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【坐骨神経痛は漢方で良くなる?】お尻から足のしびれ・痛みの原因と「下に抜けていく」回復のサイン

2026 9/11
ブログ-痛み
2026年8月20日2026年9月11日
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  4. 【坐骨神経痛は漢方で良くなる?】お尻から足のしびれ・痛みの原因と「下に抜けていく」回復のサイン
水彩画タッチのサムネイル画像。左側には縁側に座り、お尻から足先に向かって青い稲妻のようなしびれや痛みを感じて辛そうな女性が描かれています。中央には急須と生薬のイラスト。右側には、明るい花畑を笑顔で軽やかに歩く女性が描かれ、足先に向かって痛みが矢印とともに抜けていく様子が表現されています。画像内のテキストには「【坐骨神経痛は漢方で良くなる?】」「お尻から足のしびれ・痛み」「『下に抜けていく』回復のサイン」と書かれています。

「ロキソニンやリリカを毎日飲んでいるけれど、お尻から太もも、足にかけての激痛としびれが良くならない」

「整形外科で『このまま改善しなければ最終的には手術ですね』と言われ、何とか手術を避けたいと必死になっている」

「湿布と痛み止めでごまかす生活に限界を感じている。特に冬場や冷えた日は足がジンジン痺れて歩くのも辛い……」

お尻から足先にかけて電気が走るような鋭い痛みやしびれをもたらす「坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)」。太陽堂に寄せられるお痛みのご相談の中でも、特に切実なお悩みが寄せられるテーマです。そして、皆さまが知りたいのは「実際のところ、漢方で変化が期待できるのか?」という一点だと思います。

今回は、西洋医学的なメカニズムや病院での検査・処方薬の役割をわかりやすく解説するとともに、太陽堂での豊富なご相談経験から分かった「変化を感じやすい方の特徴」や、痛みが治まっていく過程で見られる「下に降りて抜けていく」回復のサインについて、薬剤師の視点から詳しく解説いたします。

【この記事の結論:「坐骨神経痛」に対する漢方の考え方】

  • 正直な答え: 変化を感じている方は多くいます。ただし10年来など慢性化した方は、時間がかかる傾向があります。裏を返せば、早く手を打つほど変化も早い、ということです。
  • 痛みの正体(原因): 西洋医学では腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などによる神経圧迫・局所炎症とされますが、漢方では神経周囲のくすぶる炎症、腰や足を支える「血(けつ)」やエネルギーの不足、冷えや血流障害(瘀血:おけつ)が根本原因と考えます。
  • 漢方の解決策: 痛み止めで一時的に感覚を抑える対症療法だけに頼るのではなく、漢方で神経周りの炎症を抑えつつ、血流と骨・筋肉の土台を整えることで、痛みが「お尻から足先へ下に降りて抜けていく」健やかな身体へ導きます。
  • 対象となる主な疾患・お悩み: 坐骨神経痛、腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、梨状筋症候群、痛み止め(リリカ・ロキソニン等)や湿布が手放せない方
目次

坐骨神経痛とは?西洋医学的なメカニズムと病院での検査・お薬

「坐骨神経」は、腰から出てお尻(臀部)、太ももの裏側を通って足先まで伸びている、人体の中で最も太く長い末梢神経です。この坐骨神経が何らかの理由で圧迫されたり、刺激を受けたりして生じる激しい痛みやしびれ、麻痺感などの症状を総称して「坐骨神経痛」と呼びます(※病名ではなく「症状の名称」です)。

坐骨神経痛を引き起こす代表的な疾患

  1. 腰椎椎間板ヘルニア: 骨と骨の間にあるクッション(椎間板)が飛び出し、神経を圧迫します。20代〜50代の比較的若い世代〜働き盛りに多く見られます。
  2. 腰部脊柱管狭窄症: 加齢に伴い背骨の中の神経の通り道(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫されます。60代以上の高齢世代に多く、「少し歩くと足がしびれて休むとまた歩ける(間欠性跛行)」が特徴です。
  3. 梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん): 腰ではなく、お尻の奥にある筋肉(梨状筋)が固く凝り固まり、その下を通る坐骨神経を締め付けることで発症します。長時間の座り仕事やスポーツ等で多く見られます。

