
「つり革を掴む動作や、高いところの物を取る時に腕がしびれる…」
「腕から手指にかけて、ピリピリとした痛みやだるさが続いている…」
「ロキソニンなどの鎮痛剤を飲んでいるけれど、なかなかスッキリしない…」
「病院で『なで肩だから仕方ない』と言われ、どうすればいいか分からない…」
20代〜60代と幅広い年齢層に見られ、特に女性に多いとされる「胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)」。デスクワークやスマートフォンの長時間利用、日常的なストレスなど、現代特有の生活習慣が引き金になることも少なくありません。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、痛みやしびれを一時的に抑え込むのではなく、「なぜ圧迫が起きているのか」という根本的な体質や巡りに着目し、健やかな毎日を取り戻すための体づくりを漢方で優しくサポートいたします。
胸郭出口症候群とは?主な原因と西洋医学的な仕組み
私たちの首から腕にかけては、多くの末梢神経(腕神経叢:わんしんけいそう)と血管(鎖骨下動脈:さこつかどうみゃく)が通っています。これらの通り道である「胸郭出口」が、筋肉の緊張や骨の配置によって狭くなり、神経や血管が圧迫されることで、しびれや痛み、だるさが生じます。
| 通り道(胸郭出口)の名称 | 圧迫に関わる主な要因 |
| 斜角筋隙(しゃかくきんげき) | 首の横にある「斜角筋」という筋肉の間。首回りの緊張が強いと狭くなります。 |
| 肋鎖間隙(ろくさかんげき) | 第1肋骨と鎖骨の間。「なで肩」や重い荷物を持つことで圧迫されやすくなります。 |
| 小胸筋下間隙(しょうきょうきんかかんげき) | 胸の筋肉(小胸筋)の下。猫背などの「巻き肩」姿勢で負担がかかります。 |
【西洋医学(病院)での一般的な治療】
病院では、痛みを和らげるために「ロキソニン」などの鎮痛剤や、ビタミンB12製剤(メチコバールなど)が処方されます。また、症状が強い場合は神経ブロック注射や、リハビリ(理学療法)による姿勢改善が行われます。
しかし、「お薬を飲んでも変化を感じにくい」「根本的に姿勢や筋肉の状態を整えたい」という思いから、漢方相談に来られる方が増えています。
【薬剤師コラム①】「なで肩」や「猫背」がしびれを引き起こす理由
担当薬剤師:椙田(病院・調剤薬局での勤務経験あり)
「なで肩」や「猫背」の方は、鎖骨が本来の位置よりも下に押し下げられやすくなっています。鎖骨が下がると、その下を通る神経や血管のスペースがギュッと押し潰され、しびれや痛みが出やすくなるのです。
デスクワークやスマホ操作に集中していると、どうしても前かがみの「猫背」になりがちです。また、過度なストレスや緊張も肩をすくませる原因になります。漢方では、こうした物理的な圧迫だけでなく、「なぜ筋肉がそこまで緊張してしまうのか」という自律神経や巡りの問題も併せて考えていきます。
太陽堂の漢方アプローチ|痛みのタイプで変わる対応
漢方では、胸郭出口症候群によるしびれや痛みを「気(エネルギー)・血(血液)・水(水分)」の巡りの滞りとして捉えます。特に「どのような時に辛いか」というお話の中に、体質改善のヒントが隠されています。
| 痛みの出方のタイプ | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 動かしている時に痛む | 筋肉や組織の緊張・炎症 動かすことで神経や筋肉が過敏に反応し、摩擦や圧迫が強まっている状態。 | 【筋肉の緊張をほぐし、炎症を和らげる漢方】 ガチガチに固まった首や肩の筋肉を穏やかに解きほぐし、神経の高ぶりを鎮めるサポートをします。 |
| じっとしている時に痛む | 血流の滞り(瘀血:おけつ) 血管が圧迫されて血の巡りが悪くなり、組織が酸欠や冷えを起こしている状態。 | 【血流をスムーズにする漢方】 滞った「血」の巡りを整えることで、末端まで栄養を届け、溜まった老廃物を流し出す力を助けます。 |
