
「鼻水が常に喉の奥へへばりつくように流れ落ちてきて、不快感が消えない…」
「喉に落ちた鼻水が痰として絡み、それを出すために何度も咳払いをしてしまう…」
「寝ている間も鼻水が喉に落ちてきて、咳き込んでしまい夜もぐっすり眠れない…」
「病院で薬(カルボシステインなど)をもらっているが、すっきりしない状態がずっと続いている…」
「口の中がネバネバして、口臭も気になり、人前で話すのが苦痛だ…」
鼻水が前に出ず、喉の奥へと流れ落ちてしまう「後鼻漏(こうびろう)」。
健康な人でも1日に少量の鼻水は喉に流れていますが、アレルギーや炎症によって「鼻水の量が異常に増える」ことや、「ドロドロ・ネバネバとした膿のような鼻水になる」ことで、喉にへばりついて強烈な不快感を引き起こします。
病院では、鼻水や痰を出しやすくするお薬(去痰薬)や、抗アレルギー薬、あるいは細菌を殺すための抗生物質が処方されます。しかし、「薬を飲んでいる間は少しマシになるけれど、根本的なネバネバや流れ落ちる感覚が消えない」と、長年この症状に悩まされている方が非常に多い領域です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、ただ鼻水を止める対症療法ではなく、「なぜ鼻水が大量に作られ、喉へ落ちてしまうのか」という根本的な『水分の停滞(水毒)』や『奥にこもった炎症の熱(湿熱)』に着目し、体の内側から水分代謝を整え、粘膜の炎症を静めてスッキリとした呼吸と喉を取り戻すための体づくりを漢方で優しくサポートいたします。
後鼻漏とは?原因と西洋医学の対応
【太陽堂における後鼻漏の漢方サポートまとめ】
- 原因: 西洋医学では「副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎等に伴う鼻汁の咽頭への流入」とされるが、漢方では根本原因を、冷えによる水分の溢れ「水毒(すいどく)」や、ドロドロの熱がこもった「湿熱(しつねつ)」と捉える。
- アプローチ: 「流れてくる鼻水(痰)の色」に合わせて、透明であれば体を温めて水をさばく漢方薬、黄色や緑であれば奥の熱を冷まして膿を出す漢方薬を用いた煎じ薬で、根本的な体質改善を目指す。
- 目安期間: 症状の深さによるが、早い方で1〜2ヶ月程度で「喉のへばりつき感が減った」「痰絡みの咳が減った」と感じ、数ヶ月〜1年程度でじっくりと鼻水が正常な量と質に戻る穏やかな状態を育てていくケースが多い。
後鼻漏の症状と原因
鼻水がのどに溜まると、口から吐き出すか飲み込むための不快感が出る事が多いです。酷い時は食事や睡眠の妨げになる事もあります。鼻水が流れる不快感以外の症状としては、
- 口の中のネバネバ
- 痰混じりの咳、頻繁な咳払い
- 喉の炎症、イガイガ感
- 口臭
- 食欲不振や不眠
などが挙げられます。
後鼻漏はそれ自体が一つの病気というよりも、以下のような疾患が原因となって引き起こされる「症状(状態)」です。
- 副鼻腔炎(蓄膿症): 副鼻腔に炎症が起こる事で膿がたまり、黄色や緑色の粘りのある鼻水が増え、喉に落ちていきます。
- アレルギー性鼻炎(花粉症など): アレルギーにより透明な鼻水の量が異常に増え、前だけでなく喉にも落ちていきます。
- 慢性上咽頭炎(Bスポット): 鼻と喉の境界(上咽頭)に細菌やウイルス等で炎症が起き、分泌液が出て喉に落ちていきます。
- 鼻茸(ポリープ): 鼻茸が邪魔をして、本来なら前に流れ出るはずの鼻水が喉に落ちてしまいます。
これらの大元の原因に対しても、同時に対処をしていく必要があります。
「後鼻漏」と「一般的な風邪の咳」との違い
| 症状・状態 | 主な特徴 | 一般的な咳・風邪との違い |
| 後鼻漏による咳 | 横になった時(就寝時や起床時)に咳が出やすい。痰が常に絡む。 | 風邪を引いていないのに長期間(数週間〜数ヶ月)咳が続きます。(※このページで解説しています) |
| 一般的な風邪 | 発熱や喉の痛みを伴い、数日で治る。 | 一時的なウイルス感染です。 |
| 気管支喘息 | ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸音(喘鳴)。 | 気管支そのものの炎症です。後鼻漏の咳とはメカニズムが異なります。 |
【西洋医学(病院)での一般的な治療】
病院では、後鼻漏の原因疾患に合わせて治療が行われます。アレルギー性鼻炎であれば「抗アレルギー薬」やステロイド点鼻薬、副鼻腔炎であれば「マクロライド系抗生物質(クラリスロマイシンなど)」の少量長期投与や、痰を出しやすくする「カルボシステイン」が処方されます。重症の場合は副鼻腔の手術(内視鏡手術)が行われることもあります。
