
「少し食べただけですぐにお腹がいっぱいになり、胃が重くもたれる…」
「食後、下腹部だけがぽっこりと膨らみ、胃の中で水がポチャポチャ鳴る…」
「たくさん食べられず、太りたくても太れない・体力がつかない…」
「病院の検査では『異常なし。ただの胃下垂です』と言われ、胃薬をもらったが変わらない…」
「消化を良くするお薬を飲んでいるが、食後のだるさや眠気がひどい…」
胃の位置が正常よりも大きく下がってしまう「胃下垂(いかすい)」や、胃の筋肉の緊張が解けて動きが弱まってしまう「胃アトニー」。
病院のバリウム検査や胃カメラで発覚することが多いですが、西洋医学では「体質であって病気ではない」と診断されやすく、「どうやって付き合っていけばいいか分からない」と一人で悩まれている方が非常に多いお悩みです。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、一時的な胃薬でその場をしのぐだけでなく、「なぜ内臓が下がり、胃が動けなくなっているのか」という根本的な『内臓を支えるエネルギー(気)』の不足に着目し、美味しくご飯を食べて、ふっくらと健康的な体をつくるための土台づくりを漢方で優しくサポートいたします。
胃下垂・胃アトニーとは?西洋医学的な原因と他疾患との違い
健康な胃は、おへその上あたりに位置し、食べ物が入ってくると活発に動いて(蠕動運動:ぜんどううんどう)消化を行います。しかし、胃下垂の方は胃の下部が骨盤のあたりまでだらんと垂れ下がっています。さらに進行すると、胃の筋肉が伸びきって動きが極端に悪くなる「胃アトニー」を併発しやすくなります。
【胃下垂・胃アトニーの主な原因】
腹筋などの筋力不足、過労やストレス、急激な体重減少などが引き金となります。細身で背の高い方に多く見られる傾向があります。
他の「胃もたれ・胃痛」疾患との違い
胃の不快感を引き起こす病気は他にもありますが、それぞれ特徴が異なります。
| 疾患名 | 主な症状の特徴 | 胃下垂・胃アトニーとの違い |
| 胃下垂・胃アトニー | 食後の下腹部の張り、少量の食事でのすぐの満腹感。 | 胃の「痛み」よりも、「重だるさ」や「食後の異常な眠気」、胃の中で水分がポチャポチャ鳴る(振水音)のが特徴です。 |
| 機能性ディスペプシア (FD) | 胃の痛み、みぞおちの灼熱感、重い胃もたれ。 | 胃の位置に関係なく、胃の知覚過敏や運動異常で起こります。 ▶︎ [機能性ディスペプシアの漢方サポート詳細へ](※内部リンク) |
| 逆流性食道炎 (GERD) | 胸やけ、酸っぱいものがこみ上げる(呑酸)、ゲップ。 | 胃酸が食道へ逆流することで起こります。食後に横になると悪化しやすいです。 ▶︎ [逆流性食道炎の漢方サポート詳細へ](※内部リンク) |
| 胃潰瘍 | 食後や空腹時の、みぞおちの刺すような痛み。 | 胃の粘膜がえぐれて傷ついている状態です(ピロリ菌などが原因)。胃カメラで明確な異常が見つかります。 |
【西洋医学(病院)での一般的な治療】
西洋医学において胃下垂を元の位置に戻す直接的なお薬や手術はありません。そのため、症状を和らげる対症療法が基本となります。
胃の働きを活発にする「消化管運動機能改善薬(ガスモチンやアコファイドなど)」や、消化酵素剤が処方されます。※なお、胃下垂の方は胃酸の分泌が弱っていることが多いため、一般的な胃痛で使われる「胃酸を抑えるお薬(ガスターやタケキャブなど)」を飲むと、かえって消化不良を招くことがあるので注意が必要です。
【薬剤師コラム①】胃薬やロキソニンを飲んでもスッキリしない理由
担当薬剤師:石川 満理奈(調剤薬局での勤務経験あり)
「病院で胃薬をもらって飲んでいるけれど、少し食べるとすぐにもたれてしまいます」「肩こりや頭痛でロキソニンをよく飲むのですが、胃下垂だからかすぐに胃が荒れてしまって…」というご相談をよくお受けします。
ガスモチンなどの運動改善薬は、胃の筋肉に「動け!」と指令を出すお薬ですが、そもそも胃下垂・胃アトニーの方は「胃を動かすためのガソリン(エネルギー)」そのものが空っぽの状態です。疲労困憊の胃に無理やり鞭を打っても、長くは続きません。
漢方では、まずはこの「空っぽになったガソリン(気・血)」をたっぷりと補充し、胃が自らの力で自然に動き出せるような環境を内側から整えていきます。
太陽堂の漢方アプローチ|「内臓を支える力」と「消化力」を養う
東洋医学(漢方)では、胃下垂や胃アトニーの状態を、内臓を定位置に持ち上げておくためのエネルギーが不足した「中気下陥(ちゅうきげかん)」や、胃腸の消化吸収機能が衰えた「脾虚(ひきょ)」と捉えます。
| お悩みのタイプ | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 食後に下腹部がぽっこり出る 疲れやすく、だるい | 内臓を支える力の低下(中気下陥) 体全体を支えるエネルギー(気)が不足し、重力に逆らえずに胃が下垂している状態。 | 【気を補い、内臓を引き上げる漢方】 体にたっぷりと「気」を補給し、下垂した内臓を元の位置に向けてふわりと持ち上げる(昇提:しょうてい)力をサポートします。 |
| 少し食べるとすぐ満腹になる 太りたくても太れない | 胃腸の働きの低下(脾気虚) 胃腸の消化・吸収力が極端に弱く、食べたものを栄養(血)に変えられていない状態。 | 【胃腸を温め、消化吸収を助ける漢方】 胃腸の働きを優しく活性化させ、食べたものをしっかりとエネルギーに変える力を養い、ふっくらとした体づくりを助けます。 |
