
「一度急性膵炎であの地獄のような激痛を経験したのに、どうしてもお酒がやめられない……」
「付き合いやストレスで、脂っこい食事や深夜の飲食が続いてしまう」
急性膵炎の退院後、「再発が怖い」と思いつつも、日々の生活習慣を変えるのは至難の業ですよね。特に働き盛り世代にとって、アルコールやストレスと完全に手を切るのは現実的ではありません。
しかし、急性膵炎は非常に再発しやすい病気であり、繰り返すことで慢性膵炎へと進行するリスクもあります。
新宿の漢方薬局「太陽堂」が、お酒やストレスと上手く付き合いながら、膵臓を労わり、再発しにくい体質を作るための「攻め」の漢方ケアについて解説します。
【この記事の結論:急性膵炎の再発を防ぐためのアプローチ】
- 現状の悩み: 退院後、再発の恐怖はあるがお酒や脂っこい食事をやめられない。
- 西洋医学の視点: 急性膵炎は「膵臓の自己消化」が原因。アルコール、脂質、高中性脂肪、胆石などが引き金となるため、生活習慣の改善が不可欠。
- 漢方の視点: 体内に溜まった過剰な「熱(しえつ)」と「毒(どくそ)」が膵臓を攻撃している状態。
- 解決へのアプローチ: 無理な我慢(絶対禁酒)だけを目指すのではなく、漢方で体内のデトックスをサポートし、お酒やストレスに負けない健康な体質(未病の予防)を目指す。
※太陽堂での急性膵炎再発予防に対する具体的な漢方アプローチについては、こちらの【急性膵炎の「再発予防」を漢方でサポートする根本改善ページ】もあわせてご覧ください。
なぜ急性膵炎は再発しやすい?「休肝日」が作れない現実(西洋医学の視点)
急性膵炎は、膵臓から分泌される消化酵素が、膵臓自体を消化してしまう(自己消化)ことで起こる激しい炎症です。
退院後は「禁酒」「低脂質」が基本ですが、働き盛り世代には、お酒が手放せない理由があります。
- 接待や付き合い: 仕事上の関係を円滑にするために、アルコールを避けられない。
- ストレス解消: 多忙な日々やプレッシャーによるストレスを、お酒やドカ食いで解消してしまう。
- 脂っこい食事と深夜の飲食: 仕事が遅くなり、夜遅くに高脂質・高カロリーな食事を摂らざるを得ない。
これらの生活習慣は、膵臓に過度な負担をかけ続け、いつ再び「自己消化」のスイッチが入ってもおかしくない状態(未病)を作ってしまいます。
【西洋薬と漢方の違い】西洋薬で「守り」、漢方で「攻め(体質改善)」の再発予防を
退院後、病院から「カモスタット(蛋白分解酵素阻害薬)」や「消化酵素薬(リパクレオンなど)」、あるいは胃酸を抑えるお薬などを処方されている方も多いと思います。
これらの膵臓のための西洋薬は、膵臓から出る酵素の暴走(自分自身を溶かしてしまう働き)を抑えたり、代わりに消化を担ってあげたりすることで、「膵臓を物理的に休ませる(防御する)」ことに非常に優れています。再発を防ぐための大切な「守り」の要です。
一方で、お酒の飲み過ぎやストレス、脂っこい食事によって体内に蓄積した「湿熱(ドロドロとした熱の汚れ)」を外へ排出したり、膵臓周辺の滞った血流(瘀血)を改善して、臓器そのものの活力を取り戻していくのは、東洋医学(漢方)の得意分野です。
【注意】違和感を市販のロキソニン等でごまかしていませんか?
退院後、なんとなく背中やお腹に違和感がある時に、自己判断で市販の痛み止め(ロキソニン等のNSAIDs)を飲んでその場をしのいでいる方はいませんか?
鎮痛剤は一時的に痛みを消すだけで、膵臓の回復を助ける効果はありません。むしろ、胃腸のバリア機能を下げて負担をかけることで、結果的に隣り合う膵臓の疲労を増やしてしまう悪循環に陥ります。
痛みを薬で隠すのではなく、「西洋薬で膵臓の負担をしっかり減らしながら、漢方で炎症を起こしにくい体質へ根本から変えていく」。
この【西洋薬の守り】と【漢方の攻め】の併用こそが、お酒や外食を避けられない働き盛り世代にとって、最も現実的で強力な再発予防の鍵となるのです。
【太陽堂コラム】漢方で紐解く「お酒をこなせる体」へのデトックス
ここで、太陽堂の薬剤師2名に、東洋医学(漢方)の視点から急性膵炎の再発予防について解説していただきましょう。今回は林先生と石川先生にお話を伺いました。
【薬剤師コラム①】体内に溜まった「熱(しえつ)」を冷ますアプローチ
担当薬剤師:林(調剤薬局での勤務経験あり)
『お酒を減らせないなら、何をしても無駄だ』と諦めていませんか?
