
「病院で出された抗うつ薬をもう1年以上真面目に飲んでいる。飲み始めより少しは楽になったけれど、『良くなった』とは言えない。良い週と悪い週の波がずっと続いている……」
「調子が良いからと薬を減らそうとすると、またあの苦しい症状が戻ってくる。本当は早く薬をやめたい気持ちはあるけれど、ぶり返すのが怖くて、結局ずっと同じ量のまま……」
「朝、体が鉛のように重くて動かない、起きられない。夜は不安で眠れない。いくら『頑張ろう』と思っても、気持ちより先に身体がついてこない……」
新宿の漢方薬局「太陽堂」の店頭やオンライン相談には、病院でうつ病と診断されて服薬中の方も、「自分はうつ病かもしれない」と病院に行く前に悩んで来られる方も、あるいはご本人が来られずご家族が代わりに来られることもあります。悩みの形はさまざまで、「薬を飲んでいるのに良くならない・波がある」「薬を減らすと戻る」「眠気や体重増加など副作用がつらい」「朝起きられない・夜眠れない・身体が動かない」「復職したいが体力と気力が持たない」——どれか一つではなく、多くの方がこれらを重ねて抱えています。中でも店頭で多いのは、「朝起きられない・眠れない・動悸がする」といった『身体の症状』と、お薬の副作用に対する行き詰まり感です。
最初にはっきりとお伝えしておきたいことがあります。うつ病の治療の主役は、精神科・心療内科のお薬です。漢方薬はそれを置き換えるものではありません。漢方薬の役割は、病院の治療と並走しながら、朝の目覚め・眠りの質・動悸・疲労感といった「身体の側」を支えることです。薬を減らすかどうかは主治医の判断であり、漢方薬が減らせると約束するものではありません。
そのうえで、太陽堂がうつ病の漢方薬を組み立てるときに最初に見るのは、胃腸の弱さや体力のなさよりも「自律神経の切り替え」です。その方が「右脳タイプ」なのか「左脳タイプ」なのかを、眠り方や夢の見方から確認し、神経の高ぶりの鎮め方を変えます。
このページでは、「抗うつ薬を飲んでいるのに良くならない・減らすと戻る」が起きる理由を3つのタイプに分け、病院の薬との付き合い方、漢方の考え方、そして「3ヶ月で見る目安」と実際の経過をご説明します。
(※うつ病の2つの現れ方、原因と病院での治療法、太陽堂の3つの視点は、うつ病の本体ページにまとめています。このページは「病院で治療を受けている・受けようと迷っている方」に向けた、漢方の並走の考え方です。)
※【大切なお願い】「死にたい気持ちが強くなっている」「食事がほとんど取れない・急に体重が減った」「自分を傷つけてしまう」——このようなときは、漢方の相談より先に、主治医(まだ受診していない方は精神科・心療内科)に伝えてください。入院して休むことが必要な段階もあります。それはあなたの弱さではなく、治療の大切な一つです。
【この記事の結論:「抗うつ薬を飲んでいるのに良くならない・減らすと戻る」うつ病に対する漢方の考え方】
- 起こる理由(原因): 病院の抗うつ薬は、脳の中の神経伝達物質(セロトニン等)のバランスを整えるお薬で、効いている方にはとても大切なものです。ただ漢方では、薬が脳を整えている間も、①自律神経の切り替え(昼と夜のスイッチ)が戻っていない ②ストレスの気(エネルギー)が胸や喉で詰まっている(気滞) ③長い無理で気血が消耗し、朝動く力が残っていない(気血の不足)のどれか、あるいは重なりが『身体の土台』に残っているため、「良くならない」「減らすと戻る」と感じやすいと考えます。
- 漢方の解決策: 病院の薬は自己判断でやめずそのまま続けながら、漢方薬でまず「自律神経の切り替え(昼夜のスイッチ)」を整えることから入り、気の詰まりや消耗が重なっていればそこを補う漢方薬を重ねます。「気分を上げる・元気を出す漢方」を無理に使うより先に、朝・眠り・動悸という『身体の側』を支えます。薬を減らす判断は主治医と一緒に進めます。
