
「検査をしても、どこにも異常が見つからないのに痛い…」
「体のあちこちにビリビリ、ジンジンする痛みが出てきて辛い…」
「痛みのせいで何もやる気が起きず、落ち込む日が増えていく…」
「痛み止めの薬が増えるばかりで、一生このままかと不安になる…」
神経障害性疼痛(しんけいしょうがいせいとうつう)は、神経そのものの傷や、神経の誤作動によって起こる痛みです。
明確な原因がはっきりしないまま、3ヶ月以上も長引く痛みは「慢性疼痛(まんせいとうつう)」と呼ばれ、痛みが生活の中心になってしまう深い辛さがあります。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、ペインクリニックや整形外科での治療と併用しながら、長引く痛みの原因となる「痛みの記憶(自律神経の過緊張)」と「血流の滞り」の2つに働きかけ、痛みに振り回されにくい体を内側から整えるご相談をお受けしています。
※坐骨神経痛など、その他の痛みについてのお問い合わせも多くいただいております。
【この記事の結論:「神経障害性疼痛(慢性疼痛)」に対する漢方の考え方】
- 不調の正体(原因):西洋医学では「神経の傷や誤作動で、脳に痛みの信号が出続ける状態。画像検査などで原因が見つからないことも多い」とされます。漢方では、過去の病気やケガによる「痛みの記憶(自律神経の乱れ)」と「血流の深刻な滞り(瘀血)」が重なった状態と考えます。
- 漢方の考え方:痛みを無理に抑え込む(神経を麻痺させる)のではなく、自律神経を整える漢方薬と血流を整える漢方薬を体質に合わせて組み合わせ、痛みが過敏になりにくい・長引きにくい体の土台を養います。
- 対象となる主なお悩み:検査で異常がないのに痛みが続く、ビリビリ・ジンジンする痛み、あちこちが移動して痛む、痛みで気分が落ち込む、帯状疱疹や三叉神経痛のあとの後遺症。
神経障害性疼痛(慢性疼痛)とは?西洋医学の原因と病院での治療
はっきりした原因が見当たらないのに、体のあちこちに痛みが慢性的に起こる状態を指します。主に40代以上に多いですが、若い方でも過去に患った病気やケガ、ストレスなどがきっかけとなって発症することがあります。
主な症状ときっかけ
- 痛みの出方: ズンとくるような鈍い痛み(鈍痛)が続くこともあれば、時に刺すような激しい痛みが出ることもあります。ビリビリ・ジンジンする、電気が走るような痛みも神経障害性疼痛の特徴です。
- きっかけになりやすいもの: 帯状疱疹(ヘルペス)のあとの痛み、糖尿病による末梢神経の傷み、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症のあとの神経の圧迫、手術やケガのあと。明確なきっかけが全く見つからないことも多々あります。
- 期間: 原因不明の痛みが「3ヶ月以上」続くと、慢性疼痛と呼ばれます。
※急に強くなる激しい痛み、手足に力が入らない・麻痺やしびれが急激に広がる、発熱を伴う痛みは、重篤な疾患が隠れていることがあります。直ちに医療機関(救急)を受診してください。
病院での検査とお薬の分類
問診と診察のうえ、必要に応じてMRIなどの画像検査や血液検査で痛みの原因(骨や神経の物理的な圧迫など)を探します。しかし、検査をしても明確な原因が分からないことも多いのがこの病気の特徴です。
治療は、神経の過剰な興奮をやわらげるお薬(プレガバリンなど)が中心になります。また、痛みの種類や状態によっては、抗うつ薬や抗けいれん薬の仲間が「痛みの治療薬」として処方されることもあります。そのほか、ペインクリニックでの神経ブロック注射や、リハビリテーションが行われます。
西洋医学の治療は、神経の痛みの信号を直接抑えることに優れています。「薬が増えるばかりで良くなっている気がしない」とお悩みの方は、病院の治療を土台としながら、漢方で血流や自律神経といった「痛みを感じやすい体質」を見直していく併用をおすすめしています。
漢方での考え方|「痛みの記憶」と「血流の乱れ」に働きかける
慢性的な痛みが続くと、痛みのことしか考えられない日が増えていき、やる気を失って毎日が憂鬱になり、結果として「うつ症状」につながってしまうことも少なくありません。
また、「帯状疱疹後神経痛」や「三叉神経痛」「線維筋痛症」といった病気をきっかけに、元の傷や病気が治ったあとも、脳や自律神経が「痛みを覚えてしまっている」ことがあります。太陽堂ではこれを「痛みの記憶」として、漢方を選ぶ大切な手がかりにしています。
太陽堂では、神経障害性疼痛(慢性疼痛)の原因を、「自律神経の過緊張(過去の病気による痛みの記憶)」と「血流の滞り」と考えています。
