
「忙しくなると顔が赤くなる」「疲れが溜まるとフケが増える」…それは体からのSOSかもしれません
「仕事が忙しい時期になると、決まって小鼻の脇や眉間が赤くヒリヒリする」
「寝不足が続くと、頭皮がベタついてフケが増えてしまう」
「皮膚科の薬を塗って一時的に落ち着いても、ストレスを感じるとすぐにぶり返す」
脂漏性皮膚炎(脂漏性湿疹)にお悩みの方の中で、このように「ストレス」や「疲労」と連動して状態が悪化してしまうケースは非常に多く見られます。
一生懸命スキンケアやシャンプーをして外側からケアをしていても、なかなかスッキリしないのは、根本にある「自律神経の乱れ」や「胃腸の疲れ」が関係しているからかもしれません。
漢方薬局 太陽堂では、お肌の表面に出ているサインを無理に抑え込むのではなく、「なぜ皮脂のバランスが崩れやすくなっているのか」という体の内側に目を向け、ストレスに負けない健やかな肌の土台づくりをサポートしています。
【太陽堂における脂漏性皮膚炎の漢方サポートまとめ】
- 漢方の見立て: 西洋医学では「皮脂の過剰分泌とマラセチア菌の増殖」とされることが多いですが、漢方ではストレスや疲労による「気(エネルギー)の巡りの滞り」や「胃腸(脾)の働きの低下」に注目して原因を探ります。
- アプローチ: お客様の現在の体質に合わせたオーダーメイドの煎じ薬で、不足している「潤い」を補い、過剰な熱を冷ましながら、体が本来持つ力を引き出す土台づくりをサポートします。
- 今後のステップ: 根本的な原因を見極めるため、まずはじっくりとご相談を重ね、一人ひとりに合った無理のないペースで体質と向き合っていきます。
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脂漏性皮膚炎の基本的なメカニズムや、「脂っこい食事」「体内にこもった熱」との関係、実際のご相談例については、以下の総合ページで詳しく解説しています。
【コラム】薬剤師 石川の視点「ストレス・鎮痛剤(ロキソニンなど)と胃腸の関係」
ストレスが溜まると頭痛や肩こりが起きやすく、日常的に『ロキソニン』などの消炎鎮痛剤(NSAIDs)を手放せないというお声をよく耳にします。こうした西洋のお薬は、辛い痛みを素早く和らげるために非常に役立ちますが、長く使い続けると胃腸の粘膜に負担をかけてしまうことがあります。
東洋医学において、『胃腸(脾)』は食べ物から栄養を作り出し、不要なものを処理する重要な役割を担っています。ストレスや鎮痛剤の影響で胃腸が弱ると、皮脂のコントロールがうまくできなくなり、結果的にお肌のバリア機能が低下して脂漏性皮膚炎を長引かせる要因になってしまうのです。
お肌のお悩みであっても、実は『胃腸をいたわること』が健やかな肌への近道になることがよくあります。
なぜ、大人の脂漏性皮膚炎は「ストレス」で繰り返すのか?
西洋医学において、脂漏性皮膚炎の直接的な原因は「マラセチア」という肌の常在菌(カビの一種)が、過剰な皮脂をエサにして増殖することだと考えられています。
では、なぜ大人の肌は突然、皮脂のバランスを崩してしまうのでしょうか。
漢方(東洋医学)の視点では、以下の2つのアンバランスが大きく関わっていると考えます。
1. 気の巡りの滞り(気滞:きたい)
過度なストレスや緊張状態が続くと、自律神経が常に交感神経(興奮モード)に傾きます。漢方ではこれを「気が滞り、上に突き上げている状態」と見ます。気が頭や顔にこもることで熱を生み出し、それが過剰な皮脂分泌や炎症のサインとなって現れます。
2. 潤い不足とバリアの低下(陰虚:いんきょ)
睡眠不足や過労が続くと、体をクールダウンさせるための「潤い(陰)」が消耗してしまいます。肌の水分が不足すると、体はそれを補おうとして逆に皮脂を過剰に出してしまい(インナードライ状態)、菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
西洋医学と漢方の見立ての違い
| 視点 | 西洋医学のアプローチ | 漢方(太陽堂)のアプローチ |
| 主な着眼点 | 菌の増殖、局所の炎症 | ストレス、自律神経、胃腸の働き、全身のバランス |
| 原因の捉え方 | マラセチア菌の異常増殖 | 気の滞り、胃腸の弱り、潤い不足による過剰な熱 |
| 一般的な対応 | 抗真菌薬(ニゾラール等)やステロイド外用薬で菌と炎症を抑える | オーダーメイドの煎じ薬で、熱を冷まし巡りを整える体質サポート |
| 得意なこと | 今ある強い赤みや痒みをスピーディに落ち着かせること | 「なぜ繰り返すのか」という根本的な体の土台を整えること |
※「なぜカビのエサ(過剰な皮脂)が作られてしまうのか?」という食事や生活習慣からの根本原因については、こちらのページもぜひご参照ください。
ストレスに負けない肌へ。太陽堂の漢方アプローチ
病院のお薬(ステロイドや抗真菌薬)は、今起きているトラブルを鎮めるためにはとても有効です。しかし、「塗るのをやめるとぶり返す」「仕事が忙しくなるとまた赤くなる」という場合は、内側からのアプローチを併用することが大切です。
太陽堂では、以下のようなポイントで体質改善のサポートを行います。
- 気の巡りをスムーズにし、こもった熱を逃がす
イライラや緊張を和らげ、顔や頭皮にこもった余分な熱を優しく発散させる生薬を用います。 - 胃腸を立て直し、皮脂の代謝を助ける
負担がかかった胃腸の働きを助け、食べたものをサラサラとした質の良い栄養に変える力を引き出します。 - 不足した潤いを補い、バリアを育てる
過労や睡眠不足で失われた体の潤いを補い、乾燥による過剰な皮脂分泌を防ぐ土台を作ります。
【コラム】薬剤師 前原の視点「お薬に頼りきらない『休息』というお薬」
ご相談を伺っていると、脂漏性皮膚炎を繰り返す方の多くが『真面目で頑張り屋さん』です。仕事や家事に追われ、睡眠時間が削られてしまうことも少なくありません。