これらは炎症を抑え、細菌を殺すための大切な治療です。しかし、「抗生物質を長く飲み続けることに抵抗がある」「薬をやめるとまたすぐにネバネバした鼻水が落ちてくる」というお悩みを抱え、ご自身の「水分をさばく力」や「免疫力」を根本から高めたいと漢方薬局へとご相談に来られる方が後を絶ちません。
【薬剤師コラム①】後鼻漏の漢方選びは「鼻水(痰)の色」が命
担当薬剤師:石川(調剤薬局での勤務経験あり)
「後鼻漏にはどの漢方が効きますか?」とよくご質問をいただきますが、太陽堂ではまず真っ先に「喉に流れてくる鼻水(あるいは吐き出した痰)は、何色ですか?サラサラですか、ネバネバですか?」とお聞きします。
西洋医学の薬(例えばカルボシステイン)は、どんな色の鼻水でも一律に「出しやすくする」ように働きますが、東洋医学(漢方)では鼻水の色によって原因(寒熱)が正反対だと考えるため、使うお薬が全く異なります。
- 透明〜白色でサラサラ(水毒・寒飲): 体が「冷えて」水分代謝が落ちているサイン。体を温めて水をさばく漢方を使います。
- 黄色〜緑色でネバネバ(湿熱): 体の奥(副鼻腔など)に「熱(強い炎症や化膿)」がこもっているサイン。熱を強力に冷まして膿を出す漢方を使います。
この「色」の見極めを間違えると、漢方はうまく効きません。今のあなたのお身体の状態を正確に判断し、ピタリと合う漢方を選ぶことが改善への第一歩です。
太陽堂の漢方アプローチ|原因と「色」に合わせて鼻水を整える
東洋医学(漢方)では、後鼻漏の根本原因を、冷えと水分の停滞「水毒(すいどく)」、奥にこもった炎症の熱と膿「湿熱(しつねつ)」、そして塊(ポリープ)を生み出す血流の滞り「瘀血・痰結(おけつ・たんけつ)」と捉え、お一人おひとりの原因疾患と鼻水の色に合わせてアプローチします。
| お悩みのタイプ | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 透明〜白色の鼻水が喉に流れる 冷え性、花粉症やアレルギーがある | 冷えと水分の停滞(水毒・寒飲) 体が冷えて水分代謝が落ち、行き場を失った大量の水分が鼻水として溢れ、喉へ落ちている状態。 | 【体を温め、アレルギーを整える漢方】 体を芯から温めて水分の停滞(水毒)を解消し、溢れ出る鼻水をスッキリとさばき、アレルギー反応を抑えます。 |
| 黄色〜緑色のドロドロした鼻水 喉にへばりつく、口臭が気になる | 奥にこもった熱と膿(湿熱・副鼻腔炎) 副鼻腔などに細菌感染や強い炎症が起き、ドロドロとした熱(膿)がこもって喉へ流れ落ちている状態。 | 【熱を冷まし、鼻の炎症(膿)を取る漢方】 奥にこもった不自然な熱を強力に冷まし(清熱解毒)、ドロドロの膿をサラサラにして排出を促します。菌感染がある場合は「菌を除去する漢方薬」を併用します。 |
| 鼻づまりがひどい、鼻茸がある 鼻声になる、匂いが分かりにくい | 老廃物の塊と血行不良(痰結・瘀血) 長引く炎症で粘膜が腫れ上がり、ポリープ(鼻茸)という塊を作って鼻水の通り道を塞いでいる状態。 | 【塊(ポリープ)を取り、粘膜の腫れを引かせる漢方】 滞った血流を促し、鼻の中に多発する塊(鼻茸)を穏やかに散らして小さくする漢方薬を併用し、通りを良くします。 |
※この内容以外にも「太陽堂が考える鼻疾患」についてお話しを書いています。どうぞ参考にされて下さい。
▶︎ [太陽堂が考える鼻疾患 ~病名ではなく「今の症状」と向き合う~ | 新宿の漢方薬局【太陽堂】](※内部リンクを設定)
【薬剤師コラム②】「咳」を止めるには、まず「鼻水」を止める
担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
後鼻漏の方の多くが「夜中に咳が出て眠れない」「咳止めを飲んでも効かない」と仰います。
これは当然のことで、後鼻漏による咳は「気管支そのものが悪くて出ている咳」ではなく、「喉に落ちてきてへばりついた異物(鼻水・痰)を、外に吐き出そうとする体の正常な防御反応」だからです。 ですから、無理やり咳だけを止める薬を飲んでも、喉に鼻水が落ち続けている限り、咳は絶対に止まりません。太陽堂では、「咳止め」の漢方をいきなり出すのではなく、「喉に落ちてくる鼻水(大元の原因)を止める」アプローチを最優先で行います。鼻水がスッキリと止まれば、驚くほど自然に咳も出なくなって夜ぐっすり眠れるようになります。
後鼻漏のお悩みを和らげる漢方の症例
「透明な鼻水で咳が出る」「10年来の鼻づまりと後鼻漏」という方が、漢方を取り入れることで「喉の違和感が消え、スッキリした呼吸」を取り戻された事例をご紹介します。
症例①(70代女性)|透明な鼻水が喉をつたい、咳が出る
鼻炎・鼻水・後鼻漏により咳が出ているとの事でご相談に来られました。症状としては「透明の鼻水」が出てしまい、その鼻水が喉をつたって咳が出てしまうとのことでした。