- 自律神経(痛みの記憶)が考えられる場合: 「自律神経を整える漢方薬」を使います。
- 血流の乱れに対しては: 「血流を整える漢方薬」を使います。
- 痛みの出方や部位がはっきりしている場合は: 「痛みの種類に合わせた漢方薬」を使っていきます。
| 漢方の見立て | 主な自覚症状と体質 | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 痛みの記憶・自律神経の乱れ 「肝気鬱結(かんきうっけつ)」 | 過去の病気やケガのあとから痛みが続く。ストレスを感じると悪化する、気分の落ち込みや不眠を伴う。 | 【自律神経を整える漢方薬】 過度に緊張した自律神経をゆるめ、痛みに過敏になった状態(痛みの記憶)を和らげます。 |
| 血流の乱れ・滞り 「瘀血(おけつ)」 | 同じ場所が刺すように痛む。夜間や冷えで悪化する、舌の色が暗い、肩こりがひどい。 | 【血流を整える漢方薬】 滞った古い血の巡りをスムーズに促し、神経の周りに栄養を届けて痛みの出にくい巡りを作ります。 |
| 痛みの出方がはっきりしている | ビリビリ・ジンジンする神経特有の痛み。痛む部位が移動せず決まっている。 | 【痛みの種類に合わせた漢方薬】 痛みの性質(冷え、湿気、熱など)に合わせて、合う漢方薬を体質に組み合わせて対応します。 |
※漢方薬はお一人おひとりの体質に合わせてお作りします。病院でのお薬の内容をうかがったうえで、その方に合う組み合わせをご提案いたします。
※この内容以外にも「太陽堂が考える神経痛と関節痛」についてお話しを書いています。どうぞ参考にされて下さい。
【薬剤師コラム①】「痛くて動けない」が痛みを長引かせる悪循環に
担当薬剤師:前原(調剤薬局での勤務経験あり)
慢性的な痛みを抱える患者様とお話ししていると、「痛いから動きたくない、動かないから筋肉が落ちて血流が悪くなり、余計に痛みが強くなる」という悪循環に陥っている方が多いことに気づきます。
そして何より、「いつ痛くなるか分からない」「一生治らないのではないか」という強い不安そのものが交感神経を刺激し、痛みに過敏な体質を作り上げてしまいます。これが漢方で言う「自律神経の乱れ(痛みの記憶)」です。
病院の痛み止めで痛みをコントロールしつつ、漢方薬で血流を促し、高ぶった自律神経をリラックスさせる。この両輪が揃うことで、「痛いけれど、少し動いてみようかな」と前向きな気持ちが芽生え、悪循環から抜け出すきっかけになります。一人で痛みを我慢せず、まずは今のお気持ちをお聞かせください。
【改善実例】太陽堂での体質改善エピソード
ここでは、検査で異常が見当たらない長引く痛みに悩まれていた方の記録をご紹介します。
70代・女性|鼻の横や手指の痛み、原因不明の痛みからの変化
- ご相談時の状態: 1年ほど前から身体に痛みを感じるようになり、病院を受診したところ「神経障害性疼痛」との診断。病院のお薬で様子を見ていましたが症状に改善が見られないため、ご相談に来られました。症状は「鼻の横」や「腕や手の指」にあり、検査しても特に異常は見当たらないとのことでした。
- 漢方薬によるアプローチ: 痛みを鎮める漢方薬、血や水の流れを整える漢方薬、自律神経を整える漢方薬の3種類をお渡ししました。
- 経過:
- 服用開始から2ヶ月: 手指の痛みが軽減しているとのことでした。
- 服用開始から4ヶ月: 以前よりも楽な日が増えているとのこと。鼻の横の痛みも減っているとのことでした。
- 服用開始から8ヶ月: 痛みがほとんどなくなっているとのことでした。
- 服用開始から1年1ヶ月: 穏やかに過ごせているので、漢方の量を減らして様子を見ることにしました。
- 服用開始から1年8ヶ月: 痛みの全くない日が続いているので、漢方を最小量お渡しして終了となりました。
徐々に改善が見られて安心いたしました。このまま調子よく過ごせるとなによりですね。
※効果には個人差があります。体調の変化(痛みの波の軽減など)を感じるまでの期間は、早い方で1〜3ヶ月程度が目安です。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 からだの痛み) どうぞ参考にされて下さい。
【薬剤師コラム②】「天気が悪いと痛む」のは水毒のサインです
担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
「雨が降る前日や、台風が近づくと決まって古傷が痛んだり、ジンジンする痛みが増す」
慢性疼痛のご相談で、このような「お天気痛」を訴える方は少なくありません。
