
「鼻の中がカラカラに乾燥して、息を吸うだけでヒリヒリと痛む…」
「鼻の中に大きなかさぶたがビッシリと張り付き、取ると出血してしまう…」
「自分ではにおいが分からないが、周りに『嫌な臭い(悪臭)』がしているのではないかと怖い…」
「耳鼻科で鼻うがいや軟膏を出されたが、一時しのぎで一向に潤わない…」
「鼻の手術をしてから鼻腔が広がりすぎ、空気がスースー通り過ぎて苦しい…」
鼻の粘膜や骨が薄くペラペラに萎縮(いしゅく)してしまい、極度の乾燥と大きなかさぶた(痂皮)を引き起こす「萎縮性鼻炎」。
かさぶたに細菌が繁殖すると、独特の強い悪臭を放つようになるため「臭鼻症(しゅうびしょう)」とも呼ばれます。本人は嗅覚が落ちていて臭いに気づきにくいことも多く、「周りに不快な思いをさせているのでは」という強烈な不安から、対人関係に深い悩みを抱えられている方が非常に多い疾患です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、外から軟膏を塗ったり鼻うがいを繰り返したりするだけではなく、「なぜ粘膜に潤いを保つ力が失われてしまったのか」という根本的な『潤い不足(陰虚)』や『栄養を届ける血流の滞り(瘀血)』に着目し、体の内側から粘膜をみずみずしく保つ、穏やかな体づくりを漢方で優しくサポートいたします。
萎縮性鼻炎(臭鼻症)とは?西洋医学の限界と他疾患との違い
【太陽堂における萎縮性鼻炎(臭鼻症)の漢方まとめ】
- 原因: 西洋医学では「粘膜や鼻甲介(びこうかい)の萎縮・乾燥」とされるが、漢方では根本原因を、体内の潤い成分が枯渇した「陰虚(いんきょ)」や、粘膜に栄養を届ける血流の滞り「瘀血(おけつ)」と捉える。
- アプローチ: 不足した潤い(陰)を体内にたっぷりと補給し、鼻の粘膜の隅々まで栄養を届ける生薬を用いた煎じ薬で、根本的な体質改善を目指す。
- 目安期間: 粘膜の萎縮具合によるが、平均して数ヶ月〜年単位で「かさぶたが減った」「乾燥による痛みが和らいだ」と改善が見られるケースが多い。
萎縮性鼻炎は、原因不明で起こる「原発性」のものと、副鼻腔炎などの手術によって鼻の粘膜(鼻甲介など)を過剰に切除した後に起こる「続発性(エンプティノーズ症候群など)」のものがあります。
粘膜が萎縮すると、鼻水を分泌する腺も失われるため、鼻の中が砂漠のように乾燥し、細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
「副鼻腔炎(蓄膿症)」や「他の鼻トラブル」との違い
鼻の病気はいくつかありますが、萎縮性鼻炎は「乾燥」が最大の特徴です。
| 疾患名 | 主な症状と粘膜の状態 | 萎縮性鼻炎との違い・関係性 |
| 萎縮性鼻炎 (臭鼻症) | 極度の乾燥、かさぶた、悪臭、鼻の中が広すぎる感覚。 | 粘膜が薄くペラペラになり、潤いがない「カラカラ」の状態です。 |
| エンプティノーズ (空鼻症候群) | 息を吸っても吸った気がしない、激しい乾燥感。 | 鼻の手術で粘膜を取りすぎたことで起こる後遺症です。漢方のアプローチは萎縮性鼻炎と共通します。 |
| 副鼻腔炎・蓄膿症 | ドロドロの黄色い鼻水、鼻づまり、顔の痛み。 | 粘膜が腫れ上がり、膿(水分)が過剰に溜まっている「ジメジメ」した状態であり、真逆です。 |
| 嗅覚障害 | においが分からない、風味がしない。 | 萎縮性鼻炎が悪化すると、においのセンサーが乾燥して嗅覚障害を併発することがあります。 |
【西洋医学(病院)での一般的な治療】
耳鼻科では、生理食塩水による「鼻腔洗浄(鼻うがい)」でかさぶたを洗い流し、乾燥を防ぐための「保湿軟膏」を塗るなどの局所治療(対症療法)が中心となります。
悪臭がひどく細菌感染がある場合は、「マクロライド系抗生物質」が処方されることもあります。しかし、一度萎縮した粘膜を元に戻す特効薬はなく、「毎日鼻うがいと軟膏を続けて、一生付き合っていくしかない」と言われて深く絶望される方が少なくありません。
【薬剤師コラム①】「鼻うがいと軟膏」の限界
担当薬剤師:石川 満理奈(調剤薬局での勤務経験あり)
「毎日一生懸命に鼻うがいをして、軟膏を塗っていますが、数時間後にはまた鼻の中がカラカラに乾いて痛くなります」というご相談を非常によくお受けします。
