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【夏至の養生】冷房の冷えと気圧による「頭痛・だるさ」対策。自律神経を整える漢方の知恵

2026 6/13
ブログ-季節の養生法
2026年6月13日
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夏至の養生ブログ記事サムネイル。窓の外には夏至の眩しい太陽と青々とした新緑が見える一方、室内には薄青い冷房の冷気が漂っている。中央の若い日本人女性(短い茶色の髪)が、サマーニットの上に羽織ったカーディガンを引き寄せ、二の腕をさすって冷えに震えている(冷房冷えの表現)。手前の素朴な木のテーブルには、湯気の立つ温かいお茶、生の生姜、緑のシソの葉が置かれている。「夏至の不調に」「『冷房冷え・気圧頭痛』を防ぐ体質」「6月21日頃は夏至」という文字。水彩イラスト。

6月21日頃は、二十四節気の「夏至(げし)」です。

一年で最も昼の時間が長く、太陽のエネルギーが満ち溢れる時期ですが、日本では梅雨の真っただ中。日差しが出れば蒸し暑く、雨が降れば肌寒いという不安定な気候が続きます。

この時期、体にはこんなサインが出ていませんか?

「雨が降る前や、冷房の効いた部屋にいると頭がズキズキする」
「夜が短く寝苦しいため、朝から体が重だるい」
「食欲が落ちて、冷たい麺類ばかり食べてしまう」

原因は、天候による「気圧の変化」と、室内外の「寒暖差(冷房冷え)」です。

今回は、漢方薬局 太陽堂の薬剤師2名が、夏至の時期特有の不調のメカニズムと、本格的な夏を前に心身のコンディションを整える方法を解説します。

目次

気圧変化と冷房が「自律神経」を乱すメカニズム

梅雨の中休みや長雨が続く時期の体の状態について、調剤薬局での経験から西洋医学の知識も豊富な薬剤師・前原が解説します。

薬剤師:前原 信太郎(調剤薬局勤務 6年の経験)

夏至の時期は、低気圧の通過による『気圧の低下』と、除湿や冷房による『急激な温度変化』が重なります。私たちの体はこれらに適応しようと、体温や血流を調節する『自律神経』をフル稼働させます。しかし、この負担がキャパシティを超えると自律神経のバランスが乱れ、血管が過剰に拡張・収縮してしまい、結果として頭痛や全身のだるさに繋がります。

このような気象変化に伴う急な痛みに対しては、ロキソニンやアセトアミノフェンなどの鎮痛薬(西洋薬)を頓服として活用するのは非常に有用な選択肢です。痛みをブロックすることで、日々のパフォーマンス低下を防ぐことができます。

一方、漢方の視点では、この時期の不調の背景に『気(き)』の消耗や、冷えによる『血(けつ)』の滞りが隠れていると考えます。

鎮痛剤でその場の辛さを上手にコントロールしつつ、漢方で『外的ストレスに振り回されにくい土台(体質)』を整えていくことが、季節の変わり目を快適に過ごすための近道です。

あなたの体は大丈夫?夏至の不調サインチェック

本格的な夏を迎える前に、ご自身の体が環境の変化にどのくらい対応できているか、以下の表でチェックしてみましょう。

チェック症状(自覚サイン)漢方的な体の状態
□天気の崩れ目や冷房の部屋で頭が重く痛む気圧や寒暖差で自律神経が乱れ、巡りが滞っているサイン。
□手足は冷たいのに、上半身は暑くて汗をかく熱のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働いていない。
□夜中に何度も目が覚め、朝から疲れが取れない「心(精神・血流)」に熱がこもり、リラックスできていない。
□冷たい飲み物を飲むと、お腹がぽちゃぽちゃ鳴る胃腸(脾)が冷え、体内の水分代謝(水はけ)が落ちている。
□体がスポンジのように重く、やる気が出ない体に余分な湿気(湿邪)が溜まり、エネルギーを奪っている。

胃腸の専門家が伝授!夏至の「冷え」を守る食養生

チェックリストで「お腹の冷え」や「睡眠不足」が気になった方は、食事でのサポートが不可欠です。自身の胃腸虚弱を改善した経験を持つ薬剤師・石川が、夏至の食養生をアドバイスします。

薬剤師:石川 満理奈(担当:胃腸・体質改善)

蒸し暑い日が増えると、どうしてもアイスコーヒーや冷たいお素麺などに手が伸びがちですよね。しかし、冷房の効いた室内で冷たいものばかり摂っていると、体の中心にある『脾(胃腸)』が芯から冷え切ってしまいます。胃腸が冷えると、栄養を吸収できず夏バテ一直線です。