※「座っているとお尻のえくぼのあたりが痛い」という方は、この梨状筋タイプかもしれません。こちらの記事でくわしくお話ししています。

座っていると「お尻のえくぼ」が痛い…その坐骨神経痛、原因は腰ではなく「お尻のコリ」かも? | 新宿の漢方…
「座っているとお尻の奥がジンジンする」「車から降りる時に足へ電気が走る」——原因は腰ではなくお尻の筋肉かもしれません。新宿の漢方薬局「太陽堂」…
新宿の漢方薬局【太陽堂】

病院(整形外科)で行われる主な検査

  • レントゲン(X線)検査: 骨の変形、骨と骨の間隔(椎間板の擦り減り)を確認します。
  • MRI検査: レントゲンには写らない椎間板ヘルニアの突出具合や、脊柱管内の神経圧迫の様子、周囲の炎症状態を詳細に画像化します。
  • 徒手検査(SLRテスト、FNSテストなど): 足を持ち上げたり伸ばしたりして、どの神経根が刺激されているかを診察します。

病院で処方される代表的なお薬(西洋薬)

病院では、痛みの段階に合わせて以下のようなお薬が処方されます。

  • 消炎鎮痛剤(ロキソニン、セレコックス、ボルタレンなど): 炎症を引き起こす物質(プロスタグランジン)の生成を抑え、急性の痛みを和らげます。
  • 神経障害性疼痛治療薬(リリカ/プレガバリン、タリージェ、サインバルタなど): 過敏になった神経からの「痛みシグナル」の伝達を脳の段階でブロックします。
  • 筋緊張緩和薬(ミオナール、テルネリンなど): 腰やお尻の筋肉の張りを和らげます。
  • 神経ブロック注射: 神経の周りや硬膜外腔に局所麻酔薬やステロイドを直接注入し、強い痛みを遮断します。

これらのお薬や注射は、痛みを素早く和らげて日常生活を送れるようにするための大切な危機回避の手段です。

しかし、「痛み止めを飲むと少し楽になるけれど、効果が切れるとまた激痛が走る」という状態を繰り返している場合、それはお薬が「脳に届く痛みの信号を一時的に遮断しているだけ」であり、神経の周りで起きている炎症やくすぶり、患部の血流障害という「痛みの土台」そのものが置き去りになっている可能性があります。

【要注意】すぐに専門医を受診すべき危険なサイン

坐骨神経痛の中には、急速に神経が損傷を受けて救急処置(緊急手術など)を必要とするケースがあります。

以下のサイン(重篤な神経症状:馬尾症状など)が見られる場合は、漢方薬を試す前に、迷わずすぐに整形外科や大規模病院を受診してください。

  • 足に力が入らず、スリッパが脱げてしまう、つまづいてまともに歩けない(著しい筋力低下・下肢麻痺)
  • 尿が出にくい、尿が出た感じがしない、または便や尿が漏れてしまう(排尿・排便障害)
  • お尻や股の周り(陰部)の感覚がすっかり麻痺して鈍くなっている

また、こうした緊急のサインがなくても、痛みの頻度や強さが増してきている、痛む時間帯が広がってきているという場合は、まず病院の受診をおすすめします。できれば血液検査やレントゲンなどの検査もあわせて受けておくと、その後の体質ケアを進めるうえでも安心の土台になります。

【薬剤師コラム①】「薬のループ」から抜け出すために

担当薬剤師:石川 満理奈

太陽堂へ坐骨神経痛のご相談に来られる方の経緯をお伺いすると、驚くほど多くの方が同じような「お薬のループ」で立ち止まっていらっしゃいます。

「ロキソニンやリリカを毎日飲んでいるけれど、痛みやしびれが根本から引いていかない」

「湿布を貼り続けて皮膚が荒れてしまった」

「整形外科で『これ以上よくならなければ手術ですね』と言われ、途方に暮れている」

また最近は、「病院で『治らない可能性もあるから、うまく付き合っていくしかない』と言われ、それなら漢方を試してみようと思った」という経緯で来られる方も一定数いらっしゃいます。