鼻うがいや軟膏は、外側から一時的に乾燥を和らげ、清潔に保つために非常に有効な手段です。しかし、植物に例えるなら「枯れかけた葉っぱの表面に霧吹きで水をかけている」ような状態であり、根っこ(体内の水分保持力)が干からびていれば、すぐにまた乾燥してしまいます。
東洋医学では、鼻の粘膜を潤すのは体内の「陰(いん=血液や潤い成分)」の役割だと考えます。漢方では、外からの保湿に限界を感じている方に対し、「体の内側から潤いをコンコンと湧き上がらせ、粘膜の奥からみずみずしさを保つ」アプローチをご提案しています。
太陽堂の漢方アプローチ|「潤い」を補い、「血」を巡らせる
東洋医学(漢方)では、萎縮性鼻炎の根本原因を、
加齢や体質による体内の潤い成分の枯渇「肺陰虚(はいいんきょ)」
粘膜に栄養を届ける血流の滞り「瘀血(おけつ)」
乾燥によって生じた摩擦の熱「虚熱(きょねつ)」
と捉え、お身体の状態に合わせてアプローチします。
| お悩みのタイプ | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 鼻がカラカラに乾いて痛む 喉や肌、目も乾燥しやすい | 全身の潤い成分の枯渇(肺陰虚・陰虚) 「肺は鼻に開竅(かいきょう)する」と言われ、呼吸器系全体を潤す冷却水(陰)が不足し、砂漠のように乾燥している状態。 | 【たっぷりと潤いを補給する漢方】 体内に「陰(潤い)」をしっかりと補い(滋陰潤燥)、鼻の粘膜が内側からみずみずしさを保てる土台を作ります。 |
| 大きなかさぶたが張り付く かさぶたを取ると出血する | 血流の滞りと栄養不足(瘀血・血虚) 粘膜が薄くなり、毛細血管の血流が滞っているため、組織の修復に必要な栄養(血)が隅々まで届いていない状態。 | 【血流を促し、粘膜の修復を助ける漢方】 滞った「血(けつ)」をサラサラと流し、萎縮した組織に新鮮な酸素と栄養を届け、健康的な粘膜環境を育てます。 |
| 鼻から嫌な臭い(悪臭)がする 手足がほてりやすい | 乾燥による摩擦熱と老廃物(虚熱・湿熱) 潤いがないため体内に「空焚きの熱(虚熱)」が生じ、それに伴って細菌が繁殖し、悪臭(熱毒)を放っている状態。 | 【余分な熱をマイルドに冷ます漢方】 不足した潤いを補いながら、鼻の奥にこもった不要な熱を優しく冷まし、臭いの元となる炎症を穏やかに鎮めます。 |
【薬剤師コラム②】「臭い」への恐怖心がもたらす深いストレス
担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
萎縮性鼻炎(臭鼻症)でお悩みの方が最も苦しまれるのは、身体的な痛みよりも「自分の鼻から悪臭がして、周りに迷惑をかけているのではないか」という対人関係への強烈な恐怖心です。
満員電車やオフィス、ご家族との団らんの場でさえ、常に「臭っていないか」と気を張り詰め、精神的に追い込まれてうつ状態になってしまう方もいらっしゃいます。
しかし、この病気は決して「不潔にしているから」起こるわけではありません。粘膜のバリア機能が低下し、潤いが失われているという「体質のサイン」なのです。
漢方薬で体内の「陰(潤い)」が育ち、かさぶたができにくい環境になってくると、自然と細菌の繁殖も抑えられ、悪臭もマイルドになっていきます。
「最近、かさぶたが減ってきた」という身体的な小さな変化が、やがて「人前に出ても大丈夫かもしれない」という精神的な大きな安心感へと繋がっていきます。私たちがしっかりと伴走いたします。
この内容以外にも「太陽堂が考える鼻疾患」についてお話しを書いています。どうぞ参考にされて下さい。
萎縮性鼻炎のお悩みを和らげる漢方の症例
鼻うがいや軟膏ではどうにもならず、対人関係に深い悩みを抱えていた方が、漢方を取り入れることで「乾燥の痛みと臭いの不安がない日常」を取り戻された事例をご紹介します。
事例① 40代女性|鼻の手術後から続く「極度の乾燥と息苦しさ」
数年前に副鼻腔炎の手術を受けてから、鼻腔が広がりすぎてしまい、息を吸うたびに鼻の奥がツンと乾燥して痛むようになりました(エンプティノーズの症状)。毎日大きなどす黒いかさぶたができ、耳鼻科の軟膏を塗ってもすぐに乾いてしまいます。睡眠中も口呼吸になり、喉までカラカラになってご相談に来られました。
