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【連休明けのだるさ】GW後の「仕事行きたくない…」はバッテリー切れ?気力(気虚)を補う漢方の知恵と事前対策

2026 10/17
ブログ-季節の養生法
2026年5月10日2026年10月17日
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「毎年やってくる 連休明けの『だるさ』」「今のうちに知りたい『気虚』対策!」というタイトル文字。デスクの前で完全に力尽き、頭上に「0%」の空っぽのバッテリーアイコンが浮かんでいるパジャマ姿の女性の水彩イラスト。女性の周りには×印の付いた大量のお菓子とエナジードリンク、〇印の付いた温かいお粥とお味噌汁、漢方薬(補中益気湯)のイメージが描かれている。右下に「漢方薬局 太陽堂」のロゴ。

いよいよ待ちに待ったゴールデンウィーク(GW)ですね!旅行やイベント、のんびり過ごす計画など、楽しい予定に胸を膨らませている方も多いのではないでしょうか。

しかし、毎年この楽しい連休の後に必ずやってくるのが、「体が鉛のように重い」「朝、どうしても仕事に行きたくない…」という連休明けの強烈なだるさです。

この疲労感は、決して「休みボケ」や気持ちの問題ではなく、体の中のエネルギーが文字通り「すっからかん」になってしまうことで起こるサインです。

今回は、今のうちに知っておきたい「連休明けの重だるさ」の正体を西洋医学と漢方の両面から紐解き、空っぽになったエネルギーを優しくチャージする日常の養生法を先取りしてご紹介します!


目次

【薬剤師 椙田の視点】「ソーシャル・ジェットラグ」と、漢方の「気虚(ききょ)」

こんにちは、薬剤師の椙田です。

毎年、連休明けの朝に強いだるさや頭痛を感じて、とりあえずロキソプロフェン(ロキソニン等)などの鎮痛剤を飲んでやり過ごそうとする方は非常に多いですよね。なぜ、休んだはずなのにあんなに疲れるのでしょうか。

西洋医学の視点:アドレナリン切れと「社会的時差ボケ」

GW中は旅行やイベントなどで「楽しい!」と気分が高揚しているため、交感神経が優位になり、アドレナリンが出ています。この期間は疲れを感じにくいのですが、連休が終わって日常に戻った途端、その興奮物質がスッと引き、隠れていた強烈な疲労感が一気に押し寄せてきます。

さらに、休日の夜更かしや朝寝坊による生活リズムのズレは「ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ボケ)」と呼ばれ、海外旅行に行っていなくても、体に時差ボケと同じような重だるさや頭痛を引き起こす原因になります。

漢方の視点:エネルギータンクが空っぽの「気虚(ききょ)」

漢方では、この「アドレナリンで無理をして、後からドッと無気力になる状態」の根底には、「気虚(ききょ)」があると捉えます。

レジャーや長距離の移動、あるいは人混みでのストレスなど、GW中は自分が思っている以上に生命エネルギーである「気」を激しく消耗しています。スマホのバッテリー残量が気づかないうちに1%になっているのに、連休明けにそのまま重いアプリ(仕事や学校)を動かそうとしている状態。それが「休み明けの無気力」の正体です。

この時期は、無理にムチを打つのではなく、「減ってしまった気を補う(補気)」アプローチが最も効率的です。


【薬剤師 林の視点】疲れた時の「甘いもの」が、さらに体を重くする?

代表薬剤師の林です。

連休が明けて強烈なだるさを感じた時、「とにかく脳にエネルギーを送らなきゃ!」と、仕事の合間にチョコレートや甘い菓子パンなどをたくさん食べてしまうことはありませんか?

たしかに甘いものは一時的なリフレッシュになりますが、漢方の視点では、過度な「強い甘み(白砂糖など)」は、胃腸(脾)の働きを鈍らせ、体の中に不要な水分や汚れ(湿:しつ)を溜め込む原因になると考えます。これが、さらに体が重だるくなる悪循環を生んでしまうのです。

私たちの体を動かす根本的なエネルギー「気」は、食べたものから「胃腸(脾)」で作られます。連休中の外食やアルコールで疲れ切った胃腸には、まずは負担を減らすことが最優先です。

本当に「気」をチャージしたい時は、お米やサツマイモ、カボチャなど、食材が持つ「自然な甘み」を選ぶのがポイントです。これらは胃腸を優しく労わり、効率よく持続的なエネルギーに変わるサポートをしてくれますよ。

【あわせて読みたい】

連休中の食べ過ぎ・冷えによる胃腸のダメージについては、こちらの記事も参考にしてください。

GWの旅行・帰省で「胃腸」が乱れる?連休中の食べ過ぎ・便秘を防ぐ漢方の知恵 | 新宿の漢方薬局【太陽堂】
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【比較表】連休明けのだるさをリセット!OK・NG行動リスト