痛み止めのお薬は、例えるなら「火災報知器の警報音(痛みの信号)を一時的に止めるスイッチ」です。今起きている激痛をやり過ごすためには非常にありがたい存在ですが、報知器の音を止めても、奥で壁がくすぶり続けていれば、お薬の効果が切れた瞬間に再びアラームが鳴り響いてしまいます。

「火種(神経周囲のくすぶる炎症)」を消し、燃えやすい環境(冷えと血流障害)を整えてあげること。この「痛みの土台ケア」こそが、湿布とお薬のループから抜け出すためのカギとなります。

【比較表】西洋医学(病院の治療)と漢方薬(太陽堂)のアプローチの違い

比較項目西洋医学(病院のアプローチ)漢方薬(太陽堂の体質ケア)
主な目的脳へ届く痛みの信号を直接遮断・物理的圧迫の解除神経周囲の微小炎症の沈静化、血流(瘀血)と骨・筋肉の土台改善
得意なこと激痛時の即効的な痛みの遮断、MRI等による画像診断、手術による物理除去「湿布・鎮痛剤に頼らない身体作り」、しびれの和らげ、冷えによる再発防止
代表的な手段消炎鎮痛剤(ロキソニン等)、神経障害性疼痛薬(リリカ等)、ブロック注射、手術炎症を抑える生薬、血流を促す活血薬、骨・筋を補う補腎薬のオーダーメイド処方
身体へのアプローチ痛みシグナルの受容体や伝達回路へ局所的に作用腰〜下肢全体の微小循環と自律神経、代謝環境を総合的に底上げ
両者の関係性激痛期を安全に乗り切り、障害部位を特定する「最前線の防波堤」痛みがぶり返さない健やかな神経環境を内側から育てる「頼もしい土台」

漢方から見た「坐骨神経痛が起きやすい3つの体質タイプ」

漢方では、腰から足へかけての神経痛を単に「腰だけの不具合」として捉えず、体内の気・血・水(き・けつ・すい)の巡りや、腰と骨を司る臓器「腎(じん)」の蓄えから紐解いていきます。

太陽堂では、患者さまの痛みの出方や体質に合わせて主に以下の3つのタイプを組み合わせてアプローチします。

① 神経の周りに熱・炎症が強くくすぶっているタイプ(湿熱・炎症)

  • 主な症状: ズキズキ・ジンジンとした強い痛みが持続する、痛む部位が熱っぽく感じる、少し動かすだけで激痛が走る。
  • 漢方的見解: 骨や筋肉の摩擦、神経の圧迫部位に過剰な「熱」と不要な「湿気」がこもり、激しい炎症を起こしている状態です。
  • アプローチ: 太陽堂の組み立ての中心となるタイプです。神経周囲のこもった炎症と熱を和らげる生薬を優先し、激しい痛みの火種を素早く静めていきます。

② 血流が滞り、冷えで痛みが悪化するタイプ(瘀血・寒邪)

  • 主な症状: 足先やお尻が冷えると痛みが強まる、お風呂で温まると少し楽になる、ビリビリ・ジンジンとしたしびれが強い、夜間に痛む。
  • 漢方的見解: 下半身の血流(血:けつ)が滞って「瘀血(おけつ)」となり、さらに冷え(寒邪)が加わることで血管と筋肉が収縮し、神経への栄養供給がストップしている状態です。
  • アプローチ: 滞った血流を巡らせる「活血薬(丹参・川芎など)」や、身体を芯から温める生薬を組み合わせて、神経に酸素と栄養が届く環境を作ります。

③ 加齢や過労で腰や骨の土台が弱っているタイプ(腎虚・気血両虚)