- お悩み: 透明な鼻水による後鼻漏、痰絡みの咳。
- サポート内容: 冷えによる水分の停滞(水毒)とアレルギー反応と見立て、①アレルギーを抑える漢方薬、②水の流れを整える漢方薬の2種類を併用して出させて頂きました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 鼻水の量も少なくなり、それに伴って咳も少なくなっているとのこと。少しずつ良くなっていると実感されました。
- 4ヶ月後: 鼻水も咳もほとんど出なくなりました。調子も良いので漢方薬の分量を1日1回まで落しました。
- 6ヶ月後: 漢方薬が1日1回でも症状が出ておらず、状態が安定しているため一度服用終了(卒業)となりました。早期に改善が見られ、咳の連鎖をしっかり断ち切れた症例です。
症例②(70代男性)|10年来の後鼻漏と鼻づまり、頭のぼーっとする感覚
10年ほど前から症状が気になり、病院で「後鼻漏」と診断されていました。最近になり症状が強く気になるとの事でご相談に来られました。症状としては「鼻水が喉に入る」「鼻詰まり」を感じ、鼻水が喉に詰まる事による咳と、「頭がぼーっとする感覚」があるとのことでした。
- お悩み: 10年来の後鼻漏、慢性的な鼻づまり、咳、頭重感。
- サポート内容: 奥にこもった炎症(膿)と粘膜の腫れと見立て、①膿を除く煎じ薬、②鼻の炎症を取る煎じ薬の2種類を組み合わせて出させて頂きました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 鼻水からきていた頭がぼーっとする回数は減りました。また鼻からくる痰の量も減っているとのこと。
- 3ヶ月後: 鼻詰まりもほとんどなくなり、後鼻漏が気にならなくなってきました。最初の半分以下の症状になっていると実感。
- 7ヶ月後: 引き続き鼻詰まり、後鼻漏ともになくなっている状態で維持できています。
- 1年7ヶ月後: 途中、1日1回に減量しながら様子を見ましたが、調子良い状態が長期間維持できていたため今回で服用終了となりました。10年来の頑固な症状でも、漢方でしっかりスッキリと改善できた素晴らしいケースです。
※効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 鼻疾患(鼻炎・花粉症・蓄膿症))
どうぞ参考にされて下さい。
▶︎ [鼻疾患(鼻炎・花粉症・蓄膿症)の患者様の声 | 新宿の漢方薬局【太陽堂】](※内部リンクを設定)
後鼻漏・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)
特にお問い合わせの多い内容を、担当薬剤師の林・石川がお答えいたします。
Q. 病院の治療(カルボシステイン等)を続けていますが、なかなか良くなりません。漢方薬で変化はありますか?
A. はい、病院の治療と併用しながら漢方薬を取り入れることで、改善が見られる方は非常に多いです。西洋薬で鼻水を出しやすくしながら、漢方で「そもそも余分な鼻水を作らない体質(水はけの良さ・免疫力)」へと根本から整えることで、徐々に薬に頼らなくても体調良く過ごせる状態を目指します。病院のお薬は自己判断で中止しないでください。
Q. 咳も一緒によくなりますか?
A. はい、後鼻漏でお悩みの方の咳は「喉に落ちた痰(鼻水)を外に出すための咳」であることがほとんどです。そのため、大元の原因である「喉に落ちる鼻水」を漢方で止めれば、異物がなくなるため自然と咳も出なくなってきます。
Q. 原因(副鼻腔炎かアレルギーか)がはっきりわからないのですが、それでも漢方で良くなりますか?
A. はい、大丈夫です。東洋医学では、病名よりも「今あなたのお身体に起きている症状(鼻水の色、粘り気、冷えの有無など)」を重視して漢方薬を使い分けます。出てくる鼻水(痰)の色などから「熱」か「冷え」かを正確に見極め、お一人おひとりの体質に合わせて選定していきますのでご安心ください。
Q. 一度鼻の手術をしているのですが、漢方を飲んでも問題ないですか?
A. 問題ありません。手術をしてポリープや膿を取っても、「炎症を起こしやすい体質」が変わっていなければ再発してしまい、こちらにご相談に来られる方は実はたくさんいらっしゃいます。手術後の方でも、漢方で体質から整えることで再発を防ぎ、スッキリした状態を維持できている方は多いですよ。
Q. 漢方薬のお値段はどのくらいですか?
A. ご希望される生薬や状態によって異なりますが、1週間あたり5000円前後が目安になっております。
その他にも疑問に思ったことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。