- お悩み: 手術後の萎縮性鼻炎(乾燥、痛み)、大きなかさぶた、喉の渇き。
- サポート内容: 粘膜の極度な潤い不足(肺陰虚)と血行不良(瘀血)と見立て、①呼吸器全体に潤い(陰)を補給する漢方薬、②粘膜まで血流を促す漢方薬をご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 鼻の奥の「ヒリヒリと割れるような痛み」が少し和らぎ、軟膏を塗る回数が減ってきました。
- 3ヶ月後: 鼻をかんだ時に出るかさぶたが、ガチガチの硬いものから、少し柔らかいものへと変わってきました。
- 半年後: 鼻の奥が自然と湿っている感覚が戻ってきました。「息を吸っても痛くないです!」とお喜びいただき、喉の乾燥も改善したため無事に服用終了(卒業)となりました。
事例② 30代男性|周囲の目が怖い「原因不明のかさぶたと悪臭」
特に手術などはしていませんが、数年前から鼻の中に硬いかさぶたがビッシリと張り付くようになりました。嗅覚が落ちて自分では分からないのですが、家族から「鼻から生臭いような嫌な臭いがする」と指摘され、ショックを受けてご来局されました。職場でも人が近づくのが怖く、強いストレスを感じておられました。
- お悩み: 臭鼻症(悪臭)、嗅覚低下、対人関係のストレスと不安。
- サポート内容: 乾燥による潤い不足(陰虚)と、それに伴うこもった熱と老廃物(虚熱・熱毒)と見立て、体に潤いを補いながら、鼻の奥の炎症の熱を冷ます漢方薬をご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 漢方を飲み始めてから、鼻の中の熱っぽい感覚が和らぎ、かさぶたを取った時の出血が減りました。
- 3ヶ月後: 大きなかさぶたができるペースが遅くなり、鼻うがいをした時の汚れが少なくなってきました。
- 半年後: 家族から「最近、鼻の臭いが全然気にならなくなったね」と言われました。嗅覚も少しずつ戻ってきており、精神的な不安が大きく解消されたため、現在も状態維持のために服用を継続されています。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 鼻疾患(鼻炎・花粉症・蓄膿症))
どうぞ参考にされて下さい。
萎縮性鼻炎・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)
耳鼻科の軟膏や鼻うがいを続けながら漢方薬を飲んでも大丈夫ですか?
はい、もちろん併用可能です。
病院の軟膏や鼻うがいで外側から清潔に保ちつつ、漢方薬で「内側から潤いを補給し、粘膜を育てる体質づくり」を行うのは非常に理想的なアプローチです。
漢方で体内環境が整ってくれば、軟膏に頼る頻度を自然に減らしていくことが期待できます。お薬手帳をお持ちいただければ、詳しく飲み合わせを確認いたします。
一度ペラペラに萎縮してしまった粘膜は、漢方で元に戻るのでしょうか?
手術などで物理的に切除してしまった骨や粘膜そのものを、元の形に完全に再生させることは難しいのが現実です。
しかし、漢方で「残された粘膜にたっぷりと血流と潤いを届ける」ことで、乾燥による痛みや悪臭、かさぶたの形成を穏やかに鎮め、不快感のない日常を取り戻されている方は多くいらっしゃいます。
漢方薬を飲み始めて、どのくらいで変化を感じられますか?
粘膜の萎縮具合によりますが、早い方であれば1~3ヶ月程度で「鼻のヒリヒリ感が和らいだ」「かさぶたが柔らかくなった」「喉の渇きが取れた」といった全身の潤いの変化を先に感じられる方が多いです。
悪臭が落ち着き、みずみずしい体内環境が定着するには、数ヶ月〜年単位でじっくりと腰を据えて取り組むことをお勧めしています。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。
関連するお悩み(鼻・呼吸器の不調)
萎縮性鼻炎(臭鼻症)は、鼻の局所的な問題だけでなく、全身の潤い不足や免疫の乱れと深く関わっています。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。