  • 主な症状: 長時間立っていたり歩くと腰やお尻が崩れそうになる、慢性的な鈍痛がある、足に力が入りにくい、年齢とともに悪化してきた。
  • 漢方的見解: 東洋医学において「腎(じん)」は骨や関節、腰を司る最も重要な臓器とされます。加齢や長年の疲労によって腎の蓄えが減ると、腰椎や椎間板を支える土台そのものが脆くなってしまいます。
  • アプローチ: 骨や筋肉の土台を補強する「補腎薬(地黄・牛膝など)」を用いて、腰と下半身の骨組みを力強く養います。

大事なのは、太陽堂では「ヘルニアだから」「狭窄症だから」と病名で漢方を決めているわけではない、ということです。その方の症状——どこが、いつ、どう痛むか——に合わせて、この3つの方向の組み合わせを変えていきます。

実際の組み立てでは、大きく「骨・筋肉由来」か「血流由来」かに大別し、自律神経が絡んでいないかも踏まえながら、まず痛みの鎮静を図る漢方から始めます。そして症状の改善が見られたら、体質を整える漢方への移行を検討する——という二段階で進めていきます。

【薬剤師コラム②】回復のサインは「痛みが下に降りて抜けていく」

担当薬剤師:林 泰太郎

長年、坐骨神経痛で悩む患者さまの経過を観察してきた太陽堂ならではの、大変興味深い「回復のサイン」があります。

それが、「痛みやしびれの波が、お尻から足先へ向かって下に降りていき、最後に抜けていく」という現象です。

本格的に体質ケアが進んでいくと、最初はお尻の奥や腰のあたりにあった激しい痛みが、少しずつお尻 → 太ももの裏 → 膝の裏 → ふくらはぎ → 足先・指先へと、まるで痛みの中心地が体の端っこへ逃げていくように移動しながら軽くなっていくケースが多く見られます。

途中で「前はお尻が痛かったのに、今日はふくらはぎのあたりが痛む。悪化したのでは?」と不安になられる方がいらっしゃいますが、これは体内の血流が巡り始め、滞っていた炎症が外へ外へ押し出されている順調な回復のプロセスであることが非常に多いのです。

この回復の法則を知っておくだけで、途中で不安にならず、安心して前向きに体質ケアを続けていただくことができますよ。

正直な話:変化を感じやすい方、時間がかかる方

「漢方で良くなりますか?」への一番正直な答えは、「あなたの坐骨神経痛の年数によります」です。

発症してから日が浅い方は、変化を感じるのも比較的早い傾向があります。一方で、「10年前から」というような慢性的な方は、どうしても時間がかかります。長い年月をかけて染み付いた炎症と血流の悪さを立て直すには、相応の期間が必要だからです。

これは裏を返せば、「いつか手術」と言われて悩んでいる今こそ、一番早いタイミングだということでもあります。

また、年数のほかにも、ご相談の経験から見えてきた「共通点」があります。

  • 変化を感じやすい方: 体内の血や水の「滞り」が見られる方、筋力が低下している方。漢方が得意とする「巡り」と「土台」の立て直しが、そのまま痛みの環境の改善につながりやすいタイプです。
  • 時間がかかることもある方: 手術後に再発した方、軟骨のすり減りやヘルニアが進んでいる方、神経ブロック注射を数多く受けてこられた方。変化が期待できないわけではありませんが、じっくり構えていただく必要があります。

【改善実例】太陽堂での体質ケアのエピソード

①【坐骨神経痛・左足のしびれと冷え】40代 女性|炎症+血流の組み立てで、8ヶ月でご卒業

【ご相談時の状態】 何ヶ月か前に腰に痛みを感じて病院を受診し、「坐骨神経痛」と診断されました。痛みがだんだん酷くなってきており、「腰の痛み」「左足のしびれ」「冷え」が気になるとのこと。動いている時も、朝方起きる時も痛い状態でした。