- 対象となる主な疾患・お悩み: うつ病、抗うつ薬(SSRI・SNRI等)を飲んでいるのに良くならない・波がある方、減薬するとすぐ戻る方、副作用(眠気・体重増加・胃の不調)がつらい方、朝起きられない・夜眠れない・鉛のように体が動かない方、休職中で復職を目指しているが体力と気力が持たない方、「うつ病かもしれない」と迷っている方
「飲んでいるのに良くならない・減らすと戻る」が起きる理由
病院で処方される抗うつ薬(SSRIやSNRIなど)は、脳の中の神経伝達物質のバランスを整えるお薬です。気分の落ち込みや不安の「底」が抜けないように支える大切な役割があり、効いている方には欠かせません。ただ、店頭でお話を伺うと、「気分の落ち込みは底を打って少し楽になったけれど、身体が鉛のように重くてついてこない」「薬を減らそうとすると、また不安と動悸が戻る」という声が多いのです。
漢方では、薬が「脳の側」を整えている間も、次の3つが「身体の側」に残ったままだと考えます。
- 自律神経の切り替えが戻っていない: 朝に「動くモード(交感神経)」へ、夜に「休むモード(副交感神経)」へ切り替わるスイッチが固まっている状態です。朝どうしても起きられない、夜は不安で眠れない、動悸がする、という形で出ます。太陽堂で最初に見るのはここで、その方が「右脳タイプ」か「左脳タイプ」かで、高ぶりの鎮め方が変わります。
- 気が詰まっている(気滞・きたい): 喉の異物感、胸の締めつけ、無意識のため息、緊張するとすぐ動悸がする方です。ストレスで気(エネルギー)が胸や喉で詰まり、呼吸が浅くなって身体の症状として出ています。
- 気血が消耗している(気血の不足): 朝、体が鉛のように重くて動かない、食が細い、体力が続かず夕方には寝込んでしまう方です。長い緊張とストレスで気(エネルギー)と血(栄養)を使い切り、朝に動くための力が残っていません。この状態の方に「元気を出す漢方」を先に飲んでも、空回りして動かないことが多く、まずは切り替えを戻してから補います。
太陽堂の店頭では、胃腸の弱さや体力の回復より前に、基本は「自律神経の調整(切り替え)」から入ります。そのために「どんな夢を見るか」「眠りはどう崩れるか」を伺って、右脳タイプ・左脳タイプをしっかり確認します。
※副作用(強い眠気・体重増加・吐き気や胃の不調など)が辛い場合は、我慢せず主治医に伝えてください。薬の種類や量の調整、飲む時間を変えるだけで楽になることがあります。
病院の薬との付き合い方・減らしたい方へ
治療の主役は、主治医が処方するお薬です。「漢方薬を飲むから、病院の薬は副作用が嫌だからやめる」という選び方はおすすめしません。抗うつ薬は、自己判断で急にやめると調子を崩すことがあるお薬です。減らす・やめるという決断は、主治医と相談しながら、少しずつ進めてください。漢方薬はその過程の間、朝・眠り・動悸・体力といった「身体の側」を支える役目です。
将来的に減薬を目指す方も、漢方で身体の土台を整え、主治医と相談しながら減らし、最終的にお薬を手放せた方や、休職から復職された方はいらっしゃいます。ただしそれは、主治医の判断とご本人の回復経過によるもので、漢方薬が減らせると約束できることではありません。
病気の全体像と病院の治療は、本体ページをご覧ください。
漢方の考え方|「気分を上げる・元気を出す」より先に「切り替え」を戻す
病院の薬が「脳の側」を担当するとすれば、漢方薬は「身体の側」を担当します。役割が違うので、併用に無理がありません。太陽堂では、うつ病の方に「気分を上げる・元気を出す漢方」を最初からお出しすることはあまりありません。エネルギーが空の車にアクセルを踏ませるようなものだからです。先に自律神経の切り替えを戻し、眠りと朝が自然に動き始めてから、消耗した分をゆっくりと補うという順番です。