連休明けの数日間は、以下のポイントを意識して過ごしてみてください。

カテゴリ〇 おすすめ(気を補い、巡らせる)× 要注意(気を消耗し、胃腸を疲れさせる)
朝の過ごし方カーテンを開け、5分だけ朝日を浴びる
(ズレた体内時計をリセットし、気を巡らせます)
スヌーズ機能でギリギリまで布団で粘る
(自律神経の切り替えがうまくいかず、だるさが残ります)
食事お米、サツマイモ、お粥、お味噌汁
(自然な甘みで胃腸を労わり、スムーズに「気」の材料にします)
大量のチョコレート、ケーキ、菓子パン
(強い甘みは胃腸の働きを鈍らせ、体を重くする原因になります)
仕事の進め方最初の3日間は「60点」を目指す
(優先順位をつけ、徐々にペースを戻します)
連休中に溜まったタスクを1日で片付けようとする
(残りの少ない「気」を一気に使い果たしてしまいます)
飲み物温かいほうじ茶や麦茶
(香りが気を巡らせ、カフェインレスで胃に優しい)
大量のコーヒーや冷たいジュース
(一時的な覚醒や冷えのあと、より強い疲労感が押し寄せます)
【図解】疲れた胃腸への「NGな甘み」と「OKな甘み」を解説する水彩イラスト。画面左側(× NG):強い甘み(チョコ、ケーキ、菓子パン、冷たいジュース)が胃腸で消化されず紫色の「湿(しつ:汚れや余分な水分)」に変わり、胃腸の働きを鈍らせて体が「重だるい…」と悪循環を感じている。画面右側(〇 OK):自然な甘み(お粥、サツマイモ、お米、カボチャ、味噌汁)が胃腸に優しく吸収されキラキラとした黄色やオレンジ色の「気(エネルギー)」に変わり、体が「軽い!」と実感している。右下に「漢方薬局 太陽堂」のロゴ。

連休明けのだるさ・疲労感 FAQ

このだるさは「五月病」とは違うのでしょうか?

根本のメカニズムが少し異なります。

一般的な「五月病(新生活のストレス)」は、4月からの過度な緊張が原因で気が滞る「気の渋滞(肝気鬱結)」であることが多いです。

一方で、連休明けの強烈なだるさは、純粋にエネルギーを使い果たした「バッテリー切れ(気虚)」の要素が強くなります。どちらも漢方でバランスを整えることができますが、選ぶお薬の種類が変わってきます。

緊張からくる春特有の疲れについては、こちらの記事をご覧ください。

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「気」を補うためにおすすめの漢方薬はありますか?

胃腸を立て直す「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」などが代表的です。

先ほど林先生が解説した通り、気を生み出すのは胃腸です。補中益気湯は、弱った胃腸の働きを優しくサポートし、体の内側からエネルギーを作り出す助けをしてくれます。

ただし、だるさの原因が「気虚」以外(水分の滞りや熱のこもりなど)の場合もあるため、自己判断せず専門家にご相談いただくのが確実です。

ロキソニンなどの鎮痛剤と漢方は一緒に飲めますか?

基本的には可能ですが、間隔を空けるのがおすすめです。

連休明けの頭痛などに鎮痛剤を服用される場合、漢方薬と併用することは可能ですが、お腹の中で成分が混ざらないよう、1時間ほど時間を空けて飲むと安心です。


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まとめ:連休明けは「省エネモード」で自分を甘やかして

連休明けのだるさは、あなたがGWを全力で楽しんだり、日頃の疲れを癒やそうと一生懸命過ごしたりした結果の「エネルギー切れ」です。

GWを楽しむ前から「休み明けが憂鬱…」と考える必要はありませんが、知識として「エネルギーは空っぽになるものだ」と知っておくだけで、連休後の心が少し軽くなるはずです。

休み明けは「気合いでなんとかしなきゃ」と無理をするのではなく、温かく消化の良いものを食べ、睡眠時間をしっかり確保して「気」をチャージしてあげましょう。

もし「毎年連休明けの不調が長引く」「朝起きるのがどうしても辛い」という場合は、事前に体質に合わせた漢方で優しくエネルギーを底上げするサポートも可能です。

無理を重ねる前に、ぜひ一度、太陽堂までお気軽にご相談ください。


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調剤薬局で3年間勤め、西洋の薬だけでは治療が難しい病気の壁に直面。

・「治療の難しい病気をなんとか治したい。」
・「ひとりでも多くの患者さんを笑顔にしたい。」

という想いから漢方の道へ。
漢方薬局で3年間修業をして、2015年 『漢方薬局 太陽堂』を立ち上げ。
開局10年を迎えた今も1ヶ月の平均来局数は900名を超え、お客様にご愛顧いただいている太陽堂の漢方薬剤師です。

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林先生 自己紹介

記事作成者 薬剤師 椙田 彩純 

担当疾患;循環器、身体の痛み

臨床検査技師の両親の影響で、幼い頃から医療に関心を持つ。

大学卒業後、病院薬剤師として勤務。

対症療法が中心の現場で、繰り返す入退院や長期投薬を目の当たりにし、「もっと力になれる方法はないか」と模索する中で漢方と出会う。

現在は漢方の持つ幅広さと可能性に魅了され、一人ひとりの体質に寄り添った根本改善を追求している。

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