漢方薬は体のバランスを整える素晴らしいサポートをしてくれますが、同時に『心と体を休めること』も必要不可欠です。どんなに良い漢方を取り入れても、睡眠不足が続いていればお肌の細胞は生まれ変わることができません。
私たちは漢方薬をご提案するだけでなく、無理のない範囲で取り入れられる『睡眠の質を上げる工夫』や『ストレスを逃がす養生法』についても一緒にお話しし、二人三脚で穏やかな日常を取り戻すお手伝いをさせていただきます。
【サポート実例】太陽堂での体質ケアのエピソード
①【20年来の顔の赤み・大量のフケ】40代 女性|「20年ぶりに痒みのない日があった」
【ご相談時の状態】 20年前から症状が出て、病院で脂漏性皮膚炎と診断。抗菌シャンプーや病院薬など様々なものを試したが治まらなかったとのことでご相談に来られました。顔の赤みや痒み、服に落ちるほどの大量のフケがあり、「20年前から症状のない日が1日もない」とのことでした。
【太陽堂の提案】 ①炎症を抑える漢方薬 ②血流を整えて菌を除去する漢方薬 の2種類を組み合わせてお渡ししました。
- 1ヶ月後: 「大げさではなく20年ぶり」という、痒みのない日があったとのこと。
- 1年後: 症状はかなり落ち着き、漢方の量を減らして様子を見ることに。
- 1年10ヶ月後: 落ち着いた状態が続き、服用終了となりました。
②【頭皮の赤み・ベタつき・落屑】30代 男性|一進一退だった症状が6ヶ月で落ち着く
【ご相談時の状態】 8年前から症状が出て、病院で脂漏性皮膚炎と診断。ステロイドや抗真菌剤を使っていたが一進一退とのことでご相談に来られました。頭皮の赤みや痒み、ベタつきや落屑(フケのようなもの)が気になるとのこと。
【太陽堂の提案】 ①炎症を抑える漢方薬 ②菌を除去する漢方薬 の2種類を組み合わせてお渡ししました。
- 2ヶ月後: 頭皮の赤みや痒みが徐々に減ってきました。
- 6ヶ月後: 湿疹があまり出なくなり、ベタつきも少なく。汗をかくと痒みは出るものの、以前より落ち着いています。
※効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
脂漏性皮膚炎・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)
病院のステロイド剤を使っていますが、漢方薬と一緒に飲んでも大丈夫ですか?
はい、基本的には併用可能です。
強い赤みや痒みがある時は皮膚科のお薬でコントロールしつつ、漢方で内側から「ぶり返しにくい土台」を育てていくスタイルは、非常に理にかなったアプローチです。
安全のため、事前にお薬手帳をご用意ください。
ストレスが原因と言われても、仕事を変えることはできません。それでも意味はありますか?
もちろんです。
環境を変えるのが難しくても、漢方薬で「ストレスを受け流しやすい体」「緊張が体にこもりにくい巡りの良い状態」をサポートすることは可能です。
体が変わると、心にも少しずつ余裕が生まれてきます。
頭皮のフケと顔の赤み、両方あるのですが対応できますか?
はい、対応可能です。漢方では、頭皮も顔も「繋がった一つの体」として捉えます。
根本にある「熱のこもり」や「巡りの滞り」にアプローチしていくため、別々のお薬を塗らなくても、同時にサポートしていくことが得意な分野です。
どのくらいの期間で変化が分かりますか?
まずは3ヶ月を一区切りの目安にしています。体の細胞が入れ替わっていく周期に合わせた目安です。
店頭では「飲み始める前を10として、3ヶ月で6〜7割まで抑えること」を最初の目標としてお伝えしています。1ヶ月ほどで頭皮のジュクジュク感やかゆみが減ってくる方もいらっしゃいますが、そうした方は、魚中心の食事にする・刺激物を控えるといった養生もしっかり続けておられます。漢方では、食事や生活習慣がとても大きな割合を占めると考えています。秋口など季節の変わり目は波が出やすいので、全体の流れで見ていきましょう。
出張が多く、煎じ薬を毎日作れるか不安です。
煎じられない日の分だけ、代わりの粉薬をご用意できます。
たとえば「今月は5日間出張がある」と伺えば、その日数分だけ粉薬でお渡しし、残りは煎じ薬で続けていただけます。急な出張が入りやすい方は、あらかじめ数日分を手元に置いておくこともできます。続けやすい形を一緒に考えますので、遠慮なくご相談ください。
関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
脂漏性皮膚炎は、皮膚だけの問題ではなく、自律神経や胃腸のSOSであることも少なくありません。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。
▼アトピー性皮膚炎
▼自律神経疾患(ストレス性疾患)
▼にきび(尋常性ざ瘡)
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
太陽堂がはじめての方へ
ご相談を考え始めた方は、まずこちらをどうぞ。
記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表
沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。
調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
記事作成者 薬剤師 石川 満理奈

得意な疾患:胃腸疾患・耳鼻咽喉疾患・不妊症・婦人科・肝臓・腎臓
開業医だった父の影響で小さい頃から医療は身近に。
薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。
自分自身の胃腸の不調も漢方薬により改善。
よりご来局頂いた方の体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ。