切り替えの戻し方(漢方薬の選び方)は、その方のタイプで変わります。
- 右脳タイプ(感覚やイメージで動く方): 頭が興奮したまま眠りが浅くなり、夢が多く、寝つきが悪く、寝ても寝足りない。
- 左脳タイプ(理屈で組み立てる方): 夢は見ず寝つきは良いのに、夜中に一度起きると考え事が止まらず、そのまま眠れない。
同じ「眠れない」という悩みでも、頭の興奮を鎮めるのか、考えの張りつめをゆるめるのか、鎮める方向が違います。
【比較表】あなたはどれ? 3つのタイプと漢方アプローチ
| タイプ | 症状の出方・体質 | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| ①自律神経の切り替えタイプ (右脳タイプ/左脳タイプ) ※最初に見るのはここ | 右脳タイプ:夢が多い、寝つきが悪い、寝ても寝足りない、感覚で動く。 左脳タイプ:夢は見ない、一度起きると考えが止まらず眠れない、理屈で考える。 共通:朝起きられない、動悸。 | 【神経の高ぶりを鎮め、昼と夜のスイッチを戻す漢方薬】 右脳タイプには頭の興奮を鎮める方向、左脳タイプには考えの張りつめをゆるめる方向から、眠りと朝を動かします。 |
| ②気が詰まるタイプ (気滞) | 喉の奥の詰まり感、胸の締めつけ、ため息が多い、緊張するとすぐ動悸や口の渇きが出る。 | 【気を巡らせ、胸や喉の詰まりをほどく漢方薬】 詰まった気を発散させ、喉や胸の違和感と動悸を軽くします。①に重ねてお出しします。 |
| ③消耗タイプ (気血の不足) | 朝、体が鉛のように動かない、食が細い、体力が続かない、顔色が悪い。 | 【気と血を補い、朝に動く力を戻す漢方薬】 切り替えが戻ってから、使い切った気と血を補って、夕方まで体力が持つ身体にします。 |
(※実際には、①に②か③が重なっている方がほとんどです。ご自身が右脳か左脳か分からなくても大丈夫です。「どんな夢を見ますか」「眠りはどう崩れますか」「朝の起き抜けはどうですか」を丁寧に伺いながら、こちらで整理します。)
右脳タイプ・左脳タイプの詳しい見分け方は、自律神経の漢方薬の選び方の記事でまとめています。
【薬剤師コラム①】「うつ病かもしれない」で来られた方に、店頭でお伝えすること
担当薬剤師:前原
「うつ」という言葉は広く知られているため、「自分はうつ病かもしれない」「精神科に行くのは怖いから漢方でなんとかしたい」と、病院に行く前に太陽堂へ来られる方もいらっしゃいます。また、ご家族が「本人は病院に行きたがらないので」と心配されて代わりに来られることもあります。
そのときにお伝えしているのは、「気分の落ち込みや、眠れない状態が2週間以上続いていて、仕事や生活に支障が出ているなら、どうか一度は精神科・心療内科で診てもらってください」ということです。漢方薬局が「うつ病です」と診断をすることはできませんし、何より、病院の薬が必要な段階を漢方薬だけで乗り切ろうとするのは危険だからです。
そのうえで、病院の薬をすでに始めた方にも、まだ受診を迷っている方にも、身体の側からできることはあります。朝起きられない、夜眠れない、動悸がする——こうした「身体の症状」は、自律神経の切り替えから整えることで軽くなる方が多いです。病院の治療を大切にしながら、身体の側は一緒に見ていきましょう。
3ヶ月で何を目安に見るか
太陽堂では「まず3ヶ月」を一つの単位として、次の変化を一緒に確認しながら進めます。気分そのもの(落ち込みや不安)より、「身体の側の変化」を先に見ます。
