
「足の血管がボコボコと浮き出ていて、スカートを履くのが恥ずかしい…」
「夕方になると足が重だるく、パンパンにむくんで辛い…」
「寝ている時に足がつって(こむら返り)、痛くて何度も目が覚めてしまう…」
ふくらはぎや太ももの血管が浮き出たり、網目状に広がったりする下肢静脈瘤。
見た目の悩みだけでなく、重だるさやむくみ、足のつりなど、日常生活に不快感をもたらす疾患です。
病院で「弾性ストッキング」を勧められたものの、締め付けが苦しくて続かないと悩まれる方も少なくありません。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、足の血管に負担をかけている全身の「巡り」に着目します。
病院の治療と併用しながら、体に優しい体質ケアで足の不快感を和らげるサポートをいたします。
【この記事の結論:「下肢静脈瘤」に対する漢方の考え方】
- 不調が起こる理由:西洋医学では「足の静脈の弁が壊れて血液が逆流すること」とされますが、漢方では「血液の滞り(瘀血)」や「血液を押し上げるエネルギーの不足(気虚)」が背景にあるととらえます。
- 漢方の考え方:外からの圧迫や手術で局所に対処するだけでなく、全身の血流や水分の巡りを整えることで、体質から足の負担を和らげる土台を養います。
- 対象となる主なお悩み:足の血管の浮き出やボコボコ、慢性的な足の重だるさとむくみ、就寝中のこむら返り、長時間の立ち仕事による足の不調。
下肢静脈瘤とは?西洋医学の原因と病院での治療
下肢静脈瘤は、足の静脈にある「逆流防止弁」が壊れ、血液が下半身に溜まってしまう状態です。
血液が溜まることで血管が拡張し、蛇行してボコボコと浮き出るようになります。
立ち仕事が多い方や、妊娠・出産を経験された女性、加齢などに伴って多く見られるお悩みです。
※足の皮膚が黒ずんで潰瘍(穴)ができている、突然片足だけが激しく腫れて痛む、呼吸困難があるといった場合は、深部静脈血栓症などの危険な病態が隠れている可能性があります。すぐに医療機関(血管外科や救急)を受診してください。
病院での検査と標準治療
病院(血管外科や心臓血管外科など)では、超音波(エコー)検査で血液の逆流の有無や程度を調べます。
治療の基本は、足を外側から圧迫して血液の滞りを防ぐ「弾性ストッキング」の着用などの圧迫療法です。
症状が進行している場合は、血管内に薬を注入して固める「硬化療法」が行われます。
また、レーザーや高周波を用いて血管を内側から焼いて塞ぐ「血管内焼灼術」などの日帰り手術も広く行われています。
これらは、血液の逆流を物理的に防ぐための有効な治療法です。
しかし、「手術をしたのに足のだるさが抜けない」「別の場所にまた血管が浮き出てきた」というお悩みも多く耳にします。
西洋医学が「壊れた血管を塞ぐ・圧迫する」アプローチだとすれば、漢方は「全身の血液や水分の巡りを整え、血管にかかる負担を減らす」アプローチです。
両者を併用することで、よりスムーズに足の不快感を和らげる土台を養うことが期待できます。
漢方での考え方|血液と水分の巡りを見直す
漢方では、下肢静脈瘤を単なる足の血管だけの問題とは考えません。
全身の血液の巡りや水分代謝、そして血液を心臓へ押し戻すエネルギーの不足が絡み合っているととらえます。
お一人おひとりの体質に合わせて、主に以下の3つのタイプからアプローチします。
| 漢方のとらえ方 | あなたの主な症状・体質 | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 血液の巡りの滞り 「瘀血(おけつ)」 | 足の血管がボコボコと青黒く浮き出ている。足の痛みや色素沈着がある。肩こりがひどい。 | 【血の巡りを整える漢方薬】 滞った古い血の巡りをスムーズに流し、足の血管にかかる負担を和らげます。 |
| エネルギーの不足 「気虚(ききょ)」 | 疲れやすい。夕方になると足がだるくて上がらない。胃腸が弱い。風邪を引きやすい。 | 【気を補い、引き上げる力を養う漢方薬】 胃腸を整えて全身のエネルギーを補給し、血液を下から上へと押し上げる本来の力を養います。 |
| 水分の停滞 「水毒(すいどく)」 | 足がパンパンにむくむ。靴下を脱ぐとくっきりと跡が残る。体が重だるい。雨の日に不調を感じる。 | 【余分な水をさばく漢方薬】 下半身に溜まってしまった余分な水分を尿として排出し、足のむくみや重だるさを整えます。 |
【薬剤師コラム①】手術後の違和感や「隠れ静脈瘤」にも
担当薬剤師:前原(調剤薬局での勤務経験あり)
調剤薬局で勤務していた頃、下肢静脈瘤の手術を受けた後も足のだるさが取れないというご相談をお受けしました。
手術は、逆流を起こしている原因の血管を処置する大切な治療です。
しかし、全身の血を巡らせる力や、余分な水分をさばく力が弱ったままだと、他の細かい血管に負担がかかり、重だるさやむくみが残ってしまうことがあります。
また、見た目には血管が浮き出ていないのに、足が重くてつりやすい「隠れ静脈瘤」でお悩みの方もいらっしゃいます。
漢方薬は、見た目の血管を直接消すものではありませんが、足に溜まった血液や水分の滞りを全身の巡りとして整えます。
弾性ストッキングや手術といった病院の治療と並行して、漢方で体の中から巡る力を養うことで、足の軽さを取り戻すお手伝いができればと思います。
自宅でできるセルフケア・食養生
漢方薬の服用と併せて、日常生活でも以下の点に気をつけることで、足の巡りが整いやすくなります。