【太陽堂の提案】 ①炎症を取る煎じ薬 ②血流を良くするお薬 の2種類を組み合わせてお渡ししました。まさに「炎症+血流」という、太陽堂の基本の組み立ての実例です。

  • 3ヶ月後: 大分痛みが和らぎ、少しずつ良くなってきました。
  • 5ヶ月後: 少し前からさらに痛みが少なくなり、調子の改善が見られました。
  • 8ヶ月後: 痛みがほとんどなくなったとのことで、ご本人のご希望により服用終了(ご卒業)となりました。
2019 12/06 坐骨神経痛[服用終了] | 新宿の漢方薬局【太陽堂】
昭和47年生 女性 こんにちは。今日の患者さんは「坐骨神経痛」の方になります。 何ヶ月か前に腰に痛みを感じ病院に行った所、「坐骨神経痛」と診断。…
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②【脊柱管狭窄症による坐骨神経痛】60代 女性|8ヶ月で痛みが10→2〜3に

【ご相談時の状態】 何年か前から腰を痛め、病院で「脊柱管狭窄症(坐骨神経痛)」と診断。たまに痛くなることはあったものの、今回は普通に歩けないほどの痛みが出始めたためご相談に来られました。左腰からお尻の間に1日中痛みが続き、歩いたり立ったりすると痛み、酷い時は座っていても痛む状態でした。

【太陽堂の提案】 ①痛みを鎮める漢方薬 ②炎症を鎮める漢方薬 の2種類を組み合わせてお渡ししました。

  • 1ヶ月後: 長時間立ったり歩いたりするとまだ痛みはあるものの大分良くなり、座った時の痛みは完全になくなりました。
  • 4ヶ月後: 長く座ったときや立ちっぱなしの時の痛みは残るものの、前の月に比べると大分調子が良いとのこと。
  • 8ヶ月後: 当初の痛みを10とすると2〜3程度まで軽減し、痛みのない時のほうが多くなっています。
2026 07/17 脊柱管狭窄症(坐骨神経痛)[8ヶ月] | 新宿の漢方薬局【太陽堂】
昭和34年生 女性 こんにちは。今日は「脊柱管狭窄症(坐骨神経痛)」の方のお話です。 ■ ご相談に来られたとき 何年か前から腰を痛め、病院で「脊柱…
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※効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。

ご自宅でできる坐骨神経痛のセルフケア・食養生

  1. お尻の筋肉(梨状筋)を優しくストレッチする: 仰向けになり、片方の膝を曲げて胸の方へ引き寄せたり、膝を立てて外側に倒すストレッチを行いましょう。お尻の奥の梨状筋のコリをほぐすことで、坐骨神経への締め付けを物理的に和らげます(※激痛が走る場合は無理に行わないでください)。
  2. 「冷え」を徹底的に防ぎ、湯船で温める: 冷えは下半身の毛細血管を収縮させ、痛みを倍増させます。夏場のエアコンや冬場の冷え込み対策として腹巻やレッグウォーマーを活用しましょう。お風呂はシャワーで済ませず、38〜40℃のぬるめのお湯に15分ほどゆったり浸かって腰とお尻を温めましょう。
  3. 長時間の「同じ姿勢(座りっぱなし)」を避ける: デスクワークや長時間のドライブは、体重がお尻の坐骨神経に直接かかり続け、血流を著しく悪化させます。45分〜1時間に一度は必ず立ち上がり、軽く歩いたり腰を回したりしましょう。
  4. 「腎」と「血」を補う食材を取り入れる: 東洋医学で骨と腰を養う黒い食材(黒ごま、黒豆、山芋、くるみ等)や、血流を良くする食材(青魚、レバー、大葉、玉ねぎ等)を毎日の食事に意識して取り入れましょう。

よくあるご質問(FAQ)

ロキソニンやリリカなどの病院のお薬と漢方薬は併用できますか?

はい、基本的には併用可能です。

病院の痛み止めで「今日の激しい痛みの信号を遮断して日常を守りながら」、漢方薬で「神経の炎症を静め、血流と骨の土台を立て直す」という役割分担が可能です。身体の土台が整ってくるにつれて、痛み止めに頼る回数や錠数が自然と減っていくことを目指せます。

病院で「最終的には手術しかない」と言われていますが、ご相談できますか?