- 朝の動きやすさ(「布団の中で目が覚めてから、身体を起こすまでの時間が短くなったか」「起きられる日が増えたか」)
- 眠り(「寝つきが少し良くなったか」「途中で起きても、もう一度眠り直せるか」)
- 動悸・喉のつかえ(「動悸が出る回数が減ったか」「出ても軽く済むか」)
- 日中の体力(「夕方まで体力が持つ日が増えたか」「外に買い物に出られる日が増えたか」)
「気分が晴れた」という結果より先に、「朝なんとか動けた」「夜眠れた」「動悸が出なかった」という身体の変化が出ることが多いです。それが、自律神経の切り替えが戻り始めたサインです。うつ病の回復には波があります。悪い週があっても自然なことで、良い週の割合が少しでも増えていれば進んでいます。
※効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。症状の改善を保証するものではありません。病院の薬の中止・変更は主治医の判断のもとで行ってください。
養生|「頑張る」より「切り替えの合図」を作る
うつ病の方に「頑張れ」は逆効果になりやすい言葉ですが、毎日の生活の中で以下の「合図」を作るだけで、漢方の効き方は変わってきます。
- 朝、カーテンを開けて光を浴びる: 布団から起き上がれなくても構いません。布団の中で顔に朝の光を浴びるだけで、身体の時計に「朝が来た」という合図が入ります。
- 寝る前のスマホを手放す: 特に「右脳タイプ」の方は、画面の強い光と情報で頭が興奮したまま布団に入ることになります。寝る30分前には画面を消してください。
- 食事は少量でも「回数」を守る: 食べられない日は、おにぎり半分でも、温かいお味噌汁一杯でも構いません。胃腸に「今は動く時間」と教えることが、体力の消耗を止めます。
- 「頑張って元気を出そう」としない: エネルギーが空の身体に「気合いで動け」と命じると、翌日さらに深く寝込むことになります。「今日できた小さなこと」を数え、「できなかったこと」で自分を責めないでください。
【ご家族の方へ】 「早く良くなってね」「頑張ってね」と急かすより、「朝、光は浴びた?」「お水少し飲めた?」という『身体の側』への声かけのほうが、ご本人はプレッシャーを感じずに動きやすくなります。
寝る前スマホと眠りの関係は、眠りの乱れの記事で詳しくまとめています。
【薬剤師コラム②】副作用は「我慢するもの」ではありません
担当薬剤師:石川
「日中の眠気で仕事にならない」「体重が増えた」「胃がむかむかして吐き気がする」——抗うつ薬の副作用に関するご相談は、店頭でとても多いです。調剤薬局にいた立場からお伝えしたいのは、「副作用は我慢して耐えるものではなく、主治医に伝えて調整してもらうもの」だということです。薬の種類や量、飲む時間帯を少し変えるだけで、楽になることがよくあります。
そのうえで、漢方薬は「薬の副作用を消す」のではなく、「副作用が出やすい身体の側(胃腸の弱り、眠りの浅さ、自律神経の乱れ)を整える」ことで、薬と付き合いやすくする役割です。胃が弱っている方(吐き気)には胃腸を助け、眠りが浅い方(日中の眠気)には切り替えを戻す。そうすると、薬の効き方そのものも安定してくることがあります。
お薬を減らすタイミングは、主治医が決めることです。私たちが漢方薬でできるのは、その判断が「減らしても崩れにくい身体」の上で行われるように、見えない土台を整えておくことです。
【改善実例】治療中の身体の側が落ち着いていったエピソード
太陽堂で実際にご相談をお受けした、うつ病の治療中の方の記録です。(※効果の感じ方には個人差があります。病院の薬の中止・変更は主治医の判断のもとで行われています)
【病院の薬で効果が乏しい・朝が一番きつい】60代 女性|1ヶ月で動悸が止まり、1年4ヶ月継続中(波はありつつ落ち着いている)