漢方では、過度な飲酒や脂っこい食事、ストレスは、体内にドロドロとした『熱(しえつ:湿熱)』や『毒(どくそ)』を溜め込む原因と考えます。
この溜まった熱や毒が、膵臓を攻撃して炎症を引き起こすのです。
まずは漢方で体内の熱を効率的に冷まし、毒素のデトックス(清熱解毒)をサポートすることで、お酒や脂質に負けない体づくり(ベースアップ)を目指します。
【薬剤師コラム②】炎症後の巡りを整える「気(き)」「血(けつ)」のケア
担当薬剤師:石川 満理奈(調剤薬局での勤務経験あり)
急性膵炎を一度起こした後は、膵臓周辺のエネルギー(気)や血液(血)の巡りが非常に悪くなっています。
この滞り(気滞・瘀血)こそが、再発の引き金となる未病の状態です。漢方では、炎症そのものを鎮めるだけでなく、炎症によって乱れた全身の巡りをスムーズに整えることで、内臓の回復力を高めます。
特に、ストレスでイライラしがちな方は、ストレスによって『気』が滞りやすいので、『気』の流れをほぐして精神的な安定をサポートするアプローチも重要です。
また、太陽堂での急性膵炎再発予防に対する具体的な漢方アプローチについては、こちらの【急性膵炎の「再発予防」を漢方でサポートする根本改善ページ】でも詳しく解説しております。
次の激痛を繰り返さない!毎日の養生法「OK・NG」
「絶対禁酒」は難しくても、膵臓の負担を減らす「現実的な養生法」を取り入れましょう。
| チェック項目 | NGな habits(膵臓を疲れさせる) | 漢方流・OKな habits(膵臓を労わる) |
| お酒の飲み方 | 一気に飲む、冷たいビールやハイボールのガブ飲み | ゆっくりと時間をかけて飲む、チェイサー(水)を必ず用意する |
| 食事の内容 | 揚げ物や霜降り肉の過食、深夜の満腹食 | 白身魚、豆腐、煮込み野菜など消化に良い和食中心 |
| 飲み物の温度 | 氷入りの飲み物で胃腸を冷やす | 常温の水、白湯、温かいお茶で内臓を温める |
| ストレス対策 | 悩みをお酒やドカ食いで発散する | 軽い運動(散歩など)や趣味で「気」を巡らせる |
| 痛みの対処法 | 違和感をロキソニンなどで ignored | 痛みや違和感がある時は、即座に飲酒を控え、病院を受診する |
※もし、すでに脂肪便(便が浮く、油っぽい)や体重減少が出ている場合は、膵臓の消化酵素不足(膵性消化不良)が疑われます。その場合は、こちらの【膵性消化不良の漢方根本改善ページ】も合わせてご参照ください。
よくある質問(FAQ)
漢方相談を受けるためには、完全に禁酒しなければなりませんか?
いいえ。
もちろん禁酒が最も理想的ですが、お仕事の付き合いやストレスでどうしてもやめられない現実を、私たちは理解しています。
太陽堂では「絶対禁酒」を強いるのではなく、現状の飲酒習慣や体質(熱や毒の溜まり具合など)に合わせて、膵臓への負担を極力和らげるための最適な漢方ケアをご提案いたします。
漢方で「急性膵炎の芽(未病)」は消えますか?
漢方薬は特定の病変を直接消し去るものではありません。
東洋医学の目的は、体内の過剰な「熱」や「毒」をデトックスし、低下した免疫力や回復力を高め、全身の巡りを整えることです。
結果として、体が本来持っている防衛力がサポートされ、炎症や再発が起きにくい健康な状態(未病の改善)へと繋がっていきます。
漢方は再発予防だけでなく、すでに続くみぞおちや背中の痛みにも効きますか?
はい。それは炎症によって血流が滞った「瘀血(おけつ)」のサインかもしれません。
太陽堂では、炎症そのものを和らげると同時に、滞った「血」をサラサラと流し出す漢方薬で、お一人おひとりの痛みの原因に根本からアプローチします。
まとめ:「情報の鵜呑み」から脱却し、あなたの体に合った「未病のケア」を
「お酒を飲んでいる以上、急性膵炎の再発は仕方がない」
「ロキソニンで痛みをやり過ごしていれば大丈夫」
ネット上の一般的な情報を鵜呑みにして、自己判断でその場をしのぐのは、非常に危険な落とし穴です。
急性膵炎の退院後は、画一的なアプローチではなく、あなたの年齢、体質、そして日々の生活(お酒を飲む頻度、ストレス、食事)を総合的に判断し、適切な未病のケアを行っていく必要があります。
「どうしてもお酒をやめられないが、膵臓をこれ以上悪くしたくない」
「病院の定期検査だけでなく、日々の生活でできる体のサポートを始めたい」
とお悩みの方は、一人で抱え込まず、新宿の漢方薬局「太陽堂」にご相談ください。 私たちが、あなたの体に最も適した漢方で、再発の恐怖から解放され、心身ともに健やかに過ごせるようサポートいたします。
【ご相談をご希望の方へ】 急性膵炎の再発予防や、体に溜まった熱をデトックスする具体的な漢方アプローチについては、こちらの【急性膵炎の「再発予防」を漢方でサポートする根本改善ページ】にて詳しく解説しております。
関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 林 泰太郎

実績:伝統漢方研究会 2015~2017年・2019年・2020年・2022年・2025年 学術発表
調剤薬局で3年間勤め、西洋の薬だけでは治療が難しい病気の壁に直面。
・「治療の難しい病気をなんとか治したい。」
・「ひとりでも多くの患者さんを笑顔にしたい。」
という想いから漢方の道へ。
漢方薬局で3年間修業をして、2015年 『漢方薬局 太陽堂』を立ち上げ。
開局10年を迎えた今も1ヶ月の平均来局数は900名を超え、お客様にご愛顧いただいている太陽堂の漢方薬剤師です。
記事作成者 薬剤師 石川 満理奈

得意な疾患:胃腸疾患・耳鼻咽喉疾患・不妊症・婦人科・肝臓・腎臓
開業医だった父の影響で小さい頃から医療は身近に。
薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。
自分自身の胃腸の不調も漢方薬により改善。
よりご来局頂いた方の体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ。