- こまめに足を動かす:長時間の立ち仕事やデスクワークの際は、意識して足首を回したり、かかとの上げ下ろしをしたりして、ふくらはぎの筋肉を動かしましょう。
- 足を少し高くして休む:寝る時やリラックスする時に、クッションなどを使って足を心臓より少し高い位置に置くと、足に溜まった血液や水分が戻りやすくなります。
- 体を冷やさない食事を:冷えは血流を滞らせる大きな原因です。冷たい飲み物や生野菜は控え、根菜類や温かいスープなど、体を芯から温める食事を心がけてください。
【改善実例】太陽堂での体質改善エピソード
長年の足の重だるさとむくみに悩まれていた方が、漢方で体質から見直された実例をご紹介します。
50代・女性|夕方のつらい足のむくみと重だるさからの変化
【ご相談内容】
長年の立ち仕事のせいか、足の血管が少し浮き出ており、病院で軽度の下肢静脈瘤と言われました。
弾性ストッキングを履いていますが、夕方になると足がパンパンにむくんで重だるく、夜中に足がつることも増えて辛いとお悩みでした。
冷え性で疲れやすい体質も気になるとのことでした。
【漢方服用の経過】
血液を押し上げるエネルギーが不足した「気虚」と、下半身に水分が滞る「水毒」が重なっているととらえ、気を補いながら、余分な水をさばいて体を温める漢方薬をご提案しました。
服用開始から1ヶ月:「夜中に足がつって目が覚める回数が減ってきました」とのお声をいただきました。朝起きた時の足の軽さを少し感じられるようになってきました。
服用開始から3ヶ月:夕方になっても、以前ほど足がパンパンにむくむことが少なくなってきました。立ち仕事の後の足の重だるさも和らぎ、体全体の疲れが取れやすくなりました。
服用開始から半年:浮き出ていた血管の形が消えるわけではありませんが、足の不快感は気にならなくなりました。弾性ストッキングと併用しながら、仕事をこなせるようになりました。
服用開始から10ヶ月:足の重だるさやこむら返りも落ち着き、良い状態が続いているため、ご相談のうえで漢方を服用終了としました。
※効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。症状の改善を保証するものではありません。
【薬剤師コラム②】「ふくらはぎ」は第2の心臓です
担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
人間の体は、心臓から押し出された血液が全身を巡り、また心臓へと戻っていきます。
足先まで行った血液を、重力に逆らって心臓まで押し上げる役割を担っているのが、「第2の心臓」と呼ばれるふくらはぎの筋肉です。
歩いたり足を動かしたりすることで、ふくらはぎの筋肉がポンプのように働き、血液を上へと押し流します。
しかし、立ちっぱなしや座りっぱなしで足の筋肉を動かさないと、このポンプ機能がうまく働きません。
東洋医学でも、筋肉を動かすエネルギーが滞ると血の巡りが悪くなると考えます。
漢方で体の内側から血流を後押しするとともに、日常生活で少しでもふくらはぎを動かす意識を持つことが大切です。
つま先立ちをしたり、足首を回したりするだけでも、足の巡りを助ける力になります。
よくあるご質問(FAQ)
病院で処方された弾性ストッキングを使っていますが、漢方薬は併用できますか?
はい、併用していただけます。
弾性ストッキングは外から圧迫して血液の逆流を防ぐ大切な治療です。漢方薬は内側から血液や水分の巡りを整える役割を持ちます。両方を併用しながら、足のむくみやだるさを和らげていきます。
漢方薬を飲み始めて、どのくらいの期間で変化を感じられますか?
お身体の状態によりますが、早い方で1〜3ヶ月程度で「足が軽くなった」「夜中に足がつらなくなった」などの変化を感じ始めることが多いです(※個人差があります)。
慢性的な巡りの悪さを体質から見直すため、半年から1年ほどかけてじっくりと体の土台を養うことをお勧めしています。
漢方薬を飲めば、ボコボコと浮き出た血管は消えますか?
漢方薬は、すでに拡張して変形してしまった血管の形そのものを元に戻すものではありません。
血管を物理的に処置するには病院での手術などが必要です。漢方薬が担うのは、足の重だるさやむくみといった「不快な症状」を和らげ、これ以上血管に負担をかけないための体質ケアです。
費用はどのくらいかかりますか?
漢方薬の費用は、週5,000円前後〜(月2万円前後から)が目安です。相談料は無料です。
体質や症状の組み合わせによって内容が変わりますので、ご相談時にご予算も含めて率直にお伝えください。
まとめ|足取り軽く、前向きな毎日を取り戻すために
足の血管が浮き出たり、夕方になるとパンパンにむくんだりする下肢静脈瘤。
見た目の悩みだけでなく、常に感じる足の重だるさは、毎日の生活の質を下げてしまいます。
「歳のせいだから」「立ち仕事だから仕方ない」と諦めてはいませんか。
病院の治療や弾性ストッキングと並走しながら、漢方の力で全身の巡りを見直していきましょう。
無理に症状を抑え込むのではなく、血液と水分がスムーズに流れる体の土台を養います。
どうか一人で悩まず、新宿の漢方薬局「太陽堂」にご相談ください。
関連するお悩み
下肢静脈瘤は、足だけの問題ではなく、全身の血流や水分代謝、冷えと深く関わっています。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。