漢方では、こうした気圧や湿度の変化で痛みが悪化する状態を「水毒(すいどく:体の中の余分な水分の滞り)」のサインと考えます。余分な水分が神経や関節の周りに溜まり、冷えを伴って痛みを引き起こすのです。
このような方には、血流や自律神経を整える漢方に加えて、「余分な水をさばき、体を温める漢方薬」を組み合わせることで、天候に左右されない安定した体づくりを目指します。ご相談の際は、「どんな時に痛みが強くなるか」をぜひ詳しく教えてください。
自宅でできるセルフケア・食養生
漢方薬の服用と併せて、痛みに意識が集中しすぎない毎日と、血流を保つ生活を心がけましょう。
- 体を冷やさない: 冷えは血管を収縮させて血流を悪くし、痛みを強めやすくなります。シャワーで済ませず、入浴でしっかり温まる習慣をつけましょう。
- 無理のない運動とストレッチ: 軽い散歩やストレッチは血流を保ち、筋肉の緊張をほぐします。痛みの強い日は無理をせず、できる範囲で細く長く続けることが大切です。
- 睡眠を整える: 眠りが浅いと、脳が痛みに過敏になります。寝る前のスマホやカフェインを控え、リラックスして休める環境を作りましょう。
- 痛み日記をつける: いつ・どこが・どんな時に・どのくらい痛むかをメモしておくと、病院でも店頭でもご自身の状態を正確に伝えられ、適切な対応につながります。
- 痛み以外の時間を作る: 趣味や人との会話など、痛みから意識が離れる没頭できる時間は、痛みの悪循環(痛みの記憶)をゆるめる大きな助けになります。
よくあるご質問(FAQ)
特にお問い合わせの多い内容を「担当薬剤師の前原」がお答えいたします。
病院では「出すお薬がない」「原因不明」と言われました。漢方で良くなりますか?
「痛みがゼロになります」とはお約束できません。ただ、店頭では同じように原因不明の痛みでお悩みの方が、体質に合わせた漢方薬を続ける中で痛みの波が穏やかになり、楽になっていった方を見てきました。
検査で異常がなくても、漢方の視点で見ると「血流の滞り」や「自律神経の乱れ」が見つかることが多いです。体質も踏まえて漢方薬をお組みしていきますので、まずは今の状態をお聞かせください。
どうもストレスが関係していると思います。それに合う漢方薬はあるのでしょうか?
はい、あります。問診の中でストレスが痛みに強く関わっていると判断した場合は、「自律神経を整える漢方薬」を使っていくことが多いです。
ストレスは痛みを強めます。心と体はつながっていますので、お悩みの方は一度ご相談ください。
病院のお薬(痛み止めや神経のお薬など)と併用しても大丈夫ですか?
はい、病院のお薬と併用していただけます。
基本的には病院のお薬と漢方薬を飲む時間をずらして(食前・食後など)服用していただきます。飲み合わせを確認しますので、お薬手帳など現在の治療内容がわかるものをご持参ください。病院のお薬の減量や中止は、自己判断で行わず必ず主治医の先生にご相談ください。
費用はどのくらいかかりますか? 遠方でも相談できますか?
目安として、1週間あたり5,000円前後〜(1ヶ月で2万円前後から)とお考えください。相談料は無料です。お作りする前に必ず金額をお伝えし、ご納得いただいてからスタートします。
ご遠方の方には、ヒアリングシートのやり取りによるご相談も全国から承っております。
すぐに病院へ行った方がよいのは、どんなときですか?
急に強くなる激しい痛み、手足に力が入らない・しびれや麻痺が急に広がる、発熱を伴う痛みは、神経の炎症や別の重い病気が隠れていることがあります。漢方の対応ではなく、すぐに医療機関(救急)を受診してください。
漢方のご相談は、病院の検査で大きな異常がない(緊急性の高い病気ではない)ことを確認したうえでのご利用が安心です。
まとめ|痛みの記憶と血流を整えて、痛みに振り回されない毎日へ
検査で原因が見つからない痛みは、まわりに「気のせいじゃないの?」と言われることもあり、理解されにくく一人で抱え込みやすいお悩みです。
しかし、痛みがある以上、体の中には何らかの「乱れ」があると考えます。
病院の治療で痛みを抑えながら、漢方で「痛みの記憶(自律神経)」と「血流の乱れ」を体の内側から整える。
この両面からのアプローチで、痛みに振り回されず、心穏やかに過ごせる毎日を目指していきましょう。
一人で痛みを我慢せず、新宿の漢方薬局「太陽堂」へどうぞお気軽にご相談ください。

関係性の深い病気(ご相談も多数いただいております)
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。





