
「耳の奥でずっと『キーン』という金属音が鳴っていてイライラする…」
「冷蔵庫のような『ジー』という低い音が耳について離れない」
一口に「耳鳴り」と言っても、聞こえる音の種類は人それぞれです。
病院の検査で「異常なし」と言われると、同じようなお薬が処方されることが多いですが、実は東洋医学(漢方)では「どんな音が聞こえるか」によって、体の中で起きているトラブルの原因が全く異なると考えます。
あなたの耳鳴りは、高音ですか?それとも低音ですか?
新宿の漢方薬局「太陽堂」が、音の種類から紐解く耳鳴りの原因と、それぞれの体質に合わせた改善アプローチ(養生法)を解説します。
※太陽堂の耳鳴りに対する詳しいアプローチや改善実績は、こちらの【耳鳴りの漢方根本改善ページ】もあわせてご覧ください。
あなたの耳鳴りはどっち?音で分かる体のSOSサイン
漢方では、耳鳴りの音を大きく「高音タイプ」と「低音タイプ」の2つに分け、それぞれの背景にある体の状態を見極めます。
①【高音タイプ】「キーン」「ピー」と鳴る
- 聞こえ方の特徴: 金属音、電子音、高いモーター音など、突然大きく鳴り出すことが多い。
- 主な原因(西洋医学): 強いストレス、自律神経の乱れ、突発的な血流障害など。
- 漢方の見立て:ストレスによる「肝火上炎(かんかじょうえん)」
漢方では、強いストレスや怒り、緊張を抱え込んでいると、気の巡りをコントロールする「肝(かん)」という臓器がオーバーヒートを起こすと考えます。
この熱が炎のように頭や耳へ向かって一気に逆上せた状態を「肝火上炎(かんかじょうえん)」と呼びます。圧力鍋の蒸気が「ピーッ!」と勢いよく吹き出すのと同じように、行き場を失った熱とストレスが耳の中で高い音を鳴らしている状態です。イライラしやすい、顔が赤くなりやすい、頭痛を伴う方に多く見られます。
②【低音タイプ】「ジー」「ブーン」「セミの鳴き声」と鳴る
- 聞こえ方の特徴: 冷蔵庫のモーター音、セミの鳴き声、低い羽音など、慢性的にずっと鳴っていることが多い。
- 主な原因(西洋医学): 加齢、過労、睡眠不足、内耳の機能低下など。
- 漢方の見立て:エネルギーと潤い不足の「腎虚(じんきょ)」
漢方で「耳」は、生命力や老化と深く関わる「腎(じん)」という臓器と繋がっていると考えます。
加齢や長期間の過労、睡眠不足によって、この腎のエネルギー(バッテリー)や潤いがすり減ってしまった状態を「腎虚(じんきょ)」と呼びます。古い機械の油が切れて「ジリジリ」「ジー」と鈍い音を立てて回っているような状態です。疲れやすい、足腰が冷える、夜間にトイレに起きる方に多く見られます。
【薬剤師コラム①】「両方の音が混ざっている」という方も大丈夫です
担当薬剤師:石川 満理奈(調剤薬局での勤務経験あり)
「基本はジーだけど、ストレスがかかるとキーンと鳴る」「どっちの音か自分でもよく分からない」というご相談もよく受けます。
実は、ベースに「腎虚(エネルギー不足)」があるところに、強いストレスがかかって「肝火(熱)」が引き起こされるという、両方が混ざった複合タイプの方も非常に多いのです。音の種類は大きなヒントになりますが、太陽堂では音だけでなく、全身の症状(冷えやのぼせ、胃腸の調子など)を総合的に見て、あなたにぴったりの漢方をお選びしますのでご安心ください。
音の種類別!今日からできる耳鳴りの養生法
原因が違えば、対策も異なります。ご自身の耳鳴りのタイプに合わせて、毎日の生活習慣(養生)を少し変えてみましょう。
| タイプ | 悪化させるNGな習慣 | おすすめのOKな習慣(養生法) |
| 【高音キーン】 ストレス・熱タイプ | 辛いものを食べる・イライラを我慢する 香辛料などの刺激物は、体の中の「熱(炎)」をさらに燃え上がらせてしまいます。 | 「香りの良いお茶」で気を巡らせる ミントティー、ジャスミン茶、柑橘系(ゆず茶)など、香りの良いものは滞った気をスムーズに巡らせ、頭にのぼった熱をスッと下げてくれます。 |
| 【低音ジー】 過労・エネルギー不足タイプ | 無理をして働き続ける・夜更かしをする 少ないバッテリーを無理やり使い続けると、耳鳴りはさらに慢性化してしまいます。 | 「下半身を温めて」早めに寝る 生命力の源である「腎」を補うため、腹巻きや靴下で下半身をしっかり温めましょう。そして何より、睡眠でエネルギーを充電することが最優先です。 |

漢方で「音の元」を絶ち、静かな日常を取り戻す
西洋医学のめまい・耳鳴りのお薬(血流改善薬やビタミン剤)は、耳そのものにアプローチします。一方、漢方薬は「なぜ耳で音が鳴ってしまっているのか?」という体全体のバランスの崩れにアプローチします。
- キーンと鳴る「肝火上炎」には:
頭にのぼった熱を冷まし、自律神経の過緊張を解きほぐす漢方薬を用い、ストレスをうまく受け流せる体を作ります。 - ジーと鳴る「腎虚」には:
すり減った生命力と潤いを根底から補う漢方薬を用い、年齢や疲労に負けない丈夫な土台を育て直します。
ご自身のタイプや、太陽堂で実際にどのような漢方薬を用いて治療していくのか、さらに詳しく知りたい方は【耳鳴りの原因・症状別アプローチ】のページもあわせてご覧ください。
【薬剤師コラム②】耳鳴りは「休んで!」の体からのアラームです
担当薬剤師:前原 信太郎(調剤薬局での勤務経験あり)
耳鳴りを「ただの不快な音」として無理やり消そうとするのではなく、「体からのSOSサイン」として受け止めてみてください。高音なら「ストレスが限界だよ、息抜きして!」、低音なら「バッテリー切れだよ、休んで!」という体からの悲鳴です。
そのサインに耳を傾け、漢方で正しくケアをしてあげることで、不快な音は少しずつ、確実に小さくなっていきます。
まとめ:自分のタイプを知って、正しいアプローチを
「キーン」と「ジー」。
あなたの耳鳴りはどちらのサインを発していましたか?
病院で治らないと言われても、漢方の目線で体全体を見直せば、まだできることはたくさんあります。自分の耳鳴りのタイプを知り、原因に合った正しいケアを行うことが、改善への一番の近道です。
「ずっと鳴り止まない音から解放されたい」「自分に合った改善方法を知りたい」とお悩みの方は、一人で悩まず、ぜひ新宿の漢方薬局「太陽堂」にご相談ください。
私たちが、あなたの「音」の正体を見極め、静かで穏やかな日常を取り戻すための根本ケアを全力でサポートいたします。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表
沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。
調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
記事作成者 薬剤師 石川 満理奈

得意な疾患:胃腸疾患・耳鼻咽喉疾患・不妊症・婦人科・肝臓・腎臓
開業医だった父の影響で小さい頃から医療は身近に。
薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。
自分自身の胃腸の不調も漢方薬により改善。
よりご来局頂いた方の体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ。