| 重だるさやむくみを伴う | 水の巡りの乱れ(水毒) 体内の水分代謝が悪く、神経の通り道がむくんで圧迫を強めている状態。 | 【水の巡りを整える漢方】 余分な水分を排出させ、パンパンに張った組織の負担を軽くするためのサポートをします。 |
【薬剤師コラム②】「しびれ」に怯えないしなやかな体へ
担当薬剤師:前原 信太郎(調剤薬局での勤務経験あり)
「いつしびれが出るか怖くて、カバンを持つのも億劫になる…」という切実なお声をいただきます。胸郭出口症候群は、一度のケアですぐに解決するものではありませんが、漢方で内側から巡りを整え、併せて日々の姿勢を少しずつ意識することで、良い方向へ向かう方が多くいらっしゃいます。
漢方薬のアプローチは、神経の痛みを無理やり止めるのではなく、「神経や血管がのびのびと通れる、しなやかな体環境を育てること」にあります。焦らず、ご自身の体と向き合う時間を一緒に作っていきましょう。
この内容以外にも「太陽堂が考える神経痛と関節痛」についてお話しを書いています。どうぞ参考にされて下さい。
胸郭出口症候群を和らげる漢方の事例
病院の治療でスッキリしなかった方が、漢方を取り入れることで穏やかな日常を取り戻された事例をご紹介します。
事例① 70代女性|夜も眠れないほどの「腕の痛みとしびれ」が改善
肩から左手にかけての強い痛みに悩み、病院で「胸郭出口症候群」と診断されました。お薬での変化が乏しく、夜も眠れないほどの辛さから当薬局へご相談に来られました。
- お悩み: 左の肩甲骨から腕、手にかけての激しい痛みとしびれ。特に「じっとしている時」の痛みが一番ひどいとのことでした。
- サポート内容: 「じっとしている時に痛む=血流の滞り」と見立て、①筋肉の強張りを和らげる漢方薬、②全身の血流をスムーズにする漢方薬の2種類をご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 痛みの頻度が劇的に減り、「久しぶりにぐっすり眠れるようになった」と嬉しい変化をご報告いただきました。
- 2ヶ月後: ほとんど痛みを感じることなく過ごせるようになりました。
- 結果: 辛い症状が早期に落ち着いたため、今回で一旦終了となりました。本来はもう少しじっくり続けて体質を盤石にしたかったところですが、短期間で夜の恐怖から解放され、笑顔になられた姿を見て安心いたしました。
胸郭出口症候群・漢方についてのよくある質問(Q&A)
ロキソニンなどの鎮痛剤や、病院のリハビリと一緒に漢方薬を飲んでも大丈夫ですか?
はい、基本的には併用可能です。
痛みが我慢できない時はお薬で和らげつつ、漢方薬で「圧迫が起きにくい、血流の良い体質づくり」を並行して行うのは非常に効率的なアプローチです。
お薬手帳をお持ちいただければ、飲み合わせを詳しく確認いたします。
病院で「手術」を勧められましたが、その前に漢方を試す価値はありますか?
はい、十分にあります。
物理的に重度な圧迫がある場合は手術が必要なケースもありますが、筋肉の緊張や姿勢、血流の悪さが主な原因であれば、漢方で体質を整えることで症状が和らぎ、手術を回避できる方もいらっしゃいます。
「しびれ」だけでなく「冷え」もひどいのですが、関係ありますか?
はい、大いに関係があります。
血管が圧迫されると末端まで温かい血液が届かなくなるため、強い冷えを感じることが多いです。
漢方では、血管を広げて巡りを良くするサポートも同時に行うため、「しびれと一緒に冷えも楽になった」というお声を多くいただきます。
漢方薬のお値段はどのくらいですか?
ご希望される生薬や状態によって異なりますが、目安として1週間あたり5,000円前後(1ヶ月で約20,000円程度)となっております。

関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。