はい、まさにそうした状態の方からたくさんのご相談をお受けしております。

「手術を受ける前に、身体の内側からできる体質ケアを試してみたい」という方に、漢方によるアプローチをご提案しております。もちろん、手術を否定するものではありません。「排尿排便障害」や「足に力が入らない」といった急性の馬尾症状が出ている場合は、病院での処置を最優先してください。

どのくらいの期間で変化を感じられますか?

お身体の状態や発症からの年数によりますが、まずは「3ヶ月」を一区切りの目安としてお願いしております。

発症して日の浅い方は1〜2ヶ月で痛みの和らぎを実感されることも多いですが、「5年前・10年前からずっと痛い」という慢性化した方は、長年かけて固まった血流障害や炎症を整えるため、半年〜1年程度じっくり取り組むケースが多くなります。3ヶ月続けて何の変化もなければ、組み立てを見直すタイミングです。

痛む場所がお尻から太もも、ふくらはぎへ「移動してきた」のですが大丈夫でしょうか?

はい、それは多くの患者さまに見られる「回復のプロセス(順調なサイン)」です。

コラムでも解説した通り、坐骨神経痛が良くなっていく際、痛みの中心地がお尻から足先へ向かって「下に降りて抜けていく」現象がよく見られます。痛みの範囲が足先へ移動しながら全体的に薄くなっていくようであれば、体質ケアが良い方向へ進んでいるサインですので、安心して続けてください。

坐骨神経痛と梨状筋症候群(お尻のコリが原因の痛み)は、どう見分けますか?

「痛みの中心が、お尻の深い部分かどうか」が聞き取りのポイントです。

梨状筋症候群の場合、痛みは臀部周辺の左右どちらか片側だけに出ることが多く、特に座っている時や股関節を動かした時に強くなりやすいのが特徴です。坐骨神経痛と似ることもあるため、太陽堂の店頭では「お尻の深い部分が痛みの中心かどうか」を丁寧にお伺いして見分けています。くわしくは梨状筋タイプの解説記事もあわせてご覧ください。

まとめ:痛みが「抜けていく」感覚を、あなたにも

「ロキソニンもリリカも効かないから、一生この痛みとしびれと付き合うしかないのかな……」

湿布と痛み止めのループの中にいると、どうしても未来への希望が見えなくなってしまいますよね。

しかし、坐骨神経痛には「お尻から足先へ、下に降りて抜けていく」という回復の道筋があります。そして、慢性化するほど時間がかかるからこそ、動くなら早い方がいいのです。

  1. まず病院(整形外科)のMRI検査などで危険な病態がないか確認する
  2. 痛み止めで急場を凌ぎつつ、お風呂やストレッチで下半身を冷やさない
  3. 漢方薬で神経周囲の炎症を和らげ、血流と「腎(骨・筋)」の土台を立て直す

このステップを揃えることで、長年悩んでいたお尻から足への激痛としびれを和らげ、再び自分の足で軽やかに歩ける毎日を目指していくことができます。

「手術を勧められたけれど、できる限りの体質ケアを試したい」

「痛みのない穏やかな日常を取り戻したい」

そんなお悩みを抱えている方は、どうぞ一人で抱え込まずに太陽堂へご相談ください。現在のお身体の状態や痛みの出方、発症からの年数を丁寧にお伺いし、全国対応のオンライン相談・店頭相談にて、あなたの体質に合わせた漢方ケアをご提案いたします。

【ご相談をご希望の方へ】

坐骨神経痛に対する具体的な漢方アプローチについては、こちらのページにて詳しく解説しております。全国対応のオンライン相談も承っておりますので、まずはお気軽にお声がけください。

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関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。

坐骨神経痛だけでなく、腰や足の痛みに関するさまざまなお悩みについても、太陽堂では数多くのご相談をいただいております。気になる症状がある方は、以下のページもあわせてご覧ください。

