐるぐる回るようなめまいや、雲の上を歩いているようなフワフワ感。いつ起こるか分からない不安から、毎日をビクビクして過ごされている方も多いのではないでしょうか。
めまいは、耳の奥(内耳)のトラブルや自律神経の乱れが深く関わっていますが、実は「毎日の食事」や「水分の摂り方」が引き金になっているケースが非常に多いのです。
新宿の漢方薬局「太陽堂」が、西洋医学と東洋医学(漢方)の両方の視点から、めまいの不快感を遠ざけ、穏やかな日常を保つための「食事と養生法」について解説します。
【西洋医学と東洋医学】めまいと「水」の深い関係
めまいを語る上で欠かせないのが「体内の水分」です。
■ 西洋医学(病院)の視点:内耳の「水ぶくれ」
西洋医学では、激しいめまい(特にメニエール病など)の原因の一つとして、耳の奥にある内耳が水ぶくれ状態になる「内リンパ水腫(すいしゅ)」が挙げられます。
そのため病院(耳鼻咽喉科)では、耳の奥に溜まった余分な水分を尿として排出させるために、イソバイド(浸透圧利尿薬)などが処方されることがあります。また、血流を整えるメリスロンやアデホスコーワ、吐き気を抑えるトラベルミンといったお薬が症状に合わせて使われます。
■ 東洋医学(漢方)の視点:「水毒(すいどく)」と胃腸の弱り
東洋医学でも、めまいの大きな原因を「水毒(体内の水分の停滞)」だと考えます。
冷たいものの飲み過ぎや胃腸の弱りによって、体に入ってきた水分がうまく代謝されず、頭や耳の周辺にチャプチャプと溜まってしまうことで、平衡感覚が乱れやすくなります。
このように、どちらの医学においても「余分な水分を溜め込まないこと」が、めまいケアの最重要ポイントなのです。
【薬剤師コラム①】「お水は1日2リットル」の落とし穴?
担当薬剤師:前原 信太郎(調剤薬局での勤務経験あり)
調剤薬局に勤務していた頃から、「健康のために毎日お水を2リットル飲んでいます」というお客様によくお会いしてきました。確かに水分補給は大切ですが、めまいを起こしやすい方にとっては、これが逆効果になることがあります。
東洋医学では、胃腸が処理できる水分の量には個人差があると考えます。イソバイド等の利尿薬を飲んで水を排出しようとしているのに、無理にガブガブと水を飲んでしまっては、耳の奥の「水ぶくれ(水毒)」はなかなかスッキリしません。
喉が渇いていない時は無理に飲まず、飲むときは「常温か温かいものを、こまめに少しずつ」摂ることが、耳と胃腸に負担をかけない優しい養生法です。
めまいを遠ざける食事・気をつけたい食べ物
体内の「水はけ」を良くし、自律神経の乱れを防ぐためには、普段の食事が大きく影響します。以下の表を参考に、日々のメニューを見直してみましょう。
| 種類 | めまいにお悩みの方へのアドバイス | 具体的な食べ物・飲み物 |
| 積極的に 摂りたいもの | 【水はけを良くし、胃腸を温める食材】 体内の余分な水分を排出するサポート(カリウムなどを含む)をする食材や、冷えた胃腸を温めて代謝を促す食材がおすすめです。 | 黒豆、小豆、ハトムギ、海藻類、きのこ類、生姜、ネギ、温かいスープなど |
| 控えめに したいもの | 【塩分が強いもの(水分を溜め込む)】 塩分を摂りすぎると、体は塩分濃度を薄めようとして水分を溜め込み、結果的に耳の奥の水ぶくれ(内リンパ水腫など)に繋がりやすくなります。 | ラーメンの汁、漬物の食べ過ぎ、スナック菓子、加工肉(ウインナー等) |
| 控えめに したいもの | 【甘いもの・冷たいもの(胃腸を冷やす)】 白砂糖をたっぷり使ったスイーツや冷たい飲み物は、胃腸の働き(水分の代謝)をダイレクトに落としてしまいます。 | アイスクリーム、冷たいジュース、過度なケーキやチョコレート |

【薬剤師コラム②】めまいと「コーヒー(カフェイン)」の相性は?
