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黄色のドロっとした鼻水・鼻づまりに「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)」|副鼻腔炎・蓄膿症を改善する漢方

2026 1/24
ブログ
2026年1月23日2026年1月24日
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副鼻腔炎・蓄膿症の漢方「辛夷清肺湯」の解説記事アイキャッチ。鼻の奥の熱を冷まし、ドロっとした鼻水を改善する水彩画風イラスト

「風邪は治ったはずなのに、鼻づまりだけが治らない」
「黄色くてネバネバした鼻水が出て、かんでもスッキリしない」
「鼻の奥や頬に、鈍い痛みや重さを感じる」

これらの症状は、いわゆる「副鼻腔炎(蓄膿症)」のサインかもしれません。

近年、慢性的な副鼻腔炎に悩む方は増えており、その数は1,000万人以上とも言われています。

そんな頑固な鼻のトラブルに対し、漢方では「鼻にこもった熱」を冷ますことで改善を目指します。 その代表的な漢方薬が、今回ご紹介する「辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)」です。

同じ鼻炎薬でも「小青竜湯」とは全く逆の働きをするこのお薬。その効果と正しい使い分けについて解説します。



目次

辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)とは?「鼻の熱」を取る専門薬

辛夷清肺湯は、名前の通り「辛夷(シンイ/こぶしの蕾)」を主役とし、「肺(呼吸器・鼻)」を清らかにする漢方薬です。

漢方では、ドロドロとした黄色い鼻水が出る原因を、鼻の奥に熱がこもり、水分が煮詰められて濃縮された状態(肺熱)と考えます。

この漢方薬は、こもった熱を冷まし、乾燥した粘膜を潤すことで、膿を排出しやすくします。

9種類の生薬で「冷やして・潤して・出す」

辛夷清肺湯は、以下の9種類の生薬で構成されています。

  1. 熱を冷ます(清熱):石膏、黄芩、山梔子、知母、升麻
  2. 潤いを与える(滋潤):百合、麦門冬、枇杷葉、知母、石膏
  3. 鼻を通す(発散):辛夷

特に「石膏(セッコウ)」と「知母(チモ)」の組み合わせは、強力に熱を冷ましつつ潤いを与える最強のペアです。

そして主役の「辛夷(シンイ)」が、詰まった鼻の通り道をスーッと広げてくれます。


【チェック表】小青竜湯・葛根湯加川芎辛夷との違いは?

「鼻炎の漢方薬」と言っても、症状によって選ぶべき薬は全く異なります。

間違った薬(例:熱があるのに温める薬)を選ぶと、かえって悪化することもあるため注意が必要です。

漢方薬の名前鼻水の状態合う症状・タイプ
辛夷清肺湯黄色い・ドロドロ副鼻腔炎、蓄膿症。熱感があり、鼻が詰まって苦しい。
小青竜湯透明・サラサラ花粉症、アレルギー性鼻炎。水っぽい鼻水が止まらない。体を温める。
葛根湯加川芎辛夷少し粘り気がある慢性鼻炎、鼻づまり。冷えによって鼻が詰まるタイプ。体を温める。
小青竜湯
葛根湯
花粉症・アレルギー性鼻炎


辛夷清肺湯の効果を高める「飲み合わせ」のコツ

漢方の太陽堂では、患者様の症状に合わせて辛夷清肺湯に「プラスアルファ」の漢方を組み合わせることで、より高い効果を引き出しています。

1. 膿(うみ)が多い時 +「排膿散及湯(はいのうさんきゅうとう)」

鼻水というより「膿」が溜まっている蓄膿症の状態には、膿を排出する専門薬である排膿散及湯を併用し、強力にデトックスします。

2. 鼻茸(ポリープ)がある時 +「ヨクイニン」

慢性的な炎症で鼻の中にポリープ(鼻茸)ができている場合は、余分なイボや異物を取る働きのあるヨクイニン(ハトムギ)を加えることがあります。

※飲み合わせについては、自己判断せず必ず専門家にご相談ください。


辛夷清肺湯に関するFAQ(よくある質問)

後鼻漏(鼻水が喉に落ちる)にも効きますか?

効果が期待できます。

黄色く粘り気のある鼻水が喉に落ちて不快な場合、辛夷清肺湯で粘りを減らし、通りを良くすることで改善されるケースが多いです。

匂いがわからなくなりましたが、治りますか?

炎症による嗅覚障害に効果は高いです。

鼻の粘膜が腫れてにおいの通り道が塞がっている場合(呼吸性嗅覚障害)、辛夷清肺湯で腫れを引かせることで嗅覚が戻ることがあります。

子供も飲めますか?

服用可能です。ただし、苦味が少しあるため、飲ませ方には工夫が必要かもしれません。


まとめ:鼻の不調は「内熱」を冷ましてスッキリ!

食生活の欧米化や温暖化など、現代は体に「熱」がこもりやすい環境にあります。

そのため、冷えからくる鼻炎だけでなく、「熱からくる鼻炎(副鼻腔炎)」に悩む方が増えています。

  • 黄色い鼻水が出る
  • 鼻の奥が熱っぽい・痛い
  • 小青竜湯を飲んでも治らない

そんな時は、辛夷清肺湯があなたの救世主になるかもしれません。

太陽堂では、辛夷清肺湯単独だけでなく、その方の症状に合わせた最適な「組み合わせ(コンビネーション)」をご提案しています。

鼻の通りを良くして、頭も呼吸もスッキリさせたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

副鼻腔炎などの鼻の病気はご相談を多数いただいております。

後鼻漏
副鼻腔炎・蓄膿症
慢性上咽頭炎
好酸球性副鼻腔炎

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太陽堂の特徴

”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”

特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。

特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

記事作成者 薬剤師 石川 満理奈

得意な疾患:胃腸疾患・耳鼻咽喉疾患・不妊症・婦人科・肝臓・腎臓

開業医だった父の影響で小さい頃から医療は身近に。

薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。

自分自身の胃腸の不調も漢方薬により改善。

よりご来局頂いた方の体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ。

記事作成者 薬剤師 林 泰太郎

実績:伝統漢方研究会 2015~2017年・2019年・2020年・2022年・2025年 学術発表

調剤薬局で3年間勤め、西洋の薬だけでは治療が難しい病気の壁に直面。

・「治療の難しい病気をなんとか治したい。」
・「ひとりでも多くの患者さんを笑顔にしたい。」

という想いから漢方の道へ。
漢方薬局で3年間修業をして、2015年 『漢方薬局 太陽堂』を立ち上げ。
開局10年を迎えた今も1ヶ月の平均来局数は900名を超え、お客様にご愛顧いただいている太陽堂の漢方薬剤師です。

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