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太陽堂の特徴

”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”

特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。

特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

太陽堂がはじめての方へ

ご相談を考え始めた方は、まずこちらをどうぞ。

初めての漢方相談ガイド
漢方の料金の正直な話
改善症例の一覧
開局10年の記録

記事作成者 薬剤師 石川 満理奈

得意な疾患:胃腸疾患・耳鼻咽喉疾患・不妊症・婦人科・肝臓・腎臓

開業医だった父の影響で小さい頃から医療は身近に。

薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。

自分自身の胃腸の不調も漢方薬により改善。

よりご来局頂いた方の体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ。

記事作成者 薬剤師 林 泰太郎

実績:伝統漢方研究会 2015~2017年・2019年・2020年・2022年・2025年 学術発表

調剤薬局で3年間勤め、西洋の薬だけでは治療が難しい病気の壁に直面。

・「治療の難しい病気をなんとか治したい。」
・「ひとりでも多くの患者さんを笑顔にしたい。」

という想いから漢方の道へ。
漢方薬局で3年間修業をして、2015年 『漢方薬局 太陽堂』を立ち上げ。
開局10年を迎えた今も1ヶ月の平均来局数は900名を超え、お客様にご愛顧いただいている太陽堂の漢方薬剤師です。

太陽堂について詳しく見る
林先生 自己紹介

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    漢方の正しい飲み方ガイド|食前・食間の理由、苦い時の対策を専門家が解説

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  • 病院の漢方(粉薬)と漢方薬局の漢方(高品質な生薬・煎じ薬)の違いを左右で比較したイラスト。漢方薬局の値段が高い3つの理由を解説する、新宿・太陽堂のブログ用サムネイル画像。
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    なぜ漢方薬局の漢方は値段が高いのか?病院との3つの違いと納得の理由

    2025年12月19日
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  • 【薬剤師監修】排膿散及湯の効果が出るまでの期間は?急性の目安と「体質づくり」の見直し方
  • 【神経痛に効く漢方薬はどれ?】薬剤師の答えは「痛む場所で全然違う」…種類別の考え方と選び方