【ご相談時の状態】 4年ほど前に体調不良で病院に行き、うつ病と診断。病院のお薬やサプリメントを飲んでいましたがあまり効果は見られず、ご相談に来られました。動悸・不眠・倦怠感や虚無感が気になり、「朝に一番症状がきつく、動けない自分にも嫌になり、さらに症状が悪化する」という悪循環に陥っていました。
【太陽堂の提案】 ①自律神経を整える漢方薬 ②脳の高ぶりを抑える漢方薬 の2種類をお出ししました。
- 1ヶ月後: 少しずつ気力が出てきているとのこと。起きてしまっていた動悸も出なくなっているとのことでした。
- 3ヶ月後: 大分調子も良く、動悸もなくなったとのこと。締めつけられる感覚もしなくなったとのことでした。
- 9ヶ月後: 早朝に少し動悸はするものの、それ以外は調子が良いとのこと。
- 1年1ヶ月後: 一時期調子を崩したものの、今は落ち着いているとのこと。動悸も出ていないとのことでした。
- 1年4ヶ月後: 早朝に動悸が気になる時はあるものの、軽く出ている程度。調子の良い日が続いているとのことで、現在も継続中です。
(※うつ病の経過には波があります。この方も1年1ヶ月の時点で一度調子を崩されましたが、そこから戻れたこと、動悸が「出ても軽い」程度になったことが、身体の側が整ってきたサインだと考えています。)
【15年の服薬でも治まりが悪い・緊張の動悸と身体の痛み】50代 女性|3ヶ月で症状が半分以下に
【ご相談時の状態】 15年前から人と接する際にひどく緊張するようになり、病院でうつ病と診断。長く病院のお薬(レメロン、サインバルタなど)や色々な漢方を服用してきましたが治まりが悪く、ご相談に来られました。頭痛・身体の痛み・手足の痺れ・首や肩のこり・緊張による動悸や口の渇きが気になるとのことでした。
【太陽堂の提案】 ①熱を冷まして自律神経を整える漢方薬 ②血流を改善する漢方薬 の2種類を煎じ薬と錠剤でお出ししました。
- 1ヶ月後: 首や肩のこり、頭痛がなくなってきているとのこと。
- 2ヶ月後: 身体の痛みや痺れが減ってきているとのこと。過度な緊張もなく過ごせているとのことでした。
- 3ヶ月後: 全体的な症状が半分以下になっているとのこと。改善が見られたので、ご本人の希望により漢方を一旦終了となりました。
【朝、起き上がれない・出社時が一番きつい】30代 女性|1ヶ月で会社を休まずに行けるように
【ご相談時の状態】 3年ほど前から心と身体に違和感が出始め、病院でうつ病と診断。朝のだるさ(起き上がれない)・心臓の違和感や動悸・下腹部の痛みが気になり、特に出社時にひどく、「朝起き上がれない症状が一番きつい」とのことでした。
【太陽堂の提案】 ①気の詰まりを取る漢方薬 ②水の巡りを整える漢方薬 の2種類をお出ししました。
- 1ヶ月後: 会社も休まずに行けるようになり、調子が良いとのこと。
- 3ヶ月後: 大分調子も落ち着いてきているとのこと。だるさや心臓の違和感も少なく過ごせているとのことで、現在も継続中です。
うつ病の他の記録は、こちらの一覧からご覧いただけます。
※効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。症状の改善を保証するものではありません。病院の薬の中止・変更は主治医の判断のもとで行ってください。
よくあるご質問(FAQ)
抗うつ薬や睡眠薬と一緒に、漢方薬を飲んでも大丈夫ですか?
はい、多くの場合、併用していただけます。病院の薬を副作用が怖いからと自己判断でやめないでください。
病院の薬が「脳の側」、漢方薬が「身体の側」という役割の違いがあります。お薬手帳をお持ちいただければ飲み合わせを確認します。
病院の薬をやめたいです。漢方薬で薬を手放せますか?