担当薬剤師:石川 満理奈(調剤薬局での勤務経験あり)
「コーヒーは飲んでも大丈夫ですか?」というご質問をよくいただきます。
結論から言うと、「1日1〜2杯程度を、温かい状態で楽しむ」のであれば神経質になりすぎる必要はありません。しかし、カフェインには交感神経を刺激して血管を収縮させる作用があります。
めまいの原因が「強いストレス」や「首・肩の極度な緊張」にある場合、カフェインの摂りすぎは自律神経の過緊張を招き、耳周りの血流を悪化させる引き金になりかねません。特に夕方以降のコーヒーやエナジードリンクは控え、リラックスできる麦茶やハーブティー、白湯などに切り替えるのがおすすめです。
「私のめまい、どのタイプ?」気になる症状別の疾患
めまいと一口に言っても、その感じ方や原因は様々です。「食事を見直しても、ぐるぐる・フワフワが頻繁に起こる」という方は、特定の疾患が隠れている可能性があります。
太陽堂では、お薬(トラベルミンやメリスロン等)でなかなかスッキリしないお悩みに対し、体質から見直す漢方サポートを行っています。ご自身の症状に近いページをご覧ください。
| 気になる主な症状・タイミング | 考えられる疾患(タイプ)と詳細ページ |
| 激しいぐるぐるめまい・耳鳴り・難聴を繰り返す | メニエール病 ▶︎ 漢方サポートの詳細はこちら |
| 朝起き上がる時や、寝返りを打った時に数秒〜数分ぐるぐるする | 良性発作性頭位めまい症(BPPV) ▶︎ 漢方サポートの詳細はこちら |
| 風邪を引いた後などに、突然激しいめまいが起きて数日続く | 前庭神経炎 ▶︎ 漢方サポートの詳細はこちら |
| 鼻をかんだり、重いものを持ったりした後にめまいや耳の詰まりを感じる | 外リンパ瘻(がいりんぱろう) ▶︎ 漢方サポートの詳細はこちら |
| 原因不明のフワフワ感、立ちくらみが続く | めまい全般(原因不明など) ▶︎ 漢方サポートの詳細はこちら |
めまいと食事・養生に関するよくある質問(FAQ)
病院のお薬(イソバイドやメリスロン)を飲んでいますが、漢方薬との併用や食事療法は可能ですか?
はい、基本的には併用可能です。
病院のお薬で急な症状を抑えつつ、漢方薬と食事の見直しで「めまいを起こしにくい体質(水はけの良い体)」を土台から育てていくことは、非常に有効なアプローチです。
お薬手帳をお持ちいただければ、飲み合わせも確認いたします。
めまいが起きている最中は、何を食べるのが良いですか?
めまいが起きている時や吐き気がある時は、無理に食事を摂る必要はありません。
まずは横になり、安静に過ごすことが最優先です。少し落ち着いてきたら、冷たい水ではなく「常温のスポーツドリンク」や「白湯」を少しずつ口に含み、消化に良い温かいおうどんやスープなどからお腹に入れてあげてください。
お酒(アルコール)は飲んでも良いですか?
アルコールは一時的に血流を良くしますが、利尿作用によって体内の水分バランスを急激に崩す原因になります。
また、分解の過程で自律神経にも負担をかけるため、めまいが頻発している時期はできるだけ控えることをお勧めします。
まとめ:毎日の「一口」が、穏やかな日常を作る第一歩
突然のめまいは本当に恐ろしく、生活の質を大きく下げてしまうものです。しかし、「いつ起きるか分からない」と怯えるだけでなく、毎日の食事や水分の摂り方を少し意識するだけで、体は確実に応えてくれます。
「塩分を少し控えてみる」「冷たい飲み物を白湯に変えてみる」といった小さな積み重ねが、耳の奥に溜まった不要な「水」を流し、自律神経を整える大きな力になります。
それでも中々スッキリしない、体質そのものを見直して不安のない毎日を取り戻したいという方は、ぜひ一度、新宿の漢方薬局「太陽堂」にご相談ください。私たち専門の薬剤師が、あなたの体に合った無理のない漢方サポートをご提案いたします。
関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表
沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。
調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
記事作成者 薬剤師 石川 満理奈

得意な疾患:胃腸疾患・耳鼻咽喉疾患・不妊症・婦人科・肝臓・腎臓
開業医だった父の影響で小さい頃から医療は身近に。
薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。
自分自身の胃腸の不調も漢方薬により改善。
よりご来局頂いた方の体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ。