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  • 三叉神経痛への漢方アプローチを解説する動画のサムネイル画像。左側には、頬から顎にかけて走る鋭い痛み(赤い稲妻)に怯え、不安そうに顔を押さえる女性のイラストが薄暗いトーンで描かれています。対照的に右側は、明るい日差しが差し込む温かい部屋で、笑顔の医師が患者に漢方薬のお茶を勧めている様子が描かれています。手前のテーブルには数種類の生薬が並べられています。画像内には「いつ痛みが来るか分からなくて、外に出られない 三叉神経痛の不安と」「手術を決める前に試せる漢方の考え方」というテキストが配置されており、不安から安心へと向かう様子が優しい水彩画で表現されています。
    「いつ痛みが来るか分からなくて、外に出られない」——三叉神経痛の不安と、手術を決める前に試せる漢方の考え方
    2026年9月9日
  • 帯状疱疹後神経痛への漢方アプローチを解説する動画のサムネイル画像。左側には、胸の周りに赤い稲妻のような痛みを抱え、辛そうな表情をする男性のイラスト。その下には、時間の経過を示す時計と発疹の図解があります。右側には、笑顔で相談に乗る医師と女性患者の姿があり、中央には漢方の生薬(桂皮や花など)のイラストとともに「気の流れ」「血行改善」という矢印が描かれています。画像内には「帯状疱疹は治ったのに、痛みだけが残っている…」「今からできる!漢方の考え方」「長引く帯状疱疹後神経痛へのアプローチ」というテキストが配置されており、全体が温かみのある水彩画タッチで描かれています。
    「帯状疱疹は治ったのに、痛みだけが何年も残っている」——発症から時間が経った帯状疱疹後神経痛に、今からできる漢方の考え方
    2026年9月9日
  • 水彩画タッチのイラスト。左側には「【後縦靭帯骨化症】手術を勧められたけれど、迷っている 経過観察の『待つ時間』を『整える時間』に 漢方で進行をゆるやかにする考え方」という文字が大きく配置されています。右側には、窓辺で穏やかな表情で漢方茶を飲む女性が描かれ、その背骨に沿って優しくケアされるような光の粒が連なっています。背景には四季の移ろいを表す風景や季節が巡る時計盤が描かれて「待つ時間」を象徴し、周囲には人参や葛根などの漢方生薬が添えられています。
    「手術を勧められたけれど、迷っている」後縦靭帯骨化症——経過観察の「待つ時間」を「整える時間」に。進行をゆるやかにする漢方の考え方
    2026年9月8日
  • 水彩画風のイラスト。緑のハーブ園を背景に、テーブルに座った中年女性が、ヘバーデン結節で変形した自分の指先を不安げに見つめている。テーブルの上には、様々な生薬の束と、湯気の立つ漢方薬が入ったカップが置かれている。右上のテキスト「【ヘバーデン結節】」と「指の変形は元に戻る?」の下に、大きなテキスト「「治療法がない」と言われた方へ」。その下に「正直な答え」と「漢方の考え方」のテキストが続く。ヘバーデン結節の治療と漢方のアプローチについて説明するサムネイル。
    【ヘバーデン結節】指の変形は元に戻る?——「治療法がない」と言われた方への正直な答えと漢方の考え方
    2026年9月3日
  • 水彩画タッチのイラスト。左側には手首や指の痛みに悩み、「手術」と書かれた紙を持って不安そうな表情の女性が描かれています。右側には、漢方生薬が入った器を両手で優しく差し出す様子が温かいタッチで描かれています。画像には「【腱鞘炎・ばね指】『次は手術』と言われて迷っている方へ 産後・更年期に多い理由と、漢方の考え方」という文字が配置されています。
    【腱鞘炎・ばね指】「次は手術」と言われて迷っている方へ——産後・更年期に多い理由と、漢方の考え方
    2026年9月2日
  • 水彩画タッチのイラスト。左側には牛乳瓶にバツ印がつけられ、代わりに小魚や海藻類(昆布やわかめ)の食養生が推奨されるイラストが描かれています。右側には、病院の薬と漢方のお茶を両方手に持ち、笑顔でリラックスしているシニア女性が描かれています。画像には「【骨粗鬆症】骨密度が下がってきた方へ 病院の薬と併用しながら 『骨を育てる』牛乳より海藻・小魚 漢方の考え方」という文字が配置されています。
    【骨粗鬆症】骨密度が下がってきた方へ——病院の薬と併用しながら「骨を育てる」漢方と、牛乳より海藻・小魚の食養生
    2026年9月2日
  • 「【線維筋痛症】リリカ・サインバルタを飲んでも痛い、副作用がつらい方へ——『気血水+活力』から整える漢方の考え方」というタイトルが書かれた水彩画風のサムネイル画像。中央には全身の痛みや不調でつらそうな女性、左側には処方薬(リリカ・サインバルタ)のボトルと「だるさ・めまい・吐き気」などの副作用への悩み、右側には漢方の生薬とともに「気・血・水・活力」の巡りを表すサイクル図が描かれています。
    【線維筋痛症】リリカ・サインバルタを飲んでも痛い、副作用がつらい方へ——「気血水+活力」から整える漢方の考え方
    2026年8月28日
  • 水彩画風のサムネイル画像。白衣を着て生薬の入った器を持つ女性薬剤師のイラストとともに、「【脊柱管狭窄症】におすすめの漢方薬は?薬剤師の正直な答え『体質で全然違う』」「炎症と骨から立て直す考え方」というテキストが大きく書かれています。右側には背骨と神経の圧迫を示すイラストや薬草が描かれています。
    【脊柱管狭窄症におすすめの漢方薬は?】薬剤師の正直な答え「体質で全然違う」…炎症と骨から立て直す考え方
    2026年8月21日
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