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【雨水の養生】明日は「雨水(うすい)」。薬剤師が教える、春の「重だるさ」と「湿邪」対策

2026 2/17
ブログ
2026年2月18日
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  3. 【雨水の養生】明日は「雨水(うすい)」。薬剤師が教える、春の「重だるさ」と「湿邪」対策
テーマ: 雨の季節の「重だるさ」と、温かい養生 窓の外の春雨と、温かいお茶でほっとする女性を描き、記事の内容を直感的に伝えます。

明日、2月19日は二十四節気の「雨水(うすい)」です。

空から降るものが雪から雨へと変わり、積もった雪や氷が解けて水になる……という意味で、本格的な雪解けと春の訪れを告げる節気です。

農耕の準備を始める目安とされるめでたい時期ですが、私たち漢方薬剤師にとっては、相談が増え始める「要注意」な時期でもあります。

「なんだか体が鉛のように重い」
「頭が締め付けられるように痛い」
「古傷が痛む」

もし今、そんな不調を感じているなら、それは体の中に余分な水分が溜まる「湿邪(しつじゃ)」の仕業かもしれません。

今回は、太陽堂の薬剤師の中でも「痛み」と「胃腸」を専門とする2名が、この時期特有の不調の原因と対策を解説します。

目次

春の重だるさの正体「湿邪(しつじゃ)」とは?

漢方では、人体に悪影響を及ぼす環境要因(邪気)の一つに、過剰な湿気である「湿邪(しつじゃ)」があります。

雨水以降、雨が増えて湿度が上がると、この湿邪が体に入り込みやすくなります。

循環器・痛みの専門家が見る「雨と痛み」の関係

ここで、病院薬剤師としての経験を持ち、循環器や身体の痛みに詳しい「薬剤師・椙田(すぎた)先生」の見解を聞いてみましょう。

薬剤師:椙田 彩純(担当:循環器・身体の痛み)

「病院勤務時代、雨の日になると『古傷が痛む』『めまいがする』と訴える方達を多く見てきました。

西洋医学では『気象病』として扱われますが、漢方ではこれを『湿邪が経絡(気の通り道)を塞いでいる状態』と捉えます。

湿邪は、濡れた綿のように重く、ベタベタとしてしつこいのが特徴です。特に関節に溜まると、重だるい痛みを引き起こします。

『検査では異常がないのに体が重くて辛い』という方は、まさにこの湿邪を取り除くケアが必要なんです。」

あなたの体は「水没」気味?湿邪チェック

「ただの疲れだと思っていたけれど……」

以下の表で、あなたの体に余分な水分(湿)が溜まっていないかチェックしてみましょう。

チェック症状(サイン)漢方的な状態
□体が鉛のように重だるい湿邪が筋肉や関節にまとわりついている。
□頭が帽子で締め付けられるように重い「頭重(ずじゅう)」と呼ばれる、湿邪特有の症状。
□舌の縁に「歯型」がついている舌がむくんで膨張し、歯に押し付けられている証拠。
□夕方になると靴がきつい(むくみ)重力で水分が下に溜まり、排泄できていない。
□便がベタついてすっきり出ない消化器系に湿気が溜まり、排泄機能が乱れている。
□雨の日に古傷や関節が痛む外気の湿気が体内の湿気と呼応して痛みを引き起こす。
体に湿気(湿邪)がまとわりついて重だるい様子を、水彩の優しいタッチで表現しました。

湿気は「胃腸」の大敵!

チェックリストに「便の不調」がありましたが、これについて、自身の胃腸トラブルを漢方で克服した経験を持つ「薬剤師・石川先生」が解説します。

薬剤師:石川 満理奈(担当:胃腸・体質改善)

「私自身、もともと胃腸が弱く、湿気の多い時期になると食欲が落ちたり、お腹が張ったりしていました。

漢方では『脾(ひ=胃腸)』は乾燥を好み、湿気を嫌う臓器と言われています。

部屋干しの洗濯物が乾きにくいのと同じで、体の中に湿気が多いと、胃腸の働きも鈍って消化不良を起こしてしまうんです。

この時期、『冷たい水をガブガブ飲む』のはNGです。胃腸の中にさらに雨を降らせるようなものなので、温かいお茶などで優しく水分補給をしてくださいね。」

今すぐできる!「水はけ」を良くする養生法

二人の薬剤師のアドバイスをもとに、体に溜まった余分な水を追い出し、胃腸を元気にするためのケアをまとめました。

1. 「利水(りすい)」食材で水を出す

普段の食事に、水分代謝を助ける食材をプラスしましょう。

  • 豆類(小豆、黒豆): 煮汁ごと摂るのがおすすめ。小豆茶や黒豆茶も効果的です。
  • ハトムギ: 体の余分な熱と水分を取る名薬。お茶やご飯に混ぜて。
  • 春の苦味野菜(菜の花、フキ): 解毒作用があり、停滞したものを動かします。
漢方で「利水(りすい)」作用があるとされる食材の水彩イラスト。小豆、黒豆、ハトムギ(粒とご飯)、菜の花、フキ、温かい黒豆茶が木製のテーブルに並んでいる様子。

2. 「甘いもの・脂っこいもの」を控える

お菓子や脂っこい食事、アルコールは、体の中で「ヘドロのような湿気」に変わりやすく、血流も悪くしてしまいます。

体が重いと感じる時は、和食中心のあっさりした食事に切り替えるだけでも体は軽くなります。

雨水の養生・よくある質問(FAQ)

部屋の除湿も効果がありますか?

はい、とても大切です。

生活環境の湿気(外湿)は皮膚から体に入り込みます。

雨の日は除湿機を活用したり、濡れた髪や服はすぐに乾かすなど、体を冷たく湿った状態にしないよう心がけてください。

サウナで汗をかくのは良いですか?

大汗をかきすぎると「気(エネルギー)」も一緒に漏れ出てしまい、逆に疲れてしまうことがあります。

この時期は、じんわり温まる岩盤浴や半身浴で「うっすら汗ばむ程度」にするのがおすすめです。

まとめ:春に向けて体を「軽く」しよう

雨水は、草木が芽吹く準備をする時期です。

植物が水を吸い上げるように、私たちの体も活動的になっていきますが、余分な水が溜まったままだと根腐れを起こしてしまいます。

「なんとなく重だるい」という症状は、病気の前段階(未病)です。

この時期にしっかりと除湿ケアをしておくと、春の本番を元気に迎えることができます。

ひとりで悩まず、まずはその「重だるさ」をご相談ください。

私たち太陽堂の薬剤師が、あなたの体質に合わせた漢方で、心身ともに軽くなるお手伝いをさせていただきます。


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”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”

特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

特徴その2.
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「煎じ薬」をお勧めしております。

特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

記事作成者 薬剤師 石川 満理奈

得意な疾患:胃腸疾患・耳鼻咽喉疾患・不妊症・婦人科・肝臓・腎臓

開業医だった父の影響で小さい頃から医療は身近に。

薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。

自分自身の胃腸の不調も漢方薬により改善。

よりご来局頂いた方の体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ。

記事作成者 薬剤師 椙田 彩純 

担当疾患;循環器、身体の痛み

臨床検査技師の両親の影響で、幼い頃から医療に関心を持つ。

大学卒業後、病院薬剤師として勤務。

対症療法が中心の現場で、繰り返す入退院や長期投薬を目の当たりにし、「もっと力になれる方法はないか」と模索する中で漢方と出会う。

現在は漢方の持つ幅広さと可能性に魅了され、一人ひとりの体質に寄り添った根本改善を追求している。

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