約束はできません。減らす・やめるは主治医の判断で、抗うつ薬は急にやめると調子を崩すことがあるお薬です。
主治医と相談しながら数ヶ月〜年単位で少しずつ減らし、最終的に手放せた方や、復職された方はいらっしゃいます。漢方薬はその減薬の過程で、減らしても崩れにくい身体の土台を整える役割です。「薬をやめるために漢方を始める」というより「減薬中の身体を支えるために始める」と考えてください。
病院には行っていません。「うつ病かも」と思っているだけでも相談できますか?
ご相談はできます。ただし、気分の落ち込みや眠れない状態が2週間以上続き、仕事や生活に支障が出ているなら、どうか一度は精神科・心療内科で診てもらってください。
漢方薬局は病名を診断することができません。病院の治療が必要な段階を、漢方薬だけで乗り切ろうとしないでください。受診と並行して、身体の側を支えることはできます。
症状が重くて本人が来られません。家族が代わりに相談してもいいですか?
はい、ご家族が代わりに来られることはよくあります。
ご本人の現在の様子(朝の起き具合・眠り・食事量・病院の薬の種類)を伺い、身体の側から支えられることをお伝えします。全国対応のオンラインやお電話でのご相談もできますので、ご本人が外出できない場合もご相談ください。
どのくらいの期間で変化を感じられますか?
まず「3ヶ月」を一つの単位として、朝の動きやすさ・眠り・動悸・日中の体力を一緒に確認します(※個人差があります)。
気分より先に身体の側(朝・眠り・動悸)が変わることが多いです。長く続いている方は、半年から年単位でじっくり支えていきます。波があるのは自然なことです。
費用はどのくらいかかりますか?
漢方薬の費用は、週5,000円前後〜(月2万円前後〜)が目安です。相談料は無料です。
タイプによって組み合わせる漢方薬の内容が変わりますので、お作りする前に必ず金額をお伝えします。ご予算のご希望も含めて率直にお伝えください。
まとめ|病院の薬が主役、漢方薬は身体の側の並走役
「抗うつ薬を飲んでいるのに良くならない。減らすとすぐ戻る。このまま飲み続けるしかないのだろうか」
- うつ病治療の主役は精神科・心療内科の薬です。漢方薬は、薬が脳を整えている間に身体の側に残っている「自律神経の切り替え」「気の詰まり」「気血の消耗」を整える並走役です。太陽堂で最初に見るのは「自律神経の切り替え(右脳タイプ・左脳タイプ)」です。
- 薬は自己判断でやめず、減らす判断は主治医と。漢方薬が減薬を約束するものではありませんが、主治医と相談しながら減らし、復職された方はいらっしゃいます。
- 「気分が晴れた」より先に「朝が動けた」「夜眠れた」「動悸が出なかった」を見ます。朝の光、寝る前のスマホを手放す、少量でも回数を守る食事。頑張って元気を出そうとしないでください。
※死にたい気持ちが強い時、食事がほとんど取れない時、自分を傷つけてしまう時は、漢方より先に主治医(病院)へ連絡してください。
それ以外の「身体がどうしてもついてこない」という辛さは、一人で抱え込まず、身体の側から一緒に見ていきましょう。
病院のお薬の種類とこれまでの経過、朝の起き具合、眠り方と夢の有無、動悸や喉のつかえ、食事の量と体力を丁寧にお伺いし、全国対応のオンライン相談・店頭相談にて、新宿の漢方薬局「太陽堂」があなたのタイプに合った漢方ケアをご提案いたします。
関連するお悩み
うつ病の治療中の身体の症状は、自律神経の切り替え、眠りの乱れ、気分変調症と深く関わっています。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
太陽堂がはじめての方へ
ご相談を考え始めた方は、まずこちらをどうぞ。
記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表
沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。
調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
記事作成者 薬剤師 石川 満理奈

得意な疾患:胃腸疾患・耳鼻咽喉疾患・不妊症・婦人科・肝臓・腎臓
開業医だった父の影響で小さい頃から医療は身近に。
薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。
自分自身の胃腸の不調も漢方薬により改善。
よりご来局頂いた方の体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ。