| 胃の中で水がポチャポチャ鳴る 雨の日にだるくなる、軟便気味 | 水分の停滞(水毒・痰飲) 胃の働きが弱いため、飲んだ水分が吸収されずに胃の中でチャプチャプと停滞している状態。 | 【水はけを良くし、むくみを取る漢方】 胃腸に溜まった余分な水分をスムーズに排泄させ、胃の重だるさやポチャポチャ感をマイルドに和らげます。 |
【薬剤師コラム②】「太れない」という悩みは、胃腸からのSOS
担当薬剤師:前原 信太郎(調剤薬局での勤務経験あり)
世間では「いくら食べても太らなくて羨ましい」と言われがちですが、胃下垂でお悩みのご本人にとって「太れない・体力がつかない」ことは非常に深刻なお悩みです。
東洋医学では「脾(胃腸)は気血を生む源である」と考えます。胃腸の働きが弱いと、どんなに栄養のある食事をとっても素通りしてしまい、筋肉や血液が作られません。
その結果、「疲れやすい」「冷える」「風邪をひきやすい」といった全身の不調(未病)に繋がっていきます。太陽堂の漢方相談では、単に胃もたれを和らげるだけでなく、「栄養をしっかりと吸収できる胃腸」へと育て直し、健康的なお肉(筋肉や脂肪)がつきやすい体質づくりを長期的な目線でサポートしています。
胃下垂・胃アトニーを和らげる漢方サポートの症例
病院のお薬では変化がなく、毎日の食事が楽しめなかった方が、漢方を取り入れることで穏やかな日常を取り戻された事例をご紹介します。
事例① 30代女性|食後のひどい胃もたれと「下腹部のぽっこり」
昔から細身で、たくさん食べられない体質でした。ここ数年、少し食べただけで胃が重くなり、食後に下腹部だけがぽっこりと異常に出るように。病院で「胃下垂」と言われガスモチンを飲んでいましたが、スッキリせずご相談に来られました。
- お悩み: 少量の食事での満腹感、食後のひどい重だるさと眠気。太りたい。
- サポート内容: 内臓を支えるエネルギー不足(中気下陥)と見立て、①胃腸を丈夫にして気を補う漢方薬、②下垂した気を上へ引き上げる(昇提)漢方薬をご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 食後の異常な眠気とだるさが少しマシになり、夕方まで体力がもつようになってきました。
- 3ヶ月後: 食事の量が少しずつ増え、食べた後の下腹部の張りが気にならなくなってきました。
- 半年後: 体重が2kg増え、顔色も良くなりました。「ご飯を美味しく食べられるのが嬉しいです」とお喜びいただき、現在は良い状態を維持するために服用を継続されています。
事例② 50代女性|胃の中で水がポチャポチャ鳴る「胃アトニー」
数年前から胃の動きが悪く、病院で「胃アトニー気味」と言われました。水を少し飲んだだけでも胃の中でポチャポチャと音が鳴り(振水音)、常に胃のあたりが冷たく重い状態でした。
- お悩み: 胃の冷え、水分の停滞感、慢性的な軟便。
- サポート内容: 胃腸の冷えと水分の滞り(水毒)と見立て、胃腸を芯から温めながら、余分な水はけを良くする漢方薬をご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 胃の冷たい感じが和らぎ、お腹が温かくなってきました。軟便も形のある便に変わってきました。
- 3ヶ月後: 胃のポチャポチャ音がなくなり、水分をとっても胃に溜まる感じがなくなりました。
- 5ヶ月後: 胃の重だるさがすっかり取れ、順調な改善が見られたため無事に服用終了(卒業)となりました。
胃下垂・胃アトニー・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)
特にお問い合わせの多い内容を、担当薬剤師の前原がお答えいたします。
Q. 漢方薬を飲めば、下がった胃は元の位置に戻りますか?
A. 漢方薬で直接「物理的に胃を引っ張り上げる」わけではありません。漢方が得意とするのは、胃腸周辺の筋肉や組織に栄養(気・血)を届け、内臓を本来の位置に保とうとする「体自身の力」を内側から養うことです。結果として、食後のぽっこり感や重だるさがマイルドになる方が多くいらっしゃいます。
Q. 病院の胃薬(ガスモチンなど)と一緒に漢方薬を飲んでも大丈夫ですか?
A. はい、基本的には併用可能です。病院のお薬で今の辛い症状をコントロールしつつ、漢方薬で「胃腸そのものを丈夫にする体質づくり」を並行して行うのは非常に効率的なアプローチです。お薬手帳をお持ちいただければ、詳しく飲み合わせを確認いたします。
Q. 漢方薬を飲み始めて、どのくらいで変化を感じられますか?
A. 胃腸の弱さの度合いによりますが、早い方であれば3週間〜1ヶ月程度で「食後の異常な眠気が減った」「胃のポチャポチャ感がマシになった」「お通じが良くなった」といった変化を感じられる方が多いです。体重を増やし、ふっくらとした健康的な体質に変えていくには、半年〜数ヶ月単位でじっくりと取り組むことをお勧めしています。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関連するお悩み(胃腸・消化器系の不調)
胃下垂や胃アトニーは、他の胃腸疾患と症状が似ていたり、併発したりすることがあります。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。