夏至の時期に意識していただきたいのは、『熱を適度に冷ましつつ、お腹は温める』ことです。

例えば、トマトやキュウリなどの夏野菜は体の余分な熱を取ってくれますが、生サラダではなく温かいスープやお味噌汁に入れるのがおすすめです。

また、生姜やシソ、ネギなどの薬味は、お腹を温めて巡りを助けてくれる優秀な食材です。冷たい飲み物は控え、常温や温かいお茶で胃腸をいたわってあげてくださいね。

夏至の養生:梅雨ダルを吹き飛ばす3つのルーティン

日照時間が長く、活動的になりやすい時期だからこそ、意識的な「休息」が大切です。

① 「短い夜」こそ睡眠の質を高める

夏至は一年で最も夜が短い日です。ただでさえ睡眠時間が短くなりがちなため「質」が重要になります。就寝の1〜2時間前にはぬるめのお湯(38度程度)に浸かり、一度体温を上げてから下がるタイミングでベッドに入ると、深い眠りにつきやすくなります。

② 首・手首・足首の「3つの首」を冷房から守る

冷房の冷気は、皮膚の薄い部分から体内に侵入します。外出時やオフィスでは、カーディガンや薄手のストール、レッグウォーマーなどを活用し、「3つの首」を冷やさないように工夫しましょう。これだけで自律神経への負担が大きく減ります。

③ 朝の光を浴びて体内時計をリセット

梅雨のどんよりした天気が続くと、体内時計が狂いやすくなります。少しでも晴れ間が見えたら、朝起きてすぐにカーテンを開け、窓越しでも良いので自然の光を浴びましょう。自律神経のスイッチが切り替わり、日中のだるさが和らぎます。

夏至の養生・よくある質問(FAQ)

頭痛の時、ロキソニンなどの鎮痛剤と漢方は一緒に飲んでも大丈夫ですか?

基本的には併用可能です。

今すぐ何とかしたい辛い痛みは鎮痛剤で和らげ、並行して漢方で「気圧や冷えに負けない体質」を整えていくアプローチはとても効率的です。

併用される際はお薬の飲み合わせを確認いたしますので、いつでもご相談ください。

寝苦しくて、市販の睡眠改善薬を使おうか迷っています。

一時的な寝つきの悪さに対して、市販の睡眠改善薬を短期間活用するのは一つの方法です。

しかし、根本的な原因が「自律神経の乱れ」や「体にこもった熱」である場合、漢方を用いて自然なリラックス状態へ導くサポートが適していることもあります。

ご自身の体質に合った方法を見つけるためにも、一度専門家にご相談されることをおすすめします。

まとめ:夏本番を迎える前に「心と体の土台」を整えよう

夏至は、これからやってくる厳しい夏の暑さに備えるための準備期間です。

「冷房の部屋にいると頭が痛い」「体がだるくてスッキリしない」と感じたら、無理をせず、まずはご自身の体を温めて休ませてあげてください。

西洋薬を上手に活用して日々の負担を減らしながら、漢方の知恵でご自身の「バランスを整える力」を育てていきましょう。

「頭痛を繰り返して、毎日薬を飲んでいる」
「梅雨時期のだるさが、年々辛くなっている」

そんなお悩みがある方は、一人で抱え込まずに太陽堂にご相談ください。

私たちは、患者様一人ひとりの「自覚症状」を詳しくお伺いし、あなたに最適な体質改善をサポートいたします。

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太陽堂の特徴

”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”

特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。

特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

記事作成者 薬剤師 林 泰太郎

実績:伝統漢方研究会 2015~2017年・2019年・2020年・2022年・2025年 学術発表

調剤薬局で3年間勤め、西洋の薬だけでは治療が難しい病気の壁に直面。

・「治療の難しい病気をなんとか治したい。」
・「ひとりでも多くの患者さんを笑顔にしたい。」

という想いから漢方の道へ。
漢方薬局で3年間修業をして、2015年 『漢方薬局 太陽堂』を立ち上げ。
開局10年を迎えた今も1ヶ月の平均来局数は900名を超え、お客様にご愛顧いただいている太陽堂の漢方薬剤師です。

太陽堂について詳しく見る
林先生 自己紹介

記事作成者 薬剤師 椙田 彩純 

担当疾患;循環器、身体の痛み

臨床検査技師の両親の影響で、幼い頃から医療に関心を持つ。

大学卒業後、病院薬剤師として勤務。

対症療法が中心の現場で、繰り返す入退院や長期投薬を目の当たりにし、「もっと力になれる方法はないか」と模索する中で漢方と出会う。

現在は漢方の持つ幅広さと可能性に魅了され、一人ひとりの体質に寄り添った根本改善を追求している。

太陽堂について詳しく見る

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