太陽堂が肝臓病で重視したいのは検査数値
太陽堂では病院の検査数値を見ながら、漢方薬の選定や進行度合いを確認していきます。
見ていく数値としては、
・AST、ALT
・ɤ-GTP
・血小板(PLT)
・T-BILやD-BIL
などの数値が重要になってきます。
まず一番初めに見ていく数値としては「AST、ALT」、「ɤ-GTP」の値で、肝臓に炎症がおこると高くなります。
「ɤ-GTP」の値に関しては
・アルコール
・薬剤性
・脂肪肝
の時に高くなる傾向にあるので、「ɤ-GTP」が高くなる場合は何かしらの原因を考える必要が出てきます。
また「T-BIL、D-BIL」は肝臓の機能や胆のうや胆管の状態を示すので、胆石や胆のう炎の時に参考にしやすい数値です。
基本的に肝臓は一度悪くなると改善が見られないと言われていますが、漢方薬では良くなっているケースが多々あります。
なぜ「血小板(PLT)」の数値を見ていくのか
肝臓が悪くなると肝硬変(肝臓が硬くなる)に進行していき、肝臓が上手く働かなくなります。
その時の進行具合を見るのに重要な数値が「血小板(PLT)」です。
肝臓が硬くなると肝臓への血流量が低下、肝臓に流れる血液は「食道」・「脾臓」・「肛門」に流れ
・食道静脈瘤(食道)
・脾腫(脾臓)
・痔(肛門)
などの疾患の原因に。
脾臓は「血液を壊す臓器」(骨髄で血液を作る)になり、脾腫(脾臓が大きくなる)がおこると血液が余計に壊される事で「血小板(PLT)」が落ちていきます。
その為、肝硬変がどの位進んでいるかの指標として「血小板(PLT)」の確認をする事が多いです。
そもそも肝臓の働きとは
大きく分けると
①解毒作用
②胆汁の生成
③栄養素の貯え
などの3つの働きです。
食べたものは胃や腸で吸収、肝臓へ送られ色々な栄養素になります。
また胆汁は肝細胞から絶えまなく分泌され脂肪を消化するために必要な液体です。
肝臓が悪くなると
肝臓に炎症がおこる事を「肝炎」と言います。
肝臓の炎症が6ヶ月以上続くと「慢性肝炎」になり、「肝硬変」や「肝臓がん」に進んでいきます。
この慢性的な炎症に「脂肪肝」や「NASH(非アルコール性肝炎)」などが原因になっていく事も。
「肝硬変」や「肝臓がん」により「食道静脈瘤」や「腹水」などの重篤症状に繋がることで、状態は悪化していきます。
「食道静脈瘤」や「腹水」などの漢方薬もありますが、悪くなる前に予防していく事も大事です。
太陽堂で使う漢方薬の種類
肝臓に炎症がおこり肝炎に繋がる為「肝臓の炎症を取る漢方薬」を中心に出す事が多いです。
その他には状態により漢方薬を選定していて、
肝硬変になり、肝臓が硬くなっている方には「肝臓の硬さを取る漢方薬」
食道静脈瘤が出来ている方には「血管を強くする漢方薬」
腹水が出てしまっている方には「水の巡りを良くする漢方薬」
を使い分けながら漢方薬を検討していきます。
肝臓病で気を付けて頂きたい事
「食事」と「生活習慣」になります。
当たり前の様に思うかもしれませんが、この2点はとても大事になってきます。
特に気を付けて欲しいものが「脂もの」・「白砂糖」・「乳製品」です。
せっかく肝臓が良くなっていても食事や生活習慣で肝臓に負担をかけると再度悪化してしまいます。
食事は「和食中心」を心がけて、適度な運動をしましょう。
※疾患別のご説明はこちらから。
肝炎(アルコール性、ウイルス性、慢性肝炎)
肝硬変
腹水(肝臓疾患、胆のう疾患)
非アルコール性脂肪肝炎(NASH(ナッシュ))
脂肪肝
原発性胆汁性胆管炎(PBC)
胆石・胆砂・胆泥・胆のう炎
原発性硬化性胆管炎
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
「担当薬剤師」 林 泰太郎
「学術発表 実績」 2015年 2016年 2017年 2019年 2020年 2022年学術発表
調剤薬局・漢方薬局で働き「漢方薬局 太陽堂」を開局しました。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
病気のお話し、漢方のお話しどんな事でもご相談下さい。
